気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

小説家になろう

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院のお称図書委員Ⅳ

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「下町の皆の生活が守れるか否か、貴方達の方にかかっています。協力し合って守ってください」

「ローゼマイン様の我々へのご配慮、ありがたく存じます。皆の生活は私が必ず守ります」

 

プロローグはローゼマインとの婚約について聞いたヴィルフリートの話。

人払いした上で聞いた話に対する返答を、側近と相談したいと持ち帰る優柔不断さよ。

WEB完結まで読んでるのもあって、側近たちの見通しの甘さも見えて、なんというか頑張れとしか。

ジルヴェスターが形式上の第二夫人として娶る可能性も考えていた、というのには驚きました。

 

今回収録のエピソードの中だと「ハルデンツェルの祈念式」が好きですね。

ユルゲンシュミットの神様の力がよくわかる話ですし、ローゼマインが相変わらず「不思議だなぁ」くらいで済ませてるのに、周囲の大慌てっぷりの温度差がなんか好きです。

 

なので、ギーベ視点の「ハルデンツェルの奇跡」が巻末に収録されいたのは嬉しかったですね。

ギーベからのカルステッドやアウブの評価が思った以上に低くてびっくり。

春の到来にかなりの衝撃を受けたようで、ブレンリュースの実を1つ渡す予定だったのを2つに増やしたとかは驚きです。

十数個の実と書かれていましたし、仮に19だとして領主候補生三人に2個渡したら6個。

勝手に盗ったら殺すほど貴重な実を三分の一も献上していたとは。

それほど感謝していたんでしょうね。感情を抑えるべき貴族が歓喜の涙をこぼしたくらいですし。

 

あとはローゼマインの助言を受けた兵士たちが奮闘した「大改造を防ぐには」という裏話が良かったです。

貴族と接点の少ない平民は、その怖さを知らない。無知ゆえに家を失ったかもしれない。周知が不十分で、処罰が下ったかもしれない。

ハッセでギュンター達に助言をしたことで、ローゼマインは下町を守った。それがよりわかりやすい形で示された感じですかね。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ ふぁんぶっく3

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「……ハルトムートの厚意ですって、レオノーレ……」

「厚意かどうかはともかく、必要な役目であることは間違いなくてよ、ブリュンヒルデ」

 

本好きシリーズは電子で揃えているので、刊行が待ち遠しかったです。

今回はイラストメインのふぁんぶっくなので、紙で買うか割と悩んだんですけど、シリーズバラバラに購入すると、管理面倒なので耐えた。

両方購入できるほど富豪ではない自分が恨めしい―。

 

「領主の養女」編、「貴族院の自称図書委員」編の口絵&表紙ギャラリー。

貴族院の黒を基調にした服が好きですねー。リーゼレータの濃い緑でふちどりしてある衣装が落ち着いた雰囲気で特に好み。

エグランティーヌは髪色、衣装と領地の色である赤が良く生えてるなぁ、と思いましたが。

髪色に幅があるから、領地の色とか誕生季の色と相性悪い場合は当然あるんだろうなー、とは思った。

 

短編はフィリーネ視点で「主に内緒の図書館見学」を収録。

ローゼマインの目につかないところで側近たちがしっかりと備えている様子が、頼もしいですし……フィリーネが微笑ましくて良い。

「ハルトムートの厚意」を純粋に信じられるところとか。ブリュンヒルデとレオノーレが遠い目になるところも笑えましたけどね。

 

領地一覧表も新鮮でしたねー。寮監の名前とかもちゃんと設定されていて、凄いのひと言。

あとマントの色、茶色とこげ茶色とか近い色味のところもあるんですね。まぁ、二十もあれば完全に切り離せはしないでしょうけど。

あと、紋章がワニとかイルカの領地があって……つまり、領主はこれを騎獣にしてるわけで。アウブ・アーレンスバッハが真面目な顔で騎獣に乗ってる画とかあったら吹き出してしまう自信がある。

 

