気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

北山結莉

精霊幻想記8 追憶の彼方

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「距離が離れていても、春人がどこに向かおうとしても、私は一緒にいる。だから、迷わないで、怖がらないで、自分で決めた道を進んで」

 

アマンドで発生した大量の魔物による襲撃。

リオが、戦力が不足するところへ的確に動いたので、規模の割に被害は最小限になったのではないかと。

リーゼロッテの屋敷に踏み込む想定ではなかったので、フローラの拉致現場に居合わせて救助に赴けたのは運が良かった。

最も拉致の実行犯がリオの追いかけていた宿敵で……相変わらずのゲス野郎だったのは運がいいのか悪いのか。逃げられてしまったのは中々の痛手ではありますよねー。

 

フローラがリオとルシウスの会話から、ハルトと名を偽っていた彼の正体に感づいたようですけれど。

指名手配を受けている、という事もありリオははぐらかす方向に。フローラが、自分達の行いを改めて突きつけらてへこんでいました。

更には、活躍したリオの噂を聞きつけてしまった勇者サカタヒロアキも嫉妬してくるという厄介な状況。

ヒロアキの噛ませ感は嫌いじゃないです。同時に早くそのプライドへし折られないかなーとも思ってはいますが。

 

前回戦闘シーンが多かったからか、今回は全体的に静かな印象ですね。

事後処理と、あちこちでの会話イベントばかりでしたし。

とはいえ、話が進んでいないかって言うとそうでもなく。

WEBとは違う形で情報が開示されたり、それぞれの把握している情報に変化が出てきてるがいいですねぇ。

 

前世持ちだという話も、各地で行われて。例えば、ラティーファが美春に、リーゼロッテがリオに打ち明ける、というのはかなり大きな違いですよねぇ。

勇者お披露目の夜会前に、これだけの変化が出てるとなれば、夜会本番そしてそこからの流れも当然変わるでしょう。

コレがどういう影響を与えるのか。復讐の道を選び、孤独になろうとするハルトを、どうか引き留めてあげて欲しいものです。

精霊幻想記 8.追憶の彼方 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2017-08-31


精霊幻想記7 夜明けの輪舞曲

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「言ったでしょう。貴方は貴方が最善だと思う行動を、ううん、貴方の気持ちを優先して行動して。立場は逆だけど、貴方が私を助けてくれた時と似た状況よ? 私のせいで貴方にそんな顔をしてほしくないわ。今の貴方、すごく息苦しそう」

 

ミノタウロスを含む魔物の大群に襲われていたリーゼロッテ達を救出したリオ。

ユグノー公爵やリーゼロッテと言った高位の貴族も興味を持つほどの技量を披露していましたが。

魔道具で髪の色を変えているとはいえ、フローラ姫は何か引っかかるものを感じているようですし……過去がバレた時には騒ぎになりそう。

 

この一行の問題点は、リオの過去を知っている相手が居ることと、さらに言えばリオに冤罪を着せた張本人が居る事。

さらに言えば、ヒロアキという視野が狭い勇者様を連れているところがなぁ。

政争が起きたところに降ってわいた勇者様という武器を手放すわけにも行かないのは分かりますが、彼は中々に難ある人物だからなぁ。

 

最初はセリアの友人を助けるためではありましたが、リーゼロッテに顔を売るという利の為にも、交流を続けることに。

襲撃を蹴散らされたレイスが懲りずに次の計画を実行に移していたり、リオに冤罪を着せたスティア―ドが悪友と一緒に、リオだとは知らぬとはいえ絡んでいったりとトラブルも。

スティア―ドに学習能力ってないのか……?

