気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

長田信織

ガンズ・アンド・マジックー黒き鎧と幼き女王ー

ico_grade6_3

「我らは、女王陛下が羨むようなことを、できていますか」

(略)

「ええ、もちろんです」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。           

キャンペーン追加タイトルで、対象期間は7月末日まで。

 

突如出現する魔獣によって荒廃した世界。

レンは、魔獣に対抗するための改造を受けた、特殊な装備を纏う装甲兵アーガスとして奮闘していた。

ある作戦に従事していた所、異世界としか思えない場所に飛ばされて。

そこでは、魔獣から民を逃がすために殿に残った女王イーリスと近衛騎士のアリシアが居て。

 

周囲の状況は分からないが、魔獣は殲滅するものだ、とレンは行動して……かなりあっさり撃退してました。アーガス強い。

それぞれの事情を知るために、同行して交流してましたが。

レンとイーリスが出会ったのは、お互いに幸運でしたよね……レンが現れなければ、あそこでイーリスは死んでいたでしょうし。

そうなったら、レンは一人で常識が違う世界を放浪する羽目になったでしょうし。

 

アーガスの外見がこの世界では浮いている上に、さらに魔獣の群れに類似の人影を見たなんて証言もあったりして、イーリスがいなければトラブルは増えていた事でしょう。

……まぁ、亡国の女王なんて他国でも扱いに困る相手で、イーリスの保証も絶対ではないですが。

逃げ込んだ先で、怪しんだ王族によって罠にかけらてましたけど、平然としてるレンには正直笑った。罠にかけた相手が悪かったね、王子様。

 

自分とは異なるアーガスがこの世界に来ている可能性が浮上して……レンはそれを確かめる為に行動を始めて。

その結果、同型どころか次世代型とタイマン張る羽目になったりして。自分の積み重ねたものを信じて戦い抜いたレンが格好良かった。

あとイーリスも女王の風格があって、ただ守られるばかりではなく戦場に赴く覚悟を示すあり方が光ってて良い。

数字で救う!弱小国家5 勝利する者を描け。ただし敵は自軍より精鋭と大軍であるものとする。

ico_grade6_4h
「奴は僕らを襲わずしてすでに攻撃してる。未来のファヴェールをね」


北の小国ファヴェールが属する『同盟』と、帝国やピエルフシュが属する『誓連会』。
2者間での大戦争が開幕しようとする段階にあっても、各国の思惑は蠢いていて。
同盟の連合軍が帝国を攻める一方、ファヴェールはピエルフシュを相手取る2正面作戦が結構されることになったのが4巻。
ファヴェールが戦果を挙げたのに対し、同盟は敗北して。戦争の長期化が避けられない情勢に。

そんな状況だって言うのに序章ではまたナオキとトゥーナがおっぱい論議していて、相変わらずだなこの二人……とちょっと笑ってしまった。
けれど、結局はそんな平穏な時間こそが一番尊いんですよね……
戦争をする以上、犠牲は避けられない。
単純な事実を容赦なく突き付けてくるエピソードでもありました。

同盟内の関係もあって、ファヴェールは帝国側の戦線にも戦力を割かないわけにもいかず。
初戦で帝国を勝利させた立役者、ナオキの戦法を流用した指揮官が登場したり。
共和国側も、次代の英雄を投入して状況を動かしに来たり。
中々油断できない状況ではありましたけれど。
相手の思惑を読んで上手くあしらったりしていて、ナオキ達の成長著しいなと感じました。

ソアラは北方の雌獅子と称され、ナオキは魔術師の名を確かなものとした。
……ソアラは今回も要所で哀れまれて「かわいそがらないでください」って言ってましたけど。
味方からも悪だくみしてると言われるような、ナオキの在り方が見ていて楽しいです。
ファヴェールの若い世代も育ってきて、ますます今後が楽しみになる下地が整ってきている。
だからこそ、喪失が痛いんですよね。的確に心を刺しに来ている。
手紙を読む場面も中々きましたけど、やっぱり一枚だけ遺していった彼の事を想わずには居られない。
あぁ、格好良かった。心の底から震えるくらいに。


