気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

和遥キナ

近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2

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「ああ、煮るなり約也好きにしてくれ」

「こんがり焼いてあげる」

 

積読消化。

これを積読の山に埋めている間に新作がでて、そっちの感想は書いている辺り、読み切れる量を買え、と我ながら思いました(実行できるとはいってない)。

 

閑話休題。

幼馴染として一番近くにいた彼女からキスをされて。

戸惑いの中にある健一。同棲することとなった、里奈への感情も入り混じり、答えを返せずにズルズルと時間を過ごしていって。

 

これはまた格好悪いというか。由梨子は良く待っていてくれたよ、としか言えない。

距離を測り間違えているというか、自分の立ち位置が全く定まらずに、フラフラと八方美人な態度を取り続けている感じは、見ていて気分は良くない。

見かねた後輩の女子から指摘されるくらいには、迷いまくっていましたけど。

 

まぁ、これで里奈の方に振れたら鬼畜の所業も良い所ですが。

里奈との交流とかで、少し健一自身にも変化があって、ちゃんと答えを出せたのは、良かったんじゃないでしょうか。

由梨子は気苦労が耐えなそうとか、ちょっと思いましたが。幸いあれかし。



廻る学園と、先輩と僕 Simple Life

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「……か、帰ろうか?」

少し硬い発音で先輩が聞いてくる。

「そう、ですね。帰りましょう。……その、一緒に」

 

「佐伯さんと、ひとつ屋根の下」の作者さんの……新作?

これも小説家になろうで掲載していた作品で、時期的にはこっちの方が先に書いているから、過去作というべきなのだろうか。

ともあれ、商業的には新シリーズ。絵師が和遥キナさんだったのもあり購入。

 

学園一のアイドルと称される片瀬司。

その彼女とある事件をきっかけに知り合った千秋那智、二人の交流の物語。

司が3年で、那智が1年って言う歳の差がまたいいですねぇ。学生時代の2歳差は大きいですよ。

 

そして、司が割とヤキモチ焼きな性格で。

那智の事が気になって仕方がない様子がもう、砂糖吐けそう。

司の友人の円のキャラが立っていて結構好きです。

雨の日に傘を忘れた円が、那智から傘を分捕って逃走し、その結果として司と那智が相合傘していった流れには笑った。

いや、実際のところ傘強奪されたらもうちょっと憤っていいと思いますけど。

司視点だと那智の姿は「拗ねたように訴えてくるその姿がかわいらしい。そどうしてくれようか」と映っているので、もう。

 

ラブコメと帯にはありますが……割とラブ要素の方が強めでしょうか。

傘を強奪する追い剥ぎが現れたりと、コメディ要素がないとは言わない。

じれったくて、とっとと付き合ってしまえよ、って気分になります。

実のところ『佐伯さん~』で作者さんを知って、他のシリーズ追い切れてなかったので、なろうの方の他作品もちょっと目を通してみようかな、と思いました。



転生者の私に挑んでくる無謀で有望な少女の話

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「私は『特別』にはなれなかった。君のような『特別』にはなれなかった」

 

タイトルであからさまに転生者と謳っているからか、裏表紙のあらすじにはさっぱり触れられていないのにちょっと笑った。

20代の若さで、病に倒れた青年。平凡な人生を送ってきて、特別になりたいと願っていた、普通の男。

それがなぜか、転生してしまい。前世の知識がある事で幼少期の勉強はかなり優位に進められて。

 

前世の記憶がある少年ジークとして、日々を過ごす。

……仕事に追われる社畜だったこともあり、退屈もそこそこ満喫しながら、幼馴染の少女との付き合いを続けていた。

ジークのように転生したわけではない、幼少期から才覚の片鱗を見せる、神童。

とはいえ、転生したジーク相手にはテストの点で負け続けていて。いつか勝ってやるんだ、とジークに噛みつくアーニャとジークが送る日々が描かれています。

 

小学生くらいから始まって大学まで行って、とかなりテンポは速いですね。

元々は短編だったので仕方のない話ではありますが。学生時代の友人キャラとかが追加されていたり、後半ほぼ描き下ろしの、エピソードが収録されたりしていました。

和遥キナさんの絵も綺麗ですし、短編読んで気に入ったなら手を出してみてもいいのでは。



二周目の僕は君と恋をする

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「その……伝えたいことが、あるんだ」

 

高校三年の時、片思いの相手は消えてしまった。

行方不明になったとかではなく、主人公以外の記憶から消え、彼女が存在したという記録もなくなっていた。

彼女が居なくなったことに耐え切れず、殻に閉じこもっていたある日、彼の時間は巻き戻り……高校三年の時代へと、たどり着いた。

 

彼女が居なくなることが無いように。

 

告白できなかった後悔を抱え続けることが無いように。

一週目の記憶を活用しながら、彼は二週目の時間の中で、少女との交流を続けることに。

友人たちにからかわれながら、一週目よりも彼女と親しくなって。

いやぁ、青春ですなぁ、という感じです。彼が強く後悔していたからこそ、この2週目に戻って来た部分があるみたいですけど……

そこまで悔いるのであれば、一週目で踏み込んでおくべきだったのではないかなぁ、とかちょっと思ってしまいますね。

 

なんらかの悲劇が起きそうな時、自分が体験したのと同じタイムリープ現象に出くわしたりとただの青春とはいかず。

主人公回りで見るならば、報われなかった思いが実り、彼女が消えることの無いよう尽力して、結果が出た感じではありますけど。

少年少女の青春模様としては、綺麗にまとまっていてスラスラ読めます。

タイムリープに頼りすぎている部分はちょっと、気にはなりますが。二度痛い目を見た後ですし、もうそれに頼ることが無いように、封じられることを願うのみです。




近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係

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「俺の方が、あいつとの付き合いは長いよ」

「……まあそうだな。でも、近いと見えないことってあるもんだぜ。そのへん、よく考えてみろよ」

 

母と二人で暮らす、サッカー部所属の学生、坂本健一。

仕事で家族が海外に行くという事で、一人残ることになった同い年の少女、和泉里奈と同居することになり。

一つ屋根の下、彼女と交流する中で、彼の心には何とも言えない悩みが生じているわけで。

 

学校が違うので、同居していることは少しの間は隠していられましたが。

生活圏が被っていることもあり、いつまでも秘匿できるわけもなく。

親しい女友達に見られて追及されたり。部活の試合を見学していった和泉を部活の友人が気にするそぶりを見せたり。

 

順当にイベントを消化していく中で、彼は自分が見えていなかったものを、正面から突きつけられるわけですが。

「そういうことだから」と、一方的に告げる幼馴染の少女、由梨子は健一よりもよっぽど男前ですね……

 

けど、健一からすればまだ自分の中の想いもはっきりと形になっていない状況で。内面がかなりグルグルしてるように思えますが。

あぁ、青春だなぁ、というか。

もどかしくて見てられない、とも思うのに目が離せない。

今後の展開が気になるので、ぜひとも続いてほしいものです。

和泉の心が何処かに向いているのか、とかも描いてほしい。

 

 
プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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