気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

渡航

クオリディア・コード3

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「朝凪! お前が何の為に戦ってるのか俺はわからない。だが、あいつが諦めないうちにオレが諦めるわけにはいかない! あいつ一人守れなくて、世界が守れるか!」

 

神奈川のトップ二人が退場し、霞は大國に殺されかけて。

大人達がどう動いてくるのか分からない状況で、千種兄妹は動いていましたが、特にこれといった動きもなく。

ひとまず相手が動くより先に、手を打っておきたいと霞は一人で行動開始。

大國の住んでいた拠点へ忍び込み、資料をあさっていました。

 

霞が行動している間にもアンノウンは手を緩めずに侵攻してきて。

神奈川の八重垣、千葉の明日葉しかまともな戦力は残っておらず。東京の主席は意気消沈している、という中々厳しい状況。

霞からの伝言で朱雀焚き付けておかなかったら体制整える間もなくやられていたのでは。

いやまぁ、焚き付けてなお一度負けてはいましたけどね……

 

そして明らかになった、隠されていた真実。

「この世界はニセモノだ」というほたるが霞に残した言葉の意味、それらが明らかになる流れは見ものではありました。

意気揚々と指揮をとる夜羽が、うん、まぁ、変わらないなこの御仁……あそこまで徹底されるといっそ清々しいわ……

千種兄妹の不器用な関係が好きでしたねぇ。



クオリディア・コード2

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霞の物事の優先順位ははっきり決まっている。

(略)

彼にとっての優先順位はとうの昔に定められているのだ。

 

敵の襲撃を受けて東京の次席は消えた。

ただひたすら彼女の為に戦っていた、東京主席も戦う気力を失ってしまい。

都市運営・防衛網の構築なんかを神奈川・千葉陣営がフォローする事になっていくわけですが。

 

最高戦力でもある主席・次席にここまで事務仕事振り分けるのもどうなんだろうとは思います。いやまぁ、霞は次席にいるけど、戦闘力特化型じゃないので都市運営に回るのも手だと思いますが。

神奈川でいう青生みたいな役回りのキャラがもっと、最高戦力の彼らを支えるべきなんじゃないかと、防衛都市の危うさが見えますなぁ。

実際この後神奈川陣営の方にも大打撃が入り、ボロボロの状態になってしまうんですが。

 

千種兄妹が、言葉にしないけれど、何よりも優先するものとして互いを置いているのがはっきりと描かれて、本当仲いいなぁ、と。

この二人の独特の距離感結構好きですよ。傍から見てる分には理解できない部分もあるかとは思いますが。

ほたるの姫信仰に近いものを感じますがね。彼女は口にするけど、彼らは口にしないってだけの違いのような気も。

最後、霞が世界の嘘の片鱗に気が付いたところで終了。3巻で終了って感じになりそうですね。それは良いことですが、作者さんは千葉編の2巻と、青春ラブコメの新刊はまだでしょうか……



クオリディア・コード

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でも――俺は。本当は。

ずっとまえから、世界なんてどうでもよくて。

ただ、あいつが笑っているだけで、よかったのだ。

 

シェアワールド「クオリディア・コード」のアニメ本編のノベライズ。

まだ後編書いてない渡航さんが出すのか……

東京と神奈川と千葉のそれぞれの状況についてこれまでに出た小説では描かれていたわけですが。

アニメ版とノベライズでは、この三都市の首席・次席が集まったところからスタートします。三都市合同作戦なんかも実施されているみたいですね。

最も、ランキングが存在するせいで味方同士の争いが起きたり、そもそも主席・次席たちの中が良いわけでもなかったりと歩調は今一つあってませんが。

 

今回は、カナリアの衝撃シーンで今回は終わっています。大体アニメと同じ感じで描写されてますねー。

アニメの方が、モブが生き生きして感じられるのはやはり表情とか色々見られるからですかね。

リヴァイアサン級アンノウンとの戦いの時の千葉勢の台詞とかはこっちにはなくて明日葉の描写がその分増えたりする感じでしょうか。

あと章ごとの間に違うキャラの心情が描かれていて理解の一助とはなっています。

 

