気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

電撃コミックスNEXT

魔法使いの印刷所

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「あなたにしかできない魔法なんです」

「あなたの魔法見せてください」

 

コミケからの帰り道、魔法が盛んな異世界に迷い込んだミカ。

作中で転生って書いてる部分ありましたが……転生だと生まれ変わっちゃうからな……

元の世界に変えるため、異世界への異動魔法を探そうとして……魔導書の即売会「マジックマーケット」を実施する事に。

 

自分の足で探し回るのではなくて、向こうから盛ってくる仕組みを作る、って言うのはなるほど合理的です。

異世界来てから半年で実施にこぎつけているあたり、実はミカかなり優秀なのでは?

魔術師の集まる派閥、スガク、とケーダン、スエイ、カドカ……どこかで聞いた覚えしかない雰囲気が……

情欲の精を召喚する術師アネナルモとか、ザイラップの減量魔法とか。小ネタが結構仕込まれてて笑えます。

 

イベントの開幕ダッシュ、徹夜組対策……

ファンタジー要素とコミケが融合してかなりカオスですが。

新刊かえなかった勢がキレた時、それも魔術師なものだからゴーレム召喚して暴れそうになって、騎士が鎮圧に行って……あちこちで笑える良作でした。


ソードアート・オンライン ガールズ・オプス3

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「……私はねルクス 自分本位で生きることがわるいこととは思わないよ」

(略)

「『あれをしなさい』『これはダメ』『この人に気に入られなきゃ』」

「そんな他人が決めた約束事に縛られたまま何もできなくなるより全然いい」

 

ルクスの過去が迫ってきて。

あのゲームから帰還して、再度ログインしているようなキャラはそう多くないってのどこかで見たような気がしますが。

キリトたち含め、それでも変わらず参加しているメンバーはいて。

必然的に『生還者』同士で会う可能性もあるわけです。

それが良縁であれ……因縁であれ、縁があれば導かれることもある。

 

まぁ、何となく察してはいましたが。

ルクスは元ラフコフのメンバーだそうです。

最もオレンジという訳ではなく。街中に入れない主要メンバーに情報を流す「諜報員」として所属する羽目になっていた、みたいで。

所属するに至る流れも、彼女の自身が望んだわけではなく。危ない所を助けられたのがラフコフのメンバーで「ここで死ぬか、仲間になるか」の二択を迫られた結果だとか。

それは責められるようなものでもないと思いますけれどね。

 

同じようにラフコフに吸収されたギルドもあって。そこの一人とルクスは仲良くなったようなんですが。

あの討伐作戦が実行されたときに、行き違いがあって……そのまま離れていってしまった。

重い。自分が情報を渡したことで、ラフコフが行動すると思えば、さらに重さは増していた事でしょうし。

シリカがしっかりと正面から彼女に言葉をぶつけてくれたのは良かったなぁ。

今、仲間なんだから。重荷は分かち合おう。支え合おう、というのが。

過去に縛られすぎても、よくないですし。この調子で決着となればいいですが。

 


 

 

天鏡のアルデラミン ねじ巻き精霊戦記 Ⅲ

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「ようこそ! 科学の世界へ!」

 

電撃文庫のコミカライズ。

丁寧にコミカライズされている印象ですね。まだ微妙に原作1巻終わってませんし。

ここで話が切れるっていう事は、少なくとも原作2巻まではコミック化されるんでしょう。アニメ化も決定していますし、できればそのまま続いていってほしいところ。

 

今回は丸々、模擬戦について描かれています。

1話目で小隊を預かり、準備して本番という流れ。

トルウェイの兄貴たちに目をつけられたイクタたち騎士団は、現役士官+ヤトリという厄介な相手との演習をすることにさせられて。

……レミオンの兄貴たちは陰険な手を打ってくるなぁ。ヤトリだけ敢えて引き抜いているあたり特に。

 

イクタは過去の経験と、これまでの行いもあって、最初は隊に受け入れられませんが。

演習を上手い事利用して、とりあえず仕事を得ていました。

怠けきれないあたり、彼の性根の真面目さがうかがえるというか。

最もそれも彼流にいうなれば、正しく怠ける為に働くべき時には働く、といった感じですかね。

それにしても騎士団がそろっているこの時が、如何に貴重な時間だったか。最新刊は積読の山に埋もれたので早く読みたい。

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (3) (電撃コミックスNEXT)
川上泰樹
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-10-09


Ib インスタントバレット 5 ハッピーエンドなんか、いらない

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「世界は美しいのかもしれない」

「少なくとも 報われてほしい人がいて守りたい人たちができた」

「幸せの輪郭に触れた気がした」

 

