「『正解』ひとつしかしらない奴は」
「『もっとすごいもの』にはたどり着けない気がするんだ」
「それになによりも――」
「行き着く先がわかってたら楽しくないだろ」
流れで第一席と料理対決をすることになった幸平。
彼は本当に、「無理だろ」って状況にも果敢に挑んでいきますなぁ。
まぁ彼自身の譲れない部分に触れてしまったから、引けなくなったというのもありますが。
秘書子とえりなを引っ張り出し審査をしてもらっていますが、幸平の敗北。
流石にまだ第一席には届かなかったか……司の方が幸平の使いにくさにも気付いて主張を取り下げて、とりあえず話はまとまりましたが。
本人は負けを認めて、かなり不機嫌になってましたなぁ。
黒木場が勝利したように、田所や肉魅なども安定の勝利。
一年が勝利した快挙は素晴らしいと思いますが、それより長く打ち込んでおいて負けてしまったほかの団体が哀れでならないというか。
相手の土俵で戦って勝ったセントラルの尖兵も油断ならない手合いではあると思いますが、なんかもどかしいんだよなぁ、この辺りの展開。
食の魔王の超ふるい落とし主義もどうかと思わないではなかったけれど。
……薊政権の単一化政策の方が、不気味で仕方がないので、早いうちに失脚してほしいものですけど。
進級試験で完全に反抗勢力を削ぎ落そうとする薊政権がわに寮生たちもかなり悲壮感漂う感じになっていますが。
そんな中で幸平の部屋を訪れたえりなが、彼の料理を食べ……自ら前へ歩き出したのは良かったかな。多少はトラウマ払しょくできただろうか。
えりなの特別講義を経て試験の地、北海道へ降りた一年生たち。無事に全員進級できると良いんですが、どうなることやら。