気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

河野裕

さよならの言い方なんて知らない。3

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「もっと気楽に、受け入れてもいいだろう? 生きてるのは幸せで、死ぬのは不幸だ。こんなことにどうして、理由がいるんだ。当たり前に信じていいだろう?」

 

ついに刊行された、架見崎シリーズの新章、書き下ろしの第3巻。

架見崎で最強と目される月生に対して、「平穏な国」と「PORT」が行動を開始。

2チームで共同して、月生を倒すという作戦。

さすがに以前、香屋が言っていた「登録名:月生のプレイヤーを倒す能力」ではありませんでしたが。

 

最大のポイントを持つ月生に、真っ向からは敵わない。そして、協力するとは言っても、ただ一人にポイントを集めて無効化するのも現実的ではない。

そこで、それぞれが能力を取得し組み合わせることで発動する、と。

平穏の前ナンバー2が進めていた交渉で、新しくその座に就いたトーマも、作戦実行に向けて動いて。香屋は人質のまま、できる範囲で情報を集めた。

小規模なチーム同士の争いはあったが、大手は準備に励み1ループが終わった。

そして、切り替え時にそれぞれが能力を取得しついに幕が上がる。新能力が一気に羅列されてちょっとびっくりしたと言いますか、読みこむのに時間かかった。

 

月生が刺客を最初のうちは軽くあしらっていて、さすが最強と目されたプレイヤーだなと感心してしまった。

平穏もPORTも、状況を動かしている幹部クラスの面々がそれぞれに思惑をもって、出し抜こうとして。そんな中に、まったく無力な香屋が指し手として介入するって言うんだから、いやはや全く大したものだ。

ポイントは無い。戦闘能力も。勇気もカリスマも。香屋には何もかもがなくて、どこまでも臆病で……だからこそ、怖いし強い。

限られた情報しか持たず、それでも事態を動かせる彼は、活用できれば最強のカードにもなりそう。

 

ゼロ番目のイドラのこと。PORTの新キャラ達や、ユーリィ回りの話。

ユーリィの能力の活用方法は独特で面白かったですし、タリホーの思惑はなんなのかよくわからなかった。あとは、新キャラであるパンか。色々抱えてそうな気配がしました。今後の活躍に期待。

明らかになった情報がいくつかあって、増えた謎もある。

 

月生戦が3巻の見所なのは間違いないですけど、一番衝撃を受けたのはやはりトーマの秘密でしたね。

香屋も、秋穂も。そうとわかっていて、招待に応じたのか。架見崎に足を踏み入れたのか。

そしてそれを、今まで黙っていたのか。どうして、そんな事が出来るんだ。

秋穂に怪物と称されるのにも頷ける。そんな彼が架見崎で何を為すのか。続きを期待したいですねー。


さよならの言い方なんて知らない2

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「ほんの幼い少年で、実力は未知数です。でもなぜだが、彼の言葉を無視する気にはなれないな」

「それは予想屋というより、詐欺師に向いた才能だね」

 

架見崎でついにトーマと再会した香屋。

かつての親友は、2年余りをこのループする街で過ごし、最大の領土を持つ「平穏な国」に所属して、それなりの立場を獲得していた。

香屋と秋穂が一緒に架見崎に来たけれど、この二人、かなり別行動してるんですよね。

それでも相手の事を分かっている感じが好きです。

 

戦闘力が無い香屋が、トーマの手も借りながら情報を集めて、架見崎で勃発した争いに介入するのが楽しい。

闘う力がないから、事前に準備したり交渉したりして。手札が足りないと嘆きながらも、どうにか成果を上げている辺りが凄いな。

良い予想屋と言われたり、詐欺師呼ばわりされたりしてますが。どの評価も納得できる部分がある。

 

そんな彼の本質が臆病者で、だからこそ行動するという姿が、どうしてか眩しい。それはトーマが、彼がいることで未来に少し希望を持てると思っていたのと同じような気持ちなんだろうなぁ。

結構あちこちに変化がでて、これからどうなるのかが気になります。秋穂とコゲが気づいた、架見崎の秘密、というか彼らの違いとかもありますし。3巻が楽しみ。


さよならの言い方なんて知らない。

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「たいていの物事はフィクションから始まる。そのフィクションに現実が出会う瞬間に、心の底から憧れる」

 

角川スニーカー文庫から刊行されていた「ウォーター&ビスケットのテーマ」の改稿版。

元々は同じグループSNEの河端ジュン一先生との共著でしたが、改稿に当たって河野裕先生の単著になってます。河端先生も変わらずストーリ―協力はされているそうですけど。

階段島シリーズが完結し、リスタートする物語。

 

