気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

同人誌

少女文学 第一号

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でも、わたしははじめて、自分のための小説を読んだ気がした。

 

「少女文学」をテーマにした合同誌ですね。5月に開催されたコミティアで頒布されてました。

紅玉いづき、若木未生、神尾あるみ、小野上明夜、木間のどか、北川恵海、七木香枝、栗原ちひろ(敬称略、掲載順)の8作が掲載。

紅玉先生のツイッターをフォローしてて気になったので購入。良作揃いで満足です。

 

紅玉いづき『ぺぺ、あなたの小説を読ませて。』

子供の頃にカバンにつけていたマスコットからもじって、ぺぺというあだ名を本が好きな少女。

友人のシキは、本はローコストすぎるという。カナデはクリエイティブなんてもんはお趣味のハンイで、とばっさり。

どちらも、ある意味においては正論ですよね。出版業界が厳しい今のご時世であればなおさら。けれど、ぺぺはハッキリ言い返せはしないけれど「本でなくてはならないもの」を漠然と感じていて。

ある本を手にした時に、世界が変わった。

ぺぺは、創作者になるでしょう。既になっていると言ったって過言ではない。漫画でもゲームでもなく、小説によって感銘を受けた。

何が心に響くかなんて千差万別なんですから。新しい創作者に繋がる言葉がそこにあった。小説の意味って、それでいいと思います。

ぺぺはもっと踏み込んで、自分の小説に意味なんていらないとまで叫んでましたけどね。

 

若木未生『クウとシオ』

ダイアルを売るダイアル屋。壁の前で客を待つらくがき屋。

坂の底にあるニガミダニという、小さな町の話。

そこで過ごすクウとシオの二人。綺麗屋という、綺麗なものを探して売り歩くコンビ。

かなり短めの作品で、ふわふわと不思議な雰囲気を感じているままに終わってしまったんですが。透明感のある話で、なんか気に入ってます。

 

神尾あるみ『アミルと不思議な青い指輪』

襲撃を受け、逃げおおせた子供の話。

投げナイフの名手として街で過ごし、ある目的故に宮殿を目指していたアミル。

ある日、手に入れた指輪をこすったら、願いをかなえるという魔神が出て来て。

嘘を許さないという魔神と、アミルの交流が。魔神の許しが、とても綺麗に描かれていたと思います。

 

小野上明夜『白き寿ぎ』

天使のように見える、羽の生えた人々の世界に迷い込んでしまった香織。

どうにか元の世界に戻れないかと、助けを求めて。

この世界の人々は優しく、その手法を探してくれますが……香織は優しく保護され、何もできず、どんどん不調をきたしていくことに。

……優しいんですよ。えぇ。悪意は全くと言ってない。けれど、天使たちの純粋すぎる優しさはもうこれ毒と変わりませんよ。

そんな感じでやさしさに溢れているのに、暗くて怖い異質な作品です。

 

木間のどか『ブルージャスミン』

周辺国家の状況など色々な事情が重なって、顔も知らぬ隣国の王太子と結婚する事になったシュカ。

顔も知らぬ相手と結婚なんて、と思っている彼女のもとにリュウという少年が現れて。

彼女を連れて城下町に行き、人々の声を聴き、周辺の状況について話をして。

憂鬱だったはずの結婚に対して、シュカが前向きになれて良かった、と思える良質な短編。

 

北川恵海『永遠の30min

不思議な夢をみる少女イブキ。

その夢は一か月たっても忘れぬほど明確に記憶に残って。

誰かが居るような、そんな感覚で日々を過ごすなか十五歳を誕生日を迎え、真実を告げられることに。

こういう過去からつながるエピソードもまたいいですよねぇ。美味しい。

 

七木香枝『あなたと彼女たちについて』

4Pのエッセイ。コバルト文庫やビーンズ文庫、いくつものタイトルが出て来てますが。

本を読み、影響を受ける事。成長して、見方が変わったり、周囲から指さされたりしていたと指摘を受ける事。

そうした流れを描きながら描かれた、文末の「あなたたちと生きていくのだと思えることが、とても幸せだと」という文言が素敵。

 

