気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

内堀優一

新宿コネクティブ1

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「違いますよ」

「……何が違うというのだ?」

「本当にすごいのは――佐蛹君のほうです」

 

混沌とした街、新宿。

その街に広がる都市伝説のひとつ――『掃除屋』。

依頼したことを、なんであろうと必ず遂行する、とそんな噂話のひとつ。

要するに何でも屋ですね。主人公の慶介は、そんな何でも屋のところに下宿していて、家主と共に、依頼解決に動いている、と。

 

ただまぁ、彼の周りにいる人物って言うのが、誰も彼も一癖も二癖もある連中で。

家主の蔵祭もテンションの上下が激しいし、何でも屋の実態にしても彼の趣味で、興味を持ったものにしか関与しないという様な状況だとか。

慶介はそれに振り回されているようで……上手い事順応している感じもしますね。

 

依頼を通じて、あちこちに知り合いを作っているようで。

いざとなったらその人脈を武器に、立ち回れるって言うのは確かにすごい事だと思うんですが……

彼がアレだけ多くの人に手を貸してもらえるだけのモノを持っているように見えなかった、というか。

 

それだけの魅力を感じられなかったのが、ちょっと残念。

いやまぁ、主水くんやルドルフの件のように彼の行動によって助けられた人たちが、恩を返そうとしてるってのは分かるんですが……

何というか、肌に合わなかった感じがしますね。

新宿コネクティブ1 (HJ文庫)
内堀優一
ホビージャパン
2017-04-28
 

グラウスタンディア皇国物語4

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追い詰められた人間の退路を断ってはいけない。戦場に於いても逃げ場を失った兵は何をしでかすかわからない。だからこそ退路を作り、相手に譲歩させながら負けを認めさせる。それはほかでもなく軍師としての初歩の教えであった。
(略)
今は亡き師の教えにクロムは漸く安堵の息を吐いた。


敵の港は難攻不落。
正面から打倒しようとするならば、皇国が今動員できる兵をすべて投入しなくてはならない。
そんなことはできないから、策を以て落とそうとするわけですが。
前準備として、ラトルグへ渡り、色々と手を回すわけですが。
あらすじに「大博打に打って出る」とはありましたが、まさか本当に博打に手を出すとは……

それでいいのか、軍師。
敵に策が見破られることを前提とした、前回の作戦といい、クロム、軍師としてかなりクレバーというか、チャレンジャーというか、頭おかしいというか。
ファウラが手わざには長けているから、普通にやって負けは無いでしょうけど、これ万一負けてたら国庫に穴が……っていうか、これから戦だって時に作戦に組み込んだとはいえ賭け事とかしてんなよ…。
身一つで、敵対勢力の信を得たコウソンの方が実は主人公なんじゃ。

伏線回って事ではありますが、ちょっと欲張りすぎじゃないかなぁ。
コウソンの事情を合間に入れていることと、今回別行動のガジェルの話が多かったっていうのもあって。
一つ一つが結果を出してるのに、駆け足って感じがあります。
端的に言って、物足りない。次回大きく動きそうですし、それ次第では評価下がるかもなぁ。

グラウスタンディア皇国物語4 (HJ文庫)
内堀優一
ホビージャパン
2014-11-28

グラウスタンディア皇国物語3

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「たとえ最後の一兵になろうとも、自らの兵を信じ続ける。それが我々皇族のすべき役目なのだ。自らの民を、自らの兵を信じず、人の上には立つことは出来ん。結果はその後の事なのだ」

絵師が変更。
鵜飼沙樹さん本当にどうしたんですかねー。やっぱり仕事抱えすぎたんだろうか。
兵数に勝るリジアからの侵略。クロムは策を尽くし相手の兵を削り、グラウスタンディアのにとって優位になるように進めていきます。

本当にクロムが有能すぎてなぁ。他の皇国七聖も活躍はしてるんですけどねぇ。
「リジアの頭脳を信じている」からこその策。こちらの策略が見透かされることを踏まえて裏をかく。
敵がさらに一歩進んで、裏側を読んで行動したとしても、対応できるように手は打っていたようですけど。
リジアの上層部は大分腐ってましたけど、その中で、必死に手を尽くして、祖国のために働いていたのに、もくろみ通り動かされていたっていうのは中々痛いだろうなぁ。
それによって失ってしまった者もあるわけだし。

