気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

盟約のリヴァイアサン

盟約のリヴァイアサンⅧ

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「どういう形であれ、まともに対決したらアンタ達の負けよ。この大勝負、どこまでズルをできるかが最後の決め手になるんだからね……」

                                            

久しぶりに出た新刊にして完結巻。

雪風の姫との戦いの、決着までが描かれています。

パヴェル・ガラドを辛くも撃退した直後に姫が、試合仕掛けに来るんだからせっかちですな。

そこを口八丁で時間を稼ぐ晴臣も相変わらずと言いますか。

時間は得られたものの、雪風の領域に招かれての休息時間となり、その中でもヒントを探して動いてますが……流石に竜王はかなり厳しい相手で。

勝ち目がない、と評価されていましたが……実際晴臣が善戦したところで、届かずに蹴散らされてましたねぇ。

 

そこで諦めずに復活してくるあたりは、人間臭くていいと思いますね。

ソフォクレスが自身の行動原理を語る場面もありましたが……一部分は納得できないでもない、けど確かな狂気も感じられて。おっかない手合いでしたね。

一度は撃退してましたが、絶対また晴臣たちの前に現れそうな雰囲気はある。

 

M部長のアドバイスを受けて、晴臣がはっちゃけてましたね。

彼が最後に放った大技は、下手するとほんとうに人類滅亡コースだったわけですが。それを思い切ってやってしまうあたり、清々しさすら感じる。

荒事の果てに、晴臣が本業に立ち戻るって言う終わり方は中々いい感じだと思いました。他社シリーズも完結に向けて動いていますし、また新作に期待したいところですが。どうなるかなぁ。


盟約のリヴァイアサンⅦ

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「そういうのは僕みたいな小物がやればいいことで、あんたは実力者らしくどっしりかまえていればいいんだよ」

「ああ。これはまさしく『君のやりそうなこと』を模倣したのだ」

(略)

「竜族の流儀にこだわるだけでは、王への道を成就できない。ならば、己を変えるしかないだろう。ふふふふ、君が教えてくれたことだぞ?」

 

ドラゴン化の進行が止まらない晴臣。

ルルク・ソウンの秘文字を手に入れて、火力こそ伸びましたが。

彼の本領って、そこにはないんですよね。

1巻の時は、竜王を目指すというこのゲームで、裏技や抜け道を探すと言っていたのに、使える札が増えてきたために、力に頼ってしまった。

 

それゆえに、再戦の為に準備をし、覚悟を決めたガラドに一度は敗れる羽目になったわけですし。

もう戻れないんじゃないか、と思うほどドラゴン化が進んでましたが、アーシャを除いた魔女3人の献身によって、とりあえずは戻ってきてました。

今回は晴臣とアーシャという、元々裏側でそこそこ活動していた経験がある二人が、普段と違うことをしたがために失敗するという、失態を犯していましたね。

 

アーシャの自己暗示はやっぱりこういう形で反動が来たか、という形で。

戦闘に関しての勘を外したら、野生児で残念ヒロインのアーシャの活躍場所なんてなくなっちゃうじゃないですか……!

覚悟を決めて、彼女も新たな力を手にして、とりあえず挽回はしていましたが。

これ新しい火種抱え込んだのと同義なんだよなぁ。

 

晴臣のドラゴン化にしても、対処療法でしかないですし。ここまで進行してしまうともうどうにかして「人の記憶を保ったまま竜になる」方法を確立する以外ないんじゃなかろうか。

しかし晴臣が完全にドラゴン化してしまうと、それはそれで人に引き留めるためというヒロインとイチャイチャする大義名分もなくなってしまうわけですが。

……これに関しては晴臣、普通に肉食系だから割と何とかなるか。

総力戦でなんとかガラドを退けることには成功しましたが。

わりと満身創痍なのに、やる気満々の雪風の姫という大ボスが残っているんですよね。コレ詰んでるって言わないだろうか。


盟約のリヴァイアサン 3

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こちらも〝まがいもの”とはいえ・・・その程度で敗れるほど
この『弓』が惰弱だと思うな!