スニーカー文庫版とは大筋は同じですが、ちらほら会話に変更がはいったりしてますね。

冒頭、トーマの姉に「いつまでもアニメとか」みたいな事を言われた……ってやり取りがライトフライヤー号の話になってましたねー。

 

同じアニメが好きだった、三人組。

香屋歩と秋穂栞。もう一人は、2年前にどこかへ消えてしまった。

その親友が残したのと同じマークのついた封筒が二人に届けられて。

調べてみても情報が出てこない、架見崎という町の名前。

訝しみながらも踏み込んでみて、彼らは不可思議なゲームに巻き込まれることとなった。

 

特殊な能力をポイントで購入し、それを用いた戦争で領土を拡大していく。

小さなチームに拾われた二人は、近隣の大きなチームの思惑に巻き込まれる事になりますが……

どちらも、ただの駒で終わる人材じゃないというか。

運営側の人間が初めに「ぜひ、戦いやすい能力を獲得してください」とか言ってくるガイダンスの中で、しっかり自分で考えて選択している。

確固たる意志を持ってる感じがしていいですねぇ。
書き下ろしとなる3巻も刊行予定のようですし、楽しみが増えました。


いなくなれ、群青1

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「つまり幸せってのは風を感じることなんだ」

 

不思議な力で閉ざされた島、階段島。

いつの間にかこの島にきて、知らぬ間に消える。

更には来る直前の記憶が少なくとも数日なくなっているなど不可解な事が多い島。

けれど、人が居れば営みがあって、子供が集まるなら学校が必要。

 

ここに紛れ込んだ人々は、この島の中でどうにか生活を続けていて。

新しくこの島にやって来た少女、真辺はこの島の理不尽が許せなくて、色々と動いています。

「納得できないことが嫌い」と言ってのける彼女が強くて、見ていてハラハラしますね。

予期せぬ敵を作りそうな雰囲気がある。

 

小説の方は完結して、コミカライズがどこまで続くのか。表題の「いなくなれ、群青」。本編1巻分で終わりになるんですかねぇ。ちょっと惜しい。

堀が意外と背が高い? 水谷の方がちっちゃいのかなとか絵になると情報量が増えて良い。

七草とナドの会話が好きですねー。どっちもいいキャラしてるわ。


きみの世界に、青が鳴る

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「でも、今も幸せな方がいいよ。いつだって我慢しない方がいい。なのに今は苦しいのを受け入れるなら、やっぱり諦めているんだと思う」

 

シリーズ完結巻。

安達と堀の話であり、七草と真辺の話であり。

次の魔女の座を巡って争っているということでしたが。

相原大地のための話でもあるんだよなぁ、と言いますか。

 

七草が今回もいろいろ動き回ってました。

安達を理解するため。堀を魔女にするため。自分の幸せのため。

大地の幸せを願っているという意味では、大体のところ一致してるわけで。

正解を探すために、一歩ずつ進んでいく。これからも続いていくんだ、というそんな感じの物語。

 

魔女の魔法で、何回も試行錯誤出来たりもしますが、それですぐに万事解決とはいかなくて。理想の為に足を止めない真辺の強さは、凄いと思うけど、真似できない。

堀が少しだけ彼女を嫌い、というのも納得してしまう。同時に、七草が理想だというのも分かって、こう読んでいてもどかしく感じる部分がありますけど。

言葉の選び方一つ一つが、それぞれのキャラの信念に誠実で、美しいと思うんですよね。だから、この作品が愛おしい。

 

フェア掌編の「ラブレター」もゲットしましたー。

発売日に買いに行ったら、まだ店頭で配布スタートしてなくて泣いた。      

その後、運よく見つけられたので、購入。

いやぁ、良い情景ですね。最後のテキストだけが決まっている手紙。

彼女は悩みながらもそれを書き切ったんだろうなぁ、というのがまた良い…

 



つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物

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だから、雨坂続が完成したとき、編集者としての佐々波蓮司は必要なくなるだろう。

それは悲しいことではない。

むしろ、夢のような。奇跡のような、喜ばしい未来だ。

 

シリーズ完結巻。

作家と編集者の業が描かれているように感じられて、好きな作品です。

それが一番濃く感じられる4巻の「感情を売る非情な職業」が一番のお気に入りではあるんですが。

完結となる今回も作家の我がままな面、人間味のある面など多くの顔が見られて楽しかったです。

 

二年の時が流れたところから始まる本編。

佐々波は喫茶店店主から編集者に戻ったし、北野坂の店は、パスティーシュが運営する形になった。

ユキは女子大生になって、ノゾミは幽霊の身で色々と状況を動かそうと手を打って。

雨坂続は病院のベッドで寝たきりで、指先の世界で、文章を書き続けていた。

 

