気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

武藤此史

スカイ・ワールド11

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「ひとりでは、無理でも。皆が集まって、ギルドができるなら。皆の方向性が一つに向くなら」
(略)
「おれたち冒険者は、どこへでもたどり着ける」

シリーズ完結巻。
想っていたのよりは早かったといいますか、クライマックスであるとは思っていましたが、もう1冊くらいは出るかなぁ、と思っていたのでちょっとびっくり。

第一軌道アイオーンへの到達と、そこでの出会い。
そしてサクヤの計画と、カリムの企み。
神秘の座による混乱工作と、帰還を目指してまとまった多くの冒険者たち。
更にはすべてが決着したのちのエピローグまで。
1巻で納めるにはちょっと欲張りすぎだったんじゃないでしょうか。

ただ、伏線としてまかれていた諸々を回収した上での決着だったので、密度濃く楽しめましたが。
ただ、欲を言えば……って部分があるってだけの話。
これは好きなシリーズが終わる時にはいつも思うことなんですがねぇ。
「その後」を描いた短編集とかでないだろうか。

しかし、ジュンが用いたカリムたちを追い込むための作戦がひどい。
まぁ、ゲームシステムもここまで活用しきったら一種の才能でしょう。
キーサンドラ姫とうまく協力して発布したクエスト。……手堅くはあるけれど、人海戦術って。
最後までクエストオタクのハーレムクズ主人公で、終いには帰還せずにゲームに残る選択までしてましたが。
きっと、彼らは変わらずこのまま楽しく「ゲーム」をしていくんだろうなぁ、という未来がはっきり見えて、割と綺麗にまとまった感じはあります。

スカイ・ワールド (11) (富士見ファンタジア文庫)
瀬尾 つかさ
KADOKAWA/富士見書房
2015-08-20

スカイ・ワールド10

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「そしておれたちは、冒険者の最精鋭だ。下の軌道で、なにがどうなっていようと関係ない。いや、下の冒険者たちが希望を失うようなら、おれたちこそがその希望にならなきゃいけないんだ」


前線から離れ、必要な長期キャンペーンを処理することになったジュンたち。
うん、周囲からハーレム言われるのも納得というか、その内刺されるんじゃないかとか思いますが。
前回登場して急激に接近してきたアミリィが、これまで登場できていなかった分を一気に取り戻していきましたね……
ジュンをサブリーダーから追放しましたが、それはジュンが間違っていたからで、決して嫌っているからではないって言うのがよくわかります。
まぁ、無茶なやり方に不満はたまっていたとは思いますが、クーデーターでうまくガス抜きもできたって言う面もあるでしょうが。

下の軌道で目撃されるようになった、バロックモンスターとそれを発生させる謎の魔法具。
ジュンたちは、簡単にソレの調査を少し行ったりしていますが、仲間の助言をうけて「覇者の御旗」に応援を頼んで処理を頼んだりとかいろいろやってます。
そして例によってジュンがロクノン・キャンペーンのやり込み要素を発見して。
うん、やっぱりジュンはクエスト馬鹿として、楽しそうにプレイしているのが一番にあってると思います。
まだ調子が戻り切っていない部分もあるようですけど、アリスの望み通り、楽しい夢を届けてほしいものですが。

しかしまぁ、リザードマンたちが、本当に余計なことしかしないというか……
彼らは彼らなりにこの世界で力を得ようと必死だとは思いますが。
神秘の座の思惑って言うのも見えてませんし、何を考えているのやら。
さて、第二軌道攻略も佳境で、動きが派手になってきてますが、第一軌道には何があるんでしょうかね。
目覚めぬサクヤも心配ですが。さて、この騒動の顛末は何処になるのやら。

スカイ・ワールド (10) (富士見ファンタジア文庫)
瀬尾 つかさ
KADOKAWA/富士見書房
2015-04-18

まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる 2

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「手をつないでおけば転ばないと思うし」
(略)
「これなら迷わずに連れていけるから」

アルゴ山脈で目的を果たした風音。
無事に帰還して、道中に残っていたオーガを狩ったりして、「鬼殺し姫」とかあだ名がついてますが。
女二人で気ままに旅しながら現代に戻る方法を探していくのかと思いきや。
最初にパーティーに加わったのが爺さんとか誰得なんだ。
その次に同行することになったのがお姫様とか。
まぁ、現場に居合わせて巻き込まれることになったというのが正しいんですけど。

