気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

西尾維新

掟上今日子の備忘録 1

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「軽い気持ちで私の記憶に手を出したのならば」
「犯人には必ずその報いを受けてもらいます」 

 

ドラマ化もしている西尾さんの小説、「掟上今日子シリーズ」のコミカライズ。

……まぁ本編の小説読めてないし、ドラマは見てもいないんですが。

小説の方は確か1巻買ったけど、積読の山に埋まってる気がしますね。

で、2巻以降は1巻読んでないから、と手を出さない間に4巻あたりまで刊行されているという。

時間が足りんなぁ……

 

閑話休題。

本編は、記憶が一日ごと……正確には睡眠によってリセットされてしまう忘却探偵、掟上今日子とあちこちで事件に巻き込まれ犯人の疑いを賭けられる青年、隠館厄介の物語。

……隠館の方は、まず真っ先に改名の為に行動するべきじゃないかな。多分疑われるの厄介って名前のせいもあると思うよ……苗字「隠し立て」だけどな!

まぁ、冤罪で疑われ続ける人生でも、歪まずに育ったのは誇っていいと思います。

 

今日子さんの特異体質が、物語の肝ではあるようですねぇ。

実際、彼女の事情を知っている相手によって、強制的に記憶リセットされる事件があったりしましたし。

少ない手がかりでも、うまい事犯人見つけるあたりは名探偵といって良い洞察力だとは思います。

コミカライズされているからか、西尾さんっぽさが少し薄れていた印象です。

この作品がもともとそういうテイストなのか判りませんがね……本編も今度読みます。

 



零崎軋識の人間ノック2

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「期待することの何が悪いんだよ…」
「そんなの…普通のことじゃねーか…」


策士・萩原子荻の策略。
裏社会においてさえかかわるなと言われている零崎一族を相手取った罠。
それぞれを不利な環境で、強力な駒とぶつけることで、敗北意識を刷り込ませようという。
……いやはや、中学生が考える策じゃないだろう。
ま、そもそも普通の中学生は切った張ったの裏社会に関わらないか。

鉄仮面のメイドと戦う釘バット。
殺意さき狙撃に追われる鋏。
そして、魔法少女と戦うナイフ。
……タイトルにいるのに、軋識サンの活躍よりも人識のコマのが多かった疑惑。
流石に零崎とそれに関わろうとする連中といいますか。
なかなかぶっ壊れたキャラばかりで、ここまでとがっていると笑えます。

人識と、出夢が出会ってバトルことになったりと、勢いはありますねぇ。
絵は相変わらず荒々しく、見開きを使った演出も多いので、いまだ竹取山での話は終わらないんですが。
好き勝手暴れる出夢とか出てきてますし、これどう転んでもただじゃすまないよなぁ。
というか既に人識が両腕骨折する事態になってます。身内と自爆ですが。
使えなければいいんだから、折るまでしなくても良かったんじゃないかなぁ……ってツッコミは野暮か。


零崎軋識の人間ノック1

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「零崎(わたしたち)が戦い生きていくには」
「ただそれがそれである以上の「何か」が必要なんだよ」
思い込みでもいい 己に嘘をついてでも必要な「何か」――」


冒頭から軋識が快勝しているとか、実はお前偽物だろう← 
原作者解説でも触れられてましたけどね。哀れ。
振り抜いたシーンとかは漫画にすると見開き活用出来て結構映えますね。

玉藻の登場シーンで、彼女の自由気ままさというか、適当さというか緩さが出ていたのはいい感じです。
零崎にしてはあちこち絵がかわいいかな、って部分もありますが。
まぁ、殺人一族の話をリアルな絵柄で書く方がアレか。
割といい感じ。
戯言シリーズとか人間シリーズとか読み返したくなりますね。

この作品、真紅とかみたいな「人類の範疇外」が多すぎるのでいちいちツッコむのもバカらしいんですが。
……ライフルによる狙撃をはじいていなすとか、どんな身体能力してやがるあの二人。
人識が、パフェを楽しんでいる場面とか、一瞬普通に見えてしまう場面もありますが。
策士に文句つける場面とかはどうしようもなく零崎だよなぁ、という感じで。
あのぶっ壊れた感じとか嫌いじゃないですよ。お近づきにはなりたくないけど。


めだかボックス 小説版 下 朳理知戯のおしとやかな面従または椋枝閾の杯盤狼藉マニフェスト

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「許せませんか。そりゃあ大変だ」
不知火は相変わらず、にやにや笑っている。
「許せないものがあると、人間、生きるのが辛いですよね」


上巻に比べると、個性薄い二人だった気がします。
現生徒会顧問の椋枝と、誰にでも従う杁。
この二人は、黒神めだかの生徒会長になるのを阻止しようと動き出して。

職員室内でも色々と確執があるというか派閥があるみたいで。
……別に、この二人悪人ってわけではないんですよね。
めだかちゃんの正義と対立してしまったというだけで。
『変化』を素晴らしいものだと思い、それを相手にも求めるめだか。
現状維持を美徳と感じる椋枝とは立ち位置が違った、というだけの話で。

