気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

瀬尾つかさ

サイバーアーツ1 真紅の虚獣

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「あれ、そう? 違和感も消しておく?」

「だからなんでもかんでも感情をいじる方向にいくのやめてよ! 兄さんには倫理観ってものがないの!」

 

V2ウェアが普及し、どこでもVR空間にダイブできる世界。

主人公の樫尾ナジムはリアルでもヴァーチャルでも存在しないように扱われる極端に影が薄い存在で。

そんな彼を認識できるハッカーの少女が登場したことで、物語が加速していくという流れ。

 

ナジムの影が薄いのは、三年前に失踪した兄の仕業で。

かなり愉快な性格してるというか、傍から見ている分には凄いし楽しそうかもしれませんが……振り回される方はたまったものじゃないってヤツですな。

 

ヴァーチャル世界は便利なだけではなく、隠された脅威も存在して。

ペネトレーション・ビーイングと呼称されるウイルスが、あちこちのエリアを破壊したりV2ウェアまで浸食する事例もあるとかなんとか。

そして、V2ウェアを浸食された人々は眠ったまま起きなくなってしまう状況になっていて。

対策組織も設立されて動いてはいるようですが……ウイルスの発生要因も分からず対策も確立できていない状況。

 

ナジムは兄の工作によって、戦うためのデータを扱う事が出来たとかで、勧誘されてもいましたねー。

それに関して話を進めていた最中に敵の襲撃があって、大騒ぎになっておりましたが。

協力し合って何とか撃退。

 

世界観の説明をして、敵の存在を示して、戦闘して。次回以降に続く謎を残す。

作品の構成としては割と王道だと思うんですが、、何か乗り切れなかったと言いますか。作品の世界に入り込めなかった。残念。



ワールド・イズ・コンティニュー2

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「だからね、三矢塚くん。あなたは希望になりなさい。わたしたち皆が『自壊死』しないために。皆が前に進むために」

 

1巻でレベル100という頂点に達して、その後どう続けるのやらと思っていたのですが。

レベル100になったことで閲覧できる情報が増える仕組みになっていたそうで。

いずこかへ消えた、と思われていた闘神の使徒たち。彼らは、レベル100になった後に新たな戦いの場へと赴いたそうで。

 

浩史たちが、その新たな地に踏み込むためには戦力が足りない。

という事で、仲間探しを行う事になったわけですが。

闘神マクナの領域には、浩史とハイシェンの二人発見できず、他の領域に探しに行ったりすることになるわけですが。

レベル100に到達してなお、浩史たちが探せるエリアに居る相手というのはそれぞれに訳ありだったりするんですよね。

そりゃあ、既に到達している人は先に進んでますよね……

 

新キャラが登場したりして、また騒がしく盛り上がっていましたが。

……俺達の旅はこれからだ、エンド。まぁ、一気にレベル100になったりと駆け足な感じはありましたが。残念。



双剣使いの封呪結界

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「死んだ仲間に、大切なひとへの思いに引きずられるのは、やめておけ」

「あんたがいうな、バカ」

「自分が大馬鹿なのは、わかってるさ」

 

積読消化―。

黒い霧と怪物に苛まれている異世界に召喚され、その世界を救い、日本に帰ってきた。

けれど、日本にも黒い霧は現れて。異世界で得た能力をそのままに帰還した彼ら彼女らは、未だ閉ざされた東京を解放するために戦っていた。

黒い霧の中に在る御柱を倒せば、異世界から解放され、黒い霧に封鎖されていた東京のエリアも解放されるそうですが。

 

一年がたった今も帰還したものは23名を数えるのみ。

そもそも異世界で御柱を倒しに行く途上で倒れたものも多く、黒い霧の侵攻をなんとか防衛している状況だとか。

帰還者達は強制的に政府チームに組み込まれることになっていますが……主人公たちは、ヒロインの実家の権力を使ってそのチームには入らず独自の目的をもって動いているとか。

最も、帰還者のチームのトップとの仲が悪いわけではなく、利害が一致したら協力したりしてる様子ではありますが。

 

主人公はかつて共に歩んでいた少女を敵に殺されて。

その仇と勘違いして襲ってきた少女と今は二人で行動していましたが。

ある事情から、一人の少女を保護し、三人のチームとなったところで色々と動きが出てきます。

 