今回のQ&Aも色々としれて楽しかったです。

興味深かったのは、エーレンフェストの冬の主のように、ダンケルフェルガーには夏の主が出てくるとか言う話。

……嬉々として討伐に行くんだろうなぁ……

フェルディナンドが決済に使っていたカードのように、ローゼマインの視界に入ってこない部分の設定もちゃんと作られているところとか。

ローゼマインがヴァッシェン有効活用してて失念していましたが、彼女全属性で魔力量も多いから軽く使えるだけで、属性・魔力がないと魔術具の方が通常の貴族にとっては楽とか。

今回も大変充実したふぁんぶっくでした。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ ふぁんぶっく2

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「汚れないように使うのが一番だけど、そこまで気にすることないよ」

「そんな値段を聞いちゃったら気にするよ!」

 

単行本未収録のSSが一部収録されて、喜ばしいですねー。

WEBSS置き場にあったものの、単行本に乗らなかった物とか。特典SSで再録できたものとか。

トゥーリ視点「ある冬の日」、ギュンター視点「娘はやらんぞ」。下町時代のエピソードはやはり家族の暖かさが胸にしみます。

 

トゥーリは他にも「困った妹」、「絵本と文字の練習」などでも登場してましたが。

下町の平民からするとマインのスペックの高さは見えにくいですよね……家族故の気安さとかで、病弱で困った部分が良く見えてしまうってものあるんでしょうけど。

「焦る気持ち」ではダプラ見習いになったところまで進んだために、見え方も大分変った、というか。先が見えるようになったし、落ち着きも出てきたようで。

距離が離れてしまったが故の迷いもあるようですが……マインは変わらず君たちの事が好きだよ、と言えればどれだけいいか。

 

あとは、「領主の養女1」のオンラインストア特典の短編が新鮮でした。

マインからは離れた、一般の貴族から見た、マインのもたらした変化。フェルディナンドの演奏会について話題にしたお茶会の風景。

中立派の家柄だから、というのもあるんでしょうが、アウブの決断によって振り回されている貴族も居るという話。

そのアウブすらローゼマインのもたらすものに振り回されているんだよなぁ……なんの安心材料にもなりませんが。

 

書き下ろしでブリュンヒルデの「側近生活の始まり」も、ローゼマインの異質さが光ってましたね……

主が不便なく生活できるようにすべてをこなしてみせます、と決意していたのが微笑ましかった。

 

短編のほかはドラマCDのアフレコレポートや、Q&Aが掲載されてます。

長距離移動するとき、目的地が神様絡みだと干渉によって道が複雑化するというあたりは、異世界だなぁ、と。

あとはヴィルフリートの教育がぬるいのに筆頭側仕えのオズヴァルトが一躍買ってる辺りとかは、うん、まぁ……やはり側近全て入れ替えた方が良かったのでは、みたいな空気が……



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院の自称図書委員Ⅲ

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「へぇ、そうなんですか。それで、ルッツは何と言ったんですか?」

「姫様のことを、どこが違うのか、どのように違うのか、どおうするのが正解なのか、一つ一つ指摘しなければならない商売相手だと評していました」

 

プロローグの、ローゼマインが見ることない神殿の側近たちの様子が新鮮でした。

貴族に対する価値観の違い。ローゼマインが、異質であることを、ローゼマインの側仕えしか経験したことがないギルと二コラが分かりかねている事。

他の主を持ったことがあるフリッツやザームの判断基準の事。

フリッツが側仕えに加わってくれていて良かったなぁ、という場面でしたね。放置していたら、ギルの不満は良くない形で発散されて、第二のデリアになってしまっていたかもしれない。

「悪いことではなく、立場や考え方の基本が違うというだけのことです」という発言は中々に大きい。

 

印刷業を進める為に、最初の契約魔術を解消する事になって。ローゼマインはやはり不安定になってしまってましたね。

まだまだローゼマインが「帰りたい」と思う場所が城ではなく神殿っていうあたり、貴族社会は難しい。いや、本当フェルディナンドいなかったらローゼマイン生きていけないよな……

