気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

涼暮皐

やりなおし英雄の教育日誌3

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「殺す気はないよ。殺したくもない」

「なら、」

「だから言っておこう。殺されないでくれよ、と」

 

灰色の魔女。

アキを過去に送ったと思しき相手。

リューリから『魔女に会いに行け』と言われたこともあり、捜索に行こうとしてましたが……学院長から許可が下りず。

そうしたら、向こうの方からやってくるって言うんだから、ひねくれ者というか。

 

彼女は、救世衆に世界を救ってもらわなければ困ると言い。

二代目を鍛えてやろうといって、イフリアとソニカを攫っていって。

それをアキ達が追いかけたりと、予想外の状況に転がっていきますなー。

殺す気で襲うから、殺されないでくれとか無茶苦茶いうなぁ、この魔女。

 

色々と情報が出てきて、正直よくわからない部分もあるんですが。

過去は確定情報だから改変できない、と言いつつアキが送り込まれてるのはどういうか絡繰りだ?

アミという存在が今なお説明できずに謎として残っていて、不気味ですねぇ。いつか必ず爆発する爆弾、って感じがしてならない。

やりなおし英雄の教育日誌 3 (HJ文庫)
涼暮 皐
ホビージャパン
2018-07-31


オカルトギア・オーバードライブ

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「だろうよ。そら、哲学の時間だぜ、ハードボイルド。――お前は、なんのために生きている? それを見つけられない限り――止まっている限り、死ぬことすらできねえぞ」

 

時計塔の都市、クロノスエンド。

時計のように12の区画に分割された高層都市で、特殊な『時計』を用いた加速術式が存在していた。

本来なら専門家でしか持ちえないソレですが――非正規の所持者、もぐりの職人なんかも増えているようで。

 

主人公もそんな非正規の時計持ちで。

かつては正規の職員として時計を持っていたが諸事情で離れ、今は何でも屋をしてましたが……

ある日、地下組織に属する少女から、個人的な依頼を受けて欲しいと持ち掛けられて。

そこから色々と厄介事に踏み込んでいくわけですが。

 

少女の事情に巻き込まれたというよりは、足を止めていた主人公の時間が少女と出会った事で動き始めたという方が正しいでしょうか。

加速時計という、頂上の力を持ちながら自分の生きる時間はままならない、ってあたりは皮肉が聞いてると思いましたけど。

主人公の友人、ロルフの哲学が中々好みでした。



やりなおし英雄の教育日誌2

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「大丈夫だよ。――大丈夫だ、イフリア」

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「――だって俺は、お前が強いって知ってるから。お前の強さを、俺は知ってる」

 

アキは、かつての仲間の戦いぶりを覚えている。

彼らの辿ったある程度の道筋、到達点を知っている。それを活かして、効率的な指導を続けていたわけですが。

そこに、アキの知らない救世衆としてリューリという少女が登場。

 

彼女はアキの事を知っているそぶりを見せ、アキの知らない武器を持ち、不審な行動をとって。

そしてアキの知っていた最後の救世衆は、立ち位置を変えてこの世界に存在して。

こういったやり直し系の話だと、主人公の行いによってどんどんと齟齬が生じるものですが、アキ自身は思い当たるところもなく結構混乱していた模様。

 

リューリやかつての仲間ロクサディムの事ばかり考えているわけにもいかず。

イフリアが突如昏睡状態になるトラブルが発生。

彼女が抱えていた、アキも知らなかった事情。中々に重いというか、こんなものを抱えてなお彼女は救世科にいたのか、と感嘆してしまいました。

 

