気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

蒼き鋼のアルペジオ

蒼き鋼のアルペジオ15 

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「オレには君が必要だ それだけだ」

「必要なんだ それでは不服かい?」

 

キリシマとハルナが総旗艦の配下と接触。

総旗艦の思惑により、401クルーたちの過去の断片を見せられていましたが。

いおりの過去とかかなり中途半端なところで、あそこからどう展開したのかすごく気になります。

 

いおりは割と良い所のお嬢様だったようですけれど。

霧との戦後世代と、戦争を経験した世代ではかなり感覚に差があるようでしたねー。

限られた資源をやりくりし、知識を途絶えさせぬように腐心する大人世代。

その状況を察し、閉塞感を感じている若者たち。

「誰も! 私達には夢も希望も…見せてはくれなかった!」といういおりの叫びは、結構重要なポイントなのでは。

 

ハルナとキリシマが体験した過去の映像は、コピーガードがかけられていたようで、霧の得意技情報共有が出来ず。

体験したことを口で説明して理解してもらおうとする、という人間と同じ方法を経験する事に。

メンタルモデルたちが成長していく様は中々微笑ましいですが……総旗艦が何を思って行動しているのかは未だによく判りませんなぁ。

 

ムサシ達、レキシントンにU2501、コンゴウも動き出しているようですし……

これまで以上に混沌としてきそうな感じもありますが、この中で401と群像はどう動いていくのか。

……そもそもいつ合流できるのか、というあたりから不安ですが。次回予告で第四施設の謎が明らかに――? とアオリがついてましたが、どーなるやら。

 



蒼き鋼のアルペジオ14

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「君はこれから オレの艦だ」

「あなたを迎えに来た」

「深き海の… 蒼き水底から……」

 

イオナと群像が出会い、交流してきたものがちゃんと息づいているのがいいですねぇ。

コンゴウの特攻で重傷を負い、霧の基地ハシラジマへ連れて行かれた群像。

艦長不在になってもイオナたちは、事前の取り決め通り行動を進めていって。

人類に自信を持たせるために、浸食魚雷の資料は霧の艦である401ではなく人類の手で運ばれるべきだ、と。

その為にイオナたちは色々と準備を進めていますが……

他のメンタルモデルたちもその間何もしない筈がなく、どんどん状況を動かしていきます。

 

第四施設の謎を探ろうとする側と、探らせまいとする側が学園を中心に蠢いていますが。

402のメンタルモデルと出会ってからの北良寛がかなりいいキャラになってますねぇ。中々の顔芸というか。

霧にいい感じに振り回されているというか、ちゃんとコミュニケーションが取れている。

まぁ、ここに至るまでに流された血や失われた命の事を想うと心中は穏やかではない……が、それを飲み込んで進むのが政治家だ、と。

確固たる信念を持ってますよね、この人。だからこそ人々に慕われ、その情報を得た402に接触されたわけですが。

 

マヤの監視をするため、タカオにも新たに建造された艦(身体)が与えられてました。

捕虜故に機能に制限はかかっているようですが。

牽制でちょっとちょっかい出したりしてましたが、マヤ側のメンバーも自由だな。甲板で人生ゲームって……

ただ、敵艦が感知された後の行動は素早かったですね。……サイボーグが幼児ぶん投げてましたが、それは良いのか……?

 

メンタルモデル達の第四施設を巡る攻防の中で、学園祭を実施するという突飛な案が出てきて、実行されそうになってますが。

何を思いつくか本当に予想が出来ませんね、彼女らは……。

禁漁指示が出てふてくされていたズイカクが、漁解禁されて嬉々として準備していた場面が可愛くて好きです。



蒼き鋼のアルペジオ12

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「孤独であるための誇りなど この地球に生じてしまった我らには 気高すぎるのだ」

「気高く在ることが―――なぜいけない!」

「それは 傲慢というものだよ コンゴウ…」

 

コンゴウ艦隊との戦いも佳境に。

ヒエイを打破したものの、ヒュウガもコアだけの状態に。

最も、自閉状態になるほどではなく、通信は生きていてフォローやらなんやらしてくれてますが。

 

重巡のコアを二つ確保して、とりあえず無事を保証するから、今は手伝えと交渉。

アシガラとハグロが、401の面々と協力している姿は、中々楽しい。

そしてユキカゼが中々愉快な性格してますね、ホント。

「面白い方が楽しいじゃないですか」と横から手出してますが。霧も一枚岩ではないのがよくわかる。

 