こちら側が一枚岩でないのに、敵は容赦なく襲い掛かってくるわけで。今回みたいに分散して行動している時に、片方を狙われるとなぁ。

また同じことがあったとき、今度も間に合う保証はないわけで。機関車が急激に増える見込みがない以上、一人一人の戦力増強が必須なのではないだろうか。

そういう意味では、最後トレーニングを開始した彼女の行動は間違っていないでしょう。ああした積み重ねがきっと生きてくると信じたい所。

 

高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない2

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「施設ごとこの地に飛んできてしまって……こんなことになって、わたしは思うんです。あとで悔やまないよう生きていくべきだって。自分が本当にやりたいことをやるべきだって」

 

過去の大戦が起きた事態に飛んでしまった主人公たち。

歴史を替えながら、自分たちにできることをして、情報を集めたりしています。

今回の舞台は古代文明の遺産を活用していた都市アルフェ。

正史においては、遺産が機能を停止したことによって滅びに向かった都市ですが……ダナンの知識をフル稼働してそれを修復。

そしてそのままアルフェで行われる各都市との魔族軍対策会議に、ダナンも参加する事に。

 

エルドの婚約者となったこの時代の傑物スピカが今回もいい感じに動いてましたねぇ。

ケーネも優秀ですが、未来に生きている彼女からすれば馴染めない部分もあるわけで。そういった部分の不足を上手く補ってくれている。

更に今回兄が登場したことで、素の部分というか、これまでとは違う一面も見られて生き生きしている感じがして良かったです。

それだけに、途中の展開には辛いものがありましたがね……

 

一方でガゼットもなんか順調に魔族軍の内に入り込んでいると言いますか。

ダナンが人族を強化している一方、ガゼットが魔族を強化しているからなぁ……

どちらも目の前の相手を見捨てることが出来ず、泥沼に入っている感じはありますが。

ある程度の覚悟はそれぞれに決めているようです。

 

冥神の信者がなんらかの方法で未来の記憶を得ているのも、ほぼ間違いがなさそうだ、という所まで情報が得られましたが……

それはつまり冥神の信者たちの行動によって、さらに歴史に変化が生じる可能性も高く、前途多難です。

……作中の彼らだけでなく、このシリーズも前途多難のようで。担当編集の移籍に伴い終了となるとか。

別の形でお届けできれば、と言ってるのでレーベル変更して、という可能性がワンチャンあるかも……?

出来うるなら三巻以降の物語も読みたいものです。

 

ワールド・イズ・コンティニュー

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「たしかに痛いけど、まあでも、必要なことだろ」

「コージのかんかく、ぜったい、おかしいです……」

「ユキもいってた。コージはかなり壊れてるって」

 

異世界フルシエラ。

この世界には、強力な力を持った魔物が多く存在し、只人の力では倒すことができなかった。

それは長い間変わらなかったが、ある時、闘神と呼ばれる存在が異世界から使徒を呼び寄せ、人類の領域を広げる手をうった。

不老かつ不死の使徒は……特殊なクラスを与えられ、スキルとレベルを上げて戦い、死んでも蘇る能力を与えられた。

 

まるでゲームのような世界ですが……

使徒として呼ばれた主人公は、この世界を形作っているシステムに覚えがあって。

行方不明の姉が関わっているのではないか、と使徒として積極的に戦いに望んでいますが。

最速での攻略を目指すため、一歩間違えれば死ぬが勝てばレベルが上がる格上殺しを繰り返すことに。

いやはや、中々無茶をするというか、前作「スカイ・ワールド」のジュンとは違った感じでゲームバカというか、微妙に歪んでる気がしますな。

 

道中、他の闘神の使徒であるエルフの少女と出会い共闘する事になっていましたが。

彼女の背負っているものも中々重い、というか。

……既に同胞たちが長い戦いに心を壊し、「自壊死」を選んでいて。

それでも死を選ばずにいたことで、主人公と出会い、先に進むことが出来たのだから良かったんでしょう。

主人公の、「死んでも蘇るから」という地獄のトライアンドエラーにも付き合わされていたのは……本人気にしてないからいいのかなぁ……

 

一巻で最高レベルの100レベルに主人公と相棒の少女が到達してしまってましたが。

この後、どうやって物語を展開していくのか大変気になります。

あと、後方支援の由紀とかイラストが無いけど存在感たっぷりな桃子とかとの絡みも中々いい調子だったので、次回以降も楽しみ。


高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない

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「兄さんは、がんばってるよ。わたしは、知ってる。アレミアさんも、ケーネさんも、みんなが知ってるから。だから、元気出して」

 