数字で救う! 弱小国家4 平和でいられる確率を求めよ。ただし大戦争は必須であるものとする。

ico_grade6_3h

「えっとだな、僕は“ひょっとして”って思ってる。勘違いじゃないといいんだけど」

「奇遇ですね。わたしもです、ナオキさん。最愛の人に隠しごとをされてたのかもって、思ってます」

                                                                                          

主人公とヒロインが結婚して、5年後の物語。

ヒロインと愛人の間にそれぞれ1人子どもが出来てるとか、かなり思い切った方向に舵を切ったなぁという感じ。

でも、面白かったです。今のところシリーズで一番な巻ですね。

 

5年の間にファヴェールはおおむね平和だったけれど、周囲の火が消えたわけではなくて。他国との同盟を組んで、他の諸国連合に対抗している状況で。新しい、大規模な戦争が起きようとしている、一歩手前。

同盟も一枚岩ではないので、無理難題を吹っ掛けられない程度に要求を拒み、同盟を追われない程度の貢献を計ろうしたりしてましたが……

最終的に、同盟他国が予想していなかった新しい戦争を起こすことに。

 

しかし、ナオキがますます宰相らしくなってきた、といいますか。

露呈すれば糾弾されるだろう汚い手も使えるようになったようですし。政治家らしい一面が強化されてましたね。

前線に出て演説をぶったときなんかも威厳というか、迫力がありましたし。

 

ライアス公やケズテルド伯との関係も良好。なんか悪友って感じになってましたけどね。楽しそうで何より。

一方で、ソアラは……「かわいそがらないでください」って言われても、ちょっと……子どもの前で「友達がいない」宣言は流石に……

交渉の場では女王らしく振る舞ってましたが。ちょっと涙が。

ファヴェールは今回予定通り勝利しましたが。一方で予想外の展開も起こっていて、周辺が落ち着くのはまだまだ先の事となりそうですねぇ。



数字で救う! 弱小国家3 幸せになれる確率を求めよ。ただしあなたの過去は変わらないものとする。

ico_grade6_3h

「今回は違うね。平気だね」

「そうですかィ? 俺ァ賭けてもいい。もっと兵隊が必要になる、に大銀貨1枚」

「いいぞ、乗った」

 

12巻よりなんか読みやすく感じましたね。

帝国の戦いから少し時間が経ち……ファヴェール宰相ナオキは苦境にあった。

ナオキに領地を与え、貴族階級に迎え入れるという案をソアラが提示。

しかしナオキはそれを拒否。胡乱な宰相に地位を与えることに反対意見があったのは確かなようですが、そもそも抗おうとはしなかったとかで。

ソアラからはちょっとしたいやがらせを仕掛けられるし、ライアス公にもツッコミをもらう事に。

 

異世界人であること以外にも、彼にはしり込みする事情があって。

彼の過去。特に、数学を語らう仲であった祖父の最期と残された数式。それを読み解くことができなかったナオキが得た呪い。

悩み続けた彼は、答えを求め続けていた。

そんな折に、ある地方から届いた書面から数学の天才の気配を感じ取り、急行。

 

大きな騒動にはならないだろうと少数の手勢と共に行ってみたら、見事に厄介事にぶち当たるから凄い運だな……

実際ナオキが足を運んでなかったら、トゥーナという才能ある少女が喪われていたわけですし。幼いながらも、頭脳明晰な彼女の言葉を無視することは出来なかった。

どうにか丸く収まるか、と思ったところで騒動が大きくなって。かなり追い込まれてました。

あと一歩のところまで追い込まれてましたからね。天秤はともすればナオキの死へと傾いたかもしれない。

そこを乗り越えたナオキが、最後しっかりとソアラと向き合ってくれてちょっと感動した。



数字で救う! 弱小国家2 電卓で友だちを作る方法を求めよ。ただし最強の騎兵隊が迫っているものとする。

ico_grade6_3

「理想的な世界だということは、認めてくれるのですね」

 

国難をなんとか乗り切ったものの、問題は山積み。

素性のしれぬまま宰相となったナオキに対する反発もありますしねぇ。

いや実際、彼のいう事は数学的に間違いのない正論なんですよ。

ただ、一方的に正論を押し付けて黙らせてるだけで、その内不満が爆発しそうな心配が湧いてくるだけで。

 