リーゼロッテの側近たちのスペックが高く、好印象のキャラが多いので、スティア―ド達のクズっぷりが光りますね。

 

そして、セリアとアイシアと共にリーゼロッテに勧められた宿に宿泊していた所……アマンド襲撃事件が発生して。

WEB版よりも戦力が増えた襲撃で、最終的にはセリアやアイシアも戦闘に参加しておりました。しかもリーゼロッテの前で力を振るっていましたので、この後どうなるか、少し心配ですね。

セリアに関していえば、同郷の人間も近くにいる状況ですし、正体バレが起きるかどうかも気になるところ。

 

ただ、今回のメインイベントは、リオの仇である男が、レイスの企画に乗って襲撃に参加していて……リオと相対する状況になったことでしょう。

救いようのないクズッぷりで、過去に囚われた復讐の道だとリオは自らが進む道を負のものととらえていますが……アレは、誰かが止めなきゃならない悪性の者だと思いますがね。

まぁ、人の命を奪うという事に対し、真摯に向き合っていると考えましょうか。

しかしかつて王の剣の候補にまでなった敵を相手にしても圧倒できるとは……リオに勝てる相手って本当いないんじゃなかろうか。

生き延びた敵が何かしらの手を打って来たら、判りませんが。リオが闇に飲まれることなく、幸せになってくれればいいんですが、さてはて。

精霊幻想記 7.夜明けの輪舞曲 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2017-03-31


精霊幻想記6 逢魔の前奏曲

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「助太刀します」

 

セリアを望まぬ結婚から連れ去ったリオ。

彼女の服やら必要な物資を補給するため、アマンドを訪れて。

途中でセリアの実家に、彼女の無事を伝える手紙を届ける為に潜入とかしてましたけど。

今のリオに潜入出来ない場所ってほとんどないですよねぇ。

あっさり目的を達成していました。その後しばらくセリアとアイシアの両手に華状態で行動しているんですが……セリア先生がちょろくて可愛い……

 

国賓を招いての式典だったため、王国では大変だったみたいですけどねー。

リーゼロッテは保護の名目でしばらく迎賓館から出られない日々が続いていたようですし。ようやく帰路につけたと思ったら、レイスが目をつけていたらしくて、襲撃計画実行しているし。

レイスの正体と目的が不透明で、不気味で仕方がないですねぇ、ホント。

 

勇者ヒロアキの言動が描かれていましたが……頼りないなぁ。コレを祭り上げなきゃいけない公爵閣下たちはご愁傷様です。

彼が「こりゃもう終わりだろ」と評した戦いを、リオ一人で盤面ひっくり返して勝利に導いたからなぁ。

リオのスペック本当高いですね。それだけの力を身に着ける為に苦労してきたらから、構いませんが……抱えてる闇も大きいからなぁ。

それに呑みこまれてしまわないよう、救われてほしい、彼の努力が報われてほしいと願わずにいられません。

 

WEBのアマンド騒動に変わるリオの功績になるのかと思いきや、そっちはそっちでやるつもりみたいですね。

アマンド襲撃に使う予定だった魔物の半分を蹴散らしてるとか。最も、レイスはそれでも計画を諦めるつもりはなく、戦力増強するみたいですが……よりにもよってソイツを呼ぶか、と。

書籍版が別ルートで進んでいくので、今後の展開も気になります。

精霊幻想記 6.逢魔の前奏曲 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2016-12-28
 

精霊幻想記5 白銀の花嫁

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(俺が納得できないからです。先生は俺の大切な恩人だから。今日この時、この場に来なかったら、俺は一生後悔する。何もできずに大切な何かを失うのは嫌なんです。俺はそうして大切な何かを失って大きく後悔したことが何度かあったから……。一度喪ったものは二度と元に戻りませんが、失う前ならまだ間に合います)

 

WEB版とは全く違うルートに入った第5巻。

雅人にリオが剣を教えるところとか、セリアに会いに行くあたりとか要素としては類似のものが盛り込まれていますが。

流れがかなり変わっています。WEB版も嫌いじゃないですけど、個人的には此方の方が読みやすく感じますね。

 

美春たちを精霊の民の里へ連れてきたリオ。

ついにアイシアがドリュアスと対面しましたが……大樹の精霊である彼女も、アイシアの正体は分からず。

むしろ対面し、会話してみて謎がより深まった部分もあるとか。

高位の精霊ほど、自らの属性を偏らせるために得手不得手がはっきりするはずなのに、アイシアは全ての属性を使えるという点で既に驚いてましたね。

ドリュアスに精霊としての知識と技を教えてもらって、遠隔での通話等出来るようになってアイシアがさらに有能になっていく……

 

