気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

笹木さくま

不殺の不死王の済世記

ico_grade6_3

「私の目的は、人が理不尽に死んだり殺されたりする事のない、千年続く平和な世界を築く事です」

 

伝染病で滅びかけた村。

感染力が強いため、他所の町へ助けを求めに出た村人は、騎士たちによって殺された。

村に残ったのは、病に侵された数名の子供のみ。

じきに命を終えるだろう、その間際。村に現れた不死王テリオスが、薬を与え彼女達を救った。テリオスは子ども達に様々な知識を与え、生活を助けますが……

 

魔術を扱う動く骸骨が、ボーンゴーレムを配置した村で、子供たちを囲んでいる。

……そりゃあ、傍から見ると怪しい事この上ないですよね。

当然、調査の為に騎士が派遣されてきて、ひと騒動あったりするのですが。

テリオスのスペックが高いので割とあっさり解決。と言うか、大抵の問題はテリオスが魔法でパーっと解決出来てしまうので、ちょい盛り上がりには欠ける。

 

崇高な理想があって、その為に困難な手段を用いる事を決めて。

実行するのも大変だし、成し遂げた後維持するのも難しい。だからこそ、寿命がない不死王になったテリオス。

悪い骨じゃないですけど。肉体を失ったこともあってか、こう、微妙に人間を分かってない辺りが異形種っぽいよなぁ、とは思いました。だから貴方かつて信じた人に裏切られたんだろ……

 

人を殺さずに目的を果たす。とは言え、非道をしないってわけでもないんですよね。今回の落としどころは、正直微妙というか。初手でこれだと、他国が絡んできたときの処理とか凄い悩ましいと思うんですが、どうするんでしょうね。

暗黒騎士様といっしょ!3 ~嘘つきは恋泥棒の始まり~

ico_grade6_3

「自由とは己の意志で選択し、その責任を背負うという事であって、あらゆる束縛を拒む事でも、何をしても許されるという事でもあるまい」

 

後書きによると、続刊は売れ行き次第で、現状では難しいとのことです。

だからか、いくつかの謎を残した状態でも話を畳む方向に進んでます。

具体的には、皇帝との対決。

 

まぁ、その前にガーネットの婚約者騒動があるんですけどね。

親から縁談を持ち込まれて。ドワーフらしからぬガーネット、だからこそ良いという性癖の持ち主で。ガーネットからは変態呼ばわりされてましたが……

それでも引かない辺り、優良物件ではあったのでは。

 

ガーネット本人が拒否反応出してしまったのと、実は裏で皇帝が手を回していた辺り、回避は正解だったんですが。

アルバに偽恋人を演じてもらい乗り切ってました。必要だったとはいえ、思い切りがあるな……

 

そして、裏工作では終わらない事が明らかになり、皇帝本人が出陣。

自分を愚かな凡夫、臆病者と言いますが。皇帝として清濁併せ呑む程度の器はあるんですよねぇ。どちらかと言うと濁り寄りというか、毒みたいな一面が際立ってましたが。

迷宮から魔物が溢れるという異常事態に際し、解決したものに皇帝位を譲ると宣言するあたり、実は権力に飽き飽きしてるでしょう……

 



暗黒騎士様といっしょ!2 ~武士道とは恋せよ乙女と見つけたり~ 

 ico_grade6_3

「死んだ英雄だけが良い英雄と言うならば、某は死んでおいた方が良いのだろう」

 

ガーネットに「くさい」と言われて鎧を洗浄する事にしたアルバ。

それはつまり、あの鎧を脱いで素顔を晒すというわけで。

そこで出会うのが神速のチドリという六階級冒険者な辺り、引きが強い……

 

彼女が「いずれ来る王子様」を待っていたというのも重なって、なんかいい感じに距離が近づいてる。

いやまぁ、アルバはアルバで相変わらずその編さっぱりわかってないみたいですけど。

そして周囲の分かってる側の女子の方でバトルが始まりそうなのが。

幼馴染の少女はそりゃあ大変だったろうなぁ……

 

そんなラブコメ風味な日常の裏で敵は動いていて。

まぁ、そりゃそうだ。迷宮の真実を知って、帝国の利益をなくそうとしてる勢力に対して手を打たない筈もない。

前回も動いていた迷宮治安部隊が懲りずに色々と策を練っているようですが。

大分追い込まれていたからか、他所のチームに国から依頼して「寄生して強くなる作戦」ってのはどうなんだ……案の定失敗してたし。

皇帝自身がそこそこ強いみたいですけど、さて、次はどんな手で妨害してきますかね。マジに自分が出てくるつもりか……?


