気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

武中英雄

境界線上のホライゾン6

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「そこは危ねぇよ」
「だから救いに行くけど」
「――オマエもこっちへ来い ホライゾン」


原作1巻のエピソードが終了。
そして、コミカライズも完結という運びに。
アニメの方が2巻までやっているんだから、コミックもやってくれないものかなぁ、と思っていたんですが。
ちょっと残念。

正純が教皇総長を足止めし、ノリキがガリレオと相対して。
他方では、西国無双と東国無双の娘が一対一の決闘をして。
これが全て全裸なバカが告白するための道をつけるための布石だって言うんだから、圧巻です。
二代の友達いないアピールに動揺する宗茂が新鮮。
誾とタッグ組んで行動していると、あの二人止まらないからなぁ……
原作の関東解放だとかでも、好き勝手はしゃいで、いい感じに染まってますし。

告白するはずが世界征服宣言するバカ。
そのバカと平行問答をして、誤りを認める自動人形。
何を最善とするか己で決めたい、と彼女は歩き始めて。
常日頃から阿呆なことやっていて、肝心な場面でもそのノリを崩しませんが。
それでも決めるところはしっかり決めてくれるから、トーリは格好いいですよねぇ。

巻末の小説は……青雷亭はいったいどこに行こうとしているんでしょうか。
食用和紙に中落ちのメニューが良い方ってどういう事なんだ。
ホライゾン、ちょっと新しい食事を開拓しすぎじゃないだろうか。
他人事なら笑っていられるので常連がいるのも分からなくはない。

境界線上のホライゾン (6) (電撃コミックス)
武中英雄
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-05-27

境界線上のホライゾンⅤ

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「じゃ 行こうかみんな 頼りにしてるぜ?」
「Jud.」

アニメ版もあの厚い原作をうまく切り貼りして、凝縮していた面白さがありましたが。
漫画版は、アニメよりも余裕を持って進められる分、もうちょっと原作よりですね。
なかなか良質なコミカライズ。安定しています。

討論が終わってトーリが行動を起こし始めるところから、契約認可の場面まで。
それぞれが必死に、それぞれにできる事をやっていく。
モブであろうと、自分を偽ることをせず、進んでいく様は、一言格好いいなぁ、とそれだけ。

アニメでは切られていて残念に思っていた正純父たち暫定議会のメンバーの会話とかも入っていて満足です。
正純父の態度の理由。暫定議員に向いていないと判断した理由。
仕事に関してはかなり真面目で、有能な人材がそろっているんですよね、本当に。
ちょっと、職業的にも世を忍ぶ趣味を共有しているオタク集団ってだけで。
趣味に突っ走っている時はいい年したおっさんが集まって何しているんだと思うものですが

また番外編で巻末に短編が収録されてます。
『落雷場の処罰者達・後編』。
青雷亭のP01-sが来た時の注文の地雷感がたまらないね!
決して自分で体験したくないですけど。
「――ご注文を伺いましょう」。

この一言のセリフが、すごく怖い。というかメニューもなんか怖いですけどね、何が出てくるのか分からないっていう意味で。

境界線上のホライゾン (5) (電撃コミックス)
武中 英雄
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2014-08-27

境界線上のホライゾンⅣ

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「だから教えてくれ セージュン」
「俺の望みが どういうことなのか」


電撃文庫の鈍器と評判の、全然ライトじゃないラノベ、境界線上のホライゾンのコミカライズ。
厚さを自重しないあの本を見ると、ダンベルでも作ってるのかとたまに疑問に思います。

アニメが結構良作でしたけど、このコミカライズも中々いい感じですね。
アニメは、あの厚みをよく1クールで落とし込んだなぁ、と思ったものですけど。
画と動きでおぎなって、あの厚さを構成している説明をあちこち削っているんですよね。
そこでいくと、コミカライズは、アニメと原作の間を行っているといいますか。
説明削っている部分とかもあるんですけど、原作よりは取っつきやすいかなぁ、という感じですね。
初心者にはアニメから漫画、それでなお気になるんだったら原作っていうコースが情報量としては優しいのかもしれない。
個人的には、あの登場人物たちの頭おかしいんじゃないかっていう川上節なやりとりを楽しんでいる人なので、原作をぜひ読んでほしいところなんですけど。

閑話休題。
とりあえず今回は 、シロジロと直政の相対が終わって、ネイト登場。
そこからトーリと正純の討論、賢姉が出張る延長戦とその決着まで。
討論とかのシーンは良いんですけど、戦闘シーンはちょっと絵が微妙といいますか。
流れが見えにくい。その辺はアニメが良かったからっていう部分もあるとは思いますが、それにしたってもう少しどうにか、と思ってしまう。
 
書きおろし小説は『落雷場の処罰者達・中編』。
短いに、外道属性満載とか、川上さん自重しない。
神道、本当に大丈夫なんだろうか。この世界の外道たち相手にするには必要なのかもしれないけど、神道自体が外道になっていないか、コレ。
まぁ、浅間からして、射殺巫女で大酒呑みでいろいろ突っ走ってるから、問題ないのか。
しかし、青雷亭のホライゾンの接客は、アレでいいのだろうか。
いや、旗から見ている分には面白くていいんですけど、実際それを頼んでる人がいつもいるっていうのは中々凄い事なのかと。
あれか、仲間内でロシアンルーレット風に外れ混ぜた菓子を食うとか、そのノリなのかなぁ。

「ははは、メジャースイーツで安心した貴様の負けだ!」

「抹茶なんだからフツーは砂糖入りませんよね。まだ慣れてない人達ですか」
「わ、私たち、慣れてきてますわよ!?」


こんな会話が飛び交っているお店。
面白そうで、ある種の名所にはなるだろうけど、自分で注文する根性はないなぁ。 
水を注文して、なぜか粉末がやってくるという謎の店員がいるお店。・・・自分で書いていてまったくよく判らないんですが、これで嘘がないっていうのが。
さて、次回以降は、ホライゾン救出行ですねー。楽しみ。

境界線上のホライゾン (4) (電撃コミックス)
武中英雄
アスキー・メディアワークス
2013-12-21
 
プロフィール

ちゃか

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