気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

東條チカ

幼女戦記18

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「戦争芸術の完成だ」

「戦史の教科書に我々のページが追加されるな」

 

ターニャ達が、見事司令部を叩いた時。

ライン戦線のフランソワ共和国軍は、全く事態に気が付いていなかった。

帝国軍は大規模な後退をして、定期便すらサボっている有様。前線の兵士の気も緩みまくっていて……そこを、的確について掃討戦へと移行するんだから、帝国参謀本部の戦争芸術とは全く見事なものです。

やられた方はたまったものじゃないですけどね……

 

そして戦果を挙げたターニャ達が、撃滅戦に参加しようとしたところ、近づいてきていた別勢力とエンゲージ。

敵は二個大隊の航空魔導師。対するこちらは、歴戦とはいえ選抜中隊でしかなく数で劣り、更には装備も最低限という事もあって、中々に苦戦していました。

それでも相手に痛手を負わせて撤退に追い込むあたりが、『ラインの悪魔』たる所以だよなぁと言いますか。

 

とはいえ、ラインの悪魔とその大隊メンバーの実力を見られ、更にはターニャが可能な範囲で秘匿してきた四核同調の九五式の力を見られた上で、逃げられたのは後々に響きそうだなーとは思います。



幼女戦記17

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「実に結構!!!!」

 

共和国側の司令部を、有人ミサイルで叩くという凶行。

後世においても狂気の作戦呼ばわりされてるのには笑ってしまった。

その衝撃と畏怖もまた語り継がれているようですけれど……

実際に襲撃された要塞の混乱っぷりを見ると、笑ってられないんだよなぁ。被害甚大過ぎる。

 

思わず共和国側に同情の念が湧く。

連合王国の情報部の人々は……ある程度は自業自得と言うか。欲張らず亀のように潜んでいたら焼かれることも無かっただろうに。雉も鳴かずば撃たれまい、との言葉を贈りたい。

あそこで探知術式使わなかったら、情報持ち帰れたと思うんですよね。

ただ、ここまで近づいて情報得られる機会も無いと欲張ってしまうのも無理はない。

 

帝国相手の工作を悉く潰された。今回の一件でそれはラインの悪魔の謀略だ、と連想してしまった時点で悲劇は避けられなかった。

割とアドリブというか、偶然の積み重ねなんだぜと言っても信じないだろうなぁ。

実際問題、203大隊以外にも人員が配置されていて、止めを担当してたわけですし。

203大隊が活躍する前線だけではなく、後方で行われている会議が白熱したり、はたまた別のところでは空転してたりする場面も描いてくれるから、層が厚くて楽しい。

ターニャ、いつも「どうしてこうなった!!」で振り回されてるのに、これで戦争終わるかなーとか楽観できるのが凄い。戦場に向いてるよ本当……

 


幼女戦記16

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「勝ちに行くぞ!!!!」

「了解!!!!」

 

冒頭のルーデルドルフとゼートゥーアの「最高の調味料はあきらめだ」とかいう常在戦場食堂の評価に笑う。

昇進時のターニャが言っていた事を、本当にあだ名として浸透させるやつがあるか……

 

合衆国に逃げたメアリーの下に、父の訃報が届く。

「ラインの悪魔」の名を聞いて、帝国をも悪魔と断じ、神様が私にやれといっているのだと奮起。

……実際神の祝福得てるあたりが手に負えないんだよなぁ。

 

ターニャとの温度差がすごい。

魔導士入りミサイルと言うぶっ飛んだ提案をする方もする方ですが、実行可能段階にまとめる方もまとめる方だよな……

MADな博士が全力を注いた機体と、実績ある203大隊の選抜メンバーの力があれば、そんな無茶でも通ってしまうのが怖い。

こんな集団が、世界初の遠距離爆撃と同時に司令部を襲撃するとか、もはやホラーだろ……


幼女戦記15

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「では征くぞ!!! 稼ぐべき時間はいま少し残っている!!」