実際、自分数学苦手なんで、彼の理論聴いてもふんわりとしか判りませんしね……自分で説明しろと言われたら無理と答える。

でも、現場に彼らを理解しようと行動する人がいてくれたのは、何よりでした。

紆余曲折はあっても最終的には味方得られてましたしね。首の皮一枚つながったと言う所かなぁ。他人事ながらほっとした。

 

西部戦線へ向かったソアラとナオキ。

そこにはソアラが苦手にする、前王に頼りにされていた従兄殿が居て。

彼は彼なりに王を立てようとしていたようですが……ソアラと向いている方向が違うもので、意思疎通に失敗し続けている状況。

まぁ、数学的思考でソアラと意思疎通できるナオキが特殊なんですが。一度徹底的にソアラに拒まれて、それで退かずに残ってくれた彼を尊敬します。

 



数字で救う! 弱小国家 電卓で戦争する方法を求めよ。ただし敵は剣と火薬で武装しているものとする。

ico_grade6_3
「――数学は、時を超える」

 

スニーカー文庫から刊行された『理系な彼女の誘惑がポンコツかわいい』を読んで気になったので購入。

数学好きで、院に進んで論文まで書いていたナオキ。彼はある時、気がついたら異世界に迷い込んでいて。

彼が、小国の王女ソアラと出会い、『数学』によって国家の危機を乗り切ろうと奮闘する話。

 

まだまだ若いから仕方ないともいえますが。

ナオキもソアラも、研究者寄りの思考が強いですねー。

正論でぶん殴ってくる感じ。計算でその数字が出てくるのは、説明されればなんとなくはわかる。数学的には正しいんだろう。

でも、それで全てを飲み込める人ばかりでは、ないんだ。

 

数学的思考によって、問題を乗り切ったり…

人の心理という数学で測り切れない部分で足元を掬われたり。

中々の綱渡りを披露してくれていますが。

それでも諦めずに計算して、道を見つけて進んでいく二人の事を、見守りたいですねぇ。

もうちょっと清濁併せ呑めるといいんですが。さてはて。



理系な彼女の誘惑がポンコツかわいい

ico_grade6_4

「由槻は1万人にひとりの理屈屋だ。だからこそ――人間らしくて美しいよ」

 

学院の特権、その推薦を受けられるのは1人だけ。

どちらが相応しいかを決める為に、あるゲームをすることに。

才能がない分野で、どちらがより努力をすることができるか。

その成果によって、勝ち負けをはっきりさせよう、と。

 

うん、途中まではわかるような気がしたけど、それがなんで『告らせたほうが勝ち』になるの? 

楓音のツッコミのほとんどに同意出来るぞ……

漫画の『理系が恋に落ちたので証明してみた。』に近いものを感じますね。

 

理系特化の少女、由槻は本当に尖っていて専門分野に関しては弁も立つようですけど…人混み苦手で、環境変化に弱い、箱入りのお嬢様で。

研究者になれば大成しそうというか、研究者にでもなるしかないんじゃないかな…

審判役として巻き込んだ女子と協力して、「お弁当作ってみた」ってイベントを演出すれば数式を書くし。

 

恋愛小説のタイトルに、非論理的だと計算を始めるし。タイトル通りポンコツな部分もありますが。彼女と『告白ゲーム』をやってる梓も相当アレですよね。

努力して首席を取った秀才で、知識も豊富。由槻の飛躍した発言とかも解釈できるし、割と融通が利くタイプ。ただまぁ、友人は少ないみたいですが。

彼は彼でポンコツというか。なんでこの2人まだ付き合ってないんですかね? 

審判役の楓音がイチャついてる2人に巻き込まれてちょっとかわいそうに……いや、彼女は彼女で楽しんでるからいいか……

思っていた以上に甘めで、楽しい作品でした。


プロフィール

ちゃか

 新刊・既刊問わず、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。コメント歓迎。ただし、悪質と判断したものは削除する場合があります。当サイトはリンクフリーです。ご連絡等はコメントかメッセージよりお願いします。

メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