気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

誰が為にケモノは生きたいといった

誰が為にケモノは生きたいといった3

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「死ぬな。生きろ。お前達の命は――いや、誰の命であろうとも、一時の満足の為に、簡単に投げ捨てていい程に、安くも軽くもない」

 

指輪の示す方向へ向かうイオリ達。

目的の場所に近づいたかと思いきや、またそこでも騒動が起きて。

近隣の棄界人から『聖なる島』と呼ばれる場所が示されたものの――そこは既に他の罪人たちに占拠されていて。

 

その際に生じた争いで、現世人に憎しみを持つ少女カチヤとの出会い。

なぜか生じた、カチヤとタビタの決闘。

何とか協力体制を整え、島に乗り込み罪人たちと対決する事に。

あちこち展開を巻いている感じがあったので、薄々感じてはいましたが、3巻で完結だそうで。

 

本来ならもっと広げる構想もあったそうで、それはそれで興味はあったのですが、残念。

良い所で終わって続きがない、という事が無いように畳むときは畳めるように考えているというのは、多作の作家さんならでは、かなぁ。

次回作に期待。



誰が為にケモノは生きたいといった2

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「穢れようが汚れようが生きてくれよ。胸を張って生きてくれ。出来る事なら幸せになってくれ。本当――償いたいってんなら、そうする事で真っ当に生きてくれ」

 

新たな街を訪れたイオリ達。

そこで彼らは、王族探しの密命を受けた罪人と遭遇して。

棄界に来るときの事故により、この世界にやって来たタイミングにもズレが生じているという事が明らかに。

それを考えるとイオリとユーフェミアが、ほぼ同じ時期・場所に落ちたのは中々に奇蹟的なタイミングの一致だったのでは。

 

王族の末裔、タビタを確保したことは伏せて情報交換などしていましたが……

何人かの罪人で協力体制を作り、独りが拠点を確保し、他が周囲を捜索していたとか。

イオリ達も一緒に捜索をしないかと持ち掛けられていましたが、イオリはそれを拒否。

まぁ、既にタビタを確保している手前、他に出し抜かれないように警戒は必要ですしね。

相手側が、イオリの罪『上官殺し』の真相を知っていた、というのも距離を取りたかった理由でしょうけど。

 

ユーフェミアも、イオリの罪の真実を知っていまいかなり動揺していましたが……

いやはや、中々に救いがないと言いますか。

そりゃあイオリもユーフェミアには明かせないよな、という真相で。

余りの事にユーフェミアは生きるのを諦めかけて、イオリに発破かけられたりしてました。

とりあえずこの二人の問題はなんとか落としどころが見つかったのか、って感じですが……

罪人の中に、王族の末裔と知りながらタビタを始末しようとする奴が居たり、黒幕が居るような言葉を吐いたりと、まだまだ謎が多いですねぇ。

ケネス医師のような闇医者が必要とされていた、という移転をとっても、現世は中々にきな臭い感じがしますけど、この後はどうなりますかねぇ。




誰が為にケモノは生きたいといった

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「それじゃあ、あいつを、あいつが望んだ場所に連れて行った事にならない。俺は嘘をつくのもつかれるのも、もう懲り懲りでな」

 

罪人の流刑場所として使われている『棄界(ゲヘナ)』。

現世とは異なる法と理の支配する異界。魔術によって罪人を送り込む、というあたり徹底しているというか、よくもまぁそんな術式を開発したもんだな……

ゲヘナ側からすると、現世は『天界』と呼ばれていて、そこからやってきた人間は天使と呼ばれたりしていましたが。

罪を犯して送られてくるという前提を踏まえると、何とも皮肉な呼び方です。堕天使も良い所だ。

 

上官殺しの罪を犯したイオリ・ウィンウッドもゲヘナに送られた一人。

最も、そこに至るまでには仲間を失い「生き残れ」と背を押されて、生きのびたという過去があるらしく。

……彼自身の性格も良好ですし、誰かに嵌められたんじゃないかなぁ、という雰囲気がひしひしと感じられます。

 

現世側で起きたあるトラブルの解決の為にゲヘナで動けば、無罪放免なんて裏取引も持ち掛けられてるぐらいですしねぇ。

果たして、罪人の中で適性があったからイオリを選んだのか。適性があるかを見極める為に嵌められたのでは、とか考えてしまうなぁ。

ゲヘナ送りにするための魔術に干渉されて、予定外の場所に到着したり、情報がゲヘナ側に漏れていたりと、裏で動いている思惑は一つではないようですし。

もう少し情報明らかになるかと思いましたが、シリーズ開始巻という位置づけらしく、あちこち気になる点が多いですねぇ。続きを早くお願いします。




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