気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

富士見L文庫

浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。

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「持つべきものは働き者の夫。時代が変わってもその点は何一つ変わらないわね」

「誰が夫だ? 誰が、誰の夫だ? 寝言は寝て言え」

 

浅草在住で、当地のグルメを愛する女子高生茨木真紀。

彼女は前世の記憶……鬼の姫として生きたそれを、生まれ変わった今も保持していて。

今世は人間としてではあるけれど、あやかしの世界に関わったり、トラブルがあるとそれに対応したりしている日々。

前世の夫や友人、あやかしとして生き続けてきた顔なじみ等々。色々な縁が重なりながら日々を過ごしております。

 

前世の夫こと天酒馨は、あやかし絡みのネタに今世でも首を突っ込んでいく真紀に苦言を呈したり「夫ではない」と関係を否定したりしてますが……

なんのかんので付き合いが良い、というか。なんだかんだ言いつつ起こしに行ったり、ご飯を買い与えたりしている時点で大甘ですよね……

 

浅草でのんびりと日々を過ごしておりましたが……

前世と今世、二度の生の中で積み重ねてきた柵などから、状況は変化していって。

真紀の前世が茨木童子だった、という事実は浅草の中では知られていましたが、余り外には漏れていなかった。

けれど今回の騒動で、あちこちに漏れたでしょうし……そもそも、この騒動を巻き起こした黒幕の影みたいなものも見えて、中々に不穏そうですが。

あの夫婦がそろっているならば、支え合って上手く乗り越えていってくれるんじゃないですかねぇ。

 



ぼんくら陰陽師の鬼嫁2

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「ね? うちの末っ子は、デキた奴っしょ、奥方? あれでも、大将の最新の式神なんでね。性格は悪くてもデキはかなりのものなんすよ」

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「うん、そうだね。いい子だって思う」

 

家事で済むところを失い、陰陽師と契約結婚をした野崎芹。

まぁ、最初にそういうものとして割り切ってるから、いい感じに北御門の家に馴染んでる感じがしますけどね。

式神たちとも仲良しで、いい雰囲気です。

別の場所で修行していたという見鬼に特化した式神朱雀の錦が戻ってきて。

 

利害関係が一致した契約とはいえ、結婚した以上は北御門の関係者に結婚のお披露目をしなくてはならない、なんて話があったり。

芹の大学の友人たちが旦那さんに興味を示したり、と今後面白くなりそうなネタもまかれていましたが。

今回のメインは、悪霊に憑かれたという依頼への対処。

持ち込んだのが芹の大学の友人、という事もあり外聞も気にして皇臥は対応に動くことに。

 

そうして動く中で祈里の危うさ、何かも出てきてましたが。

まぁ、なんだかんだで玄武の双子は可愛いから良し。北御門の家に戻り、芹たちの傍にいられるようになった今なら、これ以上歪まないでしょうし、より良い方向に変わっていけるんじゃないかなぁ。

退魔の祈里と見鬼の錦が居たから、悪霊がらみっぽい依頼にも臨んだってことですが……芹に渡してた最終手段が、本当最終手段すぎてもう……

アレは酷い(褒めてる)。芹が怒ったのも無理はない。

けど、その発想に惹かれ弟子が出来るかもしれないという、人生何がどう転ぶか分かりませんな……

 

ぼんくら陰陽師の鬼嫁

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「わかった、結婚する」

出逢って十数分。浪漫も風情も情緒もない無味乾燥なプロポーズはこうして受諾される。

(略)

「それでは……我が家にご案内しよう、我が花嫁」

 

何かと不幸に見舞われる体質の野崎芹。

ついには住居が火災に見舞われ、家なき子に。築年数が長く、ボロかったため家賃が安かった。

この機に建て替えて、その場合は優先的に部屋を貸してくれる……と大家さんは言ってくれたが、直近でバイトも首になり、経済的に見通しが立たず断念。

 

公園で黄昏ていた彼女は、通りすがりの陰陽師に唆されて、その手を取ることに。

いやまぁ、唆されてってのは語弊ありますけど。ちゃんと交渉して、条件に納得した上で契約しているわけですし。

……まぁ、相手が陰陽師だと明かしていなかったのは確かなので、ちょっと騙されていたのは確かですけどね。

それでもメリット・デメリットを計算して受け入れる辺り芹もいい根性してます。

 