栗原ちひろ『黄金と骨の王国~半竜人と死せる第一王女の章~』

闘技場で出会った二人の話。

天上におわす第一王女が死に、ともに埋葬するために九十九人を地べたの村落から駆り立てて。

攫われたある集落の長から、娘の奪還を依頼されたギョウと、その話を聞いてなお同行したエン。どちらも肝が据わっていると言いますか。エンの方にも行く理由があったんですけどね。

王妃の賭けが、結構好きですね。かなり綱渡りな感じもしますが、賭けってのはそういうものでしょう。

 

紫弾のオルトリヴ―ト 銀剣のステラナイツ

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ようこそ、忘れられた街へ

輝ける騎士はいない

女神の加護などありはしない

ここは既に、世界から零れ落ちた場所なのだから

 

銀剣のステラナイツ、追加データ集。

公式の「瀧里フユ/どらこにあん」が著者となっていますが、あくまで同人誌。

「銀剣のステラナイツ」を判りやすくするために搭載しなかったデータ等が掲載されております。

以降追加データとして発表されるかもしれないので、最新の状況を確認の上、利用時は監督の許可を取りましょう、と注意が最初のページに入っております。

 

公式が出す同人誌。

さすが、システムを作れば自分が美味しい関係を見られるとツイッターでの販促に余念がない瀧里さん……と謎の信頼が芽生える。

いや、実際短めの設定の中にもこれでもかと愛とか性癖とかぶち込まれてる感じがして、読んでいて楽しいです。

 

本質の花「フリージア」、「アルストロメリア」、「ゼラニウム」が追加。

更に「理の向こう側(ゼロ・セブン)ルール」や、歪みへの抵抗、遠距離武器に関するルール。

間奏やエクリプス用のシチュエーション表等かゆい所に手が届く追加データの数々。

これらを採用したらさらにエモい「ステラナイツ」が見れるだろうなぁ、と心が躍ります。

同時に、基本ルルブに積載しなかったのも英断だなぁ、とも思いました。どうしても複雑になりますしねー。

 

更には「ステラバトルに敗れた階層」の設定までぶち込まれてて……

この第753層の設定がまた、重くて暗くて、だからこそラスト・ヴライトなんておとぎ話が出てくるんだろうと思うと泣ける。

女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話2

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「学校には、鞠佳がいるから。鞠佳が好きなものを、私も好きになりたいの」

 

さすが、としか。

巻頭2ページに雪子さんの4コマが2ページ入っててクオリティ高いです。

1巻で徹底的に落とされた後日のエピソードになるので、もう随所で甘い甘い。

学校でも仲良くしたいという事で、絢が学校での態度を少し変えて。

 

鞠佳が見守っているそぶりから友人には割とすぐに見抜かれてたようですけど。

というか、絢があけすけで隠そうとしなかったんですけどねぇ。

彼女は彼女で思い切りが良いと言いますか。鞠佳のツッコミも冴えわたってて楽しそうだったから何よりじゃないでしょうか。

 

鞠佳と絢の関係はかなり安定してましたが。

鞠佳がバイト先の同僚から告白されるとか、その同僚がある秘密抱えているとか、彼女も彼女で引きが強いというか。

ま、最後気前のよい解決方法を提示してたのは、何よりです。

あの騒動すらスパイスにしてイチャついてる疑惑がありますが、幸せそうならいいんじゃないかな……




コミティア128戦利品

まぁ、表題通り。コミティア戦利品の感想。

といっても余りイベント行けてないので、既刊も含んだりしてますけど。

ダラダラ書いてたら長くなったので、畳んでおきます。

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Unnamed Memory 水月妃

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「逃げるだなんて。私たちにある選択肢は、勝つことだけですよ」

 

517日に2巻が発売となる『Unnamed Memory』。

その同人誌ですね。コミティア128にて頒布していたのを購入して、即日読破。

好きなシリーズというのもありますが、30P程度の短いエピソードだったのでサクッと読めます。
2巻発売前に短編読めて凄い嬉しいです。

 

やっぱりこの二人好きだなぁ、という想いを強くしましたね。

二人のやり取りが楽しいし、魔女としてティナーシャが一線を引いては居ますが、信頼が確かにあるようで安心感がある。

 

