気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

電撃文庫

魔法科高校の劣等生 司波達也暗殺計画

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「次は、消す」

 

公式WEBで連載中作品の書籍化だとか。

WEBの方は未読。

タイトル見た時から「達也暗殺計画? 失敗するからやめとけよ……」とは思っていましたが。

達也を相手にするには、なにもかも足りなかったな、としか。

 

暗殺者の少女が、仕事の場面を達也に目撃されて始末しようとするというエピソードでしたが。

まぁ、当然四葉の知るところになって。文弥の教材にちょうどいいか、と黒羽に仕事が振られていました。

対処に奔走している文弥と殺し屋少女のやり取りがメインなのかなぁ。

 

本編前という事もあって、まだ文弥に至らない所があるのは、彼らしいかと思いました。

アンタッチャブルと呼ばれる四葉の人間の割に、達也に憧れていて自宅に押し掛けないように自省しているとか。ミーハーというか、何というか人間味が強い。

顧みるに、この段階で変わりなく完成されている達也の容赦なさよ……出自故仕方ないですが。



GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン11(中)

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「――未熟だった。父の後を追うだけで、抜かしてもいない。その恥をもって、武蔵勢、貴殿達に問いたい」

言う。

「失うしかないと、そう思っている私を、救ってくれるだろうか」

 

1巻で提示されてから、ここまで長い旅でした。

ヴェストファーレン会議が幕を上げる事になりましたが……

まさかその会場に全裸が3人もいるとは思いませんでしたね……

ネタ要素が盛り盛りながら、格好いいいシーンが各所に見られて、このバランスが流石。

妖精女王がノーヒントで無茶ぶりしたりとか、テンション高い部分も多々ありましたが。

 

会議に至る前の武蔵勢と羽柴勢の交流も、武蔵のノリに振り回されているところありましたが、楽しかったですし。

大久保が竹中を意識しまくってる辺りは笑った。

オランダの全裸との交渉でも、良い所見せてくれましたしね。

途中、会計補佐がいつも通りのノリで圧かけてきてるのかと思ったら、ブラフで、終わった後に安堵していたのはちょい意外。

勢いで大久保に乗っかって謀反?とかしてたのに……うどん王国でちょっと懲りたか。

 

そして会議が進んでいって。安心と信頼の武蔵生徒会副会長よ……

講和会議で戦争に発展させ、不可能を可能にして来た。

「大丈夫です。――三河からこれまで、自分たちは、多くの国に安心を与えてきました」といえる神経の太さよ。

発言直後に周囲が静まり返ったようですしね。他国の代表から、笑う所かと聞かれてる辺りもうどうしようもない。

 

かつて王と姫がやった平行線の問答を、教皇総長と武蔵副会長がやっている場面とかも良かったですねぇ。

「どちらかが退くべきだ」「いえ、平行線です。――どちらも、共に行くべきなのです」ってところが特に好きです。

交渉が終わった後に、石田三成と「ああ、気にするな。そうすれば大丈夫だ」「そりゃ気にしなけば大丈夫ですよ!!」とかやってる辺り相変わらずですけどね……

今回新たに明らかになった事実とかもあり、未来への道筋が整ってきた感じ。このまま最終決戦かと思いきや、最後にまたキャラが増えて、騒ぎになりそうです。



はたらく魔王さま! 19

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「毎日、おにぎりを二百個食べてるよ」

千穂は、ごく自然に尋ね返していた。

「聞き間違いだよね」

「聞き間違いじゃないよ。二百個だよ」

 

こ、このヘタレ魔王……!

ちーちゃんへの返答を保留にしているばかりか、新しい爆弾を抱え込みやがって。

ついに想いを自覚した鈴乃は可愛かったです。

それはそれとして、魔王は本当にもう……最近ちーちゃんの方が活躍してるじゃないか!