コンゴウも艦隊旗艦というだけあって、見事な艦隊さばきを見せています。

特殊装備で、イセを召喚したことで、自分が自在に動けるようになったのが大きい。

ただ群像たちもオプション艦とか、地理条件とかを活用して、敵艦隊を削り、一撃を見舞ってますが……

損傷したコンゴウが放った最後の一撃。あれはかなりヤバいんじゃなかろうか。

群像、無事だといいんですが。

 

 

蒼き鋼のアルペジオ11

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「ここで何かをやってもそんなの私にとって勝利でも何でもない」
「艦隊旗艦やミョウコウ姉はそれで喜ぶかもしれないけど」
「私はそんなのイヤだ! カンペキな401と戦って そして勝ちたい!」
「じゃないと 意味ないんだ・・・」

ミョウコウの捨て身の攻撃で被弾した401。
被弾して一部機関が動作しなくなり、機関部への通路も絶たれた。
それでも、イオナも401のクルーたちも誰も諦めてはおらず、勝つための準備をしていて。
離れた場所にいる群像もヒュウガもサポートに回って。

一方で、北米艦隊が接近してきたのを、2501が感知。
彼らは彼らのルールに従って、あちらの戦闘行動を開始することに。
2501側の事情というのは、台詞から少しずつ探る程度ではありますが。
あちら側も、心折れずに戦う意志がある。
損傷していようと、変わらず果たさなくてはいけないことがあって、行動ができる。
そういう所は群像たちと似ているなぁ、と少し思いました。

海底でコントやっているハグロたち姉妹がかわいい。
え、なにどこぞのハルナとかキリシマさんみたいにメンタルモデルたちは一度撃沈されると、ネタキャラにならないといけないルールでもあるの?
でも、完全な401と戦って勝ちたいから、といおりを助けようとしているのは、素直にいいと思いました。
人間と交流することで、彼女たちも変化していくんですよね。
……敵がどんどん厄介になっていくって話でもあるので、良いことばかりではないですが。
群像が離れて行動していることがコンゴウに知られましたし、そろそろ佳境、正念場でしょうか。
12巻では北米艦隊のレキシントンが主役とか書かれていましたが、コンゴウ戦の方も決着できるかなぁ。ムリか。

蒼き鋼のアルペジオ  11巻 (ヤングキングコミックス)
Ark Performance
少年画報社
2015-07-30

蒼き鋼のアルペジオ10

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「相手を信用するには力が必要なんです」
「我々は聖人ではないと言う事ですね」
「保証が必要という訳ね 何かに裏打ちされた保証が」
「人間の言葉では それを「自信」というんだ」


401と、コンゴウ率いる艦隊との戦いは継続。
ハグロを撃沈され、海中に乱れがあり、401の行動を窺うミョウコウたちですが。
艦隊旗艦をまっすぐに狙うあたり、イオナたちは戦い慣れている。
逆に言えば霧の艦隊が、不慣れだからこそ、イオナたちにアドバンテージがあるんですが。

攻めに徹して、重巡アシガラを撃沈。
とはいえ、こちらが1隻なのに対して相手は艦隊を組んでいるわけで。
オマケにアシガラがアタゴに「お願い」をして動かして。
霧のメンタルモデルに、柔軟性が出てきてる。
そうなると、ただでさえ数で劣っているというのに、厳しい展開になりますね。

別行動していた万年2位は、白鯨に振動弾頭魚雷のデータとサンプルを預けて。
白鯨の艦長が群像の見ている未来についての展望を聞いて。
この若さで。今なお苦しめられている霧の艦隊を相手に、手を取るなんて未来を抱いている。
それを夢で終わらせないために、戦い続けているわけですけどね。

白鯨に東洋艦隊のヴァンパイアが接触。
いい感じのコミュニケーションがとれたと思いますが、そのヴァンパイアの姿をユキカゼが見ているわけで。
オマケにイオナが健闘していたコンゴウたちとの戦いも、コンゴウが旗艦装備なんてものを引っ張り出して来たり、死力を尽くした攻撃を放ってきたりと苦戦。
最後、良い感じの一撃貰ってましたけど、あれ大丈夫なのかなぁ……

