気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

小説家になろう

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

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「怒るなよ。……今は前よりずっと、なんつーか、いいなって思うよ。そうやって笑ってた方がずっと可愛いのに勿体ないって思ってたし」

 

小説家になろうでランキング上位に来てたんで読んだんですが、いい感じに甘くて好きです。

オマケに挿絵が『白聖女と黒牧師』の和武はざのさんと来たら買うほかない。『白聖女~』も感想書けてないけど読んでます。アレも良作なので、絵に惹かれた方はあちらも是非。

 

学校で天使様と評判の容姿端麗、文武両道の少女、椎名真昼。

藤宮周は、ある日雨の中ずぶぬれになっている彼女を見かねて傘を貸して。

クラスも違うし、もう交流する事もないだろうと周は最初思っていましたけれど。

マンションで隣同士、という事情も手伝って少しずつ交流が始まる事に。

 

周はよく一人暮らし許可されたなって感じは正直あります。

料理不得手で、掃除もサボりがち。成績は良くて、人格面ではかなり優良株ではあります。

誠実であったり、しっかり言葉にしてくれたりと美点も多いです。

料理をごちそうになったらうまかったと感想を言ってくれますし、世話になった分のお返しも忘れない。

 

きっかけを得た事で自分で料理しようとし始めたり、向上させる意欲もありますし。

……結果的に真昼のお世話になってましたが、それはそれで。

真昼の方も、最初は名前ぐらいは知ってるという関係ゆえに距離がありましたが。周の人柄に触れて交流する中で、二人でいる時には照れたり笑ったり、堅さがほぐれていくのが伺えて良いです。

既に中々の甘さがありますが、WEB本編最新話付近だとさらに糖度マシマシでいいぞもっとやれって感じです。

挿絵がつくとまた一段と面白いのでシリーズ続いてほしいですねー。

 

メロンブックスの有償特典でタペストリーも購入しました。

いやぁ、予約してよかった。心が浄化される気持ちです。
GA文庫は早売りがあるのでサイン本ゲットし損ねたのはちょっと残念でした。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院のお称図書委員VII

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「わたくし、そういうことはしたくありません」

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「存じています。だからこそ、ローデリヒは名を捧げようとしたのでしょうし、他の者も注目しているのです」

 

プロローグはハンネローレ視点。

本好きのお茶会でローゼマインが倒れた事が、彼女から、ひいては他領からどう見えていたのかが詳しく描かれているのは新鮮。

ローゼマインに慣れすぎてて、読者としてはそりゃ倒れるよなーって感じだったんですが。

突然倒れたように見えるわけか。うん。

 

ローゼマインの現代語訳をアウブに確認してもらわなくてはいけない。その為に領主候補生としてレスティラウトも確認したい。

いやそれなら私が読みたいというクラリッサ達の暴走っぷりが癒しですね……

挿絵ついてるのには笑った。

 

ローゼマインは倒れた事から強制帰還し、エーレンフェストで過ごしていますが。

魔獣討伐に関する事での事前打ち合わせが必要という事で、情報共有。

ローゼマインがまだまだ貴族として不足している部分もある、という話もありましたが。

フロレンツィアが、上位との交流を作った功績も見ずに叱るのは教育に良くないと、ジルヴェスター達に釘を刺してくれたのは良かったですねー。

彼女、本好き過ぎて暴走しやすいですけど、優秀ですからね。ちゃんとした報告書を書けば、領主が対抗戦の資料替わりにするくらいに。

 

しかし、不穏さを増していく貴族院の空気が怖いですねぇ。

魔獣討伐に絡んで事情聴取が行われ、中央神殿の不穏さが描かれたりもしてましたが……イマヌエル、顔が怖い。アレにぎらついた眼を向けられたら、そりゃ引くよ……

王を認めぬ勢力の襲撃があったり、中央騎士団長とフェルディナントが気になる会話をしたり。

 

エピローグがエグランティーヌ視点で、襲撃を受けての王族案件について。

アナスタージウスが彼女を大切にするべく、言葉を交わしていましたが。これが後の祠巡りに繋がるのかと思うと憂鬱ですねぇ。

巻末短編はクラリッサ視点とレオノーレ視点での東屋でのエピソード。

貴族の恋人として、温度差がひどくて思わず笑いました。レオノーレが乙女で可愛い。


本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院のお称図書委員VI

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「わたくしが行きます」

「ローゼマイン様!?」

 