暗黒騎士様といっしょ!~勘違いから始まる迷宮攻略~

ico_grade6_3

「お主は本当にドアホじゃのう」

 

ある迷宮を抱えている帝国が舞台。

千年の長きにわたって続く国で、迷宮によって得られる利益、迷宮探索を行う冒険者という戦力を抱えている優位性はとびぬけていた。

 

そしてそれ故に、冒険者になろうと、一獲千金を目指す若者は多いとか。心折れてしまう者もかなりいるようですけどね。

主人公のアルバも同様に、マイホームの夢をかなえる為にこの地を訪れて。

中身は純粋で純朴な男の子なんですが……育った環境が良かったというか悪かったというか。

 

新人としては圧倒的な力、出身地故に常識に疎く、そもそも迷宮のボスに酷似した鎧姿と諸条件が重なって暗黒騎士の異名を得ていたのには笑った。

もうちょっと気にしろよ、アルバ……

そんな彼が、帝国の第七皇女でルーファとその友人のガーネットと迷宮で出くわして、帝国の秘密に巻き込まれていくわけですが。

割とサクサク秘密が明らかになっていって、この後続いたとして展開どうするんだ、みたいな気分にはなった。

 



女神の勇者を倒すゲスな方法6 なんと、我と結婚したいと申すか!?

ico_grade6_3h

「シンイチお兄さんは、いなくならないですよね?」

(略)

「俺は死ぬまで、リノちゃんの側にいるよ」

 

勇者を生み出し歪んだ形で力をつけていた女神教のトップ。

女神そのものを邪神と偽り、打破したゲス参謀。

御伽噺なら悪者倒してめでたしめでたしですが、現実は続いていくわけで。

女神教も権力者が離れていったり、支配力が弱まったおかげで一部で戦争の気配がしたりと色々不穏。

 

けれど、シンイチはそうした動きが出てくることも読み、手を打っていた。

いや、本当参謀として恥じない働きしてますよね、彼。

概ね戦法として間違ってない筈なのに、所々のリアクションがゲスなせいでゲス度強調されている感じがあります。

 

女神教の今後について。アリアンの母親の事。

リノの友人問題。人と魔族の関係。竜たちについて。

これまでに登場したキャラほとんど出して、これからの道筋を示してくれていました。

この後も、色々とトラブルは起きるでしょうけど、陣営厚くなりましたし、乗り切ってくれると信じられる感じでいいエピローグになっていました。

新作が同時発売してて、そっちはまだ読めてないのですが、結構作風好きなので楽しみです。



女神の勇者を倒すゲスな方法5 そして日常へ……

  ico_grade6_3h

「おっと誤解するなよ。リノちゃんの仲直りしようって言葉も、俺の罪滅ぼししろって言葉も嘘じゃない」

 

女神の襲撃を受け、魔王の機転により窮地から脱した真一たち。

最後に打たれた手は真一のトラウマを刺激し、魔界に来ても沈んだ状態でしたが・・・・・・・

それでも、ちゃんと頭を働かせて、自分の望まぬ結末でも見据えた様子は、立派なものだったと思います。

……シリアスモード抜けたら最終的にゲス参謀として策を練るわけですけどね。ギャップがすごい。

 

エレゾニアに対する考察を進め、アリアンの父親と思しき赤き竜の下で真実を教えてもらった。

古代文明に対する考察が概ね当たっていた、というか。真一、本当頭の巡りいいよな……

勇者システムを作り、自身を女神と偽ったエレゾニア。

その鎧のはがし方が、うん、まぁ……女神の自業自得って面もありますが、罠を仕掛けてから行くあたり周到です。

 

これにてシリーズ完結。

後日談をもう1冊出してくれるそうなので、期待して待ちます。

しかしまぁ、後日談まで出せるってことは、ネタがあるってのもそうですが売れてたんだなぁ……とか考えてしまってちょっと世知辛い。



女神の勇者を倒すゲスな方法4 お気の毒ですが変人は増えてしまいました

ico_grade6_3

(女神エレゾニア。貴様だけはどんな手を使おうとも、必ず滅ぼしてやる!)

