「戦いましょう。生きるために。守るために。最後まで絶望に立ち向かいましょう。
絶望を打ち払い、未来を手に入れるために。
それが、……生者の義務なのですから」
シリーズ完結巻。
焔、3巻で死んだけどこう口絵に出てきてたのには笑った。
いやまぁ、「助ける」とか言ってましたし、そう簡単に死ぬ輩でもないだろうとは思ってましたが。
霊体になろうと行動して、一矢報いてくるあたり、とんでもないにも程がある。
対策を練り、焔という大戦力が居てなお一度は敗れた。
焔が最後に放った魔術によって、時間を稼ぐことは出来たものの、状況は厳しい。
けれどそれでも戦おう、と少女が叫んで。
そうして動きだしてくれることが何よりも心強い。
焔に頼るのではなく、弱者故の戦いというのを続けて、勝算を掴んだ。
ベルが焔や純華が一人で邪神の力を操る精鋭をざっくり「頭がおかしい」と言い切ったところには笑いました。