プロローグはシャルロッテ視点。

ローゼマインとヴィルフリートの婚約によって、アウブになる道は途絶え、兄姉の補佐を望まれるようになった。

物足りなさを感じつつも、ローゼマインへの恩返しの為に頑張れる彼女は、本当にすごい。

兄はもうちょっと見習え……って思ってしまいますね。

 

ローゼマインが実行した髪飾りを配る、という作戦についてもシャルロッテの側近から見ると「声をかけてもらいたかった」案件なのかぁ。

領主候補生難しいわー。シャルロッテがちゃんと窘めたり、逆に側近に背を押されたりと良い関係が気付けてるのにはほっとしましたけど。

 

講義が始まり着実に合格し、今年もどんどん話題を作るローゼマインよ……

うん、まぁ彼女はこうやって勝手気ままに動かしてる方が成果上げますよね。自分の好きなものに突撃するための手間を惜しまないから。

フラウレルムがエーレンフェストの妨害をしようと、課題を変更したりしてましたが。過去の問題を引っ張りだしてきたもので、そこを抑えていたエーレンフェストは無事合格。

しかし、研究領地のドレヴァンヒェルにおいても、講義課程の変更が問題になってなかったのは意外。地頭がいいから、現場で覚えられてどうにかなってたという事だろうか。

 

今回収録のエピソードでは、ローデリヒ回りの話が好きですね。

言葉を尽くして、願いを告げる姿。挿絵にもなっていましたが、願いと焦燥とが混じった良い表情だと思うのです。

名を刻む魔石を得るための採集から発展した魔獣退治と、癒しの儀式もローゼマインがいたから被害が抑えられましたしね。

次の騒動に繋がるタネにもなってましたが、裏で暗躍している陣営が居る以上、どうせ別の形で問題は起きたでしょうし。被害を抑えるという意味でファインプレー。

癒しの儀式をしているローゼマインのイラストが口絵と挿絵でそれぞれ雰囲気が違って良かったです。

 

巻末の短編一つもローデリヒ視点でしたしね。

ハルトムートがいい仕事しているとみるべきか。

魔石を得る資金が足りないローデリヒに、旧ヴェローニカ派を利用しろと助言して。

ラウレンツはその状況をもって、逆にローデリヒの扱われ方を見る事で、指針と出来ると利用しかえす算段。それを口にしてる辺り、善良ですよね。

 

もう一つ、ルーフェン視点の旧ベルケシュトック寮の探索。

封鎖された寮から魔獣が来た形跡があるため、調査する事になっていましたが。

フラウレルムは本当にろくな事しないな……誤魔化すにしても方法が荒い。

初手ヴァッシェンは無いでしょう……ヒルシュールが研究以外にも色々考えている事とかが知れたのは良かったですね。

騎士団長がやってくる流れにグンドルフ先生が関与してるのは驚き。

確かに傍から見てるとエーレンフェストに大きな被害出てないように見えますね。

領主候補生の魔力という貴重な資源をこれでもかと使って、領主候補生倒れてるんだけど。

……ローゼマインが倒れるのいつもの事だからなぁ……

第六皇女殿下は黒騎士様の花嫁様

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「この身は殿下の剣となり盾となり、殿下の御身を生涯お守りいたします」

 

隣国の学院に留学している、第六皇女ヴィクトリア。

戦争の気配を感じた彼女を救出に来たのは、黒騎士と呼ばれる第七師団の団長アレクシスだった。

争い自体は短期間で終わったようですが、武勲を上げた彼に降嫁させる話を父から聞かされることに。

 

齢十七になろうとしているのに、見た目が十歳くらいにしか見えないヴィクトリア。

一方で、黒騎士はその体格と風貌から若い令嬢から逃げられるという経歴の持ち主で。

美女と野獣……というにはヴィクトリアの方に迫力が足りないというか。いや、彼女目鼻立ち整っているし、成長すれば美女になるのは間違いないですけど。

現状だと子連れの軍人に見えてしまうのは致命的なバグでは……うーん、割とお似合いなんですけどね。

 

まぁ、ヴィクトリア自身も成長していない自分の体格に思う所はあるようで不満を零す場面もあったりしましたが。

アレクシスは彼女の内面に、為政者の顔に惹かれているから、その辺は問題ないと思います。

ただまぁ、色恋の甘さよりは実務的な話題が多くなりがちなのは、今後に期待というところでしょうか。

 

友好の証として来訪した隣国の王女が、チャームの魔法をばらまいて不和を起こす場面が多かったり。「姫様をアッシーに使った挙げ句」とか、砕けた言葉遣いが散見されるのには、ちょっと引っかかったので残念。



