気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

羊太郎

ロクでなし魔術講師と禁忌教典7 

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「私は先生を信じています。その先生が他でもないクリストフさん達を頼って信じているんです。どうして、私があまたたちを信じられないことがあるでしょうか?」

 

学院でのイベント「社交舞踏会」。

生徒同士の交流を目的としているが、来賓として女王陛下などもいらっしゃる、意外と大がかりな物で。

その中にはダンスコンペなんかもあり、優勝者には魔法のドレスの着用権が与えられる。

それはよくある、そのダンスを勝ち取った男女は将来幸せになる、という曰くで。

 

ルミアが方々からモテモテでしたが……

このイベントの裏側で、彼女を害する目的で天の智慧研究会の過激派が動きを見せて。

特務分室がそれに対抗するために出張ってきて……グレンも巻き込まれていましたね。

室長、『魔術師』のイヴ。

特務分室にはやはりそこを立ち去ったグレンに思う所があり、あしざまに言う人もいるようで。彼女はそっち側。

アルベルトや、今回登場した「隠者」、「法王」みたいに変わらずグレンと接してくれる相手の方が貴重なんですな……

 

しかしまぁ、イヴは手柄を求めるあまり、ルミアを囮にして相手を捕えようと画策して……見事に失敗。

いや、初登場から失敗までの速度はいっそ見事なぐらいでしたよ。

彼女は彼女で色々と背負っているものがあって暴走してしまったみたいですが……

これでグレンたちの奮闘がなければ、取り返しのつかない失態になりえたかもしれないと思うと、彼女はちょっと不用意なんじゃないかなぁ。

 

研究会側も、一枚岩ではないのが今回明らかになりましたが。

上層部の怪しさとかヤバさはいまだ明らかにならず。全てを見通している大導師とやらは本当に何がしたいのやら。

一方でルミアは今回の事件で結構追い込まれてる、というか。自分がいることで事件が起きている。今回は凌げたけど次はどうなるか分からない。

ここにいてはいけないのではないか、とトラウマスパイラル。一人書き置き残して消えてしまいそうな雰囲気すら感じますが、どうなるかなぁ。

 

ロクでなし魔術講師と禁忌教典6

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「俺とお前は、家族だ」

 

学院の講師の義務として論文の提出があり……グレンはそれをさっぱり忘れていた。

すわクビの危機かと思いきや、校長が温情で古代遺跡の調査報告を出せば今回は何とかしのげるだろう、と案を出してくれて。

けれど、遺跡調査を行うには人手が足りない。おまけに金もない。

だからグレンは生徒たちを巻き込んで遺跡調査を行う事にした……って相変わらず勢いで生きてるな……

 

ランク的にも最下級だから大丈夫だろう、と思っていたら予想もせぬトラブルに巻き込まれて。

セリカまでついてきたのにかなりピンチに陥っていますね。

ルミアの増幅能力に関しても、敵がこれまで注目していた理由になりそうな片鱗が明らかになりましたし。

情報は色々と出てきていますが……ここにきてセリカの戦力ダウンが入ってくるとは。

まぁ、彼女強力な札過ぎて、こうでもしないと最終的に彼女が居れば何とかなる状態になりますからね……

 

セリカの過去だとか、お伽噺だったはずの物語の裏側だとか。

気になる情報がどんどん出てきましたが、全てが明らかになるのはいつになるのやら。

ジャスティスも未だ逃げ続けてるようですし、厄ネタばかりが増えてくるなぁ。

 

ロクでなし魔術講師と禁忌教典3

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「だから状況を打破する作戦を考えた」

「ほう? 言ってみろ」

「まず私が正面から突っ込む 次にグレンが正面から突っ込む 最後にアルベルトが正面から突っ込む…どう?」

「…お前がいなくなった後の俺の苦労 理解したか?」

 

この3巻で魔術競技祭をほぼ終わらせています。

競技の場面が割とカットされてるので、「やったグレン先生の言った通りだ!」な場面が続いてちょっと盛り上がりには欠けた印象。

 

猪武者なリィエルがグレンに突撃かます場面は中々いい感じだったと思います。

アルベルトは全てにおいて「正面から突っ込む」という彼女の相手に、それは苦労した事でしょう。

完全な前衛と後衛で能力的な相性はいいから、今回みたいにコンビとか組まされてるでしょうし。

 