まぁ、何かあったら本気でつねられたりして、フェルディナンドも甘えられる対象としては若干の距離感がありますが。

 

貴族院に戻って社交をする事になったものの……価値観の違いから、王族、エグランティーヌとの対面でユストクスが胃の痛い思いをしたり。

全領地を招けば、最期には気を失って大騒ぎになったりと……領主候補生のローゼマインの不在はかなり学生たちにとて大変だったようですが、居たら居たで大騒ぎになると思いだせたことでしょう。

 

巻末の短編は、ルッツ視点で「時の流れと新しい約束」、エグランティーヌ視点の「卒業式と祝福の光」。

エグランティーヌ視点が新鮮でしたね。第一位の領地の関係者が出てくるわけですし。

……ローゼマインが、祝福でシュヴァルツ達の主になった、と言ってたから王子に疑いもたれてたのか……

ローゼマインに婚約打診するか? という話が出て、魔力が釣り合えばと第十三位の事を下に見てましたが、逆に成長によって彼女の方が多くなると思うんだよなぁ……

貴族の自尊心刺激してしまうし、常識外の存在だろうから、誰も想像しないでしょうけど。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院の自称図書委員II

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「本日、ローゼマインが全ての講義に合格してしまった」

「ヴィルフリート兄様、……合格してしまった、というのは一体どういう意味ですか?」

「もう少しゆっくりでも良かったという意味だ」

 

冒頭のこの場面がまず笑える。

その後、ローデリヒに問いかけられ、アーレンスバッハとの間に生じた問題について語って。

甘い対応だとヴィルフリートには注意されていますが……ローゼマインの優しさに救われている自分についてちゃんと勘定できてない辺りはやっぱりまだ未熟さが目立つ。

ローゼマインが異質なんですけどね。

 

他には宝盗りディッターと騎士たち周辺のエピソードも好き。

ローゼマインが経験と知識をちゃんと活用しているところとか。

その発想についてこれない騎士たちの動揺と……トラウゴットの抱えた不満。

後々問題になるだろうなぁ、と思ったら祖母のリヒャルダに見捨てられるほどのもので、思った以上にばっさりいってました。

トラウゴット自身に危機感がないのが一番危ないですけど、この後どうなるやら。

 

下町との距離がまた遠くなっていって。

ベンノが出来る範囲でフォローしてくれているのがありがたいなぁ。商人としての判断も当然ありますけど、情があっていい感じ。

巻末の短編はアナスタージウス視点の「直接の求愛」。ローゼマインに影響されて直談判してる辺り、行動力の化身かよ……愛は盲目。

 

レオノーレ視点の「主が不在の間に」は色々と新事実が出てきて目から鱗。

ローゼマインの側近たち、ライゼガング系からヴィルフリートの評判予想以上にボロボロだったって言う所とか。

レオノーレから、ローゼマインの甘さが「襲撃を受けた後も正当に評価している」とみられて「主に相応しい」と判断されている部分とか。

ルーフェン先生からのディッターの再戦申し込みに、騎士たちの指導に入ったレオノーレが一枚噛んでいたのが衝撃的でした。既に中々の策士なのでは……



インフィニット・デンドログラム9 双姫乱舞

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「――御覚悟はよろしくて?」

 

アニメ化おめでとうございます。割と楽しみ。

……実家の方が地方局移るから録画交渉とかしないとかな……

 

この世界に対するスタンス、それと選択した視界。

まぁ、あとは本人の性格などなどが噛み合った結果、カルチェラタンで暴虐を振るう魔将軍。

スペックとして見れば相手が上であろうとも、一歩も引かずに立ち向かうレイは本当にヒーローですね。

……たとえ防衛する市街戦でガスをまき散らそうと、悪魔にかじりつこうと、聖騎士だもんな……

 

そして、UBMにまつわるアレコレの情報。

逸話級や伝説級についての設定。成長していくものも居るという話。

MVPにアジャストされる性質の話が出てきて。隠されていた第三スキルが披露されることに。

デメリットを抱え込むことで、効果が上がっている部分もありますが……デメリットガチャで燃焼する可能性もあったのに躊躇わない辺り、覚悟の決まり方が怖い。

魔将軍は散々な目にあってましたが、まぁ、うん。やったことは許せないけど、嫌いじゃないよ。強く生きろ。

 

