気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

北山結莉

精霊幻想記18 大地の獣

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「私もいる。リーゼロッテは一人じゃない」

 

アニメ化も決定して、ますます好調なシリーズ。めでたいですね。

攫われたリーゼロッテを救うべく、ガルアーク王国国王からの依頼を受けて、聖女を負うことにしたリオ。

さらにリーゼロッテの侍女であるアリアも同行し、アイシアの協力も得て、本気で追いかけていましたが。

レイスがそれを監視していて、この機会に手を打とうとして来るのが実にいやらしい。

 

天上の獅子団の傭兵たちを、団長の弔い合戦と煽って動かしているみたいですが。リオ以外を対象とした、傭兵なりの報復とか正直嫌な予感しかしませんね……。

部下には慕われていたようですし、外道なりに通じるモノがあったのかもしれませんが。

度々手を出されても困るので、実働部隊もどうにか潰してしまいたいな……って気分になる。

19巻予告を見ると、ある方が活躍してくれそうで、そこはちょっと楽しみではあるんですけど。

 

一方のリーゼロッテ。

神聖エリカ民主共和国に連れ込まれ、宰相のアンドレイなどから国の事やエリカ自身の事について話を聞いていましたが。

随分とちぐはぐな国と言うか。理念は尊いと思いますけど、その思想は革命を先導したエリカに吹き込まれたもので、まだまだ底が浅いというか。

それを受け入れる土台が無い状態で、先進的な知識だけ注がれて全く活用できていない。

 

人柄は善良でも、それ故に騙されやすい。そして、流されやすい。エリカが居れば何とか出来るという考えや、王侯貴族へのヘイトが高まりすぎてて、自分達こそ正義だというという妄信状態になってるのが……ただただ、愚かしくて悲しい。

 

実質聖女を筆頭にした宗教国家でしょ、これ。……狂信者ばっかりで、トップが圧倒的な力を持つ勇者っていうのが厄介極まりないんですよね。

ガルアーク国王が、紗月に正統性を保証してもらおうとしたように。「勇者」相手に強く出れない国が多いですしね、この大陸。

 

エリカの、婚約者と一緒に転移したが彼は殺された、という状況には同情しますが。その手段は受け入れがたい。

そもそもエリカが、「覚醒」した勇者であり、それの行使にためらいを見せないって時点で危険なんですよ。これを見ると、サカタヒロアキをお飾りの勇者にしようとしたユグノー侯爵の判断も正しかったように思える。

 

リオとアイシアなら追跡も救助も簡単に終わるので、何かあるとは思ってましたが。

エリカの呼び寄せた「大地の獣」が強大過ぎて、リオすら苦戦していたのには驚かされました。覚醒した勇者、本当に強いんですね……というか、

 

というか、覚醒した勇者の簡単には死なない、のレベルがヤバすぎてどうやって対処すればいいのか分からないレベルですねぇ。

レイスに言わせれば、まだ切り札持ってそうですし。『話が違う』とエリカが言ってるのは、誰から聞いた話なのか謎のままですし。

……復讐を果たした後のリオの前に現れる敵が、現役の復讐者って言う構図は狙ってると思うなぁ。そこを突かれると彼も弱いし。

しばらくシリアス路線が続きそうとのことで。リオには穏やかに暮らしてほしいものですが、そんな未来は遠いな……。

精霊幻想記17 聖女の福音

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「……ええ。その人達は私の身近にいてくれて、復讐のためだけに生きようとしていた私でも一緒にいたいのだと言ってくれました。それで気づかせてもらったんです。私は失ったモノと同じくらい、大切なモノを得ていたんだと」

 

ガルアーク王国に屋敷を貰ったリオ。

功績を上げ続けている名誉騎士を良く思わない輩はどうしても出てくるので、味方を増やしておくに越したことはない。

という事で、彼の有能さを見せつけるべくガルアーク王家が手を打った結果のようですね。

実際ハルト腕前もさることながら、リーゼロッテが欲しくなるほどの様々な物品を製造できる知識だとか、コネとか色々持ってますからね……。

 