今回途中におまけで、メンタルモデルが戦闘中に浮かべる紋章についてのまとめがありました。
それぞれに、違う紋章を持っているようで、こうやってまとめてくれるのはありがたいですねー。
ズイカクがなんかすごく楽しそうで、見ていて和む。


蒼き鋼のアルペジオ オフィシャルブック 戦闘詳報2059

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「・・・自分が孤独だと感じたら 大好きな場所に行きなさい」
「……え」
「そこに住む人々をきっとあなたは好きになるわ」
「そうすればあなたは 孤独じゃなくなるの」


メンタルモデルたちのキャラ紹介とか、ファッションチェックみたいなゆるーい記事をまとめたファンブック。
群像とか人間のキャラクターたちや、世界観についてのフォローがないのはちょっと残念。

ただ、番外編のコミックが2本掲載されていて、それは面白かった。
北管区にいたころのタカオの話と、群像の過去、琴乃がまだいたころの学院の話。
本編好きなら持っていて損はないと思います。
特に学院のエピソードは、ちょうど、第四施設の事件について簡単に描かれていますし。
琴乃がどんな性格をしていたのかも見れてなかなかいい感じ。

ドラマCDのシナリオも掲載されていて、楽しめました。
イオナが学院に潜入して、琴乃がいなくなった後の、群像に接触。
試験で対峙するという話。いつか本編で過去編描かれないかなぁ。

Q&Aで、401のクルー変遷について答えられていたりとかしましたし。
静の家族についての情報は、両親も兄も健在だとか程度にとどめられていましたし、いずれ本編にも出てくるのかなぁ。
僧のマスクは、なんか色々ハイテクなようで。元はアレルギー対策の者だったようですが。
赤外線カメラ他いろいろ搭載されているとか。重そうですけどね。
硫黄島は・・・作者公認でロボット島になったそうです。恐ろしいな。

蒼き鋼のアルペジオ OFFICIAL BOOK ~戦闘詳報2059~ (ヤングキングコミックス)
Ark Performance
少年画報社
2014-06-30

蒼き鋼のアルペジオ9

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「あれは「防壁」なんて建前だがね 安心するために作ったのさ」
「安心?」
(略)
「人間ってヤツは すがる物が欲しいんだな」


群像とヒュウガがイオナと離れて、別行動。
ヒュウガを撃沈した海域に赴いていろいろやっているようで。
ナノマテリアル集めたりして、活用していく腹積もりみたい。

イオナ達は、コンゴウ旗下のメンタルモデル生徒会と戦闘開始。
自治制度として、生徒会を組織することで、秩序を維持する予定だとか。
人間の模倣をして、いろいろ知識を増やしていっているけど、なんか随分面白いことになっているよなぁ・・・。
数に負け、物資に負けていても、何よりも経験では勝る。
その強みを生かしているのはいい感じかなぁ。

北管区にいるハルナたちや、指令を受けて動いている402の行動。
白鯨の行動、レパルスなどの新キャラ。
どこもかしこも気になる感じで展開していってますが。
その分展開がゆっくりなのがちょっと残念。
丁寧なのは良いことですが、面白いからこそ、物足りない。贅沢な悩みですがね。

個人的にはズイカクが割と早めに登場してくれてうれしい。
人間との接触をしていたようで、メンタルモデルの中でも、動作が面白い方なんですよねー。
なんか釣りしたり、物々交換を働いたり。
海洋封鎖されて物資だけでなくて、魚類とかも取るの難しくなっているのか、とか思いました。

群像の過去。第四施設事件。
それがやはり鍵の一つとなるようで。
ハルナたちは調査に行こうとして、402とタカオは接触させまいとしている。
メンタルモデルも一枚岩じゃないというか、どんどんバラバラになってますねー。


蒼き鋼のアルペジオ8

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「人間はさぁ一人じゃいきられないらしいよ」
(略)
「愛するのも愛なら 憎まれるのも愛なんだって」


マヤがはちゃめちゃやっているようで、しかし、なんか一番厄介そうにも思います。
実のところ、コンゴウから音楽無視されたり、任務もらって喜んだりと、ネタ的な関与しかしてないんですけどね。

タカオが人間に紛れて生活していたそうですが、その部屋がまたすごいことに・・・
というか、タカオどうやって生活していたんだろう。生活費とか、その他もろもろ。
方々からツンデレ重巡と呼ばれているタカオは、402に連れられてヤマトの元へ。
なんか、愉快な装備つけられてますが、どうやってるんだろ、アレ。
ヤマトはまたなんてピンポイントな拘束具を作ったんでしょうね。

