気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

白井鋭利

異能

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「こんな場面で登場するのはいつだて主人公に決まっているだろ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

長文タイトル化が進む中で、短く決まってるので気になってはいたんですよねー。

始まりこそおだやかな日常モノみたいな感じですが、タイトルに『異能』とある通り、特殊な力を持った少年少女のバトルロワイヤルが実施される事となって……

あらすじには「事件的怪作」とありますが、そこまでかなぁ、とはちょっと思った。

 

異能バトルロワイヤルが始まっても、そもそも自分の能力を自覚していないのがいたり。

戦闘に活用できない弱い異能の持ち主なんかも普通に居て。

視点人物を章ごとに入れ替えて行くことで、それぞれの事情やら見えて来ていいですねー。

バトロワだから死者も出て。それによって参加者のモチベーションに変化が出たり、怪奇事件として警察が捜査をする事態になったり。

 

ネームドの刑事キャラが居て、彼は章間で毎回出て来て捜査しているんですが、異能による事件で手がかりもほとんどなく……それでも、少しずつ近づいて行ってるのは凄い。

答えに至れる下地が元々あったとも言いますけどね。

能力者の日常とバトル、事件の捜査と、テイスト変わっていて中々楽しかった。

 

しかしまぁ、直す能力は汎用性高くて中々に反則的といいますか。

今回の参加者で、この順番でなければこの結末にはたどり着けなかったので綱渡り感はある。

犠牲も出たけれど、最後には少しだけ幸せがある感じで良かった。
電子版の書き下ろし短編は『橘香奈 空白の彼女』。
本編最後に記されていた、橘さんの背景が明らかになるエピソードですが、こっちはビターなんだよなぁ……

僕の嫁の、物騒な嫁入り事情と大魔獣3

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「君の事が大好きだという事だよ。今が、一番好きだ。でもこれから、もっともっと好きになるだろう」

 

ここまでで大分イチャイチャしてたので、失念してましたが。

そういえば彼らまだ式を挙げてなかったか。

というわけで、ちょっと日常回な感じですね。

展示会にリノとベルルがそろって出かけて。

その後誕生日を祝い……結婚式からの新婚旅行。

 

旅路で色々と出会いがありました。

リノ達の国から楠襟を仕入れている王侯貴族と対面し、そこでリノの実家との確執があるヴェローナ家の薬の評価を聞いたり。

安い分、効き目が薄い薬をばらまいている、と。まぁ、彼自身それは以前から指摘してましたが。

他国にまで同じ物販売してるとは怖いもの知らずというか。次第にこういう悪評出てくると分からないものかなぁ。

ここでリノが新たな縁を結んだことで、お家復興の道も現実的になってきたというか。リノの努力もありますが、相手側の自爆に近いよな、これ……

 

更には旧魔王が無くなったことで自らを封じた大魔獣とか。

妖精ゼリーを作らせていた黒幕たちと対面したりとかも色々ありました。

近年魔界では『穢れ』がたまって不治の病が広まっているだとか新しい情報もありましたね。

しかし、知れば知るほど「魔王」ってそんな仕事というか。胃に負担掛かりそうだなぁ。

現在の魔王は、この緊迫した状況下でバランスを維持できるほどの才がないとも言われていましたし、破綻が近そうで怖い。

ストーリー的には重要なピースが出てきてますが、まぁ終始ベルルが可愛かったのでいいんじゃないかな……

 

僕の嫁の、物騒な嫁入り事情と大魔獣2

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「ベルル……愛しているよ。僕は今、心から愛しているのは君だけだ。信じてくれ……っ」

 

拉致された妖精は、ゼリー状に加工されてしまっていて。

この世界における妖精は、自然の意志。

本来妖精たちによってもたらされるべき恩恵を、意志という部分を排除することによって、自由に利用できるようにしたアイテム。

 

リノは、このゼリーを妖精の姿へ戻す方法がないか調べることに。

没落貴族だったリノが正式な辞令を受けて、リーダーとして動くようになるんだから、世の中分からんというか。

まぁ彼は自分自身の評価低いけれど。周囲はそう見ていなかった。それが正しく評価されるようになった、というのはいいですね。

おまけに妻ベルルは妖精の申し子という、妖精たちに慕われる存在でもあるので、彼女もリノの力になれるわけで。

 