完結巻。

……とは言っても、かなり駆け足でまとめこんだ、という感じで。

カバー裏のあとがきで作者も不完全燃焼だと認めていて、どうにか違う形でまとめられないかを模索し続ける、との事です。

 

カラフルが何を想って『英雄のib』を探し求めていたのか。

魔女さんが便利キャラ過ぎてもう……確定した未来だから使いどころが難しいといっていましたが、割とうまく使っていた気がします。

一気に畳み込んだ感じなので、キャラごとの見せ場が上手く光らなかったというか。

クロが瀬良のところに行く場面。カラフルが足止めにやってきて、それを諸木たちが食い止めて「ここは任せて先に行け!」と道を作ってくれて。

展開としては王道なんですが、もうちょっとカラフル陣営の話とかを描けていたら、もっと盛り上がったのになぁ。

 

総括していうなれば、惜しいの一言に尽きますね。

不器用な少年少女の生き様、優しくない世界で、それでも生きていく彼らの話が好きだったので。

もし本当にリメイクしてどこかから出るとなったらそちらにも間違いなく手を出すくらいには、好きな作品でした。

 

ソードアート・オンライン ファントム・バレット2

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「でも名前を騙った偽物か もしくは本物なら」
「――――いつか殺す」

GGOの狙撃手、シノンのリアル。
銃に対するトラウマがある少女。
彼女は、それを克服するために、あえて銃撃飛び交うゲームをやっていて。
一方その裏側では、死銃なるゲームを悪用する犯罪者の思惑も動い目いている。

ファントム・バレット編のコミカライズ2巻。
原作のイラストのイメージを損なわずに、うまくコミカライズされていると思います。
予測線のあたりはアニメが頑張っていたのもあって、想像しやすかった。

シノンとキリトが出会い、交流して、BoBの予選が終わるところまで。
キリトが弾丸切り捨てる場面は、何度見てもジョークだろって感じですが。
銃撃戦のゲームで剣士が無双してたらそりゃ誰しも驚くわ……という。
キリトは相変わらず無茶苦茶ですね。
ただ、彼もデスゲームと化したSAO生還者という傷を持っているわけで。
銃にトラウマを持っているシノンのように、キリトもちょっとかなり心が沈む一撃をもらってましたが。
……その状態でも勝ち残ってしまうあたりはさすがとしか言いようがない。
次も楽しみにしてます。


鷲尾須美は勇者である1

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これは3人の勇者の物語 神に選ばれた少女たちのおとぎ話

いつだって神に見初められるのは無垢なる少女である

そして多くの場合 その結末は――

 

昨年秋アニメの「結城友奈は勇者である」の過去編。

そのコミカライズです。

アニメは取っていたはいいものの、忙しさに追われてさっぱり見れてなかったんですが。

この間ようやく時間がとれたので視聴終了。

いやぁ、魔法少女ものとかは設定として王道ですよね。

どこぞの「僕と契約して~」とかに始まって死ぬ可能性がある残酷方面の話とかもちらほらあります。

 

それを想えば、アニメの方の精霊設定は、パッと見優しいようでいて、まぁ、下手に死んで終わるより残酷かもしれない。

鷲尾須美の小説版も読みましたが、このコミカライズは結構いい雰囲気でまとまっているように思いました。

キャラクターデザインしたBUNBUNさんの特徴的な絵の雰囲気が壊れてないように思えますし、それ抜きにしても結構好みの絵柄。

 

神樹さまの力を得て戦う勇者。

小学生とは思えないほど落ち着いていますが。

まぁ、時代とか家柄とかいろいろ影響してはいるんでしょうねー。

日々が楽しそうなだけに小説版読んで結末知っているとちょっと思うところがありますな……

鷲尾須美は勇者である (1) (電撃コミックスNEXT)
moo*
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2014-12-19
 

ib ―インスタントバレット― 4 怖がりだよと、一度でも言えたなら

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「言ったろ……自分で口にしろって 僕はそれを受け入れるだけだ」


魔女は失われ、クロはまた荒れていました。
諸木の能力による世界の果て。そこに人を集めたのは彼女だったのに。
彼女が真っ先に消えてしまうんだから、理不尽だよなぁ。
でも、時間のibであった彼女が残したものがあって。
誰もが失って、痛みを覚えている中で、魔女の遺産を受け取った三人が、もう一人を加えてまた歩き出す。
中々いい感じですねぇ。

やっぱり、魔女さんは嫌いになれません。
救われない未来を知っていて、そのために力を尽くして、報われなくても努力して。
彼女が最後に言った通り、それでも救いがあったのではないかと思えるから。思いたいから。
第2章「過去と未来に初恋を」の幕が下り、第3章「小さな世界に弾丸は降り注ぐ」が開始。