正統に評価しつつ一線を守って交流し、好感度稼いでおくのは大事です。敵に回してられませんよ、こんなハイスペック男。

ある程度思惑があるとはいえ、ルシウスと言うコマを失った事で、レイス達も「当面は」という区切り次ながら手出しを控える事にしてますしね。

 

戦闘の講師を務める事となって、初回講習で実力確認のための実践をして、全員に危なげなく勝つ当たり凄い。

王女や貴族令嬢の側近で、弱い筈ないんですけどねぇ。ルシウスを復讐の相手として、腕を磨き続けてきたから当然と言えば当然なんですが。

指導を受けた面々からは好印象を持たれて、穏やかな日常を過ごしているなぁ、という感じでしたが。

 

統治体制を討ち滅ぼし、国を興した聖女がガルアーク王国へ接近。

その前に帝国に足を運び、皇帝二ドル相手にもひかずに自分の主張をする辺り、怖いもの知らずでもあるようで。

行動力のある狂人で、さらには聖装を持つ勇者とか、この世界の人々には易々と止められない怪物になってるじゃないですか。

以前描かれた支配層を打倒した場面から厄介さは健在でしたが、他国に出てこないで引きこもっててもらえませんかね……。

 

リーゼロッテを攫い、ガルアーク王国に対して実質宣戦布告をして。

結果としてリオと敵対するルートに入ったようなものですし、次の巻では思いっきり叩きのめしてほしいなぁ、正直。

タイトルにも登場した通り、聖女のインパクトが強くて、精霊の民の里で懐かしい顔と出会ったり、故郷に復讐の達成を報告に行くという一大イベントが霞んでしまったな……。

いや、それはそれでリオの今後にも影響するだろう重大事ではあるんですが。

次回予告的にも対聖女のエピソードが先に来そうですしねー。12月予定の新刊が楽しみ。

精霊幻想記16 騎士の休日

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(私は、個人としても、貴族としても、リオの傍にいたいの【後略】)

 

王女二人を救助して連れ帰ったリオ。

その功績を讃えるべく王族にしか認められていないエリアに住居を用意するとか、ガルアーク国王は相変わらず狸ですね……

シャルロットが結構本気で、かなりグイグイアピールしてきてましたねぇ。

 

他のヒロイン達にも自分の考えを伝えてましたし。王族って事もあって一夫多妻にも理解があって、そういう可能性を示してくるのが上手い。

リオの復讐が終わったこともありますし、良い刺激を与えて状況を変化させていってくれそうで、割と好きですね彼女。

 

レストラシオンからも報奨を出さなくてはならない功績で、可能なら取り込みたい。

だからこそ、婚姻を勧めるというのは王道ですが、ユグノー侯爵の娘が候補に入ってるのはお世辞にも笑えない。

ベルトラム王国の王女二人に、本名バレしたのは痛いと思ってましたが。秘密を共有した分事情を汲んで配慮してくれるのは凄いありがたい。

 

セリア先生を補佐役としてハルト付きするという案を出したクリスティーナはグッジョブ。

リオの回りが更に華やかになりますねー。彼の人柄と実績によるものですが、サカタみたいにやっかむヤツはいるんだろうなぁ。

……サカタの場合は、リオでなくても色々と噛みつきまくる困った輩ですけどね……

 

そしてエピローグにて、第三勢力が描かれていましたけど……

口絵からするとあの女性が、六人目の勇者ですよね。とんでもない厄ネタが混ざっていたもんだ……えー、なにしてるのあの人。恐ろしい。

 

気分で動くサカタヒロアキ。レイスに取り込まれたレンジ。気落ちしているタカヒサ。

この辺り勇者の事、正直言ってどこまで影響を及ぼすか読めない爆弾だと思ってたんですが、実際に爆発した例を見ると彼らですらマシに思えてきたな……

ルイにしたって、彼自身は信頼できても、ベルトラム王国本国に不穏を感じているようですし。レイスの手がいつ伸びてくるかわかった者じゃないのが怖いですよね。

 

