気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

富士見ファンタジア文庫

お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか

ico_grade6_2
「お付き合いしてください!」

 

秘密結社が暴れまわる街。

そこには彼らに敵対する魔光少女が居て、日々戦っていた。

世界政府推進機構という組織の名前の割に、活動はしょぼいものの。

魔光少女のかわいさに惹かれて観衆が居る事もしばしば。

……いや、そんな奇行をとってる集団がいたら、とりあえず逃げよう? とファンタジー台無しな感想を抱きましたけど。

 

で、主人公はひょんなことから、魔光少女の正体がクラスメイトだと気がついて。

バレると罰則があるらしいので、秘密裏にサポートしようとするものの……彼女かなりのうっかりさんで……よく今までばれずにいたな。

もう正体発覚させて、引退させた方が彼女のためなのでは……みたいな気すらする。

 

で、もっと親密になって補佐しようとして……「付き合ってください」と言ったものだから誤解が加速。

誰も彼もが一言足りないというか、自分の中で補完してしまって、勘違いしたまま突っ走るラブコメ。アクセル全開って感じの作品でした。

 


放課後は、異世界喫茶でコーヒーを6

ico_grade6_4

「胸を張れ。お前は誇って良いのだ。お前ほど孤独に耐え、日々を重ね、強く生きたものはいない。お前のこの世界での行いは、全く素晴らしいものだった」

 

シリーズ完結巻。

好きなシリーズの終わりは、いつも寂しい。特にこの作品の、和やかな喫茶店での時間は癒しになっていたので、尚更に。

ただ、ユウがなぜこの世界に来たのか。歌姫騒動で触れられた「かつてこの世界に来て、消えた先人」の事。帰還する方法など。

そうした設定を回収しながら、喫茶店マスターとしてだけではなく、黒沢夕としての想いの決着を描き切ってくれたので満足いくエンディングでした。

 

「この世界に一軒だけの、喫茶店です」。

ユウが、この世界に来て。お客さんたちと交流して来た時間が無駄ではなかったんだ、というのが良いですね。

コーヒー豆を仕入れていた船長であったり、深夜営業の時に縁が出来たボニーさんや、コーヒー好きのファルーバさんであったり。

 

伝承に残る竜であり、同時に恐妻家らしいファルーバさんが最初は何してるんですか…って感じだったのが、終盤柔軟さも見せてくれて。

悩みの中にいるユウをアイナが叱咤する場面も、痺れましたね。

最後まで読んでから、表紙を見ると悶えます。保証付きです。あぁ、良い物語を読んだ。ホッとするお話でした。




ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅣ

ico_grade6_3
「あの男が戦ったのなら、俺も戦おう。あの男がしたことを無駄にはできん」

 

混沌の地を描くノベライズ、完結巻。

現地の氏族エリアラの協力により、安全な土地を確保する事が出来たプライア達。

けれど、平穏な日々は遠く――「混沌」と呼ばれるこの地の災いが降りかかって。

 

手から酸を出す、など人間離れした能力を発揮する彼らによって騎士にも犠牲者が出て。

「混沌」によって村を滅ぼされ、彼らの奴隷のように使役されている者もいて。

様々な理由で氏族を追われた「はぐれ者」故に、氏族に助けは求められない。

けれど、そうした柵がないプライア達ならば、と助けを求められたりもしていましたが。

 

巡り合わせによって、殺し殺される展開。

エイクが混沌に落ちた相手とした「そうだよな。あんんた、俺を殺したいか?」「殺したくはない」という会話が切ない。

スタート地点からは想像できなかったところに連れてきてくれた、良いストーリーだったと思います。



ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅢ

ico_grade6_3

「こんなことをすれば、あなたの運命は大きく変わりましょう。二度と故郷の地を踏むことは、おそらくかなわなくなります」

「わかっています」

 

魔法使いが死に、女盗賊も砦を去って。

さらには囚人たちの反抗があって……始まりが始まりゆえに仕方がないともいえますが、彼らを押さえつける人員が致命的に不足してるんですよね……

 