まぁ、リィエルは猪だけどグレンに帰ってほしかったから喧嘩しかけたわけだし。

アルベルトにしたって、グレンに多くは聞かないけれど、いつかは去った理由を話せと心配はしているみたいですし。

 

なんだかんだグレンも同僚には恵まれていたんですね。ただ、彼自身があのまま進むことが出来なかっただけで。

こういう過去のつながりって言うのは結構好みなシチュエーションです。

しかし、優勝が決まる場面までたどり着いてますから、4巻の半分くらいで原作2巻分終わるんじゃなかろうか。



ロクでなし魔術講師と禁忌教典2

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「組織でしか生きられなかったお前の境遇にゃ同情する」

「だがそれに流されて自分で道を選ばなかったのはお前の責任だ」

「テメェの不始末はテメェでカタつけろ」

 

魔術学院に現れたテロリストからグレンが白猫を助けたところからスタート。

少し駆け足気味ではありましたが、テロ事件が終わるまでを描き、最後の一話で次への引きをしっかりと作ったいい構成だったんではないかと。

 

敵の一人を打倒したものの、手練れが出てきてピンチに。

一応グレンも手札を活用して、上手い事立ち回りますが、ジリ貧。

彼の性格をよく知っていた白猫の援護があったからこそ、最後の肉を切らせて骨を断つ作戦が成功しただけで。

 

彼女が居なかったらグレンはここでリタイアしてたよなぁ。まぁ、そもそもグレンが講師として赴任していなかったら、白猫もルミアも無事で済まなかった可能性の方が高いわけで。運が良かったね二人とも……。

そして、この事件を経て思う所があったのか、臨時講師だったグレンは正式に教員として働くことに。とりあえず、ひと段落ってところでしょうか。

 

ロクでなし魔術講師と追想日誌

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「ふん! 貴様に言ってやりたいことは他にも色々とあるが――」

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「まぁ、良い目をしている」

 

ロクデなし魔術講師~の短編集。

帯でアニメ化企画進行中と書いてありますが……どうだろうなぁ。

上手いことハマってくれればいいんですが。原作小説ですらタイトルにいる「禁忌教典」の正体が明らかになってませんし、ストックでいうと微妙な所なのでは。

現時点で企画進行中だから、本決まりすることにはある程度まとまってる算段なのかもしれませんがねぇ。

 

閑話休題。基本的には、ドラゴンマガジンで掲載していた短編をまとめた短編集ですねぇ。

あちこちで重大な事件に巻き込まれるので、こういう学園での日常とかそこまで大事でもないハプニングとかだとちょっと和みますねぇ。

前半で和んだ分、後半で荒んだ時代の『灰燼の魔女』セリカのエピソードが入るわけですが。ある意味でバランスとれてる……んですかね?

 

収録作品の中で一番気に入ったのは「虚栄編」でしょうか。

学校で授業参観をすることになり、娘を溺愛し、魔術師として自分にも他人にも厳しく接するシスティーナの両親も訪れることに。

解雇されたくなかったら、どうか授業参観の時だけでも身だしなみやら態度やらを気をつけてくれ、とお願いされて。
 

しっかり授業しているあたりもそうですが、やろうと思えば色々出来るんですよね、グレン。ただ、普段のふざけた態度になれた生徒たちは、真面目な姿勢で出てきたグレンに噴き出すのをこらえてる状態なわけで。

うん、日ごろの行いって大事ですな……笑った。

 

ロクでなし魔術講師と禁忌教典5 

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「確かに戦うのは怖い。だけどな、自分に力があるのに……できることがあるのに……目を背けて、逃げて、自分の大事なモノを失っちまう方が……余程、怖い」

学修旅行から帰ってきたら、白猫ことシスティーナに求婚してくる男がいて。
教員に欠員が出た関係で、その男は学校に臨時教師として潜り込んでくる。
伯爵家の御曹司。次期当主候補。魔術師としても優秀と非の打ちどころがない人材。
セリアは、協力関係にある家とはいえ、お家騒動もあるのに御曹司自ら出てきたことに疑問を感じているようで。
実際、爆弾が仕込まれていたわけですが。

その後の流れで、グレンとその婚約者が担当クラスを率いての決闘をすることになって。
裏側で動いていた事情なんかも明らかになってきたわけですが。
今回の騒動システィーナの事情ではなく、グレンの過去にこそ原因があって。

