気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

天乃忍

ラストゲーム8

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橘さんにも 他の誰にも この手を渡したくない
私だけがずっと
(略)
私 柳のことが好きなんだ


最近九条の反応がおかしくて、柳がさらにヘタレてる。
うん、柳はやっぱりうまくいかずにこうやってグルグル迷っている方が彼らしい。
九条と橘はしおりちゃんの家で、女子会。
色々とぶちまけて、悩んで、ただでさえ人付き合い不器用な苦情が迷走しているのは中々レアなような。

九条がようやく柳への想いを自覚して。
ついに報われる時が来たのかと思いきや。
これまですれ違っていたのに、いきなりうまくかみ合うはずもなく。
というか柳が積み上げてきた残念さと、九条の恋愛方向のダメダメさが噛み合ってしまって、気持ち的には寮思いなのによりすれ違ってないか、彼ら……

この二人が恋仲になるには、柳がトラウマとフィルターを捨てて、九条が恋愛ダメダメ脳を脱する必要があるわけですが。
さてそこに至るまでに、あと何話必要なんだろうか……
橘さんが恋愛偏差値低い九条をからかっている場面がとても楽しそうでなによりです……


ラストゲーム7

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「もーちょっと頼ってよ 友達でしょ?」


柳が浮かれてて清々しいぐらい。
作者に「これくら残念な柳が一番描き易いです」とか言われてて、本当残念。
その隙に相馬が行動を起こしてて、まったく何やってるんですか、という感じ。
九条が、かなり混乱してて不器用にもほどがあるといいますか。
柳も九条も、勉強的な意味では頭いいはずなんですけどね。
人付き合い苦手というか、割と下手ですよね。
柳はまぁ、九条に対してヘタレすぎなだけで、交友範囲広いですけど。

相馬がイケメンでもう、そうまでいいんじゃないかっていう気分が。
けど、本人が知らないだけで、九条の気持ちは既に向かってる先があるからなぁ。
それに蓋をしているだけで。
いい友人に恵まれてますよ、本当に。
不利だと、無理だと諦めかけていたけれど。それでも踏み込んで、想いを告げた相馬。
相手に塩を送る行為でも、自分の本性を晒してでも、「同じ土俵に上がってこい」と啖呵を切る橘。
二人とも、良い子なんですよね。過去にちょっとトラウマ持ってたりするけど。

みんな良い子だから、傷付かなければいいと、幸いであればいいと思うのですが。
恋愛っていうのはそう簡単にはいかないものなわけで。
橘さんは「おキレイなまんまじゃ恋なんてできませんよ!」と言ってましたが。
今回の橘さんはあちこちで良いこと言ってます。
うろうろしている九条がかわいい事。
最後、ついに「同じ土俵に上がって」気持ちを自覚したわけですけれど。
さて、どう転がりますかね。


ラストゲーム6

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「・・・柳のこと考えるとわけわかんなくなってやだ・・・」
(略)
「・・・なんでわけわかんなくなるのかをさー」
「もーちょっと 考えてくれると嬉しいんだけど」


九条は、もうちょっと、友達の定義を考え直したほうがいいんじゃないだろうかというか。
ヘタレなりに柳いろいろやって頑張ってるよ……?
タイムカプセルで、10年前の自分に爆撃食らって死にかけていたけど、頑張ってると思うよ……? 
というか、なんであれで付き合っていないんだろうっていう雰囲気を醸し出しておいて、本当に付き合ってないんだから、なんだかなぁ。
クラス会での二人のやり取りが中々いい感じ。

桃ちゃんが自爆しているなぁ・・・。
なんだかんだで、彼女も悪い子じゃないんですよね。
問題を自覚してから努力して今の自分をつかんでる。
過去の自分が嫌いすぎて、トラウマじみてるだけで。
柳を狙って、攻防を仕掛けているあたりとかなんとなく笑える。

柳の家で、サークルメンバーの誕生パーティーやって、酔っぱらった柳が行動したり。
それで、九条が色々と意識するようになったりとイベントも順調に進行中。
ただまぁ、柳はヘタレだし、九条の耐性がないしでちょっと様子見をしてる感じ。
その隙をついて、相馬が行動を起こしましたけど。
……相馬、悪い奴じゃないけど、すごく、傷広げるような気がするんだけどなぁ。


ラストゲーム5

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「でもむしろ 10年前からずっと オレの方があいつに追いつきたくて必死」

GAME18~GAME23まで収録。
あとは、おまけ漫画もちょっと。

いろいろ残念な柳と鈍感な九条の恋愛?模様もついに5巻。
柳に迫る桃香という相手の存在を間近にみて、どうにも九条さん、嫉妬とかを覚えているようで。今まさにいろいろ学んでいますっていう感じで、近づいてしどろもどろになる九条が可愛い。
ヘタレな柳もいいかげんはっきりすればいいのに。本人以外にはもう周知の事実みたいなもんなんだし。

「周りの人間ばかりが状況を把握していく図」が面白かった。
相馬がいろいろ葛藤しているのがなぁ。相馬、嫌いじゃないんですけど、柳と九条の関係、九条の方が意識していないだけで結構鉄壁な感じがあるからなぁ。
そのことを本人が自覚しているだけに、どうにも、もどかしいものがあるといいますか。
割り切れたら、それが一番楽なんでしょうが、そうもいかないのが恋の話、という感じで。いろいろ錯綜してきたような。

柳、桃香とかにしっかり言えるんだったら、ちゃんと踏み込めばいいのに。
10年ヘタレをこじらせるとこうなってしまうのか。もう少し頑張れ。

そして、可愛さごり押しでくるのかと思っていた桃香さんにはなにやら消したい過去があるようで。うん、それはかなりの黒歴史。
どうにか振り切って、今の状態を維持できているっていうのは、誇ってもいい事だと思いますよ。……昔の知り合いには、そりゃあ会いたくないだろうけど。同窓会とかいけないって本人が思うのもむべなるかな。

「オレはどーしたってコイツがよくて 誰を傷つけてもそれは譲れない」
「――仕方ない 恋ってのはそーゆーもんだ」

とか内心で思っていられるんだったら、さぁ、今、とか傍から見ていると思わないではない。……そう思って、心許している状況を九条母に目撃されるとか、柳、おいしいな……
こうして、イベントとフラグだけを積み重ねて、最後の距離を詰め損ねるのか……そう思うとちょっと哀れ? まぁ、掲載誌の最新話ではちょっとハプニング起こしてましたし、次の巻に収録されるエピソードとかで結構動き出すんじゃないですかねー。
 
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ちゃか

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