風音が一家に一台レベルで便利な存在になっていってますが。
彼女いるだけで旅がどれだけ楽になることか。
できることは多いしゲームの経験もあって知識もそこそこあるし。
何とかできるんじゃないかなぁ、と思っていたらアレですよ。
まさか過去同じようにやってきた仲間がいて、帰ることができなかったという事実が明らかになるとは。
アレは大分ダメージ大きいよなぁ。
神殿で死体を見つけた、という時点で、プレイヤーの死については意識が言っていたと思いますが。
知らなかった相手と、実際に友人だった相手とでは受ける痛みも重さも変わってくるでしょうし。

他のプレイヤーと思しき面々の情報もいくつか出てましたが。
大体、一人でいるみたいなんですよね。
それを思うと、風音たちが合流できたのは奇跡的な確率なんじゃないだろうか。
プレイヤーたちをこっちに引き込んだ何か、あるいは誰かの思惑が働いているのかもしれませんけど。
……風音の黒歴史については……うん、触れずにいるのが優しさなんじゃないかな。


スカイワールド9

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「せめて、彼女に残してあげたいものがあるんだ」
(略)
「この世界で冒険者として生きていくうえで、最低限のこと、かな」
(略)
「知恵の実を食べてしまったアダムとイブに対して、そそのかした蛇には、相応の責任を負う必要がある?」


まさかの新ヒロイン登場というか、過去からの刺客が登場。
半身とも言うべき相棒、サクヤは意識を失ったまま目覚めず。
ジュンはひたすらに先に進むために、あちこちが歪になった状態で前へ進んでいきます。
犠牲を強いるような作戦、ぎりぎりすぎる現状に不満がこぼれたり、倒れる人まで出る始末。
それでも、駆け足に攻略は進んで、第二軌道までたどり着かせてしまうんだから大したものですが。

そんな中、ジュンの旧友、アミリィが現れて。
スカイワールドの世界に来たジュンが一番最初にパーティーを組んだ少女。
巡り合わせが悪く友人たちとは離ればなれになり、日本語の会話能力も乏しかったため、孤立していた寂しがりな彼女。
ジュンは、クエストの為に彼女とパーティーを組んで、始まりの街から引っ張り出して。
ま、根幹にクエストがあるのがジュンらしいといえばらしい。
ただクエストの為だけってわけじゃなくて、パーティーを組んだ相棒として、必要な知識を教えたり、逆に教わることがあったりと、良好な関係を気付いていたようです。

まさか初期にこんな縁が生まれていたとは。
最初の島に発生していた問題を解決し、アミリィは友人と合流で来て。
けれど、ジュンも同じように友人を探す道の途中だったため、そこで別れた。
アミリィが、そこから今のジュンたちがいるところまで追いついてくるとは予想していなかったみたいですけど。

前に引っ張り出してくれたジュンは楽しそうだったのに、今は違う、と。
再会したアミリィに頭突きを食らった上で、かすみを除いた面々にジュンが嵌められてましたけど、まぁこれは自業自得だよなぁ。
ユズリハの言っていた通り、少し頭を冷やす時間が必要だという事でしょう。
正直、ジュンが大分追い込まれていて、1巻でどうにかなるのかなぁ、と思っていたんですが、上手いこと持って行った感じがあります。
冷静になった結果いつものクエストマニアに変貌したわけですが、あれが通常運転だからどうしようもない。
さて、次は結局いつものメンバーでの、キャンペーンクエストって流れですかね。
……サクヤと約束していた、下層軌道でのクエスト巡りにサクヤが倒れてからいくことになるとか皮肉だよなぁ。

スカイ・ワールド (9) (富士見ファンタジア文庫)
瀬尾 つかさ
KADOKAWA/富士見書房
2014-12-20

まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる

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「それじゃあ、改めて、よろしくね風音」
「こっちこそ頼りにしてるからね弓花」