かつていくつもの種族が滅びるほどの大戦が起きた世界。

ある一人の英雄の尽力によって、迫害されていた魔族も市民権を得て、平和な世界を実現し順調な技術発展を遂げていた。

主人公たちが通う魔道学院もその一つ。千年の時間をかけて、大戦のころより発展した技術を学べる、学府。

 

その女子寮が……なぜか千年前の大戦の渦中へ転移してしまって。おまけに、状況把握もろくに出来ていない転移直後に攻撃してきたのは、後に大戦の英雄となる人物で。

そうしなければ死んでいた……とはいえ返り討ちにしてしまって、今からタイムパラドックスが怖い。

主人公は重度のシスコンで、妹の様子を心配して女子寮に忍び込んでいたため、転移騒動に巻き込まれた男子。

唯一かと思いきや、別口で忍び込んでいた男子がもう一人いて。どちらも重要な役回りを果たしていくことになるんですが。

 

救国の英雄を倒したことを転機に、既に色々と歴史とは異なる展開になってます。

滅びるはずだった都市が生き延び、そこと交流することになり。なかなか強かな女性と知り合ったりと、イベントも順調に展開。

この転移事件を起こしただろう、黒幕たちの影も描かれていましたし。これからどうなっていくのかが気になる作品です。

他レーベルでのシリーズが打ち切りっぽかったので続いてほしいところですが、どうなるかなぁ。

 



横浜ダンジョン3 世界を変える最初の五人

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「おれとしてはこの幸運に感謝してるよ。今度こそ、失敗の償いができる。今度こそ、彼女を幸せにしてみせる。この手でつかめるなにもかもを摑んでみせる。文句なしに勝って見せる。だから……おまえたちは、ここで消えろ」

 

最終巻らしいですよー。やはり打ち切りコースでしょうか。

ダンジョン深部へ進んでいった春奈や冬音の姉のチームはついに本体登場することなく、愉快なホムンクルスだけで終わりましたしね……

前回、意味深な引きで終わっただけに期待していたんですけど。

淡々と話が進んでいって。敵側の切り札ともいう相手を響が、事前に準備をしていたとはいえ、四体同時に倒したりとかなり展開を巻いた感じですねぇ。

 

そして、最終巻になっても結局響の前世「白き賢者」は、ネタ扱いでした。

真実だと知ってるのって結局、「白き賢者」を知っているナイルナーシャの関係者ぐらいしかいないわけで。

まぁ、実際問題いきなり力に目覚めて「前世の知識が」とか言われたら胡散臭いのもわかりますがねぇ。

 

最終巻という事もあり、行動の範囲がいきなり広がってましたね。

自分の身代りとしてホムンクルスをつくり、響は単身海外のダンジョンに潜入したりしてましたし。

敵の動きも加速して、不完全ながらも異界神を目覚めさせて。

ただ、結局のところ響が一強過ぎて。知識を浸透させて、全体の底上げを図っていたように、色々積み重ねている最中だっただけに、最後までたどり着けなかったのは残念。

この巻で、ちょっと予想外のイベントなんかもありましたねぇ。予想以上に彼女が重要なキャラだった……

もうちょっと巻数重ねられれば、他のキャラの強化もいい感じに進んでいったと思うんですが。惜しいなぁ。

 

横浜ダンジョン2 英雄姉妹の挑戦

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「あのかたは、孤独なのです」

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「そんなあのかたを救う方法、あなたなら、わかるでしょう」

 

世界各地にダンジョンが出現した世界。

主人公は、前世に於いて白き賢者と謳われた記憶を思い出した少年は、ある人と会うために。また、ダンジョンの奥に見た前世の敵に対するために行動中。

妹の事情故に探索者としての能力は隠しておきたいという事情もあって、代理人を立てて知識を広める準備をしたり、と暗躍中と言ったほうが正確ですが。

 

その能力を知られたクラスメイトの女子二人を鍛えている中、英国から新キャラが来訪して。

夢見の血脈。変動する未来を見る少女は、主人公に会うために日本にやってきたのだ、と語る。

地球を守るために戦うと誓う姉妹に、主人公は協力を約束して。

しかし、彼女たちから海外の探索者の情報なんかも入ってきましたが、中々に絶望的な状況なんじゃなかろうか。

 

かつて響の前世において、白き賢者が邪神を倒せたのは、人が一丸となって戦った事。神々や妖精がいて、その加護を得られたこと。そうした様々な要因が重なったが故の勝利で。

しかし地球においては信仰の奇跡はなく。邪神に対抗できる戦力もなく、ルーンを扱う技術もまだまだ発展途上で。

邪神と戦うとして勝つには響以上の実力を持つものがあと4人は必要で、それでも相打ちで可能性があるかどうか、という予想を語っていましたね。

 