 

色々と策を練り、女神教との停戦を成し遂げた真一。

その停戦期間を活かして、女神そのものについて調べていきますが……

リノ達がついて行ったのに気が付いたサンクティーヌが、直後真一たちを追いかけているらしく、旅人から噂が聞こえてきたり。

5日に一度は『瞬間移動』で帰っているのに愛娘がそばにいないことで魔王が日に日にやつれていったりと、ネタには事欠かない状況になっていますが。

 

(疲れたら『治癒』、眠くなったら『覚醒』、死んでも女神さまのお力で『死者蘇生』をされて二十四時間働き続けるというのは、この歳だと中々に厳しいものがありましたね)

(ブラック企業ってレベルじゃねえぞ)

みたいな会話が女神教の貴腐人と真一の間で交わされていましたが……いや本当にブラック企業どころの騒ぎじゃねーぞ。

女神教、腐りきってるから打倒したほうがいいとかを超えて、一度本気で体制とかぶち壊した方がいいのでは……

 

いやまぁ、女神教の真のトップの女神さまがアレだからな……

かつて女神が破壊を命じたという「エルフの墓所」という存在をしった真一たちは、そこに近づいて。

色々と女神教の真実に近い情報を得ていた感じがしますが……同時に女神にも気取られてしまっていて。

かなり危機的な状況に陥ってましたが、魔王の機転で真一たちは無事でしたが……女神直々に出てこられたとなると、へt内時間もかけていられないような感じですけど。

遂に登場したリノの母が、状況を打破する助けとなってくれればいいんですが、どうなるやら。



女神の勇者を倒すゲスな方法3 ボク、悪い邪神じゃないよ

ico_grade6_3

「よかった、お兄さんに嫌われちゃったら、悲しくて死んじゃうところでした」

「それは俺も死んじゃうな」

 

人間側の理解者を得て、聖女が味方について、とかなり状況がマシになってきた魔王陣営。

この機を逃さずに、女神教の中枢に打撃を与えるべく聖都にシンイチたちが忍び込んで情報収集したりしていました。

その情報を活かし、枢機卿に近づき、交渉したりもしていました。いや、シンイチが本当大活躍ですな。

途中途中で、相変わらずゲスいな……って場面ありましたが。

 

しかしまぁ、女神教も真っ黒ですなー。

勇者は死なない。死んでも復活する。なら、その勇者を撃退するには心を折るしかない。

シンイチはそれでも戦う気力を失う方向でしたが……

女神教ではさらにえげつなく、生きる気力を失うまで拷問を続け、監禁するという手法がとられていたとか。

専用設備が作られている時点で、相当ヤバいだろ……

 

交渉が上手く進んでいるかと思いきや、その設備に放り込まれていたヒューブがしぶとく蘇ってきて。

新たな力まで獲得して、勇者軍団を率いて魔王城に侵攻してきます。

シンイチはまた色々と知恵を巡らせて、それを撃退していましたが……女神教も相当でしたが、女神そのものに対する不信を募らせて。

勇者というシステムを破壊するために動こうと、方針を定めていました。

実際ヒューブに力を与え、失敗したら始末するって言うやり口見るに、人類の味方ではなさそうですしね……上手くいってほしいものですが、さて。

 



女神の勇者を倒すゲスな方法2

ico_grade6_3

「それに、信じてもらえないかもしれないですけど」

(略)

「みんなと仲良くできたら、リノはそれが一番嬉しいです」

 

とりあえず前回の下種な敵、ヒューブは先日の騒動の責任を取る、と言う方して司教の位をはく奪されて、禁固刑となってました。

しかしまぁ、教会勢力も一枚岩ではないというか、ヒューブを見て予想で来てましたが、いい感じに腐ってる気配が。

 