小説家になろう作品の書籍化。
タイトルがなんか地雷っぽかったので、なろうサイトでこういうタイトルの作品があるとは知ってたんですが、手を出してませんでしたが……
もっと早く読んでいればよかったかなぁ、と思う程度には楽しんだ。
まぁ、なろう作品だなぁ、っていうテイストが残っているので、好みはわかれる部分もあると思いますが。

異世界モノ、ですかね。
ゲームと酷似した世界に唐突に迷い込んでしまった少女風音。
初期エリアに配置されているダンジョンの近くで目覚めた彼女は、たまたまその遺跡に来ていた冒険者……自分と同じく、なぜかこの世界に飛ばされてきていた親友弓花と出会う。
弓花曰く、彼女は一週間ほど前に気が付いたら近隣にある町にいた、という。
また、この世界はゲームと同じ部分もあるが……ゲーム時代から優に千年は経過し、様々なモノが変化している世界でもあるとのこと。
そんな世界で、彼女たちは今を生き、変えるための方法を探すため、冒険者として行動する選択をする、と。
テンプレと言えばそれまでですがねー。ま、調理方法間違えて、味がしないなんてことにはなっていない部分は評価していいかと。
メインが女子二人っていう構成は珍しいんじゃないですかね。
そもそもラノベで女子主人公っていうのがあまり多くないかと思いますが。

タイトル読めばすぐにわかる通り、「魔物を倒すことで能力を奪い自分を強化する」能力を持っている少女が主人公。
そのスキルを主人公が持っていることで、割とさっくりレベル上がったり力付けたりで進行が淡々としているのは、まーこういう作品と思えばなんとか。

すごい勢いで力をつけていくし、異世界に来ているというのに、この巻ではそこまで不幸な目に遭わないし、出会う人皆好感が持てる人物っていうのは、ちょっと出来すぎかなぁ、という感じもあります。
まぁ、異世界に意味も分からず放り込まれている時点で不幸な状態からスタート切っていると思えば……許せるのかなぁ。どうなんだろう。
加筆も多少ありますが、購入考えている方はWEB見て判断を推奨。


スカイワールド8

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「ひとつだけ、聞く。ジュン、あなたはそれでも、楽しんで戦える?」
「どういうことかわからないけれど、いまのおれにとって楽しめるかどうかっていうのは、楽しい仲間たちと一緒にいられるかどうか、なんだ。もしサクヤの身が危ういならおれは一刻も早く、彼女を助けにいきたい。(後略)」

無事にアリス救出編は終了。
まぁ、そこに至るまでに中々厳しい戦いがあったりしましたけど。
さすがは現状では最前線の階層のレイドゾーン。
難易度が高い上に、リザードマンとドラゴニュートという二つの陣営の問題がここでも響いてきて。
情報が足りないとこういう時に困りますよね。
これがまっとうなゲームだったら、それこそ掲示板とか攻略サイトとかで何とかできる問題も、自分たちの頭で解き明かさないといけないっていうのは中々厳しいものが。
時間制限があるとなるとなおさら。

まぁ、そこを何とかするのがジュンのクエスト脳。
途中迷っていたというかちょっとサクヤとの合流した結果鈍ってしまってた部分もあるようで。
ジュンとサクヤが一心同体の「相棒」でありすぎるからの弊害というか。
合流して気が緩んだのか、レイドパーティーの銀翼騎士団がいたからか。
もろもろ含んで丸くなっていた部分もあって、発想を切り替えて、本領発揮したジュンが楽しそうでいいと思いました。

……で、最後のあれですか。
アリスをようやく助けたと思ったら、今度は別のヒロイン助ける展開かー。
サクヤ、本格にパーティー参戦してきたのは後半のくせに、すごくヒロインしているよなぁ。
ゲームの行きつく先も気になりますが。
ジュンは結局誰を選ぶか、どう決断を下すのかも気になるところ。
なんかイベント的には割とサクヤリードな感じもしますが、どーなのかなぁ。

スカイ・ワールド (8) (富士見ファンタジア文庫)
瀬尾 つかさ
KADOKAWA/富士見書房
2014-08-20
 

スカイ・ワールド7

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「で、おれは合格なのか」
「おう、仲間のことを大切にしないやつと手を組むわけにはいかねぇな。仲間すら守れないやつが、他人との約束を守れるものかよ」