好きな場面がたくさんあります。

冒頭の天才についての佐々波と作家のやり取り。小暮井ユキが「落書き」をした所。

佐々波のプロッフェショナルについての言葉遊び。

ユキがノゾミの依頼に躊躇わなかったところ。彼女が、答えを考え続けていたこと。

聡一郎が語る「人間には書けない本物の小説」の話。

「錯覚でも、わかると答えたいことだって、あるじゃないですか」というユキの言葉。

佐々波の「天才は、祝福されていなきゃいけないんだ」という願い。

 

2年の間で変わった事があって、もっと超然としてるかと思った作家が迷ったり、パスティーシュさん好きだったので、出番少なくて悲しかったりしましたが。

やっぱり河野さんの文章が好きだなぁ、と実感しました。

凄く雑にまとめてしまうと、書けない作家がもがいてる、って話なんですが。葛藤している様子ですら、美しいと思う。思えることが、とても幸せで。

これだから読書は止められないし、出版不況の中で書店員続けられるんだよなぁ。



ウォーター&ビスケットのテーマ2 夕陽が笑顔にみせただけ

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「簡単なことだろ。わかれよ」

怒りに震える声で、香屋は叫ぶ。

「死ぬのはいつだって、最低で、最悪だろ」

 

1巻の最後、トーマと再会した香屋はそのまま友人に刺されて。

安全に香屋を平穏な国に入れるための工作で、ちゃんと怪我の治療はしてくれてましたが。

久しぶりの再会でナイフ持ち出された後でも、「それが必要な事だった」と理解して、変わらず会話を続けられる二人は中々神経が太い。

お互い無駄なことはしないっていう信頼があるからこそ、というべきでしょうか。

 

そして友人との平和な交流は長く続かず。

最大手チームの2つ、「平穏な国」と「PORT」がついに交戦しそうだ、と予想し阻止するために動き出すことに。

架見崎の最強プレイヤーが、1人チームって言うのには少し驚き。

駅に拠点を持つ、電車を待つ男。香屋とトーマは彼に接触し色々と交渉していました。

その間に秋穂に手紙を送って、ミケ帝国で動いてもらったりもしてましたね。

 

香屋と秋穂が、今回はほとんど別の場所で行動しているのに、判り合っているような感じがするのはいいですねぇ。

これまでに積み重ねてきたものがあるのだと実感できる。

まぁ、微妙に齟齬があったりもするようですけど、なんだかんだ上手い所に辿り着けるのは、コンビとして優秀だからでしょう。

 

平穏に捕まっていたキドが戦線復帰して……仕込みがされていて、緊張状態を作る場面もありましたが。

ちゃんとそれを予想していたあたり香屋は優秀ですね。予想していたというか、手を打っていたというか、イカサマしてあったというか。

「幼い少年だけど、彼の言葉を無視する気にはなれない優秀な予想屋」とか「それは予想屋よりも詐欺師に向いた才能」とか本人のあずかり知らぬところで好き勝手言われてましが。

そういう評価を受けるのも納得できるような言動を貫いていたからなぁ。

 

12巻を通して、平穏な国とミケ帝国の描写が多めでしたが……PORTの連中が結構気にかかりますね。

情報を色々集めて、いくらか架見崎の真実に近づいているようですし、イドって言うプレイヤーは香屋たちと同じく「ウォーター&ビスケットのテーマ」の愛好家っぽい感じがしましたし。

シリーズ続いて、この街の真実が明らかになるのを楽しみにしています。



ウォーター&ビスケットのテーマ1 コンビニを巡る戦争

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「ただ強いものには数で勝てる。ただ怖いものには理性で勝てる。本物のモンスターがいるのは、いつだって思考の中だよ。彼はそれを持っている。みててごらん――」

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「架見崎が、破綻するかもしれないよ?」

 

河野裕さんの新作。

上下巻だと最初から分かってたので、下巻出るまで待って、一気に読みました。

……一気に読んだ後、感想書いてない山に埋まったんですけど。

 

高校生、香屋歩と幼馴染の秋穂栞。

「ウォーター&ビスケットのテーマ」という、視聴率が悪いながら一部に熱狂的なファンを獲得したアニメ。

それが好きだという共通点でつながっていた、幼馴染。

本当はもう一人いたけれど、その子は姿を消して。そして高校生になったある日、謎のダイレクトメールが二人に届く。

 