ただ、リジアは今回の件で、貴重な人材を失ったけれど、それ以上に腐った人材をうまく減らせたとも見えます。
その上でさらに、有能な若手は生き残ったし、クロムの手を知ったから、次の侵攻があったら対応してくるでしょうね。
そう考えると厄介な相手を活かしてしまったな、というところですが。
クロムが手を休めず、リジアの軍事拠点を責めようとしているようですが、今度はいったいどんな奇策を用いてくるんでしょうか。

2巻から合間で描かれている他国の様子が気になります。
ラトルグ国のコウソンとレイリンの話。
彼女たちが主人公でも、一本ストーリ―を作れそうな感じが。
わざわざ状況を描いているっていうことは、その内クロムたちとかかわってくるんだろうなぁ。

ジルバ皇がダガットに見せた呪い。
それを見てなんか思いっきり箍が外れたみたいにダガット奮起してましたけど。
一体彼は踏み込んでしまった先で何を見たんですかね。
あのあたりが、グラウスタンディアの内憂とならなければいいんですが……難しいかな。

グラウスタンディア皇国物語3 (HJ文庫)
内堀 優一
ホビージャパン
2014-09-29

グラウスタンディア皇国物語2

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人が生きるか死ぬかの境界線は、肉体よりも精神が左右する場合が多い。
死に足を突っ込んだものが、最後に踏ん張り生にしがみつく。それが出来なければ、戦いで生き残ることは出来ない。それがラングの言う『根っこ』だった。


海賊に扮して罠を貼っていた他国の海軍。
その策を見破り、見事クロムたちは勝利を収めるわけですが。
敵地での工作を行う連中が、身元を明らかにするようなものを持っているはずはないですよね。
大本。敵の頭と会談を持つことになり、皇太子や、皇女が出ることに。
当然、クロムも同行してあれこれ画策するわけです。
リュリュという異質な手を借りてる場面があるとはいえ、クロムが優秀過ぎて怖い。
それだけに、エロ本持っているとか、抱き付かれた相手を振りほどかないとか、年相応にそっち方面に興味があるあたりで、なんか人間らしさが出てるようにも思うんですけどね。

呼んでいて思うのは、味方側。グラウスタンディア皇国は、小国だってことですよね。
けれど、戦争をたびたび行っている。そのことについて、皇太子は何か秘密を知っているようですけど。
不利な状況だからこそ、クロムたちの活躍で逆転していくのがドラマになるわけですが。
リジアの十二貴族が大分腐っていたり、今回描かれていた他国の様子からしても、骨肉の争いに発展したりとドロドロしているような状態。

だっていうのに、グラウスタンディアには、タレントが揃いすぎてませんかね。
他国からは警戒されているが、自国の秘密を知りその上で展望を持って行動している皇太子。
自分にできることをしようと行動している皇女。
そのもとで行動していた皇国七聖。クロムが幼少期世話になったラング将軍もそうですけど。
劣勢にあるのはわかっているだろうに、折れる気配がない。
地質学者な七聖は気象学者な兄と、いろいろ気になる現象を観測しているようですし。
この大陸、どこか、というかあちこちおかしいんじゃないか、って思える。
いやまぁ、フィフニス陥れようとしている下種もいるっちゃいるんですけど。このへんは、小国だからこそ、なんだろうか。

それはそれで気になるところですけど。
敵国との会談に乗り出して、のらりくらり交わされるから、証拠を突きつけた。
さぁ、有利に交渉を進められるか……と思ったら、あっさり自白して宣戦布告してくるとか。
リジアも相当頭沸いてるな。いや、あの状況では最善とは言わないまでも次善の手ではあったようですけど……せめて、もうちょっと団結できるようになってから行動起こそうよ、と思わないではない。
単純に数は力なり、でゴリ押しできる地力があるからこその、傲慢なんですかね、このあたり。
敵の動員は合わせて30万に迫ろうかという危機的状況で、クロムがどんな策を見せてくれるのか。
中々楽しめる作品だと思います。積読に埋めてて、ようやく読めた感じなんですけどね!
面白かった。

グラウスタンディア皇国物語2 (HJ文庫)
内堀 優一
ホビージャパン
2014-03-29

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