ソスの行動によって羽純が捕えられ、厄介な状況に。
館の付近1キロほどに、常人が触れれば死に至るような魔力ばら撒いているとか。
上位種のドラゴンを相手にするという事で、増援は見込めず。
今更ではありますが、かなり綱渡りな状態で持っているんですよね、この世界。

アーシャが戦闘時は本当に格好いんですよね。
「ルサールカの死に場所ができたと思うことにしましょう」とか言って戦闘に赴いて。
第五階梯の魔女としての実力を存分に発揮して。
本来なら、複数人の魔女をもってあたりたい相手だというのに、傷を負わせたりとわりと善戦してますし。
ルサールカが万全だったらもう少しいい線いっていたかも。

晴臣や織姫の方も、準備をして最終決戦に臨みます。
女王さまが終始楽しそうで、さすがとしか言えません。
キャラも可愛いし、戦闘シーンも結構いい感じで、なかなかのコミカライズだと思ってたんですが。
原作1巻分で終わりとは無体な。
そりゃあないでしょうって気持ちでいっぱいです。
原作6巻まで出てるんだし、ストックはあるじゃないですか……


盟約のリヴァイアサン Ⅵ

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「同じ意味だ。おまえも気づいているとおり、こやつは目的を果たすためなら人並みの暮らしなど歯牙にもかけず、ひたすらわが身を削る類の男だからな」
(略)
楽をするための努力を惜しまないのがハルの流儀。
だが、それは逆を言うと、成功のための苦労をいとわない気質でもある。


ハンニバルを退けたと思ったら、ソロモンの王様がまだ足掻いて。
近く似た羽純と一緒にソロモン王の箱舟に取り込まれてしまいます。
魔術によって空間をゆがめていて、船の中とは思えないほどいろいろあるみたいですけど。
あと、引きずり込むついでに幻覚を見せたものだから、冒頭、遊び心が暴走しすぎてアレでしたけど。
全体的に見れば、羽純可愛かったでいいんじゃないかな……

晴臣も言ってましたがソロモン王と晴臣は、おおよそ同格なんですよね。
だから、今回はそこまでピンチっていう印象もなし。
伏線とか、説明回に近かったかなぁ。
箱舟の中でであったシャミーラムという、ソロモン王の遺産管理を託された魔女。
古代の強力な魔女であった彼女の助力を得られたこともあって、割と温い展開だった感じ。
その過程で晴臣が色々と魔術の知識を深めたり、羽純が天啓を得て成長したりとイベントは着実に発生してましたけど。

今回明らかになった雑種の竜に関する晴臣の考察。
龍に変ずるまでの道のり。ただ竜になるだけ、で終わるわけではなく。
デメリットが今回明らかになった形ですけれど、それを知った羽純たちがどうするのか。
どれだけ晴臣が人でいられるだけの時間が残るのかっていうのは気になるところです。
ヒロインたちが、どういう行動を起こすのかも。
ソロモン王の遺産を継承してしまった以上、その時間はまた削られたはずで。
ガラドや雪風の姫も行動を起こそうとしているみたいですし、また、ひと騒動起こるんだろうなぁ。


盟約のリヴァイアサン2

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「取引をしよう」
「おまえに屠竜の力を 竜の種族が何より尊び 畏れ 求めてやまない覇者の秘文字をくれてやる」
「それはお前に竜殺しの特権をさずけるだろう あの竜ごときどうとでも誅殺できる力だ」
「だからお前はその石と――『まともな死に方』を差し出すがいい」


雑誌の方でも読んでいるので、あまり目新しいことはなし。
結構丁寧に描いているので、なかなか良作なコミカライズだとは思いますよ。
掲載時から読んでいる身としてはもうちょっとオマケあるとうれしいですけど。

儀式していたところに襲い掛かってきたソス。
アーシャは魔女としてソスの相手をして、晴臣は危険を承知で囮となる。
このあたりは、二人ともしっかりとプロなんだよなぁ、と思います。
逃げた晴臣は、迦具土と出会い、秘文字を手にして、何とか助かりますが。
迦具土の言う通り悪魔の契約に手を出したわけで、なかなか大変なんだよなぁ、今後。

ただ、迦具土が生き生きしている部分とか、原作だとこの時点でイラストの無かった羽純がしっかり描かれているのはなかなかいいですねー。
アーシャ戦闘時は格好いいのに、戦闘以外だとポンコツだからなぁ。
天使、と評されるのも納得な羽純は作品の癒しだと思いますよ。


