気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

篠谷志乃

新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 5 誓い・陰謀・巣立ちの日

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GM/質問 『結果の出せない努力に、意味はない』
ナジカ そんなの即答や。
キーナ&ブランシュ 『いいえ』!


リプレイ完結巻。

第十二.五話 「細い糸」
第十三話 「意地と信念」
第十四話 「陰謀の影」
第十五話 「芽吹きの季節の訪れ」

さて、前回の冒険で脱落者を出してしまった一同。
どうにか蘇生させる道はないか、と色々と悩み、行動を起こしていきます。
最後の別れというかその手までが喧嘩しているようになったキーナは特に落ち込んでましたかね。
絆が深かった分、大分気落ちしている様子でしたけど、それでもあきらめないところはよかったんじゃないのかと。

12.5話で情報を集めます。
思いつめたブランシュが、凄くかっ飛ばした行動に出ているけど、大丈夫なのかどうか。
まーなんのかんのでアイルがサポートして、上手いところに着地させてくれると新いていますが。

そして、何とか蘇生に成功させた一同は、再会を喜ぶ。
まー、蘇生絡みでいろいろと世話になってところとかが出来て、ちょっとした柵もできましたが、各々幸せそうだからいいんじゃないかな。
無事に復活し5人に戻った一同は、凶作騒動の裏側について調べていくことに。
自分たちの孤児院の院長が関係しているかもしれないという事で話を伺い、その上で近隣で工作していたメンバーと相対する。

最後には、黒幕がほとんど何もしゃべれずにやられて、残念というか笑えるというか。
冒険者として、結構実力ついてきましたねー。
先生が「先生」としては立派な人だと思いました、よ? 

リプレイでPC同士の恋模様がはっきり触れられるっていうのは少ないんじゃないかなーと思いながら、最後の方の甘さを楽しみましたけど。
最初から最後まで善人であった彼らには、これぐらいの幸いはあってしかるべきだろう、という感じで。
いいリプレイではあったと思いますよ。



新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 4 誘拐・ヤキモチ・すれ違い

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ジグ 盗むことがいいことじゃない。生きることがいいことなんだよ。
アイル そうだよ。、(じと目を見て)幸せは、奪い合うものじゃないんだ。


タイトルにある通り、誘拐されるキャラが出てくるんですが、栄えある被害者に選ばれたのは、ナジカ先生。
誘拐されて、先生と別れたWaltzメンバーが中々に黒くて素敵。
黒Waltzも嫌いじゃないですよ?
個人的に先生が苦手なので、居ない分はなんかすらすら読めた。
 
第十話   「魔法の芋と招かれざるモノ」
第十一話 「潜入、盗賊都市!」
第十二話 「リンゴと病とハンカチと」

ナジカ先生が、ぼったくりじみた露天商の元で買った「すごいヒマワリ」。
なんとそれが、孤児院の庭で無事に育っていることを、届けられた手紙で知る一向。
ここに、希望を得て、学者のセタが知っていた、品種改良を行う夫妻の元へ。
まー、冒険者が動いて、何も起こらないはずがなく。
夫婦の住む村ではちょっとした騒ぎが起きていて、その問題解決に尽力することに。
そして、ようやく一息ついたと思ったら、なんか一人さらわれているという不思議。

浚われた先生を助けるべく、盗賊都市に赴く4人。
一応、ジグというキャラクターをパーティーに加えて、何とか街を探索していきます。
しかし、名前からして善人気質な4人には合わないかもなーと思っていましたが、黒Waltzに隙はなかった。
なんとか先生は助け出したものの、そこは盗賊都市、甘くはないですよね。

此処でもまた問題が発生していることを知り、その解決に動くことに。
まぁ、いつもの善人ロールというよりは、やむに已まれぬ事情もあったりするわけですが。
面倒な遺跡もあったもんだというか。
しかし、恋愛というか青春というかそういうフラグを積み重ねてきた、と思ったら……。
ああいう展開になるのか。アレはアレでおいしいけれど、PCとしては辛いだろうなぁ。