差出人の元へ赴けば、架見崎という特殊な街に放り込まれて。

8月がループする街。ある条件下で、与えられた特殊能力が使える街。

壊滅的な状況になっていて、コンビニやスーパーなどの物資がある拠点を狙い戦争をしている町。

街一つを使った、陣取りゲームとでもいうか。運営側は「なんと、おふたりは異世界に迷い込んだのでした」とか言っていましたが。

 

消えた幼馴染もこの街に居るかもしれない、と思いながら街に入った二人は、速攻で戦争をやっている集団に取り込まれてましたが。

弱小だが善良なチームに保護された……と言うより確保されたという方が正しいか。

事情を聞いているうちに、他の強力なチームに戦争を仕掛けられるシチュエーションだ、と歩が指摘。

 

実際その通りになって、怯えながらも、上手く状況を動かす歩は中々策士です。

「石橋を叩いて渡る」みたいな感じの臆病さと慎重さによる周到な準備の賜なので、策士という言葉はあまり似合いませんけど。

なんだかんだ自信を持っているキャラが多かった作者さんの作品の主人公としては少し変わってるかな。

でも、よくわからない「戦争」に巻き込まれても、自分の主義主張を替えず、冷静に出来ることをやり遂げた彼には、ぶれない芯があって、中々読み応えがありました。


夜空の呪いに色はない

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「朝は夜の向こうにあるものです。正しく大人になるには、ひとつひとつ、誠実に夜を超える必要があります」

「夜?」

「暗く、静かな、貴女だけの時間です。夜がくるたび悩みなさい。夜がくるたび、決断しなさい。振り返って、後悔して、以前決めたことが間違いならそれを認めて。誠実な夜を繰り返すと、いずれ、まともな大人になれます」

 

階段島サイドと現実サイド、それぞれの思惑が入り乱れた状況。

捨てた方と捨てられた方、どちらにも言い分はあって、既に捨てた後であるため、判り合う事がない。

二人の七草による噛み合ってないというか、温度差の違う主張の場面とかは、いつも以上に青臭い感じがしましたねぇ。

 

それが悪いって言うんじゃなくて、七草という人間が、これまでより少し身近に感じられた気分。

理想と、妥協。全く持って不器用この上ない。でもそんな彼が嫌いにはなれない。

安達からは「歪んだ完璧主義者」と評されてましたね。「弱虫で、歪んでいる、痛ましい完璧主義者」とも。

彼の弱さが好きですけどねぇ。真辺みたいに直截的にはなれませんし。

 

今回は七草たち以外にも大人達の行動も結構多かった感じですねぇ。

トクメ先生が言った大人になるには夜を超えなくてはならない、という表現が今回一番気に入ってます。

物語的に見逃せないのは、かつて魔女だった時任さんが過去に一体何をしたのか、という事ですね。

全てはつながっているんだよなぁ、と。現実の方もかなり歪んだ形で状況が形作られているみたいですけど、ここからどういう答えを出すのか。

一歩を踏み出した彼らに幸いあれかしと祈っております。



最良の嘘の最後のひと言

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「ところで、ナンバー7.最良の嘘ってのは、どんなものだと思う?」

「最良?」

「そう。もっとも優れていて、もっとも強い嘘。そいつは意外に、真実なんじゃないかと俺は思うよ。これだけ嘘であふれた試験だ。本当のことまで嘘に聞こえる。誰もが嘘だと思っている。でも、実は真実だ。そんな言葉が最良なのかもしれない」

 

発売直後に購入してはいたんですけど、感想書けてなかったので。

都内に足伸して、サイン本を無事にゲットできたので満足しております。

 

世界的な大企業ハルウィンが「41日に年収8000万円で超能力者をひとり採用する」という正直ドッキリ企画だろ、みたいな告知を出して。

当然応募してくる「自称・超能力者」は多数いるわけですけれど。審査を経て7人にまで絞り込まれた候補者たち。

 

採用の前日、331日に街中で行われる最終試験に臨むことに。

たった1通の採用通知書。それを試験終了までに、所定の位置で待機している係員に提出する、という簡単なものですが。

まぁ、破格の条件ですし参加者はそれぞれに目的があって、「超能力者」としてこの試験に参加しているわけで。

 

嘘吐きばかりで、騙したり騙されたりして、時に協力したりもしていましたが。

作中には何人か自称ではない「本物の超能力者」も登場して。

その能力は、万能ではなく使い勝手が悪いものもありましたが、中々便利そう……というか超能力者が居るミステリってのが中々新鮮。

トリック偽装し放題だな……とか思いましたけど。タイトルにある通り「嘘」をいかにして扱うか、って部分が肝で。

それぞれにとっての最良を目指す、彼らの試験風景は呼んでいて中々楽しかったです。



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