盟約のリヴァイアサンⅤ

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『胡散くさいから、今回はパス♪ それが正解だと思うの』
「実は僕もなんだ。お宝までの最短ルートを書いている地図を素直に信用するな。それが宝探し屋の処世術ってもんだよ」
『罠は宝物庫の直前、そして油断するはずの帰り道に仕掛けるべし、ですものね』


今回の主な部隊はアメリカですねー。
春臣の父親が持っていた王の道に進むための鍵の一つである「石」。
迦具土からの情報もあり、ソロモン王絡みのことで知っていることがないか、春臣は父親の知人数名にメールを送った。
それで引っかかるのがアーシャの母親だっていうんだから、世界は狭いというか。
まぁ、アーシャと幼馴染だっていうんだから、親も知っているか、そりゃあ。
アーシャの母親、ユリアさん。組織の一研究員なのにファンクラブがあるそうで。
出番少なかったですけど、ファンクラブあるのも納得できそうな感じ。
あれが残念ヒロインこと、アーシャの母なのか・・・どんどん残念レベルが上がっていくな、アーシャ。

UFO研の人々を巻き込んだ、個人事務所の件についても、色々と動いているようで。
織姫の祖父に仕事の話を持ち込んだり、仲間を増やして会議を重ねたりと暗躍しています。
伊豆で双刀の秘文字を手に入れ、武器は十分だから、別の文を充実させる方向で動くようで。
なんかしれっと「例の文字もこっそり回収してある」って書いてあって、もしかしてその内鎖使ったりするんだろうか。

まぁ、アーシャの母親から得た情報で、ソロモン王絡みの遺産が、紅き竜王、ハンニバルの版図となっているアメリカはニューヨークの中にあるサウルの支部に取り残されていると知った春臣。
ルナに留守番を任せて、織姫、羽純、アーシャを引き連れてアメリカへと渡ります。
織姫たちを連れてきたのは、せっかくアメリカに来るのだから、と合わせておきたい人がいたからだそうで。
古い魔術の知識を持つ、本当の魔女。組織の基盤となっている魔術の知識を提供したとかで、発言力はある人たち。
魔女狩りを忌避するため、彼女たちは、特別な力はその事実を秘さなくてはならないという考えのようですよ。
そういう部分を知っているから、春臣は、密かに情報公開の準備進めていたりするのかなぁ。

しかし、ハンニバルの地元、ニューヨークの人々はタフというか。
ハンニバルが出たらセールをするとか。開き直りにもほどがある。
羽純は初めての海外を楽しんでいますし、織姫もなんだかんだで満喫してます。
留守番のルナも、ご褒美の前払いを要求していて、出番少ない割に楽しんでるし。
残念ヒロインことアーシャも今回は奮闘していましたね。
・・・魔術で自分に催眠をかけて、積極的になるというトンデモ手法でしたが。
まぁそれによって、春臣に意識させる行動をとれたから、結果オーライなんだろうか。
食欲不振という代償がついてきて、微妙に不具合も出てるようですが、どうオチがつくかなぁ。

ハンニバルの行動に影響されて、ソロモン王の遺産に手を出したりして、どんどん問題が激化していっているような。
今回も、春臣は爆ぜればいいのになぁ、とかいくらか思いました。
現地の魔女と連絡先交換して、親しく交流しているし。
日本でルナと、アメリカいってからはアーシャや織姫とキスしているし。
これまで織姫とルナにやっていた魔力増強のアレを羽純にまでやるようになったし。
最後、事態は落ち着かずに問題がまた発生していましたが。
また次回は舞台アメリカってことになるのかなー。後書きによれば件の羽純が表紙と本編でフィーチャーされるそうで。


盟約のリヴァイアサン 1

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「そうか あいついい『蛇』だったのにな」
「ええ 頼りになる相棒でした」


1巻のまだアーシャが残念さを発揮しきっていない頃のコミカライズですね。
まだこのころはちょっと食欲魔神だったけど、幼馴染として、良い付き合いをしていたはずなのに……
春臣とルサールカについて話しているシーンとかはお互いわかっている感じがして良い演出なのに。
どうしてあんなに残念になってしまったのか。

「でもさ 付き合ってると第一印象が幻に過ぎない事がわかってくるから」
「その辺をどうにかするべきだと思うよ」
「春臣の方こそ上げてから落とす癖をどうにかしてください!」