新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 3 駆け込み・災厄・学者サマ

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GM はい。二巻や三巻の流れで多少は変化したけど、大筋はずっと考えていました。ただ。それあポロリと零れているのが問題だけど。
(略)
ディケイ ま、それがGMの特徴だからしかたがないんじゃないか?
ブランシュ ああ、内容が零れ出るのが?
GM 言わないでっ(しくしく)。


第七話 「縁切り神殿と男たち」
第八話 「師匠と雪山讃歌?」
第九話 「箱庭の終わり」

色々と依頼をこなして街々を移動している5人。
そんなある日、「故郷の凶作を救う手がかりがあるかもしれない」という情報を得る。
真実を確かめるべく、「階段都市」ゴーバに住むという学者の元に。
しかし、凶作云々の前に、その町に、災厄が迫っているところだった。

巻頭の第七話は、タイトル通り、縁切り神殿の話。
暴力とか諸々の事情を抱えて逃げ出した、女たちの最後のよりどころである神殿。
そのふもとには、妻を追いかけてきた夫や、そうして逃げ出してきた娘を探しに来た親などがたむろする、小さな宿場があった。
男たちに話を聞くと、ここに逃げたはずの娘や妻に会わせてももらえない人々が居るという。
調査に乗り出すPCたち。無事に事件を解決したのちに、学者の情報を得る。

第八話ではその学者が居る町に行って、街に迫る災厄をどうにかしようと糞要する。
そして第九話。
ついに、凶作の原因が明らかになる。まー、対処法はさっぱりな状態ですけどねー。
これから色々と情報を探しに行く展開でしょうが、うまくいくといいですな。

個人的な感想を言えば、どうしてもナジカが好きになれない。
その存在がノイズに感じて、どーにも。
なりきるロールプレイとしては、ナジカのキャラクターは確かに一貫しているんですが……
読者視点からすると、今は、冒険者になったんだから、ちゃんと報酬は受け取ろうよとか色々思うわけで。

ナジカ (ぷつっ)お駄賃といわれて、受け取るわけにはいきませんっ! うちのかわいい子らは、そんな施しみたいな駄賃をもらわんでも平気です!(怒)

お駄賃といわれると受け取れない、という先生が、先生としては正しいんだろうけど。
冒険者としてみたときにはどーなんだろう。
受け取っておいた方が、後々楽になると思うんだけどなぁ。


新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 2 競争・怪盗・大湿原

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GM ええ、大変です。ですがこんなに長い雨は久しぶりで、降り始めのころはこうなるとはわかっていませんでした。なかなか止まない雨、来ない依頼、どんどん軽くなる財布。空いた時間だけが過ぎていきます。
ディケイ おい、最後の「財布」は聞き捨てならないんだが、GM?
GM いやあ、はっはっは(そっぽを向く)。 

先生のロールと、子供たちのロールの温度差がなぁ。
子どもたちの和気あいあいと入している感じは嫌いじゃないです。
ただ、どうにも先生の善人っぷりの部分に違和感を感じたり。
孤児院のネタがPCたちの根っこになっているようなんで、それを取り入れていくようにして演出されていくのは良いですね。

第四話 「老夫婦と鹿毛の馬」
第五話 「オークションと宝石泥棒」
第六話 「かけおち娘のマリッジブルー」

結局どれも根本にあるのは人助けなんだよなー。
あまり冒険をしていないリプレイに思える。折角の小国が集まった西武諸国ということで、国を移動したり、順調にイベントやら依頼やらはこなしているはずなんですが。
まー、その分PC同士の絆は強くて、読んでいてほのぼのできますがねー。
 
第四話は、ラバンという西武諸国の中でも最も新しく、規模の小さい国に赴く話。
チャリオットレースを見学したいという商人の護衛をして言ってみたら、変な老婦人に絡まれて、レースに参加することに。
この老夫婦。アイルを捕まえて、息子だと、持て囃す。
それを見ていた、ブランシュは、信じられないというのと、関係が崩れる可能性とで、ちょっと困惑気味。
こんな中でもナジカの善人ロールは輝いています。
万が一があったら、後悔するんだから、とりあえずは、という感じでかかわっていくわけですが……
ナジカ先生を詐欺にひっかけるのって凄くちょろそう。
善意の信奉者であるのは構わないけど、最年長なんだし、もうちょっとどうにかならないものか。

