気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

城平京

虚構推理2

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「違う むしろ逆か」

 

鋼人七瀬を追っていた岩永は、九郎の別れた恋人である紗季さんと遭遇。

一度は煙にまこうとしたものの、紗季さんは警察官で見過ごすわけにも行かず、さらには九郎君関係者とあって、紗季さんの住居にて二人で情報交換をすることに。

「今の彼女」宣言されて思わず叩いてしまったとはいえ、鋼人七瀬と戦った時の怪我をちゃんと手当てしてくれる当たりは面倒見がいいですねー。

 

岩永の九郎コレクション、見事に仏頂面というか顔が死んでいて、ちょっと笑ってしまった。

良くめげないな岩永……メンタルが強い。

紗季さんも五年も付き合った相手だけに、振り切れていないものの、異質な者への畏れはぬぐい切れなかったんだなぁというのが良く伝わってくる。

 

岩永と九郎以上に、この女子二人相性最悪っぽいですけど、傍から見ている分にはちょっと楽しいな。真面目に考察するときはちゃんとしてますしね。

……九郎君絡みでは、どっちも譲らない部分ありますが。距離を置いて眺めたい感じだ……

 

スキャンダルに追われ市内で死んだアイドル、七瀬かりん。

暴れまわる鋼人七瀬は彼女の亡霊と思われていますが……かなり作り物っぽいと、紗季さんの知り合いは疑っていて。常識的に考えれば、彼の方が正しいからなぁ……

普通は幽霊が事件を起こしているなんて、考えないでしょう。

 

岩永、紗季さんに頼み事するのは癪でも、個人的な確執抜きにできるところは偉い。……あずかり知らぬところで九郎とばったり会われたくないって考えも、含んでましたけどねー。

 

実際、情報共有しようとしたらまたしても鋼人が現れて、なぜか市内に入っていた九郎と鉢合わせてましたし。

そして、ついに九郎が食べたという「妖怪変化」について明らかになりますが……

いやはや狂気の産物と言うほかない。それを長年追求し、片鱗だけでも掴み取っている辺りは凄まじい。



虚構推理1

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「どうか われらの知恵の神になってくださいまし」

 

ある事情から通院中、見舞に来ていた青年に一目ぼれした岩永琴子。

しかし、彼には結婚を約束した相手が居て……様子を窺っていた所、どうやら彼女と別れたらしいと分かり、告白の為に近づく。

ナースの方々を味方につけてるのが強い。いいのかそれで。個人情報とは……

 

二年前の出来事を克明に覚えて、アプローチする行動力が凄い。

相手の九郎君には「君は見かけによらず直接的だな」とか「二年も待っていたのは粘着的だけど」とか言われてました。君は君で歯に衣着せないな九郎君。

なぜ婚約者と別れたのか。その話を岩永が追及したところ、出て来た単語が河童。

妖怪と遭遇し、九郎自身の事情を知ってしまったがために、離れる事となった。

 

ほとんど初対面の相手に正直に話す必要もないですけど、ちゃっかりフェイク入れて誤魔化そうとする当たり九郎君強かですよね。

ただ、岩永がそれに誤魔化される器じゃなかったのだけが誤算なだけで。

彼女自身もまた妖に関わる、特殊な事情を抱えていて。……秘密を共有できる相手と言う意味ではお似合いな気がしますけど。

打算的な提案をしてくる岩永の愉快なところは嫌いじゃないです。

 

出会いのエピソードを描き、2話ではもう2年半が経過しているんだから展開がスピーディ。

2人の住んでいる街からは遠く離れた都市で起きた、妖怪変化の引き起こした事件の話に移っていきます。

鋼人七瀬。このエピソードだけは小説で読みましたが、中々いい感じにコミカライズされてると思います。オカルト要素ありの、「ミステリと同じものでできている」作品。お楽しみあれ。


虚構推理 鋼人七瀬

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「勝つために、惜しむものはありません。全力をもって嘘をつきましょう」

 

ようやっと虚構推理読みました……ノベルス版を。

新刊で出た当時に買って、魔境(積読の山)に消えてたんですよね。8年も行方不明にするな。

その間に講談社タイガから刊行されたし、コミカライズもアニメ化もされてるよ! なにしてるんだ。

 