書籍版1巻と2巻の間に起きたエピソード、という事でしたが。

最強の魔女と、魔女の教導を受けた王剣の使い手って……相手する方が可哀想になりそうなタッグですよね。

レベルMAXにした魔王がフィールドでしれっと出てくるようなもので、遭遇した悪人はご愁傷様です。善良な相手だったら良き助けとなってくれますけどね。

自分の人生はどっちたガチャ。負けると命はない。

 

冗談はさておき。

隣国で起きているある事件。

大貴族が花嫁を大々的に募集しているが、その裏で行方不明になった娘が居るらしい。

自分を餌にしようとティナーシャがオスカーに花嫁衣裳を作ってくれと言い出して。

それを真正面からオスカーに言うあたりがティナーシャだよなぁ。

他の男の為にドレスを作るのか……と言いながらも、着せ替えはしたい。金は出すから最初に見せろ、という事で妥協したオスカー。

魔女が王子を見上げて、それでいいと返す場面とかが好きです。しれっと触れるオスカーは流石。

事件自体は、まぁ、二人が赴いて解決できないことはないよね……という事でひとつ。

気になる方は、何かの機会にお求めください! 
確か電子も検討されていたはずなので是非。

 




◇おまけ

ティナーシャ、美人だとは思うし性格も好きですが、彼女にとって唯一の存在の隣に居て欲しいという気持ちが強いです。

決して手の届かない彼女に目を奪われ……その思いに蓋をする。つまりコレは私もティナーシャに失恋したという事でUM失恋部に入れるのでは(寝言)

砕けた月を瓶に詰めて Unnamed Memory

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「偶然で自分を責めるな。起こってしまったことは、全てなるようにしかならなかったことだ。たとえば俺とお前が出会ったことも偶然で……何一つお前のせいじゃない。気に病むことはないんだ」

 

「月蝕」という本編に繋がる、前日譚。

182月にこちらが刊行されて、「月蝕」はまだ出てないっぽい。

以前に出ていた「時の夢」に短編は乗っていましたが。

Unnamed Memory』の系譜ではありますが、かなり暗めの話です。

 

逸脱者となって、かなりの時が経った二人。

街に買い出しに行った折に、何者かに追われている少年を保護して。

人さらいに会った彼の実家を訪ねてはみたものの……そこもまた惨憺たる有様で。

行先をなくした少年、セノーを保護し教育をしたりしていました。

 

それはとても穏やかな風景で、和みました。

釣りに行った先でオスカーが変な魔法生物釣り上げて、ティナーシャがセノーを連れて帰ろうとしたりとか、なんかいつも通りな二人が眩しかった。

あるいは、このままセノーが長じて、自分の道を定めるまで三人で暮らすという可能性もあったのでは、と夢見てしまうくらいには。

 

偶然によって出会い、別れることとなって。

片割れが居なくなった事で安定を欠いているティナーシャが、自ら眠りを選び……

そして目覚めて、しまった。

ささやかな祈りが果たされなかったこと、歯止めを失ってもティナーシャは呼び声に応えたこと。悲しいしやるせない。これで前日譚って、本編本当にドロドロの復讐譚になりそうですけど。

短編時点で既に不穏だからな……楽しみな様な怖いような。

Everlasting

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「大丈夫。どんな未来がくるとしても……あなたがいてくれる限り、私は幸せだわ」

 

後書きによれば「日本のとある地方都市を舞台に、侵攻して来る異形と、迎え撃つ異能者のお話。そして少女二人の深い情のお話です」とのこと。

作者さんの「好き」が叩き込まれた本作も、面白かったです。

 

異能者達の寄り合い、廃城機関。

町の治安維持に動いているが、内部での権力争いもあって。

特に力を持つ古三家があるけれど、異能者の位持ちには外部からの成り上がりも混じっている。

 

当代最強の能力者である少女、亜貴妃も三家の内の1つの出身で……女である関係から、機関では第二位。いずれ第一位に相応しい男がその座につき、彼女を妻にする、という。

旧家らしい柵もあるようです。

とはいえ彼女自身は、それにさしたる感慨もなく。機関の外で出来た友人との時間をただ大切に過ごしていた。

けれど、それすら横やりが入る、って言うんだから世知辛いですねぇ。

 