しかし朱雀のぶっ飛び具合が丸くなったり、ほたるの姫依存が重度になっていたりと都市毎のエピソードから進んでいる分、変化も見えますね。

小説で描かれていたけど、アニメなどで登場していないキャラはどうなったのか、ちょっと気になるところ。

 

しかしまぁ、侵入不可領域の事とか、コードの事とか。

謎が多い中で、一都市のトップに欠員が出てしまって、こうなると後は泥仕合に陥りそうな不安しかない。

実際アニメ本編の方もなんかヤバそうな感じがしますしねー。

各都市ごとの小説の時はアンノウンよりも都市内部の問題の方がヤバそうに見えましたが、理解でいない対象との戦争中ってのが描かれた感じがします。

アニメで今後明かされる真相によっては、戦争というのも怪しくなりそうな雰囲気ですけどね。結局のところ正体不明の敵より人間の方が怖そうな臭いがしますけど、どうなるかなぁ。

 

 

どうでもいい世界なんて クオリディア・コード

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「その……、なんて言えばいいのかしら。……言葉に困るけどあんたってシンプルに外道ね」

「言葉に困ってなさそうだなぁ……」

 

シェアワールド「クオリディア・コード」の千葉編。

ここでも描かれているのは戦闘科の他の科にある温度差で。

戦闘科がアンノウン1体倒して得られるポイントが、生産科では新規取引先10件開拓と評価にも結構違いが。

 

最も戦闘科でも中に序列は出来ているようですけど。

現状、最前線につっこむ戦闘科の面子でアンノウンは大体処理で来ていて。

狙撃班に所属していると、群れからはぐれた相手をチマチマ狩ることになって、ポイントが上がりにくいとか。

実際千種霞も、狙撃手だったけれど成績が低迷していたため、生産科に出向という形で厄介払いされてますしねぇ。

 

生産科の様子も描かれていましたが、こっちにはこっちの問題がありそうですけどね……

よくもこんなチグハグな状態で運営出来てるな、防衛都市。

さてはて、現状だと全体的に噛み合ってない感じですが。ここからどうやってアニメの状態まで変化していくんですかね。

ちょっと楽しみですが、次でるのはいつになるやら……

 

クズと金貨のクオリディア

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だが、空を目指す者を、高みを目指す者をバカと呼びならわしたのは誰であったか。

無論、空へ行けない者たちだ。自分たちでは及びもつかない遥か高みへと行く者を寄ってたかってバカと蔑むことでしか溜飲を下げることができなかったのだろう。

だから、こうして一段一段空へ近づいていく、この行為がオレは嫌いではない。世界と離れていることが正しいと確信できるから。

 

……このあたりの文章読んだ時点で、あぁ、渡先生の主人公だなぁ、と思いましたが。

どこぞの八なんとかさんみたいに、厭世的というか。孤立して、そんな自分を好んで許容して。引用したところは階段上っていくあたり。そこから随分壮大なことをかんがえているものだなぁ、と思わず感心してしまいました。

途中は正しいが確信するのはそこなのか……というずれっぷりが何とも言えません。

 

人は見た目が10割という底辺高校生の晴磨と、天使のような外見だけど中身が残念な夜羽。

ひょんなことから出会った二人が、なりゆきで行方不明になった女子を探すことに。

……ただまぁ、この二人どっちもいい感じにクズだからなぁ。

それぞれの視点が切り替わりながら話が進んでいくわけですが、えー、面白い具合に会話が噛み合ってません。

 

間違っている方向に全速力で進んでいるといいますか。

夜羽のクズっぷりが予想外の方向でちょっとびっくりしたというか。彼女、スペックは高いのに、かなり無駄な方向に労力割いてるな……

途中糾弾される流れになったのも当然か。

あそこで晴磨が間に入っていったのは少し意外でしたけど。

 