嘆きの亡霊は引退したい~最弱ハンターによる最強パーティー育成術~

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今回の任務は遭難の救助だ。迅速に向かう必要がある。
ゆっくり準備している時間はない。
(略)
「まずは……遺書を書く」


世界各地の宝物殿を探索するトレジャーハンター。
それに憧れて、幼馴染たちと英雄にならんと帝都に出てきたクライ・アンドリヒ。
どんどんと向上していく友人たちの技量に、彼はついていけなくなり、前線を離れた――はず、だった。

いや実際高レベルの宝物殿の探索とかに行かず、基本引きこもってるので、前線に居ないのは確かなんですが。
彼が動くと、騒動が起こるんですよね……
そして結果的にそれを解決してしまう。
だからこそ周囲からの期待や信頼は高まり、また別の厄介事を持ってこられたり、持ち前の煽りスキルで引っ張り寄せたりしてるわけで。

基本的には、勘違いモノの要素強めなんですが……
本人自覚してないだけで、絶対クライもなんか持ってるだろ、コレって言うぐらい厄ネタの宝庫で。
WEB版も面白いので気が向いたら読んでみて欲しい。
トレジャーハンターにも互助会、というか協会があって。

そこから厄介事を振られたクライが、自分の知り合いにそれを横流しして。
途中で気がかりな点があったから自分も様子見に行ったりしてましたけど。
行き当たりばったりのはずなのに最善を引き寄せる辺り、運だけはとびぬけていいのでは。
悪運かもしれませんが。


『Unnamed Memory断片集 人形の記憶』感想

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「ファルサスの城都まで来られたなら、あの人に届きます。あの人は全てを覆してくる切り札ですからね。こうなるのは幸運じゃなくて必然です」

2巻発売記念で、投稿されていた断片集の感想です。
『Unnamed Memory』は良いぞ……

呼吸するように空を漂っているティナーシャが可愛い。
そして魔女の紐付きで城を抜け出している王太子の思考が相変わらず。
平穏なのは良いが、多くの人間が集まる以上騒動の種も尽きない。
ならば、自分が来ているうちに来い、というのは何かが間違っているような……
でも、オスカーなら大体のもめ事解決できちゃうから、人族な対応という意味では正しいわけで。ぐぬぬ。
ラザルの心労が思いやられる。

実際見事に面倒事を引き当てるんだから、悪運が強いというか。
道中、五歳くらいの女の子が人形を盗られた、と言って泣いているのを見つけて。
話を聞いて、盗んだらしい少年の後を追ってみたら、敵意を隠さぬ男たちに包囲されるとか、なんで?
子供の悩み聞いて、なんで剣を持った相手に包囲されてるの……
結界に振れぬように剣で敵の投げた短剣を弾くあたりオスカーも慣れてきてますが。
今回はそれを読んで、剣を抜いた時点で分かるようにしていたティナーシャの勝ち。

城下町で王太子を包囲してたり、空から明らかに魔法師(実際は魔女)の応援が駆けつけたのに、女だからと油断してる辺り、命知らずだな……としか。
まぁ、実際ゴロツキ程度に負けるオスカーじゃないですけど。
地雷原で踊った君たちが悪いんだよ……
その後ティナーシャが魔法で少年を探索していましたが。
職場に王太子が女性を連れて来たと思ったら、その女性と一緒に飛び降りて空を飛んで去っていく様を見せつけられた兵士は、お疲れ様です。
そうだよな。普通王太子が見張り塔から落ちたら声上げるよな。魔女に魔法で封じられてたけど。

あっさり少年、クアンを確保したものの、人形にはある秘密があって。
それを「しかるべきところに持ち込んでくれ」と頼まれていたから、魔女を探していた、という少年。
目的とは違うとはいえ、魔女に行き当たったんですから、流した先がファルサスで良かったね……
いやまぁ、クアンの過去からここに魔女が居ると思っていたので、狙って流したんでしょうが。

クアンから事情を聞き、解決の為に東の異国メンサンにまで転移した一行。
感想書くにあたって読み返してたんですが、2巻冒頭の大陸地図見ると、マジに東の端なんですが。
そこまで即座に行けるって言うんだから、魔法師は凄い。
その魔法師を排除していたタァイーリの広さを思うと、あちこちに歪みは出てたんじゃないかなぁ、何て事も思いましたね。
実際、歪みが蓄積して反抗勢力まで出てくるわけですし。