不幸にも川に流されることとなったエイクは、現地住人に保護されて。

言葉が通じぬと分かってから、速攻で切り捨てるような輩ではなかったことが救いでしょう。

少しずつ交流し、言葉を覚えて。現地の風習についても教わって。

 

「混沌」と呼ばれる禍についても知り。現地住人との争いを続けている場合ではない、と悩みを得て。

この大陸に来て成長していたエイクだからこそ、決断を下せた部分もあるでしょう。

自身の力量を示すために、攻撃を躱し続けるパフォーマンスは中々の見ものでした。

終盤、エイクとプライアが軽く打ち合うシーンは、初期の彼らから考えられない程穏やかで……同時に力量が近しい男同士の通じ合ったやり取りという感じで、好きですねー。



ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅡ

ico_grade6_3

「危険だ」

「承知の上です。しかし、わたしはそう判断したんです」

()

「わたしの頭は飾りではありませんから。意見を言ってみました」

 

船上でトラブルがあったものの、運よく混沌の地に辿り着いた一行。

しかし、事故により船は沈み帰還の術はなくなり。

ひとまずの拠点を得る為に、探索に出れば毒をもった植物、獰猛な獣など危険が多く存在して。

 

プライアへの反発から参加したエイクたちも、生き延びる為に協力し合える程度には距離が近づいたようですが。

船長はこの地にかなり怯えて、最終的には別行動をとってしまって。

偽りの英雄にしたてあげる他なかったプライア達の決断が辛い……と言うか。

 

曲がりなりにも船員たちのトップであった彼が居なくなったことで、導火線に火がついた感じはありますよね。

いつか不満が爆発しそうで怖い。

魔術の働く迷いの森、意思疎通の出来ぬ現地住人による襲撃。

森を抜けた先で得た拠点と、魔術師の死。

順調に歯車が欠けていっている感じでハラハラしますね。



ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅠ

 ico_grade6_3

「わたし自身が行きたがっているのです。『混沌の地』を見たがっているのです。自分のしらないものを」

 

たしかTRPGにはまった後、イエサブあたりでセット買いしたハズ。

今では2.5までアップデートされたソード・ワールド世界ですが、2.02.5は同世界の別大陸舞台。無印と2.0は色々と変更が入ってたんいたはず。

リプレイなどで描かれてこなかった、西の「ケイオスランド」。混沌の地を舞台とするノベルだそうです。

 

アレクラスト大陸のはるか西にある未踏の地を探索せよ。

事実上の追放に等しい指令を、騎士プライア・ウルグは受諾して。

元冒険者で王に気に入られている存在が邪魔と思う勢力の横やりではありましたが。

プライア自身は知らない場所に赴く、それ自体に興味を持っていて。

 

神官や魔術師なども幸いにして参加はしていましたが。

植民を進めるため囚人を積み「恩赦」というあたりに、危うさがあると言いますか。

プライアと罪人をまとめて追放できればそれでよし、という思惑が透けてる。

騎士たちと船員と囚人とでバラバラになってしまって、成功する未来が見えないな……


六人のイヴと神殺しの使徒3

ico_grade6_2h

「死ぬかもしれないから戦わないなんて、あたしにはそんな選択肢はないよ。もちろん死にたくはないけどね」

 

前回の戦いで、二人の少女の中に居るイヴが活性化して。

ジュカが宿しているアダムの力を使いまくったせいらしいですけど……まぁ、強敵相手に手を抜いても居られなかったのは確か。

反動で発情する場合が出てきたというのは、お約束、というか。

 

新たなイヴ候補として目をつけたのは、ジュカの古い知り合い。

今はなき妹の友人であり、引っ越したために災害を逃れた後輩で。

妹を助けられずにのうのうと生きてるジュカに辛辣に当たるあたり、最初の印象は今一つ。

そのあと妹を殺した相手が自ら過去を見せつけて来て。

 

