気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

榊一郎

覇逆のドラグーン 落伍竜機士は運命の姫と、暁の極光世界を翔け上がる1

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「是非、私達の姫様――いえ、女王になっていただけないかと」

 

年に二度、極光が空を覆う世界。

それは瑞兆とされており、妊婦たちが極光を浴びることで生まれる子ども達も祝福を得ると考えられていた。

しかし、火山の噴火によって空が灰に覆われ、極光の祝福を浴びられなかった世代が居た。

彼らは「祝福されざる者」として、蔑まれる事が多かった。もちろん、血を分けた子をちゃんと愛してくれる親も居たそうですが……

 

全ては、遠い昔の話。

「祝福されざる者」たちが16歳になった年の極光祭で、世界は変貌した。

大人たちが突然「祝福されざる者」を虐殺し始める、という狂気で覆われてしまったのだ。

軍学校に通っていた主人公クロウ達は、混乱の中で殺されかけていた王国の姫を助け……いったい何が起きたのかを、探り始める。

 

今回は完全に序章って感じですねー。これから面白くなっていく感じ。

クロウ達と同じで、何が起きてるのかがわからないまま状況がどんどん進んでいくので、ちょい困惑した。

学友が亡くなったりしている彼らの方が、衝撃は大きかったでしょうけど。

それでもただ逃げるのではなく、少しでも情報を得る為に行動できる彼らは強い。 


後半、明かされた変人の研究成果は、いろんな意味でおっかなかったですけど。

研究の為に許可を得たとはいえ何やってるんだとか。

その結果明らかになった事実も、規模が大きすぎておっかない。

マウスかなんかと思ってるのかよ……是非彼らには、首謀者をぶん殴って欲しい所です。



いつか仮面を脱ぐ為に~嗤う鬼神と夢見る奴隷~

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「生まれた時からついているのならそれは単にそのものの色ってだけだ。汚れではない」

 

ウォルトン王国の王都には鬼神がいる。

護国鬼神と呼ばれる機体を操る、防衛の要。

冷酷無比と敵国に恐れられる彼が、魔導兵器の電池代わりにされていた少女を助け、庇護する事となって。

 

あらすじでは英雄とうたわれていますが……当代当主である少年、レオは人混みが苦手な引きこもり。

先代が暗殺され、過保護すぎるほどに守られてきた故ではあるようですけど。

先祖が王家と結んだ契約を果たし続ける家系の末裔。それなりの待遇は受けていますが、対外的に便利だからと、正式な貴族ではないとか。

 

彼自身もまた、柵に囚われていた籠の鳥なんだというのがひしひしと感じられて、ちょっと泣ける。

王室とも微妙に距離があるというか。向こう側も、どう接したものかと困惑しているとのことでしたが。あくまで人伝の話なので、どこまで正しいやら。

けれど、彼が救った奴隷少女のフェルミ。彼の婚約者として派遣されてきたマリエルなど、周りに人が増え、変化も見られるので、今後に期待という感じでしょうか。


誰が為にケモノは生きたいといった2

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「穢れようが汚れようが生きてくれよ。胸を張って生きてくれ。出来る事なら幸せになってくれ。本当――償いたいってんなら、そうする事で真っ当に生きてくれ」

 

新たな街を訪れたイオリ達。

そこで彼らは、王族探しの密命を受けた罪人と遭遇して。

棄界に来るときの事故により、この世界にやって来たタイミングにもズレが生じているという事が明らかに。

それを考えるとイオリとユーフェミアが、ほぼ同じ時期・場所に落ちたのは中々に奇蹟的なタイミングの一致だったのでは。

 

王族の末裔、タビタを確保したことは伏せて情報交換などしていましたが……

何人かの罪人で協力体制を作り、独りが拠点を確保し、他が周囲を捜索していたとか。

イオリ達も一緒に捜索をしないかと持ち掛けられていましたが、イオリはそれを拒否。

まぁ、既にタビタを確保している手前、他に出し抜かれないように警戒は必要ですしね。

相手側が、イオリの罪『上官殺し』の真相を知っていた、というのも距離を取りたかった理由でしょうけど。

 

ユーフェミアも、イオリの罪の真実を知っていまいかなり動揺していましたが……

いやはや、中々に救いがないと言いますか。

そりゃあイオリもユーフェミアには明かせないよな、という真相で。

余りの事にユーフェミアは生きるのを諦めかけて、イオリに発破かけられたりしてました。

とりあえずこの二人の問題はなんとか落としどころが見つかったのか、って感じですが……

罪人の中に、王族の末裔と知りながらタビタを始末しようとする奴が居たり、黒幕が居るような言葉を吐いたりと、まだまだ謎が多いですねぇ。

ケネス医師のような闇医者が必要とされていた、という移転をとっても、現世は中々にきな臭い感じがしますけど、この後はどうなりますかねぇ。




神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード4

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「もともと世界ってのは不公平なもんなんだよ! 人間にゃ差があって当たり前なんだよ!」
「…………それは」
「それを嫌だと思うから努力するんだろ! ああ、分かるさ、努力は報われたいよな!? 誰だって無駄な事なんかしたくねえよな!? だったら――だったら最初から努力したら確実に報われる領域で戦えよ! 神曲なんて得体のしれないものを扱おうなんてすんなよ!」