閑話休題。
ティナーシャは醜悪な事件だと言い、オスカーを関わらせたくないようでしたが。
オスカーはオスカーで、自分が居ないとティナーシャは全部爆破して終わらせるだろ、と。
どっちもどっちというか。実際、どちらか一人でも片付く問題ですけど、ティナーシャ一人だったらマジに爆破して終わりとかありうるもんな……

何だかんだ言いつつ、オスカーの事を評価しているティナーシャが好きです。
同時に、「――人は、どう足掻いても孤独なものですよ」という魔女としての顔も、見れて満足度の高い短編ですね。

今回の悪党どもは、また醜悪な事をしていましたが。
それをしっかり裁くためにオスカーが動いてくれたのには、ほっとしました。
まだ人の良心を信じられる、というか。
『あんたも、優しい魔女だ』
というクアンの言葉が、全てだと思うのです。

腹ぺこな上司の胃をつかむ方法~左遷先は宮廷魔導士の専属シェフ~

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「いいんですよ、俺が自分の意思でエステル様の側に居るんですから」

 

小説家になろうの書籍化作品。

WEBで読んでたので、発売日に飛んでいって購入してきました。

エステルがかわいい。

後書きにも書かれてますがコンセプトが「ヒロイン可愛い」だそうで、十分に満喫できます。扉絵の最後。「……おいひいです」と言ってるエステルが特に可愛くて好き。

 

筆頭魔導士を夢見るヴィルフリートは、組織のナンバーツーに目をつけられて、変人の巣窟である第二分室へ異動させられることに。

そこで最初に出会ったのは、空腹で倒れた美少女エステルで。

ヴィルフリートが出したパンケーキを気に入って、おいしそうに食べているエステルが直属の上司。

しかも、特級魔導士という位階の高い相手という事もあって、最初のうちはヴィルフリートもプライドを刺激されてる部分があったようですが……

 

順調に餌付けして、懐かれて、そんな環境にも慣れていってる辺り、適応力高いというか。

周囲に規格外が多いせいで物差し壊れてますけど、彼自身もそこそこスペック上なのでは。

実際、同僚となったエリクからは「一般からすれば飛び抜けてる」と評されてましたしねぇ。

 

 

ヴィルフリートも普段は平然と仕事していますが、彼が魔導士という職を志したのは中々重めの過去があって。

幼少期に誘拐され、助けられた。記憶があいまいだが、あの時の人にお礼を言いたい。

それでしっかり成果を出して職場に在り着いてる辺りは凄い。

彼が魔導士として組織に入ったからこそ、ディートヘルムは彼を使おうとしたのでしょうし。

ヴィルフリートの存在がエステルの救いになったのは、彼自身の為した事ですから、そこは誇ってもいいと思います。

……最終的に男としては大変な目を見てますが、彼の理性に期待。頑張れヴィルフリート。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院の自称図書委員V

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「ダームエルは、わたくしが成人するまで、恋人も、結婚も、できなければ良いのです!」

 

表紙のローゼマインの衣装が鮮やかでいいですねー。

貴族として流行発信をしないといけない、という事でローゼマイン色々手広くやってますし、絵師さん大変そう。

特にこのシリーズ登場人物も多いですしねー。そして、アウレーリアのヴェールが予想以上に怪しい。いや、なるほどこれは不信感抱かれますわ……

 

イタリアンレストランの会食で神官長のつぶやきに周囲がハラハラしてる挿絵もいい感じでしたねー。

ベンノとオットーが面白い見世物を楽しむように見てるのも納得。

 

書き下ろしのエピローグと巻末の短編が良かったですね。

エピローグはヒルデブラント視点。                                         

親睦会での挨拶を乗り切るために側近も色々と工夫していようで。

ミスが無いよう、テーブルの下に座っていた文官も居たとか。  

王族から見た時のローゼマインの意味不明さも際立っていたというか。

情報源がアナスタージウスだからな……

 

アウレーリアが頑なにヴェールを脱がないわけも発覚。

エルヴィーラが認めるくらいには、エーレンフェストを混乱させたガブリエ―レに似ている、と。

いやぁ、本当にゲオルギーネは嫌がらせに手を抜きませんね……

あとは夫であるランプレヒトも頻繁に出てきてましたが、かなり楽観的なのが気になりましたね。

ヴィルフリートとローゼマインの婚約で、将来的に二つの派閥がまとまるとか……本気で言ってる? 順調に婚約が進んだとしても、ローゼマインの異質さを踏まえないと失敗するぞ、と言ってやりたい。

 