精霊の里のサラたちとリオの模擬戦も行われてました。

三体一で危なげなく勝ってしまうあたりリオって本当チートだよなぁ……

雅人へ剣を教えるための実戦さながらの試験。

戦士でもある精霊の民たちが、実戦の心構えを図る試練についての説明役になってくれたおかげで、ハルトが一方的な悪役にならずに済んだのもいい感じだと思います。

 

そしてセリアに会いに行ったリオ。

セリアの結婚式が行われんとする前日で。

もう少し精霊の里でのんびり……とかしていていたらあのシャルルの魔の手にかかっていたかと思うと、ゾッとしますな。

 

シャルルは幼少のリオに拷問まがいの取り調べを行った人物で、どうしたって好感持てませんからね……

当時は発言権も落ちていましたが、帝国の進行絡みで上手く立ち回ってアルボー公爵家の影響力が増してしまったためにこんなことになってるとか。

リオがその中でセリアに会いに行って……自分が嫌だから、と花嫁を公衆の面前で攫ってみせるあたりは痛快でした。

シャルルはもうちょっと痛い目見てもいいと思います。今後が大変そうではありますが。

仮に精霊の里に連れて行ったとして、女性陣にダメージ入りそうな。

次回予告によると、アマンドに立ち寄っていざこざに巻き込まれるようなので、WEBのイベントもまたアレンジされて入ってきますかね。今から楽しみです。

精霊幻想記 5.白銀の花嫁 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2016-09-01
 

精霊幻想記4 悠久の君

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「……美春お姉ちゃんは強いね」

「弱いよ。亜紀ちゃん達がいなかったら、生きていけないもん」

 

3巻までは加筆修正といった感じでしたが。

この4巻で、WEBとは違う方向に大きく舵が切られましたね。

両親の故郷を出立し、精霊の民の里へ立ち寄ったリオ。

そこから、シュトラール地方へと向かう所で、六つの光の柱が立つという奇怪な現象を目にして。

同時に聞こえた声に導かれるように、彼は、前世の天川春人の想い人と出会う。

 

WEB版だとここで、三人を保護し、セリアに会いに行って、アイシアが目覚める流れですが。

セリアに会いに行く部分が無くなってますね。5巻の内容がセリア寄りになっているようで、今回は三人とリオの交流が中心の展開。

街に立ち寄ることもほとんどせず、まさかの精霊の民に助力を請うルートへ入りそうですね。

 

いや、確かに知識・技術的に彼らの協力得られるならそれに越したことはないですが。

WEBだとアイシアが目覚めて以降、里に寄ってませんから彼女とあったドリュアスがどんな反応するのかが楽しみではあります。

一方で、不安も募ります。

リオの、精霊の民の事情を、三人はどこまで隠すことが出来るのか。

勇者として兄弟や学校の先輩という親しい間柄の人物が召喚されているようで、どうしたってそれに巻き込まれていきますからね。

王侯貴族にリオの価値に気付かれると、かなり面倒な展開になりそうです。彼単品でも一級品なのに、精霊の民たちの存在まで加わると……怖い。

 

ただ、リオが美春と言葉を交わしている場面とかは、何となく安心します。

この平和な時間が長く続けばいいのに、と願わずにいられない程。

リオはかなり険しい道を超えてきてますから、こういう安らぎがもっと与えられて欲しいと思うんですがね。

彼自身が、目標を定めてしまっているからなぁ。コレはコレで不安になる要素です。

まぁ、色々言いましたが今回も十分面白かったです。展開が変わったことで、WEBとは違う情報も出てきそうですし、今から5巻が楽しみですね。

精霊幻想記 4.悠久の君 (HJ文庫)
北山 結莉
ホビージャパン
2016-05-31


精霊幻想記3 決別の鎮魂歌

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(逃げてはいけない。引き返してはいけない。……なら、いい加減、前に進もう。これは決別だ。弱い自分との)

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この日、リオはかつての無力さを、悔しさを、決意へと変えた。

 