全体的に序章と言った感じですね。

キャラを紹介して、一つの事件があって、というシンプルなつくりなんですが。

メイン二人の個性がぶっ飛んでいるから、簡単なことでも大騒動になっていった感が。

あらすじに「ランダム十字路」という都市伝説が出てます。

曰く、T字路だったはずの場所が、一つ道が増え十字路と化し、存在しないはずの道を選んでしまうと帰ってこない、というもので。

キーワードではあったけれど、そこまで重要だったかというと、次回へつづくみたいな終わりといいますか。なんかパッとしない印象ではありましたね。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11

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 こんなの正しくないってわかってる。楽しいと、そう言えるならそれでよかったのかもしれない。ありえた未来や綺麗な可能性を想って過ごせたなら、誰も苦しくなんかならないだろう。
 それでも、俺は理想を押しつけたい。微睡みの中で生きていけるほどに強くはないから。自分を疑った末に、大切に思う誰かに嘘を吐きたくはないから。
 だから、ちゃんとした答えを。ごまかしのない、俺の望む答えを、手にしたいのだ。


今回のイベントは、バレンタインデー。
一色いろはが話を持ってきたことで、生徒会主導のイベントになるあたりはさすがの行動力。
しかし、生徒会こうホイホイ身内感溢れるイベント実施していていいんだろうか。
後は予算の関係とかもあるだろうに、突発でやってること多くて、少し不安になります。
しかし一色は毎回のように八幡を振っていますが、「よく考えて出直してください」とか万一出直して来たらどうするんだ、とか思ったりします。
彼女は彼女で、八幡に影響を受けているから、悪い気しないのかもしれませんが。
八幡と葉山が、お互い嫌いだと明言しているのに、逢ったら会話しているあたりは中々好きです。
あの二人の独特な距離感とかがいい味出してると思うんですがね。

雪乃にお菓子の相談に来る女子が多かったですけど、なんでまた。
いや、雪乃が美味いのは、奉仕部で何度かふるまっていたりするから、知っていますが。
彼女たちがどうしてそれを知って、相談までしに来るのか。
三浦とかが、葉山と付き合っているという噂が流れたこともある、昔から知っている相手に聞くって言うのは冒険なんじゃないかと思うんですが。

例によって陽乃さんが登場して、いい感じにひっかき増してくれてますが。
何なの、あの人妹大好きすぎるし、時間持て余しすぎでしょう。
母親も干渉してきて、雪乃が割とボロボロになっていました。
そんな中でも、由比ヶ浜が変わらずにいたのは、ちょっとした驚きがありました。
雪乃も八幡も、ずっと一人でいたから、大体の事は一人でできてしまうし、鋭いけど、同時に脆いんですよね。
八幡の方は、クリスマスイベントの時に、求めるモノを打ち明けたから、まだマシになってきていますが。

雪乃の抱えている問題は、ほとんど解決していませんからねぇ。
由比ヶ浜は、八幡の視点で見る以上に強い女の子で。
だから彼女は、今が大事だから、例の勝負の約束まで引っ張ってきて守ろうとしてましたが。
八幡が相談に来た時、雪乃が言ったこと。自分の問題なら自分で解決するべきだ。
それを、意趣返しという訳ではなく、言い返す展開。
本当に八幡は、理想が高くて、自分に厳しすぎる。
雪乃の問題に踏み込んでいくことで、これが「最後の依頼」になってしまうんでしょうか。
どちらにせよ、終わりが見えてきてる感じがしますねぇ。次はいつ出るだろうか……


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5

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「めんどくさくない女の子なんていませんよ」
ああ、その答えはびっくりするほど腑に落ちる。軽く肩を竦めると、俺もまた、歩調を早め一色においついた。
「……そうだろうな、めんどくさくない人間がそもそもいないし」


今回は全体的にいろはが持って行った感じがします。
いろはす、あざと可愛い。
冒頭に材木座がいたような気がしましたがきっと気のせいでしょう……
就活サイトを見たり、またしても締切に追われたり、八幡はいったい何をしているのかと。
途中で後輩と一緒にお出かけしているのは、1巻の時からは想像もできませんでしたね。