ビジネスライクなスタートを切った二人の関係ですが、これが中々いい感じにはまっていて。

会話の調子なんかもそうですし、読んでいて楽しい二人ですね。

陰陽師と言うだけあって式神を連れているんですが、彼ら彼女らもまた個性があっていいです。可愛い。

 

芹の夫となった北御門皇臥。

彼は本来家を継ぐ予定のなかった次男で、才能が偏っているとか。

特にお祓いなんかは苦手ジャンルとかで。……家を絶やすわけにもいかず当主をやっているというけど、それは大変だろうなぁ、という感じですが。

今回は何とか、呪詛系の依頼を解決できましたし、手札も増えましたが、いつもこう上手くいくとは限らないだろうし、先行きはちょっと不安。

ただ、この夫婦の関係は好みだったので、次にも期待。

 

 

マルタ・サギーは探偵ですか? Ⅱ ~名探偵と助手と犬・春から秋までの事件簿~

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「(前略)その不器用さに、私は忠誠を誓うことにします」
「……そうかい」


オスタスでクラス、マルタの元に、トーリアスが客を連れてきて。
リッツ・スミス。訳ありな彼のお目付け役をするならと報酬をもらい。
……マルタよりも、リッツの方がしっかりしているので、いったいどっちがお目付け役やらって感じですが。
押しかけ助手って言うのは中々いい表現だと思います。
まさしく、リッツが助手になるまでの流れは押しかけだものなぁ。

そして、方々で「マルタのところの~」というと反応が似たり寄ったりで。
順調にグータラなのが周知されていますね。
まぁ、マルタはカード使いである以外は、いたって普通の学生ですからね。
紅茶の入れ方が分からなかったりするのは当然でしょう。
……分からないから学ぼうって言う気概に欠けているのは、何とも言えないところではありますが。

春から秋までの事件簿とあるように、いくつかの事件をマルタが解決していく話です。
それは例えば、バーチを騙って宝石を盗んで駆け落ちしようとした名家のカップルの話だったり。
「所持していないはずの絵」に届いたバーチの予告状にまつわるアレコレだったり。
出先で事故に遭い、記憶を失ったマルタを拾ったバーチがすごく楽しそうでなんか和んだ。
あとは、ジョセフ犬を拾って、探偵事務所がにぎやかになったりと、マルタがオスタスで過ごす日常、といった感じで、全体的に穏やかな展開ではありました。
でも、やっぱりこのオスタスの空気が、だらけながら楽しそうに生きるマルタの姿が、懐かしいし、読んでいて安らぎます。


マルタ・サギーは探偵ですか? Ⅰ レド・ビア事件

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「だろう。ぼくはさ、マルタ。キミを美しいと思う。君のその涙を美しいと思う。私の好敵手が君でよかったと思うよ」


かつて、富士見ミステリー文庫で刊行されていた作品。
それが改稿されて、新たに描かれることとなった新版。
ミステリー文庫版を持っていて、中々好きなシリーズだったんですが。
この新版もまた違った味わいでいいですねー。
マルタが学校をやめる下りのところで出てきてた先生がいなかったり、あちこち変更されているところもあるみたい。

普通の高校生だったマルタは学校をやめた。
フラフラしていたところ、彼は特別な力をもったカードを入手して。
アウレカという変な青年と出会ったりもして、最終的にはオスタスという異世界の街に流れ着いて。
女王様、トーリアス、ドクトル・バーチに名探偵マルタ・サギー。
魅力的な彼らにまた会えて、本当に楽しかった。

『名探偵』のカード。マルタが手にしたイレギュラーな存在。
それは、提示した謎を解き明かす。推理も何も必要なく、目の前にある謎を、無慈悲に解決する。
マルタが平凡な少年で、彼の言う理想や理念は、日本に生きて平和を知っているからこその、青くて甘い代物ですけど。
そんな彼だからこそできることがあるんじゃないか、と思える。
と、いうよりは危なっかしくて目が離せなくて、気づくと追いかけてしまうような存在なんですが。
あぁ、この青さがマルタだよなぁ、と。読んでいて、とても楽しかったです。


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