そう考えると、サツキが一番安全な場所にいるというか、上手く立ち回ってますね。王家との関係も良好ですし。

ガルアーク王国は、リオとも概ね良好な付き合いをしているので、トラブルがあったら助力が望めるというのも大きいですねー。

それにしたって、件の聖女は難物に過ぎる気がしますが、17巻のサブタイトルが「聖女の福音」で今から震えてる。こっち来ないでレイスと共食いしてくれないかな……

精霊幻想記 16.騎士の休日 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2020-03-29

失格世界の没落英雄

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「許さない。俺はお前達を絶対に許さない」

 

『精霊幻想記』の作者さんの新作。

MF文庫Jの系譜でいうなら、『魅了スキルでいきなり世界最強』の方をあげるべきですかね。ただ、テイストで言うなら『精霊幻想記』の方が近いですね。

大国の王子様が、拉致されて身分を無くして冒険者になろうって言うスタートですし。剣を学ぶ魔法使いと言う意味でも、ちょっと連想はしてしまう。

 

婚約者が居て、彼女の隣に相応しくあろうとした。政略結婚ではあったものの、しっかりと恋人になろうと思っていた。

けれど、彼女は失踪した。どうにか探しに行きたいが、王子という身分から叶わず。

元婚約者の妹と、新たな婚約を結ぶことになって……

だから、王城にあって、閉じ込められていた少年が、自由の空に羽ばたく話とも言えるのか。

 

シオンはモニカにであって世界が広がったように感じていて、だからでしょうけど、モニカに依存しすぎている感じがありますね…それが弱点にならないといいんですが。

拉致された先で、婚約者とよく似た容姿の少女を保護して、彼女と旅に出る展開になりそうですが……

王城から王子を騒動も起こさず連れ去って、代わりの存在を宛がっている辺り、敵組織の強大さが伺えますが……全てはこれから、って感じですかね。



精霊幻想記15 勇者の狂想曲

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「貴方は……、本当に、達観しすぎです」

 

ついに復讐を果たしたリオ。

王女二人を保護しようとしたところに、デュランが声をかけて来て。

ルシウスの作戦に乗っかりながら、明け透けにリオを勧誘できる辺り肝が太い。

ま、リオにあっさり断られてましたけど。ある程度問答した所で引き下がって、最後には次に会った時は友人として酒に付き合えと言える辺り、バランス感覚も良いと言いますか。

 

後にレイスと会話したときにも顕著でしたが、リオと言う戦力をしっかり評価してるのが見て取れる。

抱え込めれば最善でしょうが、無理そうなら敵対は避けようとした。うん、信用できないというリオの意見も分かりますが、割と嫌いじゃないですよデュラン。

やはり各国の王族はそれなりのキャラが居て、視野が広めなのがいいですね。その力を持って王侯貴族の近くに居る勇者諸君には是非見習ってほしい。

 

今のところマシなの紗月と瑠衣くらいで、他はそれぞれにトラブル起こしてるからなぁ。

瑠衣もまぁ、友人絡みでなんかあったみたいですけど、彼らの問題だし、立ち位置を弁えてる感じしますし。

……マシなの5分の2って暗澹たる気持ちになりますね。何のために勇者なんて呼びだしたのやら。

 

王女二人を助けたリオが、彼女達を無事に連れ戻そうとする一方。

神輿を失ったレストラシオンは結構ドタバタしていて。勇者サカタヒロアキはリーゼロッテとのお見合いをセッティングさせたり、相変わらずですねぇ。模擬戦一回くらいじゃ懲りないか……

 

今回はリオが本懐を遂げた後ということもあって、大人しめの話でしたねー。

王女二人に、リオの事情を話す説明回だったともいえる。いや、レイスがただで返すはずがなく、ルシウスの配下使って襲撃とかしてるんですが、相手がリオだと圧倒的に力不足だからなー。

護衛対象2人抱えて、勇者を交えた戦力に襲撃されて、するっと逃げられる辺り流石と言うほかない。次号予告が結構気になる感じなので今から楽しみです。

精霊幻想記 15.勇者の狂想曲 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2019-11-29


失恋文庫 書き下ろし失恋小説アンソロジー

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サークル「ビッグ・ラグーン」よりC96で頒布された『失恋文庫』。