第五話は、四話で円があった商人の友人宅で行われるハウスオークションに行く話。
破産したので資産処分して一からスタートだ、という感じですね。
まーハウスオークションでなんとか補てんして、出発できる程度の落ちぶれ方で済んだのはよかったんじゃないかなー。一家離散とかにはなってないんだし。
で、オークションの品を盗もうとしている動きを 察して阻止したりと色々やってます。

で、第六話。
ハウスオークションをやった家の娘は、何時は逃亡していた。
オークションにかこつけて、若手の資産家も呼んだし、気が合うようだったら、とお見合いに持っていくことも視野にあったそうで。
想い人がいて、無理やり結婚は嫌だと、逃げ出した少女の安否を確かめに行く話。
しかし、あってみるとマリッジブルーなのか、ちょっと気分が落ち込んでいるようで。
浮上した後の行動力はちょっと、自重しろって感じでしたけど。
危険地帯に踏み込むなよ。もうちょっと考えようぜ。運が良くてよかったね。


新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 1 旅立ち・お祭り・子供たち

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ディケイ (厳かに)俺は今、人生で大事なことを覚えた。
GM ん? 何?
ディケイ 持つべきものは、コネ(断言)。
一同 わはは(笑)。

ソード・ワールド2.0はルルブもリプレイもそこそこ読んでます。
で、版上げ前の旧版リプレイは初なんですが、結構システム違うんですなー。
世界観とかも違うっぽいですし、変更点多いように見えます。
職業でシャーマンとかいう2.0ではないものとかもあります。
冒険者レベルでダメージ軽減とか、面白そうな感じですが。
戦闘システムも違う感じですねー。これで採用されている「SEコンバット」は2.0と変わりないように思いますが。
先制取った方の陣営が集中して攻撃して、相手のターンに動くあたりは同じ。
まー、他の戦闘方式もあるようですが。旧版のルルブもいつか読んでみたいものですな。

第0話 「生まれ出でるキャラクターたち」
第一話 「青い皿と酒飲みゴブリン」
第二話 「祭りと迷子と誘拐と」
第三話 「遺跡と人のいい依頼人」

アレクラスト大陸にある、西武諸国を舞台にしたリプレイ。
十の都市国家が群立する地方で、小国の集まりと他国からバカにされることもありますが、それぞれの都市に独特の文化があるため、文化や技術は成熟している面もあったりするそうで。

そんな地方を冒険する5人は、同じ孤児院の出身。
長命なエルフの先生、魔術師のナジカ。
年長者として、チームのまとめ役をする、シーフのディケイ。
幸運神の神官で、弟属性全開とキャラ紹介で書かれているような優しい少年、アイル。
わがまま且つ小悪魔的らしい、シャーマンの少女ブランシュ。
火力担当、普段はのんびりしているが、やるときはやるファイターのキーナ。
孤児院の近くの村が大凶作。年長組には院を出てもらって、冒険者として生活してほしいと院長に送り出された3人。
まぁ、それでは不安だからと、既に独り立ちしているディケイと、諸事情から一緒に院を出た先生、ナジカの5人でいろいろと任務をこなしていくことに。
 
全体的に嫌いじゃないんですけど、先生の善人ロールが厳しい。
困ってるなら助けるよ、という精神は悪くはないでしょうけど。
GMが報酬で困惑しているじゃないですか。
ロールプレイ重視も大事だとは思いますけど、レベルに応じた報酬はきちんと受け取らないと装備とか大変だと思うんですがね。
他の4人のPCは結構好きな部類に入るんですがねー。

1巻という事もあって、今回の冒険は結構大人しめ。
ちょっと山小屋に立てこもったゴブリン退治したり、お祭り中によからぬことしてる奴らとっちめたり、ちょっと遺跡探索したり。
オーソドックスに冒険者として経験を積んでいっている感じ。


プロフィール

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 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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