神魔が持ち出して来たグラン・ノアという兵器やバベルの真実などなど。

勝ち目しかない戦いは楽しくないって言って対抗兵器作ろうとするあたり、本当神魔傲慢だな……

かなり畳みかけてきたなぁ、という感じ。イヴ関係のネタとジュカの復讐について、ひとつの区切りを見せてくれたのは良かったです。

 



六人のイヴと神殺しの使徒2

ico_grade6_3

「お前達はまだやり直せる。生きてるんだからな」

 

バベル悲願の、イヴの力を秘めた少女を見つけたジュカ。

6エデンに居ると目される他のイヴ候補を探すために行動していますが。

新たに都市を訪れた背徒トーコに監視されながら、神器使いに狙われと大人気ですねー。

 

しかし、ジュカ色々と物を知らなすぎというか。

他の背徒に呆れられてばっかりじゃないですかね……トーコは元々裏で動いていた側っぽいから情報量にはかなりの差がありそうですけど。

 

SOGに協力的な神魔サリエールも、自分の楽しみの為に状況を動かしてますし、ろくな事しないなホント……

巨大なカインズ、ベヒーモス。最強ともいわれる相手を前に、背徒と神器使いが共闘するという流れは良いですねー。こういう、敵対勢力との協力は結構好きです。

 



六人のイヴと神殺しの使徒

ico_grade6_3

「死なせてたまるか! 絶対に……死なせない!」

 

神魔という存在によって支配される都市、第6エデン。

彼らは人の魂を食らう性質があって、適度にいたぶったりして味付けした魂を食べる事も。

最もそれは裏側の話で、表向きは彼らに忠誠を尽くす組織があったり、その言葉を疑う事などない、絶対的な存在のようですけど。

 

人知を超えた存在故、軽々に人々の口に上がることもないようですが。

彼らの指示で、霊脈の上に独立した都市を作ったりしていて、存在は確かに信じられている、というか。

霊脈を通って現れる怪物がいたり、それに対応する武器を神魔が与えられた人もいたり。平穏とは程遠く。

神魔が災厄を起こすこともあり、それに反抗する勢力もまた存在した。

 

イヴの背徒が一員、ジュカがこの地を訪れて。

神魔に狙われた少女と一時共闘する事になったりしてました。

神魔の拠点に攻め込むための手がかりとなる可能性があるため、というのもありましたが。

復讐者である彼は、それとは関係なくても神魔斬りに行ったんだろうなぁ。

青い部分も見られますが、ジュカの今後に期待。

 



ラストラウンド・アーサーズ3 雪の少女とアーサー殺しの王

ico_grade6_3
「うるせえ! 絶対に道を踏み間違えねえ人間なんてたまるか! だから、仲間が要るんだろうがッ!」

 

前回の戦いで無理に「魔神化」を使った反動か、倒れた凜太郎。

周囲も気が気ではなかったようですが、まぁ割と普通に目が覚めて。

復帰祝いのパーティーをやっていましたが……いつも通りの大騒ぎ。

瑠奈たち一行も大分賑やかになってきたなぁ、と言う所に襲撃があって。

 

王自体はこれまで出てきた中でも最も小物っぽかったですけど。

彼を上手い事動かしている黒幕連中が居て。

対応させられた、というのが痛いですね。向こうは此方を知っていて、此方は相手を知らない。故に、瑠奈が痛手を負うなんて状況も生じてしまったわけで。

 

それを受けて凜太郎が、倒れた後上手く制御できなくなっていた「魔神化」を御するために危険な賭けに出て。

ピンチの状況で駆けつけてくれるんですから、たまりませんね。

これぞ王道、という感じで。アーサー王の駄目な側面とかが今回特に強調されてましたが……それ以前に騎士たちの駄目さとかも描かれてたし、彼もまたその時代の人らしい人だったのでは、としか。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

アーカイブ
カテゴリー
最新コメント
記事検索