片や幼少期にあやかしに連れさられ、彼らの神に祭り上げられた一眼一足の少女・岩永琴子。

片や脈々と継がれてきた狂気の集大成、あやかしの能力を歪に持たされた青年・桜川九郎。

彼らが事件を解決するオカルト要素が強いミステリー。

 

とは言え、主人公たちは探偵でもなければ、真実の信奉者でもなくて。

怪異が実在する世界で、自らも怪異に近しい存在として、妖怪たちのトラブルを解決する調停者のような存在。それ故に、彼女が求めるのは真実ではない。

 

というか、妖怪や幽霊に話を聞けるので、事件現場に地縛霊とか居れば真実とか一瞬で明らかになりますからね……

トラブルを解消できるのであれば、力技だって使うし、なんなら嘘だけで乗り切ってみせる。なるほど、『虚構推理』とは的確なタイトルです。

 

岩永がいいキャラしてて好きですね。九郎に懸想して、正面からぶつかっていく場面だったり、粘着な性質だったり。九郎の好みからは外れていて、けれど出会いから二年以上の時間を重ねた少女。

かなり変わっていて、わりとポンコツな部分も見えて、見ている分には楽しいです。

 

ある地方都市に広まった、スキャンダルの果てに死んだアイドルの亡霊が現れるという噂。

警察に目撃情報が寄せられ、信じられてこそ居ないが、何か裏がないかと気に懸けている人もいる。

都市伝説『鋼人七瀬』。噂として語られる怪異相手の解決方法は中々ユニークだと思いましたが……これ、アニメでどう表現するんだろ。



天賀井さんは案外ふつう4

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「善いことをすれが良い報いがある 悪い者は必ず最後に倒される 努力すれば夢はかなう」

「それは絶対的な法則ではないけれど」

「そういう物語がいくつもあり 長く語られているなら」

「世の中そういうことがおこりうると少しは信じられそうじゃない」

 

シリーズ完結巻。

とはいえ、異界を巡る謎に関しては前回までで基本的に回収されたので、残っているのはエピローグ的な日常回ばかりなんですが。

やっぱり、この部活の面々も結構面白いキャラ多かったし、ストーリー上真木と天賀井の絡みが増えるのは仕方ないですけど、日常回ももうちょっと見たかった感じがします。惜しい。

 

部活の引き継ぎの話。

新部長を誰にするか、という話から始まりますが……真木の事情もあり、そうすると二学年が1人になるから、必然的に天賀井さんが部長を務めることに。

転校時の最初の挨拶がアレだったので、それを知る方々からはかなり不安視されてますが。

見張り番が採用される部長という中々レアな立場です。笑う。

 

部長就任後に、住職からの相談が持ち込まれたりしてましたね。

真木も居なく、西陣先生も不在の為、天賀井部長に相談する事に。

「できれば私には相談したくなかったんだけどこの際やむを得ないという気持ちがばればれですが 話くらいは聞きます」に至るまでの流れにまた笑った。

それで実際スパッと解決してしまうんだから、頭の周りは良いしスペック高いんですよね、何気に。割とポンコツな面があって、初期の失敗から不安がられているだけで。

実際、当初の騒動を知らない後輩が入部した後にはかなり尊敬を集めていましたし。

 

真木の泰然としていて、どこでもぶれない性格とか結構気に入っていたので、もうちょっと読んでいたかったなぁ、という気持ちもあるんですが。

……とはいえ、原作者あとがきによれば、連載開始前の予定と大幅に変わった点も多く在り「伏線の意味の変更などまったくもって綱渡りでした」って話もあり。

それで4巻でなんとかゴールさせるんだから流石というかなんというか。

本来の想定だとどんなルートを辿ってどんな結末になっていたのか、なんてのも少し気になりますねぇ。

まぁ、終わるのが惜しいなと思うくらいには好きなシリーズでした。このコンビでいつかまた何か作品だしてくれないものかなぁ。

 



