気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

佐伯俊

食戟のソーマ30

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「……それで? お父様」

「お味はいかがかしら」

 

開始直前にじゃんけんで前菜とメインのどちらを出すか決める幸平達。

おいおい相手の方が格上なのに大丈夫かよ……と心配になるスタート。

このコース対決の決着までを30巻でまとめてくれたのは良かった。

これで、皿を出したところで決着は次回となったらまたモヤモヤしたでしょうし。

 

正直現時点で司に勝てるビジョンが浮かばなかったので、どう処理するのかは気になっていたんですが。

幸平がえりなに味見させて、それによって皿の完成度を上げるというのには驚いた。

「神の舌」を使って良しあしを選別するというのはセントラル側の思想ですが……それによって皿をより面白い方向に変えていくあたり幸平、転んでもただでは起きない男です。

 

結果として、薊政権の思惑を打破する一品をえりなが出してくれて。

学園祭の時の恐怖に震える彼女ではなく、しっかりと啖呵を切って、成長した姿が確かにありました。

……とはいえ、ここに至るまでの道のりが長かったというか、薊政権が非常に鬱陶しかったので、ここから浮上していってくれれば良いんですけど。



食戟のソーマ29

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「――えぇ確かに けれど今の私はもう」

「上座にふんぞり返っているだけの女王では ありません」

 

第四戦、えりながももと対決。

パティシエ相手に黒糖とか言う相手有利なお題を引きながらも、えりなが燃えていて、見事勝ち星を獲得していたのは流石。

……というか仮にここで負けてたら、えりな良い所なしだからな……

 

そして戦いは一色VS司。

野ウサギというフランス料理よりの食材ながら、一色も見事に調理してましたが……敗北。

彼自身はいつも通り楽しそうに調理してましたけどねぇ。

しかし、一色家は名門という情報は出てましたが……随分と驕った連中の家何だなぁ。出来て当然、という指導方法は子供の成長に良くないと思うんだが。

一色が暗い幼少期を過ごし……けれど、紀ノ国と出会ったことで変われた、と結構重要そうな情報が間に出ていたりもしましたが。

 

タクミも竜胆に負けてしまってましたが……

竜胆先輩がいろいろと葛藤しているらしい、というのを感じていたり、ラーメンマスターもどうも忸怩たる思いをいただいてるようではありますが。

どうも彼女のキャラが未だに掴み切れてない感じがしますねぇ。

そして、最後幸平・えりなと司・竜胆が残り、コース料理を作って最終決戦となりましたが。反逆者連合は不安しかないスタートだな……


食戟のソーマ28 

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「遠月の連中みーーんなとの研鑽が きっと俺の後ろにゃあついてくれてるんす」

 

表紙はタクミ・アルディーニ。

カバー裏にメッザルーナがあって、裏表紙側では、幸平が預かっているメッザルーナをちゃんと自分の包丁と一緒に手入れしているという心温まる一コマが描かれましたねー。

叡山との対決。秋の選抜で美作をけしかけてきやがった、因縁のある相手。

ここでも妨害料理を出してくるあたり彼の性根の黒さは筋金入りですよね……

 

タクミがさらに成長しているのが見られたのは、今回良かったですかねぇ。

薊政権樹立以降、何というか失速しているように思えてるので。多少浮上した感じがある。

叡山がタクミが時雨煮を作るのを見てから、妨害のための食材を取りに行った……つまり観察していたのと同様に、タクミも叡山の事を観察していたのだ、と。

そして、相手の手を読み切って、それに合わせたアレンジをしていたタクミが見事白星ゲット。

叡山先輩は、巻を追うごとに顔芸のレパートリー増えてくなぁ……

 

もも先輩と田所の試合は田所も奮闘し、ここまで30で一方の圧勝で会った審査員の票を21と割ることに成功していましたが、そこまで。

一方で幸平は、これまでの研鑽を活かし、十傑の三年生に勝利を飾る、と。

いい調子で相手のメンバーを削れてる感じはしますけど、この後に控えている一席・二席をどう倒すかは課題なんだよなぁ。



食戟のソーマ27

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「いや……審査はこのままで構いません」

「はっはっは! そうだな! 諦めは大事…」

「そんな事をせずともオレは勝つ」

 

第二試合の実食。

反逆者連合もサポートしあって食らいつこうとはしましたが……全敗。

ただ、十傑側も楽勝ではなく力を振り絞ったので、疲労して回復に時間がかかるって理屈はどうなんだ……?

