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「あなたが異世界を書くことで、あなたの異世界を読者が楽しむことで、少しでも何かを得られたのなら、それはまぎれもなく現実を変えていく力なのです」

 

あらすじからは予想してなかった導入というか。

妹がウザくて仕方なかったというか。人の趣味を否定してギャーギャー騒ぎ立てて、良く兄貴は平気だな、と正直思いました。

オタク趣味を嫌って、兄を更生させようとしてる雰囲気にはウンザリ。

 

喧嘩した事をきっかけに、ライトノベルについて知ろうとしたのはマシでしたけど。

いや叩くだけ叩いてもう知らない! とかせずに学ぼうとする姿勢は大事ですよ。

その前段階として、人の趣味を大上段から否定すんなって話ですけど。

 

まぁ、そんなこんなでラノベについて知りたいという妹と、兄の友人たちのお話。

ラノベの表紙にはなぜ女子の胸が強調されがちなのか、ハーレムものについて等々。

主人公の彼女である帆影の唱える理論はぶっ飛んでるようで、なんか頷いてしまう部分もあったり不思議な感じ。

 

妹からすると不思議ちゃんな帆影との交際は中々認めがたいようですが。

「確かに僕と帆影は噛み合ってないかもしれない。でも、それなら、これから噛み合わせればいいんだ。それじゃダメなのか」

そうやって真正面から言える兄貴の方が好きですね。

あと最後の帆影の爆弾は凄かった。砂糖吐けそう。