精霊の民たちと別れを告げて、父母の故郷であるヤグモ地方へとたどり着いたリオ。

精霊術を学び、飛行を可能とした彼にとっては、常人が長い年月をかけて旅する険しい道のりも関係なし。

……おまけに精霊の民たちから色々貰っているから、リオはスペック的にも装備的にもこの世界でトップクラスになってるように感じます。

今回名の知れた武人と手合せしてますが、危なげなく勝ってましたし。

 

WEB版からの改訂もそこそこありますね。

コモモとの絡みが増えていたり、ゴウキたちのやり取りが増えていたり。

リオとゴウキの手合せにしても、流れが結構変わっていたようです。

……リオの申し出を受けて、大人しく引いた時点で予想はしていましたが。……間違いなくあの人達勝手についてくる気だよなぁ。

 

父母がこの地方の出身という事だけは知っていても、生まれた国や村の名前も知らず。

手あたり次第に聞いて回っていたところ、何やら事情を知っていそうな相手を見つけることができて。

ただ勝手に教えられることでもない、としばしその村への滞在を勧められることに。

スペック高いリオは、女子には人気で同年代の男子はそれがちょっと面白くないようですが。

 

けれど、精霊の里とはまた違った形で彼が安らげる場所ができたなら良かった……と思っていたところに彼のトラウマを刺激する事件起こすバカがいるんだからなぁ。

流石に今回はレイスの暗躍はありませんでしたが。リオにちょっかい出してない分、向こうで好き勝手暗躍してるでしょうし、戻ってからが心配にはなりますね。

あとがきでも書かれていましたが、構成としてはここまでがプロローグという壮大さのようで。何とも不穏な事態になっていくんですが、さて書籍版だとこれからどうなりますかねぇ。

精霊幻想記 3.決別の鎮魂歌 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2016-02-27
 

精霊幻想記2 精霊の祝福

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「うん、でも、今はまだ……。春人。私は貴方だけのモノだから、貴方とずっと一緒にいるから。弱いところも、強いところも、すべてを――貴方のすべてをうけいれるから。だから、諦めないで。恐れないで、少しは自分のことも信じてあげて」

 

書籍化にあたって、あちこち加筆修正されていますね。

前回と同様にレイスが暗躍していて、黒幕度が上がってます。これは分かりやすい敵役ですね。

もっとも、まだまだ裏で仕込みをしている段階でリオは気づいてませんが、ラティーファがピンチになったり、リオにばれると結構怒りそうな事態引き起こしてます。

なので、リオとレイスの遭遇とそれ以降のやりとりはちょっと今から楽しみです。そこまで続いてくれるといいんですが。

とりあえず3巻ではヤグモ地方のエピソードがまとめられるっぽいですし、そうするとレイスとの遭遇はWEB準拠で考えると45巻ってところでしょうか。

 

生まれた国を離れ、両親の故郷を目指すリオ。

途中暗殺者として育てられた亜人の子に襲われるものの撃退。

彼女を束縛していた魔道具を破壊するんですが……行き場を無くした少女はリオについてきて。

亜人たちの住まう場所を目指して行動することに。

「精霊の民」とリオの初接触のあたりは、大分改稿が入ってた感じですね。流れが綺麗になっていた感じがして、書籍版の方が好みですかね。

 

後書きで触れられてましたが、売れ行き好調でシリーズ化が決定したそうで。

……わざわざ書かれているってことは、売れ行き次第で12巻で終了って展開もあり得たわけですよねぇ。

最近は打ち切り早くなってますから、そういう事もありますが。分量あるのを書籍化するからには、続けていってほしいものです。特にこの作品は気に入っていますので。

精霊幻想記 2.精霊の祝福 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2015-11-28
 

精霊幻想記1 偽りの王国

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「……大丈夫。私は信じているから。リオのことを知っているから」


小説家になろうの書籍化の作品。
割と好きな作品なので、、書籍化は嬉しいですね。
イラストも好みで、セリアとか可愛い感じになってますし。
元々更新早いわけではなかったけれど、更新遅くなりがちなのは残念かなぁ。

書籍版では色々とイベント追加がされていたりするので、良いですねー。
レイスが裏で色々やっているのがこの時期から描かれてるのが特に。
WEBの方だと唐突さはぬぐえなかったですし。
とはいえ、王国の面々のほとんどが気に食わない輩だって言う大筋には変わりなし。