 

次の第三試合、反逆者連合は一年トリオが出ることに。

連隊食戟が始まるまでの特訓の日々が間で描かれたりもしていました。

四宮まで特訓に協力してくれていたって言うのは連載当時ちょっと驚いたものです。

 

十傑側は一席、二席が休養を取ったために残りの三人が出てきてましたが。

叡山は幸平に絡んでくると思っていたので、タクミと戦う事になったのも予想外ではあった。

それにしても叡山は本当顔芸のレパートリーが多いというか。

今回もタクミの作る品に検討をつけた後、その良さを潰す方向へ切り替えたあたりと自信満々に種明かしした場面とか、どこの悪役だって感じの顔で笑えた。

薊陣営で一番生き生きしているのこの人ですよね。

薊の理想に乗ったのも良く分かる人材だ……



食戟のソーマ26

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「ふざけんな嘘だろ!! 得意ジャンルが寿司の料理人相手にまぐろなんてお題引きやがったのか!?」

「アンラッキー王や! あいつ幸平以上のアンラッキー野郎やったんやー!!」

「むっ 別に俺はアンラッキーじゃねぇっての」

 

反逆者連合が圧勝した1stBOUT

この勢いの間、最大戦力を投入し一気に叩く、と言った案が出ていますが。

相手側に一席、二席が残っている以上油断も出来ない局面。

色々と加味した結果、反逆者連合は元三席女木島と元八席久我、そして美作を投入。

 

一方で相手も上位陣を投入してきて。

一席、二席が同時に出てくるとか。さすがにここで戦力の逐次投入とかはしてくれないか。

26巻掲載分だけで、2ndBOUTが始まり、三組とも実食に入るとかなりまいてきてる感じです。

 

正直最近あまり面白みがなくて、惰性で購入してるところがあるので、このぐらいのテンポで進んでとっとと薊政権打倒してもらいたいところです。

薊に魅力を全く感じないからなぁ、それが好き放題やってるのを見るだけとか、面白くなりそうだ、って期待も出来ないこの状況がな……



食戟のソーマ25

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「お客相手は毎日が真剣勝負でしょ」

「こんなことできて当然っすよ」

 

ついに連隊食戟開幕。

幸平、一色、女木島が反逆者陣営の代表として戦っています。

一色先輩はこんな状況でもかなりマイペースに調理していましたが……相手が極星寮の面々を侮辱する言葉を吐き、キレてましたねぇ。

「本気で叩き潰そう」とか言い出してましたし。しかしまぁ、あの人予想以上に寮とそのメンバーに対して愛着持ってたんですねぇ。

 

紀ノ国と一色が幼なじみで、紀ノ国がかなり一色を意識している様子が見られましたね。

自分が練習して出来るようになった領域まであっという間に追いついてきた、とか。

席次は紀ノ国の方が上ではありましたが、それは一色が本気を出していなかったからだ、と。だから、次の試合も出てきて私と戦えとか言っていましたが。

一色先輩は、幸平に負けるから無理だねとばっさり。……これで幸平が負けていたら一色先輩立つ瀬なかったよな……

無事に勝ってたからこそ、格好つけた甲斐がある感じになってましたけど。

 

幸平に敗れた、紀ノ国。

彼女は、実直に教えられたことを吸収していく子ではあったけれど、そこ止まりであった、と。

一方でついに一色の本気の料理が披露されましたが、かなり独自性の強いというか、和食を軸ににんにくやらチーズやら、「新しいものが出来るならなんでもする」がモットーだそうで。

料理の方もかなり自由度高い人だったのか……とある意味で納得。

今回は無事に反逆者連合が全勝するという快挙を達成していましたが……この後が大変そうでもありますなー。



食戟のソーマ24

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「なんだぁ? 罵倒してるような口調で敵を褒め倒してるぞ」

「褒めきった方が勝ちみたいになってる…………」

 

連隊食戟という、通常とは異なる形式の食戟。

基本的には11ではあるものの、連隊食戟においては、仲間の調理を手伝う事が認められていて、チームワークが勝敗を左右しうるというのがポイントだとか。

チームワークを磨くために、22の紅白戦をやろう、と銀が提案したところ……城一郎がくじ引きで決めよー、負けた方への罰ゲームなににしよー、とテキトーに進行を始めて。

本当真逆だなぁ、この二人。

 

そして、銀と城一郎をリーダーにした33の紅白戦をまず行う事に。

その途中で、タクミのスタジエールの様子なんかも描かれていましたが。

彼もまた、今までの自分を破壊し、前へ進んできていて。啖呵を切ったのに負けて、大切な道具をライバルに取り返してもらって……口惜しさをバネに見事再起してるみたいですねー。

 

えりなも十傑十席の席次を返上して、反逆者陣営に与して薊と対決すると宣言しましたし。

相手を勝負に乗せることは出来たので、あとは勝つだけですな。

薊たちのやり方は、とても賛同できるものではないのでここで木っ端みじんに砕いてやってほしいものですが。

4次、5次の試験はスキップして早々に連隊食戟が開始していましたが……ゆきひらが、くじ引きで相手の得意料理を曳いたりするミラクル見せてくれて、そこは笑えました。

しかし、あの抽選ボックスかなりの枚数入ってましたが……何が出てもいいように食材準備するのかなり大変だったんじゃないだろうか……



食戟のソーマ23

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「俺らで奪っちまえばいいんだよ 十傑の席過半数を!」

 