冒頭での電話もそうですけど、打てば響くといいますか。
付き合い長いから、会話のテンポは結構いいですよね。
これで同性だったら、普通に親友になっていたんでしょうけど。
あと、これでアーシャじゃくて、十條地とかが幼馴染に居たら、もっと関係進んでいてのかもしれない。
あるいは、もういっそ、残念アーシャさんよりヒロインしている羽純とか、原作4巻で色々やっていたルナとかでも進展していたかもしれませんね。
本当にどうしてあんなに残念なのか……

さて、春臣がアーシャの誘いを受けて、日本に戻ってくるところから、十條地の儀式をやるところまで。
ラーク・アル・ソスが襲撃してきてピンチですよ、というあたりですね。
迦具土さんもちゃんと出てきて、怪しい感じがばっちり出ていていい感じです。
絵の感じも原作の雰囲気を壊していないので、コミカライズとしては良作なんじゃないかと。



盟約のリヴァイアサンⅣ

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とはいえ。所詮は勘。物証はない。
そこで躊躇せずに勘を信じて行動するところが、アーシャの真骨頂であった。
ドラゴン相手に戦う真の修羅場で、勘以外の何を信じるのか。信念というほどではないが、そういう思いがアーシャにはある。数多の戦場でアナスタシア・ルバシヴィリを救ってきた直観力は、今回も威力を発揮してくれた。


第2部の開始ー、ってことでちょっとのんびりしてますかねー。
帯にある通り、キーワードは海と水着。
迦具土をおだてて情報引き出して、強化のために下準備をしている、と言う感じですね。
雪風の姫様も、とりあえず新都を領有したけど、すぐに破壊に走るような様子はないし。

ハルが作中で言っていましたが、ハンニバルが占領しているニューヨークは、竜王がいる分、ドラゴン・ストライクが起こる可能性が低いとか。
まぁ、勝ち目がない猛獣の巣に好んで突っ込む奴は相違ない。
ただ闘争を好む龍たちの性質から考えると、全く零ってはずもないですけどね。
剣の秘文字持っている奴も、事情あったとはいえ、竜王に喧嘩売りに行ってますし。
なので、竜王に占領されたからと言って、東京新都が危なくなるかと言うと、微妙。雪風の姫様が強力だから、逆に安全になる可能性もあるとか何とか。ま、だからと言って楽観しないで、逃げる準備はしておいた方がいいとか言うあたりは、ちゃんとハルも専門家なんだなーといいますか。

今回は、表紙にある通り、ルナ回ですかね。
ハルとルナって色々根回ししたり、策を練ったりと、確かに似た者同士なんですよね。
アーシャと話しているときとはまた違った相手の事をよく判っている距離感、っていうのが中々よかったと思います。
学校の理事としての椅子を用意して、活動拠点としての部屋まで確保するとか、ルナは結構やり手ですね。
まぁ、そもそも零細だった地方の、とはいえ関東支局のボスになっていましたしね。

そんな色々と気が合うハルとルナはなんか根回しというか新しい構想を練っているようでしたけど。
バイトを雇ったりとか、こっそりと手を打ち始めたり、資料を集めたりとか。
個人事務所とか言ってましたし、なんとなーく見えるような気もしますが、なにをどうするつもりなのやら。

アーシャさんは相変わらず残念でしたけど。もう、このまま残念系ヒロインとして頑張ってください。むしろここまでくると、残念じゃなきゃアーシャじゃないみたいな空気すら感じる。 
前からですが、羽純の方がよっぽどヒロインしてるよなぁ。朝主人公を起こしに行ったりとか、旅行に行ける喜びで抱き着いてしまったりとか。イベントこなしている感がある。

今回は、迦具土から得た情報を元に、探索をするっていうストーリーだったので、進行もゆったりでしたかねー。
戦闘も割とあっさりしていましたし。
3巻が、怒涛の戦闘だったというだけな気もするんですけどね。
装備を整えていく上級者編というのに誤りはなかったですけど、さて、次はどんなイベント発生しますかねー。
RPGとして考えると、ありそうなのは、仲間の強化とか、新規参戦とか、新しい敵の出現とかですか。
ハルとルナの陰謀というか、悪巧みについて触れられるっていうのもアリではあるのか。
ま、そんな想像をしつつ、次を楽しみに待ちます。
 