好評につき完売したため、重版&電子化が予定されているそうです。

会場で無事購入し、読了したんですが……タイトルに在る通り「失恋」がテーマのアンソロジーなんですよ。

(19/9/19追記)bookwalkerにて電子版配信が始まったようです。コチラ

で、ラノベ作家としてお名前を聞いたことのある方々が、本気で「失恋」を書いているわけで。ゴリゴリとメンタルが削られていきます。

全編、それぞれに面白いです。良質なアンソロジーで、テーマに誠実なのは間違いないです。ですが読んでいる最中「誰がここまでやれと言った」みたいな気持ちも沸きましたし、リアルに胃が痛かった。濃度が濃い。用法用量を守ってお読みください。

読むだけでここまで体力使う作品も中々ない。編集の御二方は本当にお疲れ様でした。

 

一番好きなのは子子子子子子子先生の『シラノが想いを告げる時』、次点でしめさば先生の『独り占め。』。失恋パワーがあったのは北山結莉先生の『ずっと一緒な君と僕』と涼暮皐先生の『虚無・A』ですかね……

以下、作品ごとの感想を書きます。ネタバレあるのでご注意を。タイトルは掲載順・敬称略です。


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精霊幻想記14 復讐の抒情詩

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「帰ろう」

 

帝国に赴き、ルキウスの情報を得たリオ。

それを頼りにパラディア王国へと単身向かう事に。

一方リオを誘導したレイス達も、あちこちで工作を続けていて。

冒険者をやっていた勇者レンジを釣って、挑発して、配下に引き込んでました。

 

いやまぁ、彼もヒロアキよりの考え浅いタイプで、危うい所が目立ってましたけどね。

聖域とされる森の中の湖に出現して、王侯貴族からの情報共有とかが無い状態で異世界に放り出されたのは同情しますけど。

その後の行動判定で随時ファンブル出してる感じというか。悪い方向に転がって行ってましたねぇ。

レイスに戦力として補足された勇者。今後も道行きが暗そう……

 

今回はレイス達の動き、勇者レンジの行動。

転移させられた姫様二人の描写が中心になっていて、リオの行動は少な目の印象ですね。

とはいえ、その少ない登場シーンで、パラディア王国の王子と接触して、ルシウスとの決闘を制する活躍っぷり。

おまけに精霊術で、サカタの使ったヤマタノオロチ再現したりしてたし、本当出来ない事ないんじゃってくらいスペック高いな……

人質がいた事もあって、途中苦戦もしてましたが、最後は圧倒してましたし。

 

あとは勇者レンジが見た神装の夢「時が来るその日まで生きろ」と言う気になる発言があったり、「死ねない」力とか気になる情報が増えました。

姫様たちに素性がばれた事が、今後にどう影響するやら。姫が所在不明になったことでヒロアキがまた変な動きしそうだし、どーなるかなぁ。

精霊幻想記 14.復讐の叙情詩 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2019-07-31


魅了スキルでいきなり世界最強3

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「みんなが譲れないなら……」

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「決まりね」

 

残念ながら3巻完結となったようですが。

割とサクサク読めるので嫌いじゃなかったですけどね。

来たるべき決戦に備えて、タイヨウの力を増すべく魅了の範囲を広げていく。

そして、浮遊都市の外にも足を延ばすことに。

 

その一環で訪れたプトレマイオス王国で謁見した女王は、自身の権力を誇示して最初は協力を拒否しかけましたが。

タイヨウの、ひいてはケラウノスの化身であるルゥの存在で少しは対応に変化が出てましたね。

ルゥとしては中々面白くない状況ではあったようですけど。

 

そして状況を窺う中で街を、浮遊都市を魔物が襲撃する事態もありましたが。

魅了しまくって、仲間の力を引き出して危なげなく勝利。まぁ敵が一枚岩じゃなかったのが幸いしてました。

最後、誰が太陽の正妻になるか大会とか開いてる辺り実に平和です。新しいヒロインの乱入もあって、今後の構想もあったようでちょっと残念。



精霊幻想記13 対の紫水晶

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「大丈夫よ。もう、大丈夫。貴方を一人にはさせないわ」

 