最前線で攻略に励んでいるギルドの一つ、銀翼騎士団。
ジュンたちは、そのギルドと共闘する道を選ぶ。
銀翼騎士団のリーダークァンタムとジュンが決闘し、その結果を持って協力の始まりとした。
レイドコンテンツに挑むことを楽しむ、レイドギルド。
クエストマニアなジュンとはまた違った形でゲームを楽しんでいる連中。
業の深さを感じる部分があるよなぁ、といいますか。
第三軌道の探索、スパイの問題、アリスの行方、この世界の謎や、ハーレムの進展とかイベントは盛りだくさんで、安定しています。

大所帯の銀翼騎士団と合流したことで、サクヤとジュンが行動を共にする余裕が出てきました。
ユズリハが今回登場しませんが、多分後ろでは大変な思いをしてるんだろうなぁ、と思います。
クァンタムとの会話の時や、P.172あたりからの「無謀じゃない戦い」のあたりとか、ジュンとサクヤの二人の絆がよくわかる感じで、いいですね。

他のギルドとの交流で、キャラが増えているんですが、それぞれの個性が出てるのはいい感じ。
ヒカルは、その観察眼を生かして、神秘の座のスパイ探しに励むことになったりします。
あとは、本当に小学生なのかってレベルの商売力、商人っ気を発揮しているリュカも合流したりと、メインのキャラが大体合流したかなーという印象。
ジュンとサクヤの戦闘のコンビネーションを見て、他のメンバーがジェラシー感じたり、エリが自分の想いの一端に気が付いていましたが。
本当に、ジュンそのうち爆発すればいいのに。

そして、第三軌道を探索する中で、アリスの情報を得て、バロックの牢獄へと踏み込むところで終了。
随分と名前からの印象が違う場所のようですけど。
ギリギリ間に合ったジュンたちのエリア攻略が、次回のメインになるんでしょうが。
神秘の座の連中がいったい何をたくらんでいるのか、とか気になることは多いので、その辺も明らかになっていくといいんですがね。

スカイ・ワールド7 (富士見ファンタジア文庫)
瀬尾 つかさ
KADOKAWA/富士見書房
2014-04-19
 

スカイ・ワールド6

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「台無しだ! こいつ最低だ!」
「ジュン、いまのはないと思うな! ええと、ボクたち、そんな矮小なことを議論しても仕方がないんじゃないかな!」

ハーレム方向について外堀埋められている感のあるジュンはその内爆発すればいいのに。
かすみを選ぼうとして、サクヤにちょっかいかけられて、ハーレムルートに入りかけているんじゃないかと。堂々と保留を宣言するのはどうなのよ。
もうちょいがんばれ。

この世界でも背が伸びたりという成長はするようで。
しかし身長やらに変化が出てくるという事は、単純なデータとしてのあれこれとはまた違う要素なんじゃないかと思うのですが。
つまり、この世界から脱出できないと、遠い未来においては、この世界で老衰で死ぬっていう可能性もあるのか。
ま、可能性としてはあるっていうだけですけど。

さておき。拠点を新しくしたら、そりゃあ某主人公はクエストに走りますよね。
一応ストーリーに関わりそうな、重要なクエスト発掘しているわけなんですけど。
世界観として色々と細かい設定がなされているようで、クエストを通じてジュンたちも知識を増やしていく。
ただ、どうしてもゲーマーな思考に走るというか、ジュン、時々台無しだよね。

極寒の地を超えた先では、灼熱のダンジョン。
そしてそのボスはレッドドラゴン。
ここまでくれば、火炎系のボスだろうと思うのに、氷の攻撃してくるとか。
設計者は意地が悪いというか中々鬼。

どうにか工夫してボスを倒していくわけですけど。
何のかんのいいつつ、楽しそうだなぁ、という雰囲気は伝わってきましたね。
さて、ジュンたちが、クエスト漁りとダンジョンに潜っている間に、サクヤも行動しているようで。他のギルドとの同盟という案が出てきて、また動きそうですねー。

スカイ・ワールド6 (富士見ファンタジア文庫)
瀬尾 つかさ
KADOKAWA/富士見書房
2013-12-20

プロフィール

ちゃか

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