最後の「専属への道」もエーファの家族愛が分かって良かった。

トゥーリも協力して、作り上げた布。使えるものは何でも使う強かさも見れましたし。

名前を表記しない方式はオットー達商人じゃなくて、エーファ達職人側からの提案だったというのにはちょっと驚き。

まぁ、名札つけてると、速攻でそれ選ぶ神殿長いるからなぁ。難しい所ではあります。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 貴族院外伝 一年生

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「あのディッターで不満以外に得るものが、本当に何もなかったのですか?」

 

SS置き場のハンネローレ視点を本編に入れられなかったため、外伝でまとめることになったそうで。

書き下ろしが多くて嬉しいですが、作者さん的にも厳しいものがあったようで。二年生以降の予定が無いのは少し残念。

とはいえ、体調第一ですからねー。無理のない範囲で刊行していってほしいものです。

 

見どころはいくつもありますよねー。

オルトヴィーン視点は上位領地側の意見とかも見えて新鮮でしたし。

ヴィルフリート視点の「女のお茶会」は、彼とその側近の稚拙さが光ってましたしね……割と自分で問題抱え込んでいるくせに、ローゼマインの側近に不満を抱いてるとか、何してるの……

トラウゴットが親族会議を経てもなお自分の犯した罪を自覚してないのも中々頭がいたかったですけどね。ユストクスが格好良かったので良し。

 

ただ、特に印象に残ったのはやっぱりルーフェンとアンゲリカのエピソードですね。

ルーフェン先生、正直もっと脳筋かと思ってたら、ちゃんと先生していましたし。

正直ディッターしたいだけかと思ってた……

エーレンフェストの姿勢を確かめたいと思ったからディッターを仕掛けた。

そして自分たちが敗れた後の生徒たちの発言から問題点に気付き、改善しようと手を打ち、領主候補生相手にもしっかりと訴えかけた。

二年生以降のディッターでダンケルフェルガーが手ごわくなってたのこのせいかよ……

 

あとはアンゲリカ。

貴族女性らしくない判断基準と、勉強苦手というイメージが強かったですけど。

彼女は彼女なりに色々と考えているんだなぁ、というのが分かってよかったです。

ローゼマインが笑顔で出迎えてくれて。自分の居場所がある、と感じてくれているのが嬉しいなぁ。

貴族らしからぬ彼女だからこそ、神殿の側仕え達とうまくやっていけそうなのもうなずける描写です。



精霊幻想記13 対の紫水晶

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「大丈夫よ。もう、大丈夫。貴方を一人にはさせないわ」

 

クリスティーナ王女たちの前で王の剣と勇者を相手取って危なげなく勝利。

後半でレイスには覚醒した勇者クラスか、さらに上のランクになるかも、と評価してましたね。

神魔戦争期の英雄達を評価の物差しとして盛ってくるあたり、レイスの存在がさらによくわからなくなってきた、と言いますか。

 

それだけ長く生きてるのか、とか。そんな存在があちこちの国家に干渉して何を企んでいるのやら、とか。

干渉するとデメリットがあるから放置する方向でしたが……放置するデメリットの方が大きそうという事で、対処を決めたとか。面倒臭い事になりそうです。

 

本編の方は、ルイがベルトラム王国に残り軍隊を引き揚げてくれて。

シャルルとアルフレッドは捕虜としてガルアーク王国に入ることに。

国境近くで軍隊が展開していたという事で、近隣の有力者が関所に来ていたのですが……

リーゼロッテはともかく、よくよくどこにでも湧いて来るな勇者サカタトシアキ!

ここまで小物ムーブされると、いっそ清々しい。

 

リオに対抗心を抱き、増長して喧嘩(模擬戦)を吹っ掛けていましたけど、かなり余裕持ってあしらっていましたね。

レイスの発言を信じるなら覚醒すると勇者もこれぐらいは出来るみたいですが……神威の象徴である勇者を相手取って勝利したって、かなり扱いに困る存在になったのでは。

 

レストラシオンにクリスティーナ王女が合流。

フローラ王女に比べると、王族として覚悟が決まっている、と言いますか。

ユグノー公爵からフローラの方が御しやすいとか、神輿に据えやすいとか言われてますからね……

 

勇者との模擬戦を終え、レイスを追うリオと、リオに対応することを決めたレイスとで見事に入れ違った感が。

レイス達の行動であちこちの国家が本当に振り回されていて、アイツらに痛い目見て欲しいものですが、さて。

精霊幻想記 13.対の紫水晶 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2019-03-29


プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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