アキも、一度失敗しただけではなく、今回みたいにしっかり指導してくれる環境に恵まれなかった部分もあり、かつての仲間の全てを知っているわけではないんですよね。

かつての自分のポジションにいるアミにも秘密はあるでしょうし、バッドエンド回避は中々一筋縄ではいかなそうです。

ロクサディムが存在しない筈の武器を持っている事とか、気になる情報が増えるばかりですねぇ。

今回の騒動の中でアキがイフリアに自分には秘密があると認め、知りたければ後で教えてやるとか言ってましたが、その辺の情報開示回はまだかなぁ。


やりなおし英雄の教育日誌 2 (HJ文庫)
涼暮 皐
ホビージャパン
2017-12-29

やりなおし英雄の教育日誌

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「――だから私は、アキ先生を信じることにしました」

 

魔界から侵略を受けている世界。

アキは仲間と共に魔族との決戦に挑むも……敗北。

滅びゆく世界からアキはある魔女の協力を得て過去へ帰還。

バッドエンドを回避しようと、かつての仲間を鍛える教師となることに。

 

自分が失ってしまった、自分の事を知らない仲間たち。

寂寞を胸に抱え、癒えることない傷から血を流しながらも、一歩ずつ前に進んでいく……

そんな展開になりそうな、状況ですが。

いざ過去に戻ってみれば、かつての自分が居たポジションには謎の少女が居るし、かつての仲間たちは協調性皆無で連日騒動を起こすし。

土下座が上手くなり、給料がどんどん減り、当初の予定よりも大分別の方向で胃の痛さを覚える事になろうとは。

 

才能はある。けれど、まだ開花しきっていない蕾である彼女たち救世科。

かつての時間軸では、学院が襲撃され未熟なまま放り出されたこともあるようですが、そうした困難に対抗するべく、色々と手を打っています。

過去に戻ったことで、救世科としての資質を失おうとも、悲劇を回避したいと準備しているアキは十分救世科の一員なのでは。

教師という枠であっても、彼らに一番近いのは確かでしょう。

アキの行動により過去とは違う流れになっている部分もあり、悩みは尽きそうにありませんが、この時間軸では救世科の面々が無事に帰ってきてほしいものです。

やりなおし英雄の教育日誌 (HJ文庫)
涼暮 皐
ホビージャパン
2017-08-31


セブンスターズの印刻使い 3

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「意味なんてない。ただ俺はお前に言うだけだ。それでも俺は、お前を助けてやれるんだと。――お前がそれを求めてくれれば、俺はそれにこたえられるんだと」

(略)

「俺がお前を騙してやる。だからピトス、お前は、安心して俺に騙されろ」

 

タラス迷宮編、決着巻。

書籍化に当たって「火星」さんがちょっかいかけてくるシーンが追加されていたり、中々楽しかったです。

アスタがピトスと決闘する場面とか、結構好きなんですよね。

戦いに入るまでの前口上とか。あれを見ると魔術師が格好つけというのがよくわかる。

 

迷宮の奥には、アスタの師匠。時間の魔法使いがいて。

メロが先行して、彼と対峙していましたが。天災と呼ばれる彼女であっても、遊び相手にすらならないレベル。

この世界において魔術師の位階は、如何に多くの魔術を上手く使えるかで決まるので、位階高いからって必ずしも強いわけじゃないんですが。

 

流石に魔法使いは別格ですな。しかし、本人居ないところでアスタはかなりボロクソに言われております。

仮にも主人公なのに……そろそろ「趣味:吐血」とかになりそうな主人公ですけど。

なにしろWEB版で描かれた過去のエピソードで、呪われる前から骨折したり吐血したりしてるのが明らかになったからな……哀れな。

 

そして最後に、今後重要な位置にたつ少女がアスタを訪れて。

魔競祭も近づいてますし、今後の展開が楽しみですねー。書籍版の加筆もいい感じですし、このまま続いていってほしい所。

セブンスターズの印刻使い3 (HJ文庫)
涼暮 皐
ホビージャパン
2016-04-28
 

 

セブンスターズの印刻使い2

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「あとは単純に気づきだな。結局は――才能なんて大した問題じゃないんだろう。私も魔術師だ。簡単なことだったんだよ」

それは。きっと、俺と同じ結論で。

けれど明確に、違う方向を向いていた。

「――才能が足りないなら、足りないなりの方法で成果を出せばいいだけのことだ。才能は結果を約束しないし、結果を出すだけなら才能なんていらない」

 