亜貴妃と友人のメイ。

お互いがお互いを大切にしていて……大切にするためなら、他の全てを切り捨てそうな、愛の重さというか深さというべきか。

まぁそうした情念の強さが、未来において世界を変える原動力になるんでしょう。……どんな形であれど。九割くらい世界滅びそうですけど。

 

メインの少女二人の交流も好きなんですが。

その二人を除くと、機関第六位の緑谷さんが好きです。

外部から来て、異能に目覚めて。機関内で位を得てそこそこ発言力もある。

独自に情報を収集して、異常事態に気付けるだけの洞察力があって。

――そして過去を忘れずにいる強さがある。

亜貴妃に情報を渡したり、急場で彼女を先に進める為にフォローに来たりと、こういう要所を抑えてるサブキャラが結構好きです。

時の夢 no-seen flower小冊子総集編 感想3

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「常識で考えたらないけど、貴方が絡んでるならあるかもしれないと思ったんですよ!」

「お前……そんな風に思ってる相手と結婚したのか」

 

分割ラスト―。
最後が一番長いような……分け方下手くそかな?
ネタバレ注意。

◇将軍と黒猫

『焚き火』。「演習という名の芋掘り大会」とはいったい……将軍にうちの城はおかしいって思われてますが、うん。

 

◇水の冠

『新居』。結婚知って一緒に暮らすことになった二人の話。

ヴェオフォルミネが引き下がらない辺りが彼女らしい、というか。

結婚したんだから同じ部屋が良いと主張して、オーティスが根負けした後……

同じ部屋にするために「壁ぶち抜く」という発想になるあたりがすごい。

『雪景色』。街で起きたトラブルに対処する二人。

聞き込みについていきたいといった少女が、合図を決めようと言って。

生まれと育ちからすると、まぁ、仕方ないですけど。とりあえず全部吹き飛ばせば終わるみたいな解決法はやめような。頑張れオーティス。

 

Icy Prayer

『妹』。Babelの子供世代の話。末の姫であるエウドラの嘆き。

兄が厳しい、という話を隣国の兄に相談して。対処法が何とも平和で笑いました。

振る舞いを叱られたから、ことさら丁寧な対応をし返した。普段と違うそぶりにかなり困惑したようで大成功でしょう。一週間猫被り続けたエウドラも中々。

 

◇月の白さを知りてまどろむ

『血温』。シシュがそろそろ来る頃だと思った、というサァリ。

風邪を引いたら困るだろう、という話からどんどんズレて行くあたり、この二人だよなぁ、というか。

「言わなくていい。答えられないから聞きたくない」というシシュに笑ってしまった。

『夜』。月白世界に置いて、女の十七は大人を意味する。

サァリの誕生祝い。シシュは招かれていたものの、王都での厄介事に対処するために離れることとなり。

ちゃんと品を用意して、サァリの要求を聞く辺りシシュも変わってきてる。紅を塗るという行為に裏がある、と察しない辺りも彼らしい。

『常識』。王都とアイリーデの常識の違いにシシュが困惑する話。

巫も特殊だけど、シシュも頑固な部分あるからなぁ。トーマは見ていて楽しいでしょう。

『風呂』。シシュの要請に応じて巫として同行したものの、こけて鼻血を出してしまったサァリ。シシュの要請の時は走る事になるって言ってたもんな……

対処の為にサァリが向かった先が、また。いや、歓楽街だから、まぁそういう店の方が多いでしょうけど。シシュが苦い声出すのも仕方がないのでは……

 

◇曲空虚空

『遭遇』。実は本編読んでないんですよね。

フルダイブ型のネットゲームのベータテストに参加した二人の会話。

ちょっと気になるのでその内読みたい……と言って忙しさに負けて読み損ねてるんですよねぇ。

 

◇空想の魔女

『正月』。これも本編読めてない……

福袋を買って帰って来た妹たちが中身を広げまくって、掃除好きの兄の精神が削られる話。

人混み苦手で福袋とかのセール忌避する親戚ばっかりなので、行動力は凄いと素直に感心してしまった。

 

◇陸空猫

『ワンダーランド』。本編読めてないシリーズ。割と多いな。

雪の中に飛び出した猫の話。実家で買ってる猫は家猫だから雪降ろうと室内にこもってたなぁ、というのをちょっと思い出した。

 