天賀井さんは案外ふつう3

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「あの子がいないとできなかった経験がたくさんあるし」

「第一」

「子は親から離れるものです 何も特別なことはありませんよ」

 

二人の化け物の扱いについて、蓬莱で和解が成立したため、ひとまず状況は落ち着いたようですが。

全ての真実が即座に明らかになるわけではなく……待機状態で夏休みが終了してしまって天賀井さんがちょっとテンションおかしくなってますねぇ。

まぁ、急転直下の状況で真木が落ち着きすぎって言う話でもあるんですが。

 

10年前の真相が明らかになり、真木が巻き込まれた理由なんかも判明しましたが……

真木は本当昔からあぁだったんだな……

変に落ち着いているというか、トラブルが発生しても出来る範囲で対応してのける辺り、かなり柔軟な精神をしてます。

 

真木の両親の特殊性が光っていましたが……血がつながらずとも、あの二人は立派に両親だったんだなぁ。

変人であるのにも間違いがない、って言うあたり、色々振り切った人達だと思いますが。

後書きで蓬莱側の事情については明らかにならない可能性もあったとか書かれていましたが、モヤモヤが残るよりはこうして解説が入った方が分かりやすくて好きですねー。

次回で完結となってしまうようですが、まぁ、10年前の謎も残ったらあとはエピローグだからなぁ。真木がいつどんな形で帰ってくるのか、結末が今から楽しみです。

 

天賀井さんは案外ふつう2

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「何を以て偽物と言うか だな」

(略)

「元の素材と変わってもそこに宿る魂に違いがなければ」

「それは本物と言えるのではないか」

 

日常系伝奇コメディを謳うだけあって、全体的にゆるーい感じが。

結構好きですけどね。真木の独特な雰囲気とか。……彼の両親はちょっと受け入れにくい部分がありますが。

あの親が干渉してくるとなると真木との交際は中々大変だったろうなぁ。

西陣先生の先行きが明るいことを祈っております。

 

化け物の形見を管理する部活。

色々と考えた末に作られているみたいですね。

役所が管理の仕事をしていたけれど、税金の使い道として追及されたときに面倒臭い。

だから、部活という体裁をとって管理している。

 

此れには、維持管理は形見を持たない第三者が公平に行うため、という思惑もあるようですが。

意外と作りこまれている、と言いますか……形見を交換するシステムなんかもあったり、市全体が化け物の形見を維持するために上手い事利用されている感じはあります。

この辺り、武流さんにも指摘されていましたけれどね。

 

彼が立てた仮説はかなり面白い意見だなぁ、と思いましたが。

それが真実らしく……おまけに蓬莱側からも、天賀井家の見張りの役目が一時休止になったりと一気に動きそうな感じですが。

とりあえず、真木の失われた記憶がよみがえるところからでしょうか。


 

天賀井さんは案外ふつう 1

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「いきなり何するかな 説明次第じゃ 怒るよ?」
「――それが 天賀井さんの正体か」

懐かしの『スパイラル』のコンビの新作。
そりゃあ、買うしかないでしょう。
……しかし、今の世代は帯で謳っても『スパイラル』分からないのと違うか……?

かつて二匹の化け物が住んでいたという伝説が残る常伊市。
そこに転校生・天賀井悠子がやってきて。彼女は言う。
「座敷牢に入る兄を救うために十年前の事件を調べに来ました」。
……しょっぱなから飛ばすなぁ。案の定、少女はクラスで浮いてしまって。
副担任とクラスメイトの少年、真木正輝によって「ある部活」に誘われる。

彼女がわざわざこの学校に調査に来たのは、二匹の化け物が兄の事件に関わっているため。
そして、クラスメイトの真木に誘われた部活は、その「二匹の化け物」とのかかわりが深くて。
今回は序章、という感じですね。謎と設定をばらまいている状況。

天賀井の役目とか、二匹の化け物の伝説とか。
真木が抱えている事情だとかいろいろ、気になるところが多いです。
しかし、重要な役を担っているだ天賀井悠子自身はいろいろと抜けているし、真木は飄々としていますが、「空けてはいけない箱」を抱えているわけですし。
この後どう転がるのかさっぱり予想できないので楽しみです。
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ちゃか

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