システィーナを白猫と呼ぶ理由。
かつて彼の隣にいた、白犬と呼んでいた女性。彼が戦いの中で失ってしまったもの。
喪失を得た事件と同じ犯人が動いていて。当時を思い出してグレンは焦っていて。
……あの「正義」は、いい感じに狂ってますね。
自分の理想を信奉しているから、それにそって行動するとき、止まることが無い。言葉は届かず、負傷しようが歩みは止めない。狂信者って言うのは本当怖い。

しかし、今回はやっとシスティーナに見せ場があった感じですかね。
これまでのところ、彼女ヒロインとしての活躍ってほとんどないというか、ルミアのヒロイン力が強すぎてかすんでた印象なんですが。
……実際今回にしたって、魔導士として非常に徹して敵と戦うグレンの姿に、一度は逃げ出してしまいますし。
けど、彼女はそこから自力で這い上がり、グレンの元へと戻り彼を助けたわけで。すこしは成長できた感じですね。

「正義」が敵に廻った理由を真実を知ってしまったから、と述べてますが。
それもまだすべては明らかにならず。
王家の秘密と天空の城、そして「禁忌教典」。タイトルにでていて、これまで幾度も名前が出ますが、その正体がいまだに分からないもの。
そろそろ真実の一端だけでも明かされないものですかねぇ。気になります。

ロクでなし魔術講師と禁忌教典4

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「……行こうか。頼りにしてるぜ、相棒」

3巻の続き。
表紙の二人が活躍する展開でした。
腐れ縁といいますか、グレンが所属していた頃はよく組んでいたようで。
あの憎まれ口叩きつつ、上手いこと噛み合っている感じは中々良かったですねー。
敵の下種が痛い目見てくれたのも良し。
まぁ、重要な情報握ってそうな相手には逃げられて謎深まったばかりなんですが。

……というか、ヒロインズ、今回良い所なし?
いや、システィーナはグレン救助のために尽力してましたが。
ルミアは例によって捕まったままの展開ですし。
リィエルは前回、グレンに攻撃した後離脱してしまってますし。
生徒であるから、距離を取られるって言うのは分からないではないですけど。
せっかく登場しているんだから、もうちょっと活躍してほしいものです。

敵の目的は着々と進行しているようですし、外殻をちょっとつついているだけで終わっていると、その内ヤバそうな予感がしますが。
幹部でもない相手が既にアルベルト相手に時間稼ぎできるって言う時点で何とも。
グレンたちは結構後手後手になっているので、早めに手を打ってほしいものですが。


ロクでなし魔術講師と禁忌教典3

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「人間である以上、知を求めるのは仕方ないと思う。でも、やりすぎないようにしなきゃね。自分が何を、何のためにやってるのか……忘れちゃだめだと思う」
「……うん、そうね。呑まれないように気を付けないとね」


魔術競技祭の後、学修旅行として、ある実験場を訪れることとなったグレンたち。
前回の騒動を踏まえて、ルミアの護衛として、表紙にもいるリィエルが派遣されてきます。
ただ、この間も何かにつけてグレンと決闘しようとする面白キャラではあったんですが。
秘匿を旨とする、分室に属していながら名乗りを上げたり。
「作戦なんか立てる意味ないだろう、だってリィエルがいるから」と各軍閥から太鼓判押されてるそうで。

グレンには「どう考えても人選ミスです!」と言われるぐらいには、猪武者。
魔術師のくせに戦闘スタイルが、「錬金術で剣作って肉弾戦闘」ってあたりで予想は出来ていた……
護衛としては、役に立ちそうにないですが。まぁ派遣してきた分室の方にはそれなりに考えはあるみたいです。
随分とグレン贔屓だなぁ、とは思っていたんですが、触れられた部分を見るに、リィエルもかなり重い過去背負ってそうなんですが。
アルベルトが意外と芸風広いのは驚きました。
けど、彼はリィエルに気をつけろと言って。グレンは彼女を信じていたんですが。
実際に最後、そちらに針が触れてしまったから何とも言えません。

というか、この国かなり敵組織の浸食を受けてますよね。
今回グレンたちが足を運んだ研究所にも、関係者がいて、ルミアを狙ってくるわけで。
安息の場所はないのかよ……流石に今回ばかりはやばそうな場所にグレンが攻撃を受けてましたけど、果たして次回どうなるんですかね……
そう、今回は上下巻構成なので、この巻だけでは解決しません。
これから読む人は、4巻待ってもいいんじゃないかな……・