十色といろはの話。
クロが見ていた幻と、本当の彼女たちのエピソード。
カラフルの彼らがまた接触してきて引っ掻き回したりもありましたが。
最終的にクロが望むとおりの結末を引き寄せたのは良かったんじゃないですかねぇ。


ソードアート・オンライン ガールズ・オプス2

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「勝負はそちらの勝ち」
(略)
「あなたたち仲間の絆ってのを見せてもらったわン」

「MORE DEBAN」村の住人達のエピソード。
タイトルにある通り、キリトとかの男キャラがほとんど出てこない、女の子たちの物語です。
今回は、以前ルクスと共に主鳴ったクエストで損傷した装備を修理するためにリズベットたちが、水着で売り子をする話。
……間違ってない。

SAOでも有名だった、裁縫スキル完全習得のデザイナーに話を通して、直々に直してもらうことに。
まぁ、予定や予算の兼ね合いもあって、あるクエスト……というかイベントに参加する流れになり、それが水着での売り子だったわけですが。

アスナたち以外にもSAO生還者でゲームに残っている人がいるって言うのは、なんかいいですねぇ。どこかで少数派であると触れられていた気がしますが。
ワイワイ楽しそうで、何よりです。
キリトが出てくるとどうしても物騒な方向に話進みますからね……

まぁ、ここでも最後怪しい種がまかれてましたけど。
度が過ぎるPK集団がALOの中で暴れまわっているようで。
いったいあいつらは何コフィンなんだ……(棒)。
ルクスも何やら隠している過去があるみたいですし、さて、心の闇に引きずり込まれなければいいんですけどねぇ。


ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン2

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「だから その考え方が非科学的だって言うんだッ!!」

敵国に流れ着いてしまったイクタたち。
どうにかして帝国へ帰ろうと策を練り、行動に移します。
国境警備の少尉とか、ここで退場するには惜しい名将ハザーフ中将とか。
絵が付くとまたいい味出してますなー。
ネジフ少尉がイクタと話している時の、頭抱えている様子とか、中々。

原作を読み進めて、イクタの過去を知ると、この時、らしくなかろうとも、中将に食って掛からずにはいられなかったのかな、と。
皇帝陛下も描かれていましたが、なるほど、迫力がない。
イクタの評価である巨大な枯れ木というのがよくわかる。

馬車で、シャミーユが得意げにイクタの過去を暴露していく場面とかもよく描かれてました。
良い気になって話す王女と、いらだつイクタ。
帰還したと思ったら速攻で、学院にぶち込まれるところまで行っていました。
学院でイクタへのちょっかい出されている場面とかが少しあっさりしていたかなぁ、という感じ。
オマケがちょっと乗っていたり、作品の雰囲気壊さないコミカライズ。

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (2) (電撃コミックスNEXT)
川上泰樹
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-03-07

ib インスタントバレット 3

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「ああ」
「変わりたい」
「そう思うだけで変われたのなら どれだけ幸せだっただろう」


クロと、藤波と諸木と魔女。
四人で行動している、世界の端っこ同盟。
彼らは歪んでいるけど、世界を滅ぼそうとすらしていたけれど。
インスタントバレットなんて言う変な能力を得て、ちょっとずれてしまっただけの普通の学生なんですよね。

まぁ、この歪んでいるっていう部分がポイントですけど。
その点今回から登場してきた、カラフルなる組織の人たちはちょっと真っ当に見えすぎて残念。
爆弾使いの彼女とか、クロたちみたいに危うさを感じない。
マリアドラッグ事件の真田は、クロ達をこう評してました。

「おまえと木陰は似てるからな」
(中略)
「強がりで 矛盾してて 優しくなくて 甘い」

強力な力を持っているけれど、それを持て余している感じといいますか。
矛盾しているんですよね。前回藤波が世界を滅ぼそうとした手段のように。
もっと直接的にできたはずなのに。迂遠な手を取って。どうしようもなく歪な甘さ。

藤波の騒動を経てクロがやっと一歩踏み込めたと思ったら、魔女が今度離れていくんですよね。
彼女の能力が故に。未来視で、絶望を見てしまっていたから。
けれど、彼女が見たのは絶望に至った結末だけ。その過程は知らないのだ、と。
躊躇いながらも、クロに対して想いを打ち明ける姿は、魔女として行動していた時なんて想像できないほど、初心で、かわいらしくて。それだけに結末が、悲しい。

いろはが何か出てきて引っ掻き回すのかと思ったら、今回結局魔女のエピソードだけで終わってしまったのは少し残念。


プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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