彼女も、八幡に影響されて中々変わってきたといいますか。
八幡が後輩の少女と一緒に出掛けるのも想像しにくいものですが。
出会った当初であれば、いろはも彼と二人で出かけようとはしなかったはずですし。
葉山がかつて評価した通り、周囲の人を変えていっているんですよね
ぼっちであったはずの彼が。

最後は、一色いろはが奉仕部に依頼を持ってくる話……
って、それでいいのか生徒会長。準レギュラーになっているじゃないですか。
割と奉仕部に出没していますよね、彼女。
サッカー部のマネージャーだったり、生徒会長だったりしたような気がするんですが。
八幡、わりとあちこちで締め切りに追われていて、いつも通りな感じと思ってしまった時点で色々と間違っている。
普通高校生は締切にそうそう追われないと思うんですが……
本編では、シリアス要素が入ってきたりするので、こういう日常のエピソードはいいですねー、安心して読めます。


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10

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「それしか選びようがなかったものを選んでも、それを自分の選択とは言わないだろ」


冬休み。
合格祈願の初詣に出かけて、小町の策略で雪ノ下たちと出会ったり。
由比ヶ浜と雪ノ下の誕生日プレゼントを買いに行ったりしています。
いやぁ、ギスギスしていたのもあって、まだ微妙にぎこちなさが残っているようですが。
こうやって、そろって出かけているのを見るのは和みます。

ま、相変わらず陽乃さんと遭遇した時には、引っ掻き回されているんですが。
この人は本当にぶれないなぁ。
平塚先生の結婚したい願望ぐらい、完璧な外面が崩れてないんじゃないだろうか。
雪ノ下の母親と接触があったりして、何とも面倒な様子が透けて見えましたが。
葉山と雪ノ下姉妹の関係というか距離感というのも独特なものがあるような。
雪乃と葉山の過去にあった何かがいつか語られたりはするんだろうか。

今回の学校ネタは、進路選択……の前の文理選択。
結構悩んでいるようですけれど、ここまで悩むようなことなのかなぁ。
葉山が言っていましたが、それぐらいでリセットされるものでもないと思いますが。
まぁ、リセットするとか距離を作るのではなく、近づこうとするんだったら、少しでも共通項を増やしておきたいという心理は分からないでもないですが。

やっぱり葉山と比企谷の、仲良くは出来ないけれど、微妙に噛み合っている感じが好きです。
比企谷の数少ない男子の会話相手だからかなぁ。
戸塚は…戸塚だし。材木座はネタ要因過ぎて、真面目な会話している場面少ないし。
ちゃんと会話してる相手となると、中々少ないですしねー。

2期でアニメ化もされていましたが、かなりまとめられちゃっているので、そこは少し残念ですね。
葉山というキャラクターに踏み込んでいった感じの展開は好みではありました。
八幡が本物を求めていることに対し、陽乃さんは「本物なんてあるのかな」と零していましたが。
いつか、それを八幡が得ることはできるんですかね。今はまだ、八幡自身わかっていない理想ではありますが。
そうなったときがエンディングになると綺麗なような気がしていますが、さて。


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6.5

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「おお、先回りしてちゃんと考えてる……。由比ヶ浜の成長が見られるな」
「というより、比企谷くんの成長が見られないのだけれど……。どの道行くことになるのだから、諦めたら? 学習しない人ね」


時期的には、6巻の文化祭の後がメインです。
1期のアニメで作者が脚本を書いた番外編「だから彼らの祭りは終わらない。」を元にした体育祭のエピソード。
……しかしまぁ、この学校あちこちに反抗勢力ありすぎじゃないだろうか。
というよりは、順調に進んで大過なく終わったイベントが今のところ見当たらないんですが。
あー、修学旅行は八幡たちの関係が壊れただけで、学校的には問題は起きてないか。