クリスティーナ王女たちの前で王の剣と勇者を相手取って危なげなく勝利。

後半でレイスには覚醒した勇者クラスか、さらに上のランクになるかも、と評価してましたね。

神魔戦争期の英雄達を評価の物差しとして盛ってくるあたり、レイスの存在がさらによくわからなくなってきた、と言いますか。

 

それだけ長く生きてるのか、とか。そんな存在があちこちの国家に干渉して何を企んでいるのやら、とか。

干渉するとデメリットがあるから放置する方向でしたが……放置するデメリットの方が大きそうという事で、対処を決めたとか。面倒臭い事になりそうです。

 

本編の方は、ルイがベルトラム王国に残り軍隊を引き揚げてくれて。

シャルルとアルフレッドは捕虜としてガルアーク王国に入ることに。

国境近くで軍隊が展開していたという事で、近隣の有力者が関所に来ていたのですが……

リーゼロッテはともかく、よくよくどこにでも湧いて来るな勇者サカタトシアキ!

ここまで小物ムーブされると、いっそ清々しい。

 

リオに対抗心を抱き、増長して喧嘩(模擬戦)を吹っ掛けていましたけど、かなり余裕持ってあしらっていましたね。

レイスの発言を信じるなら覚醒すると勇者もこれぐらいは出来るみたいですが……神威の象徴である勇者を相手取って勝利したって、かなり扱いに困る存在になったのでは。

 

レストラシオンにクリスティーナ王女が合流。

フローラ王女に比べると、王族として覚悟が決まっている、と言いますか。

ユグノー公爵からフローラの方が御しやすいとか、神輿に据えやすいとか言われてますからね……

 

勇者との模擬戦を終え、レイスを追うリオと、リオに対応することを決めたレイスとで見事に入れ違った感が。

レイス達の行動であちこちの国家が本当に振り回されていて、アイツらに痛い目見て欲しいものですが、さて。

精霊幻想記 13.対の紫水晶 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2019-03-29


精霊幻想記12 戦場の交響曲

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「できれば、貴方とは違う形で再会したかった……」

 

クリスティーナ達に同行しているハルト達の前に現れ、「リオ」という彼の名を呼んだレイス。

その後も、追手を手配したり罠に懸けてきたりとかなり鬱陶しいです。

随分と前から仕込みをして、暗躍しているようで。何がしかの計画を進行中というのはうかがえます。

 

ハルトが干渉してなければ、成功していた企みも多いわけで。

今回、レイスに焚き付けられたとはいえ、シャルルがハルトの怒りを買ってましたし、ルシウスとのつながりもある。

……やはりレイスとその一派の行動をどうにか止める、禍根の根を断たないことには西方諸国落ち着かなそうですなー。

 

そして、因縁のあるリオの名を聞いたクリスティーナ。

一体彼女がどう動くのか、と少し心配でしたが。冤罪を着せた過去を自覚しているが故、踏み込まない、という打算を働かせて。

まぁ、忸怩たるものはあるようで迷いも感じられますが。直接本人に尋ねたりしない辺り妹よりは冷静なのかな、と。

 

王国でもトップクラスの実力者アルフレッドと、勇者のコンビと真っ向から戦って危なげなく勝利してしまう辺り、凄まじいの一言。

ハルトが勝てない相手、もうほとんどいないのでは。

 

その力を少数の前ではなく、集団相手に行使してしまった以上、これまで以上に厄介な立出来事に巻き込まれそうな気が。

人の口には戸が立てられない、と言いますし。

こうなるといち早く名誉騎士に就任させたガルアーク王国の国王、札が思った以上に高騰して喜んでいるような。

危険だ、と言ってくる輩も現れて面倒さが増す、という問題もはらんでますが。あの狸なら上手いこと活用しそうだしなぁ……

 

精霊幻想記 12.戦場の交響曲 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2018-11-30

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ちゃか

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