「私にも 責任とってくれる?」
幼少期、宇宙博に遊びに行った時……つい、展示品に悪戯してしまった主人公の山猫くん。
固定が甘かったと博物館側も瑕疵を認めてくれて、罪を公的に追及されることは無かったようですけど。
……両親が仲良しで、姉みたいに思っている女子・野鼠の額に怪我をさせてしまい、彼は後悔したまま高校生になっていた。
自主休講するようなダメ大学生になった姉は、彼の家に入り浸って、怪我させた責任はとると言った彼の言葉をことあるごとに持ち出してからかってくるから、苦手意識を抱いてもいるようでしたが。
それでも自分の言葉を撤回しない辺りは誠実ですよね。からかうネタにされてるのは、面白くないと思ってるようですけど。
そういう愚痴を、もう一人の幼馴染の少女・豆柴にこぼしたところ、彼女もまた同じ事件で傷を負っていたということを打ち明けて来て。
いやぁ、山猫くんが誠実な分重くて痛いわぁ。野鼠姉さんの愛着も結構アレだし、豆柴ちゃんもハッキリ彼の事好きそうだし。
冗談が通じる悪友も抱えている秘密があったし、いやぁ色々と想いが絡み合ったストーリーになりそうですけど。……そんなに跡が残るような怪我した子がたくさんいたら、山猫君も把握できてそうだけど、当時の落ち込みぶりを見るに追加の情報収集で来てなさそうだし、豆柴がしたような親への口止めが有効だったのかしら。
豆柴ちゃんが好きなので、彼女に頑張ってもらいたいところですけど、どうなるかなぁ。