Babel学園

『朝』。パラレルでも朝に弱いティナーシャ。大学の単位が良く足りたな、という夫に敷地内の寮に住んでいた事とか、なるべく一限の授業を取らないようにしてたと回答してましたが。苦肉の策過ぎる……

『チョコ』。バレンタインのチョコを作るティナーシャの話。

製作途中で溶かしたチョコが一番おいしいと思うからってそのまま出すのか……ある意味発想の勝利。オスカー、そこまで甘いもの得意じゃないから敗北してましたけど。

『妹』。何をどうすると体育の時間がバーベキューになるんだ。自由度が高い……

「授業中のバーベキューは禁止」という校則が付け加えられたというオチがシュール。

『煎餅』。自分で焼いてみたかったからって煎餅焼いてみるあたり雫も行動力凄い。

先生用として激辛煎餅まで作ってる辺り芸が細かいです。

 

『夕暮れ』。アージェとレアの話。妹たちにお膳立てされて、クリスマスデートをすることになっている辺り、アージェも微妙にポンコツというか。彼らしいですけど。

いや兄にプロテインプレゼントする妹もいるからどっちもどっちか……

『プロテイン』。妹からもらったチョコ。プロテイン入りとかどこを目指しているんだ……

 

『夜』。パラレル月白。家庭教師のシシュと学生サァリの距離感が微笑ましい。

兄のトーマの過保護さも健在で。シシュに誘われて、楽しそうに目を輝かせるサァリが可愛い。学生モノではこのコンビが一番好きかなー。

『トリュフ』。なぜ「チョコビュッフェ」をやろうという発想が出てくるのか。ツッコミ入れながらも最終的には付き合う辺りシシュは良い奴ですねー。合流したトーマにチョコ詰め込まれたみたいですが……そういう事もあるよね!

 

◇時の夢

『時の夢』。「外れない予知」についての話。

ヴェオフォルミネが見た多くの断片。オスカーとティナーシャのいつも通りのやり取りが楽しい。カサンドラ、結構重要なピースなんですかねー。




時の夢 no-seen flower小冊子総集編 感想2

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「そうかしら。初めてあなたに会ったのは、ずっと前に思えるわ」

(略)

「一生を約束しましたよ」

 

分割記事2個目。……なんともう1回続くんじゃ!
いや、なんか長文になったので……
ネタバレ注意。

Babel

『鐘』。雫とエリクの取り留めもない会話。

時の流れがあっという間だとか、年越しの時の催しとか。

除夜の鐘の話とか出して、エリクが興味を持っていたのは、彼らしいなぁ。

『昼』。昼食を食べようとして暑さに雫がしり込みする話。

研究室に逃げようとしたものの結界の張り直し作業が入って失敗。

なんか雫が王様と氷の上で正座する勝負したとか出てましたけど、どういう状況だとそんな勝負になるんだ……?

 

『魔法研究』。魔法技術による下水施設とか凄いよなーと雫が感心する話。

ファルサスのはティナーシャ作ですけどね。確か百題のどれかにそんなエピソードがあったような。今度読み直そう。

『バレンタイン』。こちらの暦で対応する日が分からないので暫定。

バレンタインならチョコレートですが。エリクがさほど興味を持っていない為どら焼きに。

好評だったので作ってたらエリクの体重が増えたとか。うーん、平和だなぁこの夫婦。

 

Rotted-S

『年』。本編完結後のレアリアとアージェの旅。

領主の代替わりで検問が強化されそうだという事で、レアリアが少し疲弊しているのを推して次の街へ。

レアリアが船に乗ったことが無いというので海が見える方を目指して。共に生きる彼らの旅路に幸多かれ。

『夕暮れ』。昔を思い出し、もしレアリアと幼少期から同じ村で育っていたらと空想して。

レアリアが年上として世話を焼こうとして困っている姿を想像して吹き出したりしてましたけど。

共に育ったならそれも面白かっただろうけど。どっちみちレアの為に生まれただろう、と自分を定めたアージェが強い。

『子供』。二人の間に生まれた子供。アージェは小さい村だったので、赤子の世話もしたことがあるが。レアリアは立場上触れた事が無い領域で。

それでも助け合って世話している様が、暖かいです。「孤独な夢は、もう見ない気がした」。レアリアが、こう思えるようになっただけで、アージェを褒め倒したい。

 