不知火がしれっと登場して、椋枝先生にアドバイスしていたのが今回の見どころなんじゃないだろうか。
なんだかんだで友人大事にしてますよね、彼女。
黒神めだかは止められない。だったら止めなきゃいいじゃない、っていうのは何とも言えない解決法ですけど。
目安箱の設置がここから始まった、というオチなのはよかったんじゃないですか。


めだかボックス 小説版 上 久々原滅私の腑抜けた君臨または啝ノ浦さなぎの足蹴による投票

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「ひと言でいえば、久々原先生。あなたは『天才』という存在に、幻想を抱きすぎですね」


本邦初公開の箱庭学園の教師たち。
揃いも揃って曲者というか、こうでもなけりゃあのキワモノぞろいの生徒の相手なんてできないか。
「久々原滅私の腑抜けた君臨」と「啝ノ浦さなぎの足蹴による投票」の二話収録。

無気力な、一年十三組担任、久々原。
つまりは、黒神めだかの担任っていうわけで。
十三組の生徒は登校義務がないから、楽な仕事かと思っていたら、めだかちゃんみたいな化け物の相手をすることになって対処に困っている凡人の話。

このエピソードで何が困るって真黒が、まっとうな兄に見えてしまうところですよ。
分析のスペシャリストとして真っ当にアドバイスしているように見えるところ。
この実究極のシスコンで、うっかり地雷踏み込んでたら久々原先生もただでは済まなかったように思います。
シスコンな面を見なかったからこそ、アドバイスに勇気づけられてしまったわけですが。
めだかちゃんの奇行に一番振り回されたのはあるいはこの人なのだろうか。

そしてもう一人。二年十三組の担任、啝ノ浦さなぎ。
雲仙風紀委員長の担任っていう事で、それはそれ大変そうですけど。
ただ、この先生、安心院さんの端末、悪平等の一人だそうで。
その割にはあまり迫力なかったというか、パッとしなかった感じですね。

「宝くじで三億円当てた人間と、自分の才覚で三億円稼いだ人間との違いって何だと思う?」
(略)
「違いはありませんね」
(略)
「だって、宝くじだって、頑張ればあたるでしょう?」


この話で覚えているのはこのあたりの問答。
他の作家さんの作品でも同じような文言見たことありますが。
要するに「買い占めればあたる」っていう何とも言えない必勝法なわけで。
壮絶な赤字になるけど、一等を取るという目標ははたせる。
黒神めだからしい「頑張り方」の解釈な気がしますが。
もうこの人自身じゃくて、後の保険委員長になる赤さんとの会話の方が面白かった気が。


暦物語

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それも人生。
それこそ人生。
否定していいものではない――少なくとも、簡単に否定していいものではない。


うたい文句は『100%突然書かれた小説です』。
作者が、「作中でだいぶ時間過ぎているし、ちょっと確認してみようか」と本当に突然書いたため、ファイナルシーズンの間に入り込んできた作品。
もう一年前の話で、その後に出た終物語が上中下の三部構成になったりと、西尾さんは本当に自由ですよね・・・と言うほかない。

阿良々木暦が怪異と出会ってから過ごしてきた12か月の物語。
色んなキャラクターたちと「道」について考察する文章が入って、物語。
当たり前にあるものにありがたみは感じられないと断じる羽川。
神原は、常に走っているから「コース」のようなものと感じ、けれど「道には、逃げ道だってある」とドロップアウトについて語っていたり。
まぁ、それぞれの個性が出ていて中々面白い問答だとは思いましたが。

こよみストーン。
4月。羽川と学校で発見したあやしげな祠(?)について考察する話。
こよみフラワー。
5月。戦場ヶ原が見かけた、「屋上に置かれた花」の謎についての話。
こよみサンド。
6月。八九寺が見た、砂場に浮かぶ鬼の顔について調べる話。
こよみウォーター。
7月。神原の魔窟となった部屋を掃除し、昔、神原の父親が見たという不思議について聞く話。
こよみウインド。
8月。自宅を訪れた撫子と、詐欺師の手法についてを論じる話。
こよみツリー。
9月。妹、火燐の通う道場で見つかった「今まで誰も気がつかなかった木」の問題を解決する話。
こよみティー。
10月。妹、月火が解決した「八人目の部員」騒動のオチを考え騙されてもらう話。
こよみマウンテン。
11月。忍野扇と北白蛇神社を訪れ、会話したり、道なき道の先に神社がある理由を考える話。
こよみトーラス。
12月。忍と室内で平和的にドーナツを隠して遊ぶ話。何やってんだお前ら。
こよみシード。
1月。余接と探し物をする話。探し物をすることで、探させないようにするっていうのは逆説っていうか皮肉というか。
こよみナッシング。
2月。余弦と戦い特訓したり、余接との関係を聞こうとしたりする話。最後には余弦が失踪するわけですが・・・この辺から日常かと思いきやシリアスに移ってくるんですよね。
こよみデッド。
3月。臥煙と出会い、攻撃される話。容赦ないよ、あの人。さて、容赦ない人はいったい何をしたかったのか。何を引き起こしたのか。ずいぶんと気になる終わり方してますが。
終物語もそのうち読もうかなー。入手するところから始めないといけないんですけども。


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