「帝国軍航空魔導士としての本領を全うせよ!!!」

14巻で「あのおヒゲにキスして差し上げたい気分だ」と言っていたターニャが、無茶ぶりされた暴投で「ご立派なヒゲを毟り取ってやりたい気分だ!!!」になっているのが笑える。

うん、貧乏くじだけど、結局のところ戦果を挙げ続けてる君の大隊が使い勝手良すぎるってことなんだよなぁ……

 

方針を転換し、大規模な戦線の再構築を行うことになった帝国。

その為の時間を稼ぐ殿の役割を203大隊は任されて……実際に成し遂げてしまうあたりが恐ろしい。

大隊だけでの行動ということで、敵の物量に押され負傷する者も多くでましたが、それでも生き残ったわけですし。しぶといにもほどがある。

 

大隊の面々が敵相手に、いきいきと暴れ回っている様子が見て取れて、コミカライズすると分かりやすくていいなぁ、と楽しく読んでました。

……共和国の被害甚大でしたけどね。今更ながら、凄まじいなこの大隊。

そこで鍛えられたグランツ少尉が、即席育成ながら生き延び、精鋭の仲間入りを果たしてましたが。地獄へようこそって感じだぁ……


幼女戦記14

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「やるかやらざるべきか こう迷う時は大抵」

「やりたくて仕方のない時だ」

 

敵部隊に抑えられたアレーヌ市。

内面で言い訳を重ねながら、最後の勧告を行うターニャ。

うん、まぁ、確かに間違ってはないけど、自分で認めてる通りその計算は非道極まる。

天秤が釣り合ったというか、釣り合わせる方法を創ったじゃないか……

 

そして、悲劇の幕が上がる。

悲惨で残酷で、そんな決断が下せる事への恐怖で手が震える。

グランツ少尉の抗命にこそ共感してしまうし、そんな彼ですら最後には銃を撃ったんだ……

あぁ、戦争をしているんだなぁ。今まで以上に突き付けられたエピソードでした。

 

市をまるまる焼き払う帝国の行いに、他国はプロパガンダを行う格好の機会とにらんでましたが……

彼らですら、正当性を主張してしまう事になると、情報を活用できなかった。

それ故に別の情報を探ろうと躍起になってましたが。

同じタイミングで欺瞞工作を行おうという帝国が、一枚上手ですかねぇ、今回は。

 


幼女戦記13

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「デグレチャフ少佐 「悪魔の計画書」というものを知っているかね」

 

203大隊の副官として、欠員が出てしまったことに悩むヴィーシャ。

その後、他の中隊長級の面々とも相談してますが……妙案は出ず。

どうしたって前線で動き回る、実績のある部隊であるがゆえ新任を拾い上げるのにも限度があって。

 

……グランツ少尉という格好の獲物を見つけてましたけどね。

彼は彼で真面目と言うか、重宝されそうな人材ではありますけど。過激な洗礼を受けてなお、食事をとれるタフさは軍人向きだよ。

 

しかしまぁ、ターニャは本当自爆が好きというか。

今回も過去彼女が提案し、保管されていた計画が実行に移される運びですしね。

法の抜け穴を探せとはまぁ、随分な主張で。実際にそれを形にしてしまうあたりは才能でしょうが……もうちょっと口を噤んでいれば、今ほどの困難はなかったのでは、とちょっと思う。


幼女戦記12

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「英雄志望の間抜けは」

「自分どころか味方も殺してしまいます」

 

ターニャが思わず「これだから若いのは」と零して大佐を硬直させてましたが。

自分の年齢に自覚がないって、まさにそれだから。

変に地球知識がある分いろいろズレてるんだよなぁ。

別方向をみたまま「同じ方向を向いている!!」んだから笑う。

とりごし苦労と流したことを期待されてるんだよ……

 

