気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

常深アオサ

ロクでなし魔術講師と禁忌教典3

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「だから状況を打破する作戦を考えた」

「ほう? 言ってみろ」

「まず私が正面から突っ込む 次にグレンが正面から突っ込む 最後にアルベルトが正面から突っ込む…どう?」

「…お前がいなくなった後の俺の苦労 理解したか?」

 

この3巻で魔術競技祭をほぼ終わらせています。

競技の場面が割とカットされてるので、「やったグレン先生の言った通りだ!」な場面が続いてちょっと盛り上がりには欠けた印象。

 

猪武者なリィエルがグレンに突撃かます場面は中々いい感じだったと思います。

アルベルトは全てにおいて「正面から突っ込む」という彼女の相手に、それは苦労した事でしょう。

完全な前衛と後衛で能力的な相性はいいから、今回みたいにコンビとか組まされてるでしょうし。

 

まぁ、リィエルは猪だけどグレンに帰ってほしかったから喧嘩しかけたわけだし。

アルベルトにしたって、グレンに多くは聞かないけれど、いつかは去った理由を話せと心配はしているみたいですし。

 

なんだかんだグレンも同僚には恵まれていたんですね。ただ、彼自身があのまま進むことが出来なかっただけで。

こういう過去のつながりって言うのは結構好みなシチュエーションです。

しかし、優勝が決まる場面までたどり着いてますから、4巻の半分くらいで原作2巻分終わるんじゃなかろうか。



ロクでなし魔術講師と禁忌教典2

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「組織でしか生きられなかったお前の境遇にゃ同情する」

「だがそれに流されて自分で道を選ばなかったのはお前の責任だ」

「テメェの不始末はテメェでカタつけろ」

 

魔術学院に現れたテロリストからグレンが白猫を助けたところからスタート。

少し駆け足気味ではありましたが、テロ事件が終わるまでを描き、最後の一話で次への引きをしっかりと作ったいい構成だったんではないかと。

 

敵の一人を打倒したものの、手練れが出てきてピンチに。

一応グレンも手札を活用して、上手い事立ち回りますが、ジリ貧。

彼の性格をよく知っていた白猫の援護があったからこそ、最後の肉を切らせて骨を断つ作戦が成功しただけで。

 

彼女が居なかったらグレンはここでリタイアしてたよなぁ。まぁ、そもそもグレンが講師として赴任していなかったら、白猫もルミアも無事で済まなかった可能性の方が高いわけで。運が良かったね二人とも……。

そして、この事件を経て思う所があったのか、臨時講師だったグレンは正式に教員として働くことに。とりあえず、ひと段落ってところでしょうか。

 

ロクでなし魔術講師と禁忌教典1

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「今のお前らは単に魔術を上手く使えるだけの「魔術使い」に過ぎん」

「「魔術師」を名乗りたいなら自分に足りん物は何かよく考えとけ」

 

富士見ファンタジア文庫のコミカライズ。

原作も読んでいますが、いい感じにシーンを拾ってるので、スラスラ読めますねー。

グレンにハーレイが絡むシーンとかがカットされていました。

 

ニートとして過ごしていたグレンが、非常勤講師として魔術学園に赴任することに。

やる気のない彼に、生徒たちは呆れて、実力もないとばっさり行くわけですけど。

グレンには、生徒たちとは違う視点があり、魔術というものをより深く理解していた。

魔力消費効率から三節詠唱を勧める。俺が一節で出来ないからじゃないぞ! のシーンがなかったのは少し残念。

グレンの微妙に締まらない部分が出てる場面だと思ったので。

 

ま、システィーナに対する板書まだ消さないでと言われて急いで消しだすみたいな、子供じみたいやがらせをやるロクでなしではありますが。

それでも事件が起きれば行動を起こし、とりあえず事件の実行犯相手に立ち回れる実力と覚悟があるのはいいですねぇ。

普段ふざけている分、真面目にやっている時は格好良く思えます。

このペースで行くと、2巻で原作1巻分のエピソード終わりそうですかね。

本編もいい調子で刊行されているので、このまま続いてほしいものです。

 

 



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ちゃか

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