トップの教皇がそろそろ死にそうで、その下にいる4人の枢機卿がその座を狙って争っているとか。

教会の総力をまとめれば、魔王も倒せると枢機卿たちは思っているようですが……権力争いのせいでままならず。まぁ、そんな中である枢機卿の秘蔵っ子をとりあえず迎わせるという事になってましたが。

……戦力の逐次投入は下策だと思いますけどねぇ。

 

次なる勇者は、聖女と称される凄腕の魔法使い。

アリアンも名前を聞いたことがあるような有名人だったようですけれど……

大規模な術式で魔王を狙撃するも、失敗。次の手として、近隣の国にある魔力を溜めて置けるアイテムを使おうとするわけですが……

 

その国の民から魔力を奪い、翌日には回復するからまたために来いとか言ったり。治療の手段を持っている神殿が治療を行わないとか言い始めたり。

打つ手が悉くゲスいというか……反感を買う者ばっかりで、よく今まで教会勢力生き残ってるな、って感じしかない。

それでよく聖女とか呼ばれてるな、という。

創設期には神殿以外の治療の知識がある人々を潰し、神殿に頼らざるを得ない構図を作ったとか聞くと、どうしてそのタイミングでたたいておかなかったんだ、と思いますがねー。

 

敵が評判良くないから、リノをアイドル化してついでに無償で治療を行う事で評判を上げようとプロデュースしてますが。

聖女がそれを叩き潰しに動き……真一が切れて、いつものゲスな手というか外道な方向に堕ちていきそうですが……

それを止めたのも、リノで。いや、本当彼女はこの作品の癒しですね……

真一たちの行動がうまくハマって、味方してくれる勢力も出来ましたが。さて、コレをうけて協会はどう動くやら。

失敗から学んで団結されると厄介そうですけど……そこまで理性残ってるかな……



女神の勇者を倒すゲスな方法 「おお勇者よ! 死なないとは鬱陶しい」

ico_grade6_3

「さて、シンイチよ。今こそ召喚者として其方に命じる」

()

「あの殺しても死なない人間共を、どうにかせよ!」

 

剣と魔法の世界に召喚された真一。

彼を呼び出したのは……人間界にやってきた魔王様で。

人間族には魔王の恐ろしさが伝わっているため、襲撃されたりもしているようですが……

かの魔王が人間の世界へやってきたのは、娘に人間界の美味しい食料を上げるためで。

特別人類を滅ぼそうとかそういう危険思想をもっているわけではないとか。

 

まぁ、先に人間たちのほうが軍隊を寄越して来たので、撃退はしたそうですが。蘇生魔法とかがあるので、それで回復可能なダメージしか与えてないとは言っていましたね。

……六千の軍勢に責められて、半数の三千を蘇生可能な状況で殺す。要するに手加減した状態で仕留められる相手が、近くに突然城ごと出現したら不安にもなるわな……

 

個人のスペックでは人間を圧倒している魔王ですが、人間の中の精鋭……神に選ばれたらしい「勇者」の存在だけは厄介に思っているようで。

殺しても死体はその場から消え、翌日には復活してまた襲ってくる。奇怪な彼らに魔王も困り果て、異界の人間の知恵でも借りようと真一を呼び出したそうですが。

 

……魔王に協力する事になった真一の作戦がまぁ、ゲスいなぁ、と。

魔法で痛覚を遮断し、命を失えばその場から離脱出来る勇者を無力化するとなれば、交渉でお互い納得して手打ちにするか、精神的に行動不能にするって言うのは理に適ってますが……

本当に情け容赦なく心を折にいってる。これはひどい(褒めてる)。

まぁ勇者をけしかけている司教の方も中々にゲスだったので、最終的に痛い目見たのには胸がすっとしましたが。

 
プロフィール

ちゃか

 新刊・既刊問わず、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。コメント歓迎。ただし、悪質と判断したものは削除する場合があります。当サイトはリンクフリーです。ご連絡等はコメントかメッセージよりお願いします。

メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