新兵達の教導に夜間浸透襲撃って、何事。

クレイジーとか零されてますよ、少佐。

余りに堂々とした態度のため、責任をすべて負うという覚悟があるのか! もっと無慈悲作戦でも任せられるとか思われてますし。

 

そして、戦争が長期化した帝国はじりじりとやせ衰えていて。

参謀本部の会議も、攻勢計画の話し合いを重ねているようですが……

ゼートゥーア少将が、あの時、ターニャから聞いたプランを発案。

徹底的に敵の血を流す、「戦争継続能力の粉砕」という方針転換。

その提案がなされた所で、共和国が動くんだから運がないというか。


幼女戦記11

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「諸君 楽しくなってきたぞ」

「さぞかし楽しいだろう?」

 

愛国の心に満ちた新任少尉たちが眩しい。

彼らに戦争の恐怖を叩き込むというか、教え込むのがライン戦線ですよ……地獄へようこそ。

非情呼集組の素朴な疑問のもと遅らせる、陣地構築講座。

絵にしてもらえると分かりやすくていいですねー。

 

ビアント中佐。

ラインの悪魔対策を練っていたものの、第一作戦は失敗。

エース・オブ・エースを喪う事になって思わず倒れ込んでましたからね。

被害状況的に笑い事じゃないけど、思わず笑ってしまった。こういうコミカルな演出が挟まるから楽しいですよね。

作中は「リアルは地獄だ」状況ですが。

 

ターニャの作戦。敵に出血を強いるドクトリンをビアントが活用。

敵のやっていたことでも有効なら利用するというあたり、柔軟ですねー。

白銀の知見は、大戦を経験した世界の知識は、数世代先を行く。

故に、それを参考にすることは間違ってないんですが……地獄が拡大していく気配がする……



幼女戦記10

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「情報部は!! 何をしていたぁっ!!!」

 

亡命失敗の報に、頭を抱える連合王国。

入念に準備をして臨んだはずの作戦を、一夜でひっくり返されたら叫びたくもなるわな。

でも、えーっと、すみません偶然なんですよそれ……

連合王国側の情報を帝國が掴んでる、と思い込んでしまってる辺りが誤算なんだよなぁ。偶然もここまで重なると笑える。

 

北方戦線がひとまず区切りがついたとはいえ、帝国はもう一つ戦線を抱えていて。

「ラインの悪魔」がラインに戻ってくることに。

共和国もまぁ、それに備えて人員配置をしているようですけどねぇ。自信満々ですが絶対痛い目見るぞビアント……

 

白銀から戦果を譲られたものの、形にできなかった海軍。

まだまだ未成熟ということで、責める向きはありませんが。知識があるターニャは衝撃を受けて、失敗と認識してる模様。

早合点しがちな部分もあって、ターニャはターニャで割といつも綱渡りしてますよね……自爆芸かな?



幼女戦記9

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「「白銀」の真心よ」

(略)

「我々北洋艦隊を立ててくれておる これを将器と言うのだ」

 

孤児院時代のターニャ。

才能あるものを探す検査。魔導士への偏見をなくそうという試みでもあるようですけどね。

そこで、適性を見出されてしまった為に、逃れられないならばと志願した。

ヴィーシャの友人エーリャが情報通で便利というか。

彼女は上手いこと生き残ってそうな気がするなぁ。

 

今回の帝国側の対応を見てると結構後手後手というか。

その場に応じて、動かせる駒を動かしてただけなんですよね。

たまたまそれが大当たりして、敵国を震撼させる結果になってるんですが。

そりゃあ最悪のタイミングで増援来たら情報が漏れていたって思ってしまうよなぁ……

 

そして神々の介入がここにきて描かれる。

どこが「人選は慎重に」だ。めっちゃ願い被りまくってるじゃないか。

その上でメアリーの覚悟が、なぁ。あぁ怖い怖い。後の大敵になる予感しかしない。

 



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