「恋にも――人によって時間によっていろんな形があるのね」
「それをもっと研究しないと」
唾液に含まれる成分にとって、幸福度を測ろうとする実験。
自然にイチャついてるカップルと、数値を競おうとしますが……裏表紙にあるので言っちゃいますが、普通に敗北。
数値が救いと好きではないのか? と疑問が生じたところで、それでもなお計算に走るというのは、彼らしいと言いますか。
雪村の愛の形が不器用すぎて、もうなんというか……割れ鍋に綴じ蓋でもうお互いしかいないから、相手を絶対に逃がすなとしか言えない。
そして奏が以前告白を受けていた場面がありましたが、返事は保留中で。
彼女は悩み続けていたようですが、それをついに他の人に相談してました。
とはいえ、そこでどうして雪村を選んでしまったんだ……まぁ、うん、最終的には参考になるアドバイスに辿り着いていた……ような気がするので結果オーライ?
巻末の「ヒール履いてみた」の氷室が特に可愛かったです。