生徒会長から体育祭を盛り上げたい、という依頼を受けたものの、体育祭実行委員も決まっていないとか。
目玉になる競技もこれから考えよう、とか。
問題を起こした文化祭実行委員長、相模を担ぎ上げて委員長に据えて。
奉仕部が協力しながら話し合いが行われていました。

色々と行き当たりばったりな感じがありますが、高校の体育祭の準備なんてこんなもんだろうか。
まぁ、でも地域のイベントみたいなものの準備を手伝ったことならありますが、アレもかなりグダグダだったからなぁ……大人が参加してアレだと思うと、彼らのトラブルは微笑ましく見えます。
当事者からすればたまったものではないでしょうけど。

そして、後半はボーナストラック。
9巻の後のエピソード「そのクリスマスキャンドルの灯が揺れる時……。」が収録されています。
由比ヶ浜がイベント好きですから、奉仕部の二人が連れまわされることに。
八幡は相変わらずひねくれていて、回避できないかとしてますが、雪ノ下の方はすっかりあきらめの境地。……学習って言うよりは調教されているだけとか言われてましたが。
久しぶりに材木座見た気がします。彼、真面目なエピソードの時にはとんと登場しないからなぁ……
戸塚や材木座、小町とかも交えたいつものメンバーで楽しく過ごしてましたね。
ちょっと前までの奉仕部の冷め切った状況を想えば、快挙と呼べるような、充実した時間で。
ギスギスして、気落ちする展開が多かったので、こういう穏やかなエピソードは落ち着きますねー。


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9

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「だが、考えるべきはそこじゃない。この場合、なぜ傷つけたくないかこそを考えるべきなんだ。そして、その答えはすぐに出る。――大切なものだから、傷つけたくない」
(略)
「けれど、どうでもいい相手なら傷つけたことにすら気づかない。必要なのは自覚だ。大切に思うからこそ、傷つけてしまったと感じるんだ」
(略)
「誰かを大切に思うということは、その人を傷つける覚悟をすることだよ」


確かにあったはずのものは失われ、奉仕部の関係は冷め切ってしまった。
全員集まっていても、これまでとは違っていて。
八幡も由比ヶ浜も、表面を撫でるような、取り繕った会話ばかりをしている。
そんなところに、八幡の策略で生徒会長に就任した一色が依頼を持ってきて。

他校との合同イベントについての協力を要請された八幡は、一人でそれを手伝うことに。
小町との交流で鍛えられた対妹スキルが発動したりしてましたが、しかしまぁ、会議は踊り遅々として進まず。
八幡が先送りにしてきていたツケが一気にやってきたような状況に。
小町にも気分転換が必要じゃないかなんて言われてましたね。
戸塚はやたらと八幡と距離が近いですけど「辛くても大変でも、泣き言いわないで一人で頑張ってる。そういうの、かっこいいって思う…」と彼の心境が少し明かされてもいました。

でも、結局葛藤する八幡を焚き付けたのは、例によって平塚先生で。
……この人、本当いい先生だと思うんですが、なんで結婚できないんでしょうかね。
地道に八幡攻略してきそうなんですが。もしもっと早く生まれていたら、なんて仮定を彼が考える程度には。
人の心理を読むのに長けているが、感情は理解していない。
平塚先生は八幡をそう評して、それは、修学旅行のあの時由比ヶ浜に言われたのと同じことで。

ヒントをもらい、八幡は思考を巡らせてました。
本物を欲したはずなのに、それを失ってしまった。間違えてしまった原因は何だったのか。
自分に甘えを許さず、遡って、原因を考えられる彼は、なるほど理性、あるいは自意識の化け物と称されるのも納得できるような。
そうして、間違えたから、問い直して、自分の心と向き合って。

踏み出して、失敗しそうになって、お互いに解りあったわけではなくて。
けれど、間違いではないものを一つ得たから。
一度壊れてしまって、それでも対峙したから。
まだぎこちなさは残っていますが、守ろうとした場所にしっかり中身が入ったようで、安心できました。


プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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