リオがちょっと冷静すぎる感はありますが、嫌味なキャラが多いからなぁ。
これで主人公まで俺様だとかだったりすると不快さ増すからバランスはいいのか。
実力はあるけれど、権力的なものは無いので、貴族に不利優れるリオがこれから大変なんだよなぁ……
幸多かれと祈らずにはいられない。

精霊幻想記 1.偽りの王国 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2015-09-30

精霊幻想記 ~こんな世界で出会えた君に~ 第一章1話~第五章111話

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「(前略)だから君に誰かを殺し殺される覚悟がないのなら、俺は剣術を教えることはできない」
(略)
「そう、言いたいんだけどね。あいにくとこの世界は命が軽い。君が誰かを殺そうと思わなくとも、誰かが君のことを殺そうとするかもしれない。この世界に来て最初に遭遇した連中のことを思い出すといい」
(略)
「その時、俺が傍にいてあげられればそれでいい。けど、常にそうだとは限らない。だから俺は君に命を懸ける覚悟がなくとも剣術を教える。君には自分の身を、そして君にとって大切な人を守る術を身につけておいてほしいんだ」

小説家になろう連載の作品。
異世界転生モノ。
「第一章 異世界にて目覚める 第1話 前世」~「五章 思い描いた未来の先で第111話 黒の騎士、その名は」まで。
 
現代社会で生きていた大学生としての記憶が、異世界のスラムで生きていた少年の中に宿って。 
大学生、天川春人は交通事故で死んだと思ったらスラムにいるんだから、驚いた、なんてものではないですけど。
春人としての記憶、リオとしての記憶。
それらは欠落なく揃っていて、融合したような状態になって混乱もしてましたが。
偶々、王族の誘拐事件に出くわして、春人の知識にあった武術を応用して助けだしますが。
スラムの孤児がそんな力を持っていることを怪しまれて、尋問を受けたり。
褒美として教育の場を与えられたけど、身分差故に居場所もなく。最終的には、濡れ衣着せられて国を脱出する羽目に。

異世界転生ものの常で、彼もチートじみた能力を得ているわけです。
強力な精霊の加護だったり、現代の知識だってチートになるような、魔法がある中世風異世界ですし。
友誼を結んだ人々から、貴重な武器やアイテムをもらったりと、恩恵はある。
春人は、かつて約束した幼馴染が行方不明になり、少し枯れていた部分がありますが。
その設定すら、転生ではなく「異世界召喚」というネタが入ることで、再会できるというイベントになっているわけですが。
……力はある。意志も、覚悟もある。けれど、今のところ、報われていないのが辛い。
リオ、或は春人は、力に慢心せず、努力を怠らず、一人で生活できるような術にも長けて、そこそこ好感が持てるんですが。
そんなのを鼻で笑うように、色々と不幸が重なっているわけで。
ようやっと、彼が踏み込んだと思ったら、台無しにする輩なんかも出てくるわけです。
 
春人の幼馴染が巻き込まれていた「勇者召喚」。
あちこちバラバラに召喚されて、確保した国家がそれぞれの思惑を以て相手に接しているようですけど。
この「勇者」たちのキャラがなんというか、格が違うというか。
沙月なんかは、覚悟を決めて、立ち位置を決めているからいいとは思うんですが。
貴久が状況引っ掻き回すだけで。もうちょっと頭使ったほうがいいんじゃないのかなぁ、年長者なんだし。ちょっとみっともないというか、笑えるぐらい自爆で株価下げてるから、全てが明るみに出た時どうなることやら。

感想蘭で色々あったりしたようですが、私生活に問題ない範囲で、更新続けていってくれればいいんですがねー。
コンスタントに更新してくれた方が読者としてうれしいというのはありますし、長期停滞すると不安になるので難しい所ですが。私生活犠牲にしてまで続けられてもこっちも混乱しますし。 
現状、良い目をほとんど見れていないリオに、どうか救いがあってほしい所ですけど。
気長に更新を待ちます。活動報告によれば、ちょっとは予約が設定されてるみたいなので、それ待ちですか。 
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