しかし、その道のりは果てしない気もしますけどね。

裏で動いて妨害している奴がいたとはいえ、日英合同で組まれた探索舞台が、壊滅に近いダメージを負う状況だとな……

実際響が合流して、武器や知識を貸すことで攻略できるピンチだったわけで。主人公の知識が戻ってなかったら、かなりマズいことになってただろうなぁ。

彼が鍛えている少女たちの成長に期待したいところです。

 

横浜ダンジョン 大魔術師の記憶

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「強くなるため。おいしいものを食べるため。身一つで出世するため……。それってすごく人間らしいことだよ。彩、きみはこれまで、いろいろなひとから呆れられたのかもしれないけど、それは違うとおれは思う。きみは、自分をもっと誇っていい」


ファンタジア文庫でスカイ・ワールドが完結した瀬尾さんの新作。
世界各地にダンジョンが現れ、ダンジョンに挑む探索者という存在が生まれた。
魔術を扱う魔物と対抗できるのは、同じ力を扱える才能のある人だけだった。
主人公は、10歳のころの適性検査で、適性がないと診断されたが。
ある日、前世で賢者と呼ばれた記憶を取り戻し、力を操れるようになる。

「賢者」として生きた世界と、現在の世界は別の世界に想えるが、何やら気になる共通項とかもあって。
基本的には主人公は前世の記憶と能力を隠しつつ、今の自分と家族を大事にしてるんですよね。
ただ、優しい少年ではあるので、見捨てることができず、クラスメイトを助けたりして、そのままずるずると師匠役をやることになってましたが。
……賢者と呼ばれていた割には、色々と抜けているのは、ご愛嬌というかなんというか。
きっと仲間が優秀でうまく支えていてくれたんじゃないかなぁ、という感じで微笑ましくなります。
でも、賢者の記憶を取り戻した彼がいなかったら、後半起きた災害はより危険なものになっていたでしょうし、そういう意味では望まれる成果は出してるんですよねぇ。

前世で賢者が約束を交わした相手。
その存在が示唆されたことで、行動を起こしていましたが。
ヒロインたちが自分のやりたい事がそれぞれあって、努力しているのはいいですね。
ドラゴンを食べたいという目的で強くなろうとする女子って言うのは中々いないような。シンプルでわかりやすいからいいと思うんですが。
想い人のところへ行くために、少女たちを鍛えるって言うのは恨まれても仕方ないような気がしますが、それしきで離れるような生半な相手でもなくて。
ナーシャに会うまでに周囲の少女たちとどうなっているかが少し気になるところ。
この作者さんの「スカイ・ワールド」はハーレムエンドに到達してましたしねぇ……


スカイ・ワールド11

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「ひとりでは、無理でも。皆が集まって、ギルドができるなら。皆の方向性が一つに向くなら」
(略)
「おれたち冒険者は、どこへでもたどり着ける」

シリーズ完結巻。
想っていたのよりは早かったといいますか、クライマックスであるとは思っていましたが、もう1冊くらいは出るかなぁ、と思っていたのでちょっとびっくり。

第一軌道アイオーンへの到達と、そこでの出会い。
そしてサクヤの計画と、カリムの企み。
神秘の座による混乱工作と、帰還を目指してまとまった多くの冒険者たち。
更にはすべてが決着したのちのエピローグまで。
1巻で納めるにはちょっと欲張りすぎだったんじゃないでしょうか。

ただ、伏線としてまかれていた諸々を回収した上での決着だったので、密度濃く楽しめましたが。
ただ、欲を言えば……って部分があるってだけの話。
これは好きなシリーズが終わる時にはいつも思うことなんですがねぇ。
「その後」を描いた短編集とかでないだろうか。

しかし、ジュンが用いたカリムたちを追い込むための作戦がひどい。
まぁ、ゲームシステムもここまで活用しきったら一種の才能でしょう。
キーサンドラ姫とうまく協力して発布したクエスト。……手堅くはあるけれど、人海戦術って。
最後までクエストオタクのハーレムクズ主人公で、終いには帰還せずにゲームに残る選択までしてましたが。
きっと、彼らは変わらずこのまま楽しく「ゲーム」をしていくんだろうなぁ、という未来がはっきり見えて、割と綺麗にまとまった感じはあります。

スカイ・ワールド (11) (富士見ファンタジア文庫)
瀬尾 つかさ
KADOKAWA/富士見書房
2015-08-20

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