没落したため破談になった婚約者と気まずい再会をしたり。

リノの家の資料を持ち逃げして、評判を落としているギルバットに絡まれたり。

更には魔王が管理しているはずの、魔界と道を繋ぐ「ゲート」が現れたりと厄介事も前回以上に押し寄せてくるわけですが。

旧魔王は大魔獣との契約を娘以外にも、分け与えたり、指示を遺していたりしたようで。

やはり魔王の存在と、ベルルの過去は重要な鍵になるのでしょうか。

 

 

僕の嫁の、物騒な嫁入り事情と大魔獣1

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「幸せだわ。旦那様がワタシの旦那様で、本当に幸せ……ありがとう、旦那様。私、嬉しくて死んでしまいそうよ」

「……死んだら、僕が困る」

 

過去に会ったゴタゴタで没落した貴族、リノフリード。

国王から前魔王の娘を妻として迎えるならば援助を約束する、と言われて。

魔王から力持つ魔獣との契約を引き継いでいた少女は……けれど、魔王の娘として長く拘束されていたのが信じられない程純粋な子で。

 

彼女を迎えてから、色々なことがいい方向に転がりだして。

……多少荒事とか面倒事とかもやってきてはいるんですけどね。

リノは魔法を使い、薬を作る魔法薬学を修めていて。

それに使う植物を館の庭で栽培などもしています。

妖精たちが集う庭、と表現するとなんか神秘的な感じがしますか。実際は悪戯をされたりして大変みたいですけどね。

 

妖精が拉致される事件なんて言うのが進行しているようだ……と調査を始めたりもしています。

1巻では真相が明らかにはならないので、次回以降の伏線なんですが。

没落してもなお、失われなかった縁というものをリノは持っていて。あちこちの人に心配されたり、妻を迎えたことを歓迎されたりしています。

リノの妻となったベルルが可愛いし、それに振り回されているリノも幸せそうなので爆ぜろとか言いたくなる感じで和みます。

 

鮎原夜波はよく濡れる

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「俺の命がかかってるんだから、お前、少しは自分を大切にした戦い方をしろよ、って」

濡れれば濡れるほど強くなる。濡れ透けアクション、らしいですよ?
まぁ、この一文で想像できるであろうお話から、ほとんどずれずに進行していきます。
安定していますね。

水の性質を変化させる怪物ヴォジャノーイ。
それと戦う、濡れるほど強くなる装束『クローネ』を纏い戦う「ウンディーネの戦士」たる少女たち。
そして少女たちと妙な縁から出会う少年のお話。

ヴォジャノーイが変質させた水は「忌水」となり、溺れやすくなったり、車を引き寄せたりと、危険度が増す。
少女たちは、それを避けるために戦っている。
単純な異能モノとか、非日常の世界を描くのかと思ったら、うん、平行世界が出てくるとは思わなかった。
ヴォジャノーイによって、改変され切ってしまった、ほとんど水没した世界。
そして、その終わりかけの世界に生きるウンディーネの少女は罪滅ぼしと称し、ヴォジャノーイとの戦いをサポートしている。

悪くはないんだけど、展開が冗長というか、会話が微妙。
泳げることが当然で、泳げないことを悪いことのように会話が進んでいくのがなぁ。
妹が海で行方不明になった、っていうトラウマ物の経験を持っている奴が泳げないのはそんなに悪い事なの?
そりゃ、泳げたら、なんかの際に役立つかもしれないけど、泳げない人間なんてそれなりに居ると思うんだけどなぁ。
「ダサい奴」ってレッテル張られた中学時代の話とか、ミトと夜波の会話とか、主人公が泳げないことを気にしすぎていたりとか、どうにもその辺が個人的には気に食わない。

要素としては嫌いじゃないんですけど、料理のされ方が好みではなかった。
他のシリーズはそれなりに読めてるんですがね。たまにはこういうこともありますか。
 
鮎原夜波はよく濡れる (電撃文庫)
水瀬葉月
アスキー・メディアワークス
2013-09-10

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ちゃか

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