アズライトが倒れているレイに薬を飲ませてるシーンが挿絵になってましたねー。やはり彼女がヒロインなのではって感じですが。

仮面を取り、隠していた能力を発揮。遺跡から現れた連動した兵器を、レイと協力して破壊する展開は熱かった。

管理AIたちの秘密や、フラグマンの謎など世界に対する疑問がどんどん増えていくので、レイでも他のマスターでも良いので、どんどん真実に迫っていってほしいものです。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院の自称図書委員I

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「ローデリヒにはこれからも期待しております。貴族院でも色々なお話を集めてくださいね」

「恐れ入ります。……必ず、ご期待に添えるよう頑張ります」

 

2年の眠りから目覚めたローゼマイン。

10歳になり、貴族院という全ての領地から子供が集まる学院に通う事に。

正式に貴族として認められるために必要な勉学を修め、他領と交流するための場所。

学生たちの成績や、お茶会で振る舞われたお菓子。服飾などなど。

これからの領地に影響する領主会議の前段階。

 

本人はかなり気乗りしない状態でしたが、シャルロッテと同じ学年になりたくないという意思でスタートして……

フェルディナンドに「国内第2位の蔵書を誇る図書館」の情報を聞き、加速。

その勢いを見たヴィルフリートの提案によって、暴走してしまう、と。

ある意味で完璧な流れですね。周囲への影響が甚大なだけで。

報告書を受け取る大人たちが大変だなぁ。掲載位置が違う関係でWEB版から微妙に変わってますねー。あちらはあちらで好きだったのでたまに読みに行ってます。

 

大人達だけじゃなくて、進学する事によってローゼマインに新たにつくことになった側近の学生たちも大いに振り回されていますけれど。

……頑張れ。色々と常識から外れた行動をとったりもする主ではあるけれど。

ローゼマインを不快にさせるようなよっぽどの悪事とかしない限りは、寛大だし影響力も大きくて成長できるよ! ただしたまに修羅場だ。

 

今回の注目は巻末の短編。

リーゼレータ視点「有意義な土の日」が新鮮でしたねぇ。

ローゼマインからは見えない側近たちの日常。彼女の虚弱さになれていないから、もっと注意しないといけないと話し合ったり。

 

中級・下級貴族が多いから、成績が低いと後々苦労するという話があったり。

レオノーレが側近たちで固まっている状況とはいえ「余計なことをしてくれた」とか言っちゃうあたり、ヴィルフリートの評価の低さが伺える……

ローゼマインの暴走はさすがに良く受け取られてないようですが。

その結果としてシュバルツとヴァイスが動くようになって、女の子たちの評価を勝ち取ってるんだから、人生万事塞翁が馬って感じですな。

上手い事問題を切り抜けている、運の良さがローゼマインは割と凄い。



異世界魔法は遅れてる8

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「それで十分だろ? 術が効けば、無敵じゃなくなるんだ」

「そうそう。それにダメだったらまた違う手を考えればいいよ」

 

読んでたけど感想書いてなかった。

9巻、刊行予定が延期され続けてて、出るのかなぁって感じですが。

なろうの方での連載は不定期ながら続いているので、そちらを気長に待ちます。

 

序章は魔族側の会議模様。

これまでの雑兵を潰し、その力を集約した駒を作ったとか言ってて手段選ばないなぁ、ってところが怖い。

 

今回のポイントとしては、やはり勇者となった幼なじみに水明が身バレしたところでしょうか。

黎二と言いあいをしてましたが、まぁ、子供の喧嘩みたいな感じで険悪にならなかったのは何より。

途中妨害にあって遅れたものの初美たちが援軍に来て、一時的に戦力アップしてました。

息抜きの為のプールイベントで着想を得て、帰還の為の魔法陣を水明が完成させたりと、こっちはこっちで順調に進んでると思うんですがねぇ。

 

魔族たちが手を進めてるのは描写されてますし、普遍の使徒の思惑はいまだ不明なままで。

その調査の一環として勇者エリオットの救助の為にハドリアス公爵のところへ乗り込むことに。

一筋縄ではいかない相手とは思ってましたが、自ら所属を明かし、トリアの勇者すら連れ出してくるとは予想外。というか彼自身が普通に強いって情報は共有しておくべきだったのでは!?

