「――これを仕切り直しとして、また、僕と一緒にいて貰えませんか、先輩!」
相変わらずの面白さ。
帯裏面での「先輩(最高)」円グラフは、作為の塊だな! というか、もうそこまで行くなら先輩(最高)純度100%でも良かったのでは……笑いました。
住良木君は先輩大好きすぎるし、先輩の方は住良木に対して防御力0どころかマイナス入ってるんじゃないかって感じで甘いし。なんだかんだでいいコンビだと思います。
大切な先輩と、北欧神話の協力者の面々と。
テラフォーミングを進めていこう、と言う所に他勢力からの横やりが。
メソポタミアの英雄と、雷同夫婦による相対は、流石は神様って感じのスケールでいちいち規模が大きくて楽しかったです。
戦いの後、戦力が増えて再スタートとなるのかと思いきや、監査の到来、交渉の末に事態は急転。
また不測の事態で死んで、ロールバックされた時、住良木の前に先輩は現れなかった。
記憶を失ってなお、それでも残ったものをかき集めて進もうとする住良木はテンション高いバカでも、選択を間違える愚か者ではなかった。
バカなりに意地を通して、先輩と理解し合おうとする彼の姿は、中々格好良かったです。
いやまぁ、そこに至るまでポンポン死んでて、笑いましたけどね! 桑尻は本当にお疲れ様です……
先輩の神名も下巻で明らかになりましたねー。
日本神話にそんな詳しくない私でも知ってる有名人(有名神?)じゃないですか。
その能力の解説も入って、そういう解釈もアリかーと楽しんでました。
巻数明記しないサブタイトル制で続刊するらしいので、続きを楽しみに待ちたい。