盟約のリヴァイアサンⅢ

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「屠竜の弓と共に生き、『王への道』を突き進む覚悟が定まったのか?」
「いいや。その大層な名前の無理ゲーに参加するふりをしながら、ひたすら裏技を追及したり、システムの不具合につけこんで要領よくやる覚悟だよ」 


羽純がかわいかった。うん、予想以上にいい助手になってましたね。
あとア●●ャさんは哀れ。さすが残念系女子というか、女子力低いというか。
付き合いが一番短いはずの羽純の方がよっぽどヒロインしてませんでしたか?
M部長に前回、色々足りないといわれていたのも納得と言いますか。
女子力低いから、学校周辺のおいしい料理屋開拓するばかりでヒロインレースから脱落しかかかってるとか・・・ある意味で新しい。
いやまぁ、残念系ヒロインの道を突っ走って、属性つけていけばいいんじゃないでしょうか。

雪風さんも結構おいしいキャラですよね。
結構好き勝手生きているようですが、それこそが竜王だっていうのがひしひしと感じられる感じで。
迦具土が老練で自称「悪魔」で、裏でこそこそする感じでしたけど、雪風は罠があろうと蹴散らす類の人なんじゃなかろうか。
春臣を、遊び相手として認識したようで、これからまた騒ぎを起こしてくれるんじゃないでしょうか。

今回春臣が、本領発揮というか、結構真面目だったんじゃないでしょうか。
隠居を目標としているからこそ、今目の前の課題には真摯に取り組みますよね。
秘文字を持ったことで、隠居計画を少し先送りするようですが、捨てない辺り、相当だなぁ。
トレジャーハンターじみた経歴を持つだけあって、今回こそこそやっていたことは結構びっくりした。
そういうことの専門家とはいえ、問題突きつけられている中で、自分にできることとして調査をやり続けるんですから。
最低限の責任を果たした、と本人は言っていましたが。
雪風にも評されていた通り、結構賢者というか、まぁ、策を練るタイプなんでしょうねー。
『王への道』についても、色々と考えているようですし。

日常パートやら、新キャラとかも、結構いい味出してましたね。
それだけに後半の戦闘がこう怒涛過ぎた感じも。
3連戦ぐらいあったので、そこは盛りすぎだったんじゃなかろうか、とか思いますが。
RPGをキャラにさせるというコンセプトがあったそうで。
これから装備を整えていく上級者編に入っていくそうなので、今後も楽しめそうです。


盟約のリヴァイアサンⅡ

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「いろいろ難儀なことになってんのねえ、アンタたち……」


前回、挿絵なかった、白坂羽純が大活躍と言うか。
挿絵にバンバン出てきて、いい活躍してましたね。
丈月さんの作品で、妹系のヒロインって珍しいかなーと思います。
カンピオーネのヒロインズは強いからなぁ……

ただ、守られるだけじゃないヒロイン、っていうのはいいと思います。
個人的には結構好きですよ。天使と謳われるのもよく判る。
アーシャの空回りっぷりも楽しんでますが。

しかし、M部長がキャラとして結構愉快だよなぁ、と言いますか。
どう見てもネタキャラにしか見えないのに、割としっかりアドバイスしてくれてるんですよね。
アーシャを評した、
「アンタに欠けているのはね。自分の潜在能力を活かすためのセンスと運と決断力、バイタリティ、演技力、ヴィジョン、セルフプロモーション……」

ってくだりが結構笑えた。アーシャさん、さすが残念。女子力低いヒロイン。
竜とリヴァイアサンとの戦いも面白いんですが、こういう日常の演出もいい味だしてるから、読んでいて飽きないですねー。メリハリがあるというべきか。

前回はただ振り回されるだけだった、「ルルク・ソウンの秘文字」。
それを振りかざす銀竜と、少しずつ把握してきた春臣の戦いは熱かった。
最初あっさり負けたときはどうなる事かと思いましたけど。
文字の力を効率よく扱うための「魔導の杖」も見出し、どんどん隠居計画が遠ざかっていきますねー。

銀竜を撃退し、秘文字も明らかになり、取扱い注意な物件になってきてますが。
竜王にも、悪魔とアーシャに言われた魔女にも目をつけられているようですし、どういう行動に出るのかが楽しみですねー。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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