まぁ、公爵も水明が真っ当に戦えること把握してなかったぽいので普遍の使徒側も情報共有できてませんでしたが。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女Ⅴ

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「お姉様、すごいです! わたくし、お姉様を尊敬します!」

「シャルロッテの一言で全てが報われた気がいたします」

 

プロローグでのベンノとマインの会話が、楽しくも悲しい。

隠し部屋があるから距離が近いけれど、どんどん遠くなってしまうのを思うと、惜しくなりますね。

傍から見ているだけでもそうなんだから、当人のマインの心情たるや。

……ハリセンで叩かれてふくれっ面になってる、気の抜ける部分もあるんですけどねぇ。

フリッツが有能。流石ギルやルッツに名前を上げられただけのことはある。

 

ハッセの町にこれ以上の騒動が起きないよう神官を派遣して。

イルクナーで問題がおきないようにブリギッテへ情報を渡して。

ダームエルの成長に気付いた保護者達に魔力圧縮の話をして。

妹となる、シャルロッテとの面会やお茶会をして。

……罪を犯してしまったヴィルフリートを救う助言をして。

 

洗礼式直後の身でこれだけ仕事してたら、健康体であっても体調崩すだろ……って感じがします。

マインは元々虚弱だから薬頼りになってしまってるようですが。それはそれで体に優しくなさそう。

 

挿絵も相変わらず綺麗でいいですねぇ。

シリアスな採集の戦闘シーンでマインの騎獣がぽつんと浮いてたのには笑った。

今回は襲撃があったこともあって緊迫した絵が印象に残ってますねぇ。フェルディナンドがマインを抱えている場面も、彼の焦りが見えるようでした。

 

毒を受けて眠る事になって――まさか二年も過ぎるとは。

かなり大胆な展開に初めて読んだ時も驚いたものです。

そして眠っている間にも、これまで積み上げてきたもので影響を与え続けるんだから大したものだよなぁ。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女Ⅳ

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「……お前、性急さを直せ、と神官長に言われたんじゃなかったのか?」

「そうでした。自重、自重……自重、捨ててもいいですか?」

「いいわけがあるか、この阿呆!」

 

プロローグはギルベルタ商会のダプラ見習いになることが決まったトゥーリとルッツの話。

これまでとは環境が変わるため準備が必要だ、と。

ルッツがマインのギルドカードを預かり、そこから金を出したりしてましたが。

トゥーリの髪飾りが他の職人と比べて見劣りするようになれば、他人の作った髪飾りをマインに納品しなくてはならなくなる。

それは嫌だ、と専属であり続ける努力をしたトゥーリが眩しい。

 

ブリギッテに新しい衣装を送ろうとして、それが母にバレて当初の予定より大事になったりしてました。

根回し大事。ベンノも胃が痛いだろうなぁ。

あとはダームエルに、魔力圧縮の方法をこっそり教えたりもしてました。

アンゲリカが護衛に復帰して、かわった魔剣を入手する事になったり、神官長が還俗したりと色々と状況が変わっていましたが。

 

一番大きいのはやはり、領主会議。

そしてそこでジルヴェスターの姉ゲオルギーネとのやり取りがあり、エーレンフェストにやって来たことでしょう。

大領地アーレンスバッはの第三夫人として嫁いだはずが……いつの間にか第一夫人になっていた。ジルヴェスターが生まれるまでは、エーレンフェストの領主になるはずだった、領主候補生。

エーレンフェストに騒乱を招く、混沌の女神。彼女がやって来た事でエピローグがかなり不穏なものでしたしね。あぁ、怖い怖い。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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