ロクでなし魔術講師と禁忌教典2

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「俺は、お前の、味方だ」


正式に魔術講師となったグレン。
魔術学院で行われる競技祭に向けて、準備をしていきます。
他のクラスが、有力な生徒を全競技に出して、引き離そうという作戦。
一方で、そんなこと知らないグレンは、全生徒を向き不向きを踏まえて、振り分ける作戦で臨んで。
……ちなみにグレンがやる気を出しているのは、優秀クラスへの賞金を目当てにしているわけなんですが。
うん、相変わらず駄目だなぁ。

だけど、今回ルミアの味方として活動を起こしたグレンは格好良かった。
やっぱりヒロインはルミアだけでもいいんじゃないですかね……
いや、システィーナだって重要なキャラクターではあると思うんですがねー。

グレンの元同僚。宮廷魔導士なんかも出てきて。
彼らが、なんだかんだでグレンの事を思って、心配しているのがいい感じです。
キャラクターが増えたのに、うまくそれぞれを描いていたよなぁ、という印象。

主人公がちょっとひねくれてますが、魔法のでてくるファンタジーという観点では、王道も王道な感じですね。
これがテンプレになるとつまらなく感じられるんですが、その辺のさじ加減が中々うまい。
敵の勢力が思いのほか深くまで入り込んでいるっていうのが分かったのは収穫ですか。
ついにタイトルの「禁忌教典」って単語も出てきましたし、これから面白くなりそう。


ロクでなし魔術講師と禁忌教典

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「今日、先生が仰ったとおり、人を傷つける可能性を大いに秘めた魔術なんて、きっとないほうがいいんです。なければ少なくとも魔術で傷つけられる人はいなくなるから。でも、現実として魔術はすでに存るんです」
「……まぁな」
「それが既に存る以上、それが無いことを願うのは現実的ではありません。なら、私達は考えないといけないんです。どうしたら魔術が人に害を与えないようにできるか」


少し前長文タイトルが増えてきたなーと思ったら、最近はアレですか。
主人公が教師、講師、指導者になって生徒を導いていくっていう枠が人気なんですかね。
こういう形の作品は結構増えてきますよね。

表紙にいるのがヒロインの一人と、主人公ですが・・・
ぶっちゃけ表紙にいない方の彼女の方がすごくヒロインしていたよなぁ、というか。
要所要所でシスティーナの見せ場があったりしますが、なんか実は彼女いなくてもよかったんじゃないだろうかみたいな。こう、なーんか微妙に浮いている感じがある。
ヒロインという意味ではルミアだけでよかったんじゃないだろうか。主人公の過去に関与している存在。同じように過去に秘密を抱えている少女。十分に成立しえたと思うんですがねー。

ただ一方で、この世界にある謎、空中にある誰も足を踏み入れたことが無い幻じみた城。
それについて祖父が研究していて、年波に勝てず夢をあきらめてしまった祖父に変わって謎を解き明かさんという夢をシスティーナは持っているようですし。
わざわざ描かれているキーワードと関連を持っているってことで、続きが出るなら今後の展開では重要な役回りを果たしたりするんだろうか。

主人公のグレンは、結構なクズ。育ての親に寄生して、働かずに生きていこうともくろむ男。
たまたま空いた魔術学院の非常勤講師として、育ての親にねじ込まれて働くことになるものの・・・ロクに授業をせず、堂々と自習にするダメっぷり。
まぁ、過去に辛い経験をしたがために腐ってしまった類のようですが・・・それにしたってなぁ。単純に八つ当たりじみたモノじゃないですか。だから、途中までは流れ悪く感じていましたが。
講師として多少は真面目にやるようになってからは見る目が少し変わりました。

実技が決してうまい方ではない。速く発動する技術は才能がない。
けれど、魔術というものが好きだった彼は、別の方向に力を注ぐ。
魔術とはどんなものなのか。それを解析して、原題の主流とは違う、高度で実践的な方法論を構築していた。
詠唱の呪文を削ることで、魔術発動に癖をつけるみたいな技術まで使ってますし。

捻くれていますが、なんだかんだでグレン、魔術好きなんだなぁ、という感じで。
それは口悪かろうと態度悪かろうと、よそのクラスの生徒が見に来るような驚きをもった授業を展開できるわけだ。これ今回の敵はテロリストというか狂信者というかそのたぐいだったわけですが。毎度この関係者が敵として出てくるとなると厄介なんじゃないのかなぁ、と少し思ったり。


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