千早群像の母親が北の管区で保護監視されているという情報が出てきました。
毎回のように新情報がでてきて、全容が掴めませんなー。
まぁ、確かに父親と息子が騒ぎ起こしている以上家族に監視が付くのは当然か。
ハルナたちはこれからどうするんですかねー。
霧と人類の新しいモデルになりそうですが。第二の主人公チーム結成ってところでしょうか。さてはて。

今回個人的にツボなのは、一番最初のマヤ音楽団?
小型のメンタルモデルはあちこちで出てきてましたが、芸が細かいっていうか。
マヤの音楽センスっていうのはどうなってるんだろう。ピアノが変な形してましたけど。
普通に上手いのか、実は独特な音感をしてて、はたから見てるとすごいことになっているのか。

ゾルダンは再戦に燃えるようですが、いつになりますかねー。
ムサシもなんだかんだで服装豊富というか、キャラが全く読めない。
メンタルモデルは結構バリエーションに富んでますよね。
今回登場したズイカクは登場時のコントじみた食事風景とかその後のやり取りとか面白かったんで、その内また出てきてほしいもんです。


蒼き鋼のアルペジオ7

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「群像が出来るといえば出来る 後は彼の艦たるこの私が示してみせる」
「これまでもそうしてきた そして・・・これからもそうする」

2501対タカオ戦。
経験を積んだからタカオが粘れた部分もあるんでしょうなー。
2501のゾルダンがあまり好きになれないというか、わかりやすい敵役なんで、早めに倒してほしいかなーとか思います。

今回、クラインフィールド72%消失って言ってるんですよね。
他の巻だと、稼働率とかエネルギー蓄積率とか言ってるんですけど、果たしてどういうことなのか。
僧が講義していた奴で言うと、一定量まではエネルギー操作して跳ね返したりもできるモノで、限界に達すると突破される。
で、攻撃により負荷が積み重なり、臨界まで達すると崩壊消滅する、物だと思っていたんですが。
消滅するときは一気に消えるのかと思いきや、部位ごとなんですかね、コレ。
よくわからんです。

索敵型の402が引っ掻き回した、と言いますか。
いや、群像たちに利する判断を下した部分もあったりと、臨機応変に動いてて中々楽しめました。
さて、とはいえ、実際にここまで臨機応変に動けるってことは、霧の艦隊の厄介さが上昇しているってことなんですが、これからどうなりますかねー。
402はタカオには2501の位置を教えてるんですよね。沈んでも良かったのか。
しかし、401には教えない。相対させたいんですかね。
霧は何を考えているのか。

つーか、401、あれで元索敵型って嘘だろ。
ヒュウガ、キリシマ、ハルナの第戦艦級、重巡タカオに、軽巡ナガラと、大戦果じゃないですか。
今回の新装備もとんでもないからな・・・
しかし、他のオプション艦もあるようで、この後の戦いがまた楽しみです。


蒼き鋼のアルペジオ6

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「あれは・・・本物の親父なのか?」


主人公たちの拠点、硫黄島に乗り込んできた特殊部隊。
それすらも利用して時間を稼ごうと画策する辺り、主人公が有能過ぎ怖いっていいうか、政治家にでもなれそうですよね。
ただまぁ、父親の事、天羽琴乃の事だったり、主人公らしい葛藤の種はあるんですよね。
有能さゆえに悩み、つぶれないと良いんですけど。 
主人公の思想と同じように、父親が先んじて動いていたり。
さて、あの父親はいったい何を考えているんでしょうかねぇ。
 
まぁ、潜水艦1隻で、艦隊やらなんやらに立ち向かおうとするなら、そうやって頭使わないと可能性がなくなってしまうから当然と言えば当然なのか。
と言うか、ソナー担当の静さん。名前の通りおとなしい人なのかと思えば、なんかとんでもない経験積んでるっぽいんですけど、どういうことなのか。
あとヒュウガ、結構好き勝手やってますね。
ロボット作って暴れさせたり、硫黄島ロボット島としたり。
後者は未来の話ですけどね。

夕日みて踊ってる2501が可愛かった。敵対側も一枚岩ではないというか、ぎくしゃくしてる部分もある、と言うべきなんですかねー。
プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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