前回の最後気になる引きをした割には、案外あっさり楽舞団の問題については解決したなぁ、という感じで。
まぁ、ここでしっかりとフォローをしなきゃ、なんでまた監督していたのかが分からなくなりますしねー。
神曲は本来、一人で演奏したほうが簡単。
単身楽団はそのためにある道具なわけですし。
合奏での神曲演奏は決して、個人で神曲が演奏できないから代替として行うようなものではない。
それをしっかりと宣言したうえで、同様のことを行うなら、認めるとまで言ってのける。
神曲公社がちゃんと仕事していたのはいい感じです。

まぁ、そんな大人のフォローもそうですけど。
ラグナスが今回の騒動を引き起こしたリックスに対して切った啖呵が中々のものだったんじゃないかと。
彼は彼で色々と悩んでいましたが、大事にしている場所を侮辱されて、怒れる熱さもあるんだと。
途中、叔父からの誘いもあって揺れていましたが、なんだかんだで、楽舞団はいいチームでした、という話。

合奏という、無駄が多いからと切り捨てられていった技術。
それを愚直に求めて磨き続けてきた彼らがつかんだ、彼らだけの武器。
なるほど、あれは確かに効果的な技術でしょう。
これからを考えるならば必要になってくるもの。
いい終わり方だったと思います。


神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード3

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「お前もよく知っている曲だろう? 忘れたなんて言わせないぞ、何せ私は、この曲が」
しゃん、とタンバリンを打ち鳴らしてメイゼルは満面の笑みを浮かべる。
「大好きなんだからな」

「コガムラ神曲楽舞団の強み」を探して便利屋稼業を学内で行っている面々。
しかし持ってこられるのは、個人の神曲奏者でもできるような簡単なものばかり。
合奏という変わり種を効果的にPRするにはインパクトがなかったりする。
問題を起こすよりは地道な積み重ね、と明確なゴールがないまま右往左往しているのは若者ならではというか。

そんな模索の中で神曲公社の人間が、評価の為に監督することとなり。
さらに考えることが増えてきているなぁ、という感じですが。
「楽舞団」としての悩みと同時に、今回はメンバーそれぞれの悩みとかも出てきて。
それらを解決していく中で、チームとしての結束はさらに強いものとなったんじゃないのかなぁ、と思います。

他の生徒のストレスから来る問題と向き合い、それを解決することで、解決の取っ掛かりを得たようですけれど。
合奏と、ウリルの能力を応用した、一種の箱庭療法。
それはそれでいばらの道というか、活用の幅が狭い、と悩んでいるところに別の問題が。
最後、また面倒な問題が出てきたというか、難癖つけられてしまったというか。
逆によく今までこんな感じの問題が出てこなかったとも思いますが、さて、彼らはどんな手を打つのか。

神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード 3 (GA文庫)
榊 一郎
SBクリエイティブ
2014-03-17

棺姫のチャイカ

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「再び。見つける。今から。もう一度」


安定している。
永き戦乱の時代に終止符を打ち、しかし平和には遠い、戦後の混乱期の物語。

三世紀近く争いが続いていたっていうんだから、かなりのものですね。
それだけ長く続いていると、始まりがどうだったかとか関係なく、恨みが積み重なって、止まれなくなっていったんじゃないかなぁ。
主要6ヶ国は、北の大国を滅ぼす為に同盟を組み、相互に平和条約を結び、どうにか戦乱に蹴りを付けた。
止まれなかったから、全てを一国に集中させて、滅ぼした、という印象があるんですけど、どーなのかなー。
魔王とも呼ばれた国王は、長命かつ、強大で、魔法技術を生み出した大賢者。
戦国時代において、列強諸国を手玉にとった策士の面もあるようですが。
とりあえず、その知識と力を恐れられたからこそ、主要6ヶ国はまとまったんでしょう。
噂については時間の流れによってゆがめられた部分とか、列強各国によってゆがめられたところあるんじゃないかと疑ってみたくなる。

主人公は、戦場で効率的に行動を行うために鍛えられた一族の出身。
平和になってしまえば用無しで、その能力は戦乱の種になる、ってことで、お偉方から迫害されたり里潰されたところもあるようで。
目的を失ってニートしている兄と、その兄についてきた妹。
とはいっても、里の性質も影響した呼び名っぽいですけど。
ニートな兄が食料調達のために足を運んだ先で出会ったのは、棺を担いだ少女だった。
ボーイ・ミーツ・ガールで物語が動きだし、少数で今の世界と敵対するっていうのは、結構王道かな。

情報少ないので何とも言えないですけど、少女は死んだはずだという人物もいたりして、一筋縄ではいかない状況のようです。
ただ、チャイカの望みは純粋なものだと思うので、どうにかかなってほしいものですけどね。
結構面白かったと思いますよ。


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