小説家になろうの書籍化作品。

今回は、タラス迷宮篇の前編です。えぇ、続きます。

WEB版からの加筆も結構あって、満足。

加筆が多かったので、ダンジョン内でトラブルが起き、先行したシャルとフェオがピトスに足止めされるまでが今回収録されています。

なんとかアルベルの登場と、戦闘の結末までは描かれていましたねー。

 

アスタが現役の冒険者だった頃、つまり七星旅団にいたことの同僚、『天災』と恐れられる少女メロが襲来。

面白いことが好き、という彼女はアスタが学校に通っているという話を聞いて、自分も通うと押しかけてきて。

周囲を振り回していくタイプ、というか周囲に騒動を引き起こすタイプでアスタの胃が心配になる今日この頃。

 

アスタの下宿先に押しかけて来たメロですが、金銭は王都の知り合いのところに於いてきて、身一つ。

しかし、同居人が増えるなら家賃は増やす、と大家に言われてアスタは金を稼ぐために、依頼を受けてダンジョンに赴くことに。

 

元冒険者とはいえ、呪いを受けている身でよくやるもんだ、と言いますか。

……呪い受けてても、ちゃんと使い物になるレベルで強いですけどね、アスタ。

血吐きますけど。フェオの弱音に、すごい勢いで反論してましたけど。むしろ罵倒する勢いで、これが主人公かと一瞬思いましたが。

アルベルと相対している時は、元とはいえ七星旅団の一員だったという誇りを感じさせて、良い展開だったと思います。所々で血を吐いたりしているのがしまりませんが。

WEBの最新話付近でもまだ完全回復はしてませんからねぇ。それでも戦果を挙げているあたり、全盛期とはどれほどだったのやら。

セブンスターズの印刻使い2 (HJ文庫)
涼暮 皐
ホビージャパン
2015-12-29
 

セブンスターズの印刻使い 1

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「――アスタには、何かを諦めるなんてこと、絶対にできるわけないんだから」


小説家になろうの書籍化作品。
最近、WEB小説の感想とかさっぱりかけてないんですけど、ちまちま読んではいます。
このシリーズもそうやって新規開拓している中で見つけた作品で、一気読みしたんですよねぇ。
読みだした時は魔競祭がやっている時でした。
……今見てきたらそれもう半年以上前の更新で、ちょっと愕然とした。
少し前にストックないけど連続更新するよ! とかやってたり。最近はペース落ち気味ですが、それでも、更新が止まってないのがいいですねぇ。
書籍化決まると更新停滞する作品とかありますし。まぁ、これはストックがそれなりにあるから、合間で何とかやってくれないものかと思いますが。

閑話休題。
本編の話ですが、かつて最強の一角と謳われた伝説の冒険者チーム。
七星旅団。その一人であった主人公は、迷宮で呪いを受けて力に制限がかかっている。
なんとか解く手段がないものかと、魔術学院に入学して、色々と調べものをしているわけですが。
過去を知る知人に、協力を求められて、ある試験に協力することに。
そこからすべてが動き始めるわけなんですけれど。

WEBの方読んでいると、この試験、アスタが居なかろうと、どうにかなっただろう、って気しかしませんな。
自らの意思をもって魔術と為す。
魔術師として、彼ら彼女らは学生レベルを超えて優秀っぽいですし。
それぞれが、結構な背景背負っていますし。
いつか呪いが解けたアスタの全力戦闘とか見てみたいものですが、いつになるかなぁ。

今回は序章も序章、というところで。
事件は起きていますが、目的は明らかにならず。
ただ裏で蠢いている連中の一端と顔を合わせただけにとどまっていました。
ここからどんどん面白くなっていくので、結構オススメのシリーズですね。

セブンスターズの印刻使い 1 (HJ文庫)
涼暮 皐
ホビージャパン
2015-08-29

プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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