幸平対葉山の闘いは幸平の勝利で幕を下ろし。

まぁ、今回は葉山が迷走していて、その隙を幸平が突いた感じではありましたが。

何はともあれ秋の選抜の時負けたリベンジが出来て幸平は満足げ。

けれど、セントラルの尖兵として仕事を全うできなかった葉山は退学決定。

他のルートの反逆組も、十傑に破れて退学が決まってしまい。

 

タクミと田所は、竜胆の試練がかなり緩いものだったため、すり抜けて合格していましたが。

……いやまぁ、十傑二席に美味いと言わせる料理を出すって言うのはそこそこの難度な気はしますが……彼女のスタンスが本当にわからない。

なぜ薊側についたのか。かなり自由に振る舞ってる彼女を、薊はなぜ放逐しないのか。疑問しかない。

 

十傑の過半数が薊に味方したため、トップの首が挿げ替えられたわけですが。

それと同じことを、やり返してやろう、と幸平が訴えて。薊と因縁がある城一郎も駆けつけて、敵を上手い事勝負の土俵に乗せることには成功しました。

そしてここに至って幸平は学生時代の父がどんな料理人だったのか聞くことになり。……その鋭すぎる才覚により、周囲から期待され、プレッシャーに負けてしまった。

故に彼は途中で学園を去り……時間の流れの中で、改めて料理を向かい合えるようになった、と。

城一郎や、銀の支援を受けて、十傑に対抗するための特訓を始めることになりましたが、さくっと薊政権を打ちのめしてほしい所です。

 

食戟のソーマ22

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あの日 俺は負けてよかった

サンキューな 葉山

お前に負けてなきゃ きっと今の俺にはなれなかった

 

表紙が、幸平と葉山が殴り合っている姿ですが。

一巻丸々、幸平VS葉山のエピソード。しかも、最後の評価を下す場面までたどり着かなかったのは、ちょっと物足りないと言いますか。

なんとかもう1話入らなかったのかなぁ、と。今回はおまけもほぼ無かったですしね。

 

新たな十傑を選ぶシーンも選ばれてましたが……

薊のやり口が本当下種だなぁ。汐見ゼミを大事に思っている葉山を仲間に引き込むために、周囲に手を回し、研究に協力していた外部機関に手を回して、契約を白紙撤回させる、と。

いやはや、なんで諾々と従うかなぁ。本当、早く薊政権が失権しないかと願わずにはいられない。

 

扱いが難しい熊肉。匂いの問題が取りざたされていましたが……

二人ともそれを揚げ物で味あわせる展開に。処理を上手くしないと、臭みが籠ってしまう綱渡りだそうですが……

まぁ、さすがにそこで失敗するようなこともなく。ただ、揚げ物単品で見れば葉山の勝ちだけど、ソースをつけての評価なら幸平に軍配って流れは……どうだろう。

幸平の方の揚げ物、ちょっと冷めてると思うんですがそれは……

 

食戟のソーマ21

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「確と覚えておきなさい」

「この方たちは あなた如きの手に負える料理人ではありませんわ」

 

ついに始まった進級試験。

露骨に「反逆者組」をまとめて、粗悪な品を渡して合格ラインに届かなくする、というなんというか子供の嫌がらせのような手を使ってくる講師陣。

いや、薊トップに盤石の態勢作ろうって言うなら、もうちょっと何とかならなかったものか。

なんのかんの言いつつ、ちゃんと美味しい物作ったら評価してくれるあたり、悪役になりきれてないというか。

 

それこそ三次試験の十傑とのガチ対決みたいに「容赦なく叩き潰しに来てる」感じで一次からやっていたら、一回や二回奇蹟起きて勝利したとしても、途中で脱落する連中はでてきたと思うんですがねぇ。

……三次試験一回だけと仮定しても、それを超えられるかってかなり綱渡りだと思いますけどね。

幸平達の前には竜胆先輩が来てますが……高位の席次とは是非幸平と当たってほしかったなぁ。

 

幸平の相手は、臨時九席としてセントラルに抱え込まれていた葉山。

ここにきて九席か……ということは、一席の司とか他の反逆者のところに行っているわけでそっちはかなり厳しい展開になりそう。

薊政権のやり口は見ていて面白くないので、反逆者達には頑張ってほしい所ですが。

幸平のところに、十傑を降ろされた久我先輩が引っ掻き回しに来てますが……幸平が久我先輩の助力を受けた上で葉山に勝つ、となるとますます他の陣営厳しそうだけどなぁ……

 
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ちゃか

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