気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

化学で捗る魔術開発

化学で捗る魔術開発2

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「一緒にいたいって願って、そのために行動するなら多分それは叶うよ。魔術ってそういう力だから」

(略)

「アイン様がそう言ってた」

 

魔術学院の最高学年になったアイン。

当然後輩が出来て、チューターみたいな事もしているようで。メイリアが中々いい性格してて好きです。

ルイゼが冒険者登録ができる年齢になり、アイン達も依頼達成の為に手を貸したりしていましたが。

 

あからさまに変な依頼を回避するリスク管理精神はいいですね。……向こうから突っ込んできて、結局は受ける事になってましたが。膝から崩れ落ちそうになってるアインが面白くて良かった。

 

この作品、結構テンポ良いんですよね。学院に通える5年間も瞬く間に過ぎてますし。

序盤は後輩だったメイリアが、2巻終盤ではもう卒業する時期になってますし。必要なイベントを書いたら、他の時間は結構バンバン飛ばしてる感じがする。

 

卒業したと思ったら、在学時に得た伝手を使って商品開発して商会作って、精力的に活動していますし。

新しい理論を考えて論文を発表して魔術の発展にも寄与してますし、魔術とそれ以外の技術を組み合わせた馬車の開発とかもして。他にも実家のある街に研究所作ったり、本当にあちこち手を出してます。

縁を結んで、知恵と力が増すことによって、出来る事がどんどん増えていく様子を見ているのは楽しいです。

 

商会の活動途中で、かつて旅の道中で出会った少年と再会して、彼の家族に新しい道を示したりもしてましたね。

「魔術の才能がある」だけで放り出さず、家族の形を崩さないよう提案してくれるアインは優しい。

 

書き下ろし章の「EX:輝ける道」では、アインが魔術の才能に気付いた少女テッサが先輩になってましたしね……。「輝ける道」は眼鏡ユーザーとしてはウェンに共感できるエピソードでした。眼鏡ないとマジに視界ぼやけますからね……。



化学で捗る魔術開発

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「その通りね。でも、みんなと話したら口をそろえてこう言うのよ『一番すごいのはアインだ、一番頑張ってるのはアインだ』って」

 

WEB既読。

書籍化にあたって、こまごまと加筆修正されていますね。

悪質な商人の話とか、旅の途中のフルーゼとの会話とか。キャラの解像度が上がる良い加筆が多い印象。

 

研究に没頭する余り生活を蔑ろにして、過労で死んだ主人公。

記憶を持ったまま魔術のある世界に転生して……幼少期から、魔術の元となるマナやオドの感知や操作の修行を、双子の弟と幼馴染の少女と一緒に行って。

魔術に関する知識は一般に広まってなくて、独自のモノではありましたが。前世の知識と記憶がある、成長した精神であったからかかなり効率よく習熟してますね。

 

双子の弟と、幼馴染の少女。学校で知り合った友人。

そんな仲間と一緒に訓練して、知識を共有して成長していって。

卒業後に別れがあって、王都にある学院に進学するための旅路や王都についてから新しい出会いもある。

魔術を使った商品開発をしてお金を稼ぐシーンや、剣術道場に修行に行って魔物狩りについていくこともあり。

 

作中で「アインは……、種を蒔いていたのね!」と主人公の行動が評される場面がありますが。

乳児に始まり、成長していって。その過程で少しずつ情報が増えて、世界が広がっていくのは好みの作風です。主要キャラのアイン達の仲が良いところも見ていて和みますしね。

後半の大会で優勝して、ちょっと口角あがってるルイゼの挿絵が可愛いと思います。

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ちゃか

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