「――釣り合うとか ふさわしいとか」
「それが一体どういうことなのか 一体誰が決めることなのか」
「私には まだよく分かりませんが」
「私はただ 柳が好きになってくれるような人間になるために」
「出来る限りの努力をするだけです」
想いを自覚して、告白しようとする九条。
けど、彼女人付き合い苦手過ぎるからなぁ……
想いを伝えたとして。その後どうなるのか。それが怖くなって声が出ない。
柳は柳で、感じなところでヘタレてて、なんていうかもう流石としかいえない。
冒頭のシーンを目撃してしまった宮からは「ひどい告白未遂現場に居合わせてしまった…わざとじゃないんです」とか思われてるし。
他人事だとすごく笑える。間近でやられると宮みたいにいたたまれなくなりそうですが。
そして、柳の父親が帰ってきて。
仕事で忙しかったようですが、しばらく日本に居られるようになって。
戻ってきたら戻ってきたで、中々鬱陶しいなこの御仁……いや、大企業のトップでありながらフランクで、家族大好きでしっかり交流してくれる良い人なんですが。
帰宅と同時に娘と息子にハグして、息子の友人と交流する時間を取ったりと、あんた忙しいんじゃないの!? とツッコみたくなる。
けど、本当に九条が男前で……ヘタレな柳とバランスとれていいんじゃないですかね。
父から会社を継がないか、と声をかけられて。
柳は色々と悩み、自らの進路について答えを出さなくてはと、話を聞いたり色々動いてます。
そしてその中でまた、九条から心に響く言葉をかけられて。もうホントなんでこの二人付き合ってないんですかね……
今月発売のLaLaに掲載される話で最終回という事ですし、今から楽しみです。