『寝起き』。恋人関係になった二人。共に寝ていた所からレアリアが先に目覚めて。

アージェに引き寄せられて。退廃的な朝になりかけたところを何とか止めて。

彼を止める為に要求された「代わりのもの」に辿り着くまで、アージェは多分かなり楽しかっただろうなぁ。

『記憶の喪失』。クレメンシェトラの断片。過去のディアドが、彼女に示した覚悟の証明。「いつか誰かが、またあなた様に伝えるでしょう」。

『手料理』。レアリアの魔法の腕も上達して、単独行動もぼちぼち出来るか、という話もでて。一人で買い出しに出た彼女が、大量の食材を買ってしまったのは、うん笑えますね。

技量はまだしも、常識に疎いからこういう事もあるよなぁ。平和だ。



時の夢 no-seen flower小冊子総集編 感想1

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「此処で待っていてください。届かせますから」

 

作者さんのサイト「no-seen flower」の短編集をまとめた一冊。
電子版を購入。
-world memoriae-シリーズ以外のも掲載されてますが……なんか長くなったので記事分割してます。
ネタバレ注意。

 

◇Unnamed Memory

『雪』。温暖なファルサスでは見られないもので。

遊ぶために城内限定とはいえ雪を降らせるとはさすがはティナーシャ。

『紫恋歌』。旅路にある二人が立ち寄った街で、ちょうど祭りの時期で。

歌比べをして神に祈りをささげる歌姫を決めるのが目玉だとか。

選ばれると金が出る事もあって、まぁ、騒動の種にもなっているようですけど。

ティナーシャが格の違いを見せてくれたのはスカッとしました。

『光』。魔物憑きとして隔離された片割れを魔女が見つける話。

後日談のおまけもついていましたが。ティナーシャ、オスカー大事過ぎて大体受け入れるのがよくわかる、というか。オスカーも思い出してから全部律儀に謝ってる辺りはちょっと笑ってしまった。

 

『朝』。魔女は朝が苦手。覚えた。

「人間の可能性を信じる」とはいえ、限度があるんじゃないかな……。

先日ツイッターで見たオスカー、こちらで言うと5時くらいに起きてるって言うのは、起床時間として早い方だと思います。放っとくと13時まで寝ているティナーシャもティナーシャですが。

『消えた名』。消された試行の1つ。

戦場から連れ帰った魔女が生きたいと思えるかどうか賭ける話。

決定的な決裂を前に巻き戻ったそうですが……続いて居たら『神の名』のような結末になったんだろうなぁ……

 

『花』。またオスカーが興味で動いてるなーというか。

肌に花の絵を描いた旅芸人を見て、ルクレツィアに昔ティナーシャがやった、という話を聞いて。自分で描こうとする辺りが安定のオスカー。

オスカーが膝を折ってるのが落ち着かないというティナーシャに、お前も女王だし時代が違ったらありえただろう、という仮定の話も出てました。

速攻でオスカーが自分の騎士だったらいびるというあたり日頃の行いが……いびってもそれでも来るという信頼もあるようでしたけど。

『体の時間』。レオノーラ戦の後の二人の会話。あけすけすぎるオスカーが好きです。

『旅路』。呪具を巡る旅の断片。笑いあっている二人が、穏やかで良い。

 

『猫の爪』。傍から見ると女子供の喧嘩としか見えないそれで、大陸傾けられるとか恐ろしいわー。

『月蝕』。転移門を開くために町のはずれに行き……何者かに追われている少年を、保護した。酷い偶然もあったものだ、と言いますか。

喪われないものはないと知ってはいても。ファルサスで何がしかが起きて、血が流れているのが少し悲しい。

まぁ、『Babel』の頃なんて公式に残った直系2人とかいう惨状でしたから、長生きしてる方なんでしょうけど。

『起床』。微睡から覚めたとき夫の声が聞こえて。ティナーシャが彼に歌ってくれというのは中々珍しい場面ですねー。逆は多いですけど。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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