ここまで引っ張っている以上、魔王が恋とかの答えを出すのは、決戦後とかもありうるのでは……

流石に答えを出さない程ヘタレではないと信じています。                     

 

後、鈴乃は……何というか、運が悪かったというか。

八方手を尽くして、仕事を遅らせていたのに昇進するとはこれいかに。

「仕事の進みが遅いのは、お前の位階が低いのも一因だろう。出世させるから励めよ」的な事を言われて昇進。

しかも、本来なら時間をかけて行う儀式なども緊急時だからと、かなり簡略化されて。

鈴乃の昇格によって、他の面々の工作も裏目に出たりとエンテイスラは大騒ぎ。

 

日本側もかなりの騒動になっていましたが……それが、アシエスが大飯ぐらいになったって言うものだから、言葉にすると、なんか気が抜けるな。

腹が満たされていないと、光を放ち周囲に被害が出るというあたり、こちらはこちらで危機的状況ではありました。

荒療治ながら、それを落ち着ける手を打ったのもちーちゃんで。この作品の主人公はちーちゃんだったんだな……みたいな気分。


はたらく魔王さま!19 (電撃文庫)
和ヶ原 聡司
KADOKAWA
2018-09-07


七つの魔剣が支配する

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「……貴殿の行く道に光あれ。その意思が斬り開く運命を、あまねく神仏よ寿ぎたもう。

そして願わくば――戦友の未来が、一振りの剣のように誇り高くあらんことを」

 

「天鏡のアルデラミン」の作者が送り新シリーズ。

キンバリー魔法学園。その名の通り、魔道を極めんとする若人が集う学園で、在学期間7年を無事に終えることが出来るのは8割との事。

2割が何がしかのトラブルに巻き込まれ発狂したり、消息不明になったりするそうですが……

先輩方のぶっ壊れ具合を見るに、絶対2割で済まないだろ、って気しかしない。

 

忘れ物を取りに夜の学校に入った時とか、運悪くトップクラスの危険人物と鉢合わせたりしてましたし。

いやこれ、オリバーとシェラが的確に時間を稼いだから生き延びただけで、ピート一人だったら、或いは他の生徒だったら目も当てられない事態になってたろ。

その二人にしたって新入生にしては頑張った、ってだけで他の先輩のフォローがなければ詰んでたしな……

かなり派手にやりあっても、魔法がある故か、内臓引きずり出されるような怪我をしても死者出なかったりするって言うのもあるんでしょうが。

 

物語の主軸となるだろう、6人の新入生。

それらを取り巻く学園や先輩たちの状況などが、いい感じに描かれていましたねぇ。

今回の事件でキーパーソンとなったカティ、彼女も騒動を通して成長してました。オリバーの危惧していたように、優しすぎる彼女はどこかで折れてしまうのでは、と思いましたが。

初っ端から、価値観を揺さぶる事件に出くわして、それでも奮起できるなら大丈夫だ、と思えました。

 

こんな感じで、他のキャラの掘り下げをしていく展開かと思いきや、最後に爆弾放り込んでくるんだもんなぁ。

新入生であっても、彼は既に魔術師だった。技量の問題ではなく、精神の在り方が。

6人の関係が、いつか壊れてしまうんだろうなぁ、と予兆が感じられて震えた。



悪魔の孤独と水銀糖の少女

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「やりたいことをやることが、生きるということではない?」

 

黒い海の先にある、呪われた島。

ネクロマンサーの孫娘、シュガーリアはある目的を持ってそこを訪れた。

その島には、「孤独を力に変える」能力を持つ悪魔を背負った青年が居て。

 

その二人の交流が、とても愛おしい。

あらすじには「愛など知らない男と、愛しか知らない少女が出会った時、末路を迎えたはずの物語が動き始める」と書かれていましたが。

上手いこと纏めるなぁと思いましたね。

 

「勇者が魔王を倒して、みんな平和に暮らしました」なんてハッピーエンドはない。

ひたすらに終わりに向かう話で、あるは既に終わってしまった話といってもいいかもしれない。

ネクロマンサーたちは滅びを選んだ。悪魔のいる島には孤独があった。

未来に希望はなく……それでも生きることは出来る。罪と言われようと、生き続けることは出来る。その中で、生まれるものだって、あるんだ、と。

彼女たちはそう、やりたいことをやって、愛して生き抜いた。それが宝石のように輝いて見える、良質な話でありました。



ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンXIV

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「……ありがとよ」

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「お前らに出会えたおかげで――俺も、ちったぁましな大人になれた」

 

ついに完結となった今シリーズ。

一体どういう決着となるのかと思いきや。

割合真っ当に戦争していたなぁ、という感じ。キャラが増えて、規模も最大級の戦闘なので、物足りない部分も出てくるんではないかと思ってたんですが。

 

流石に一つ一つのシーンは短めでしたが、キャラごとの動きがしっかりと描かれていて。

共和国側のジャンの思考、イクタの策、そうしたものがうまくハマったなぁという感じで。

戦争ですから、一から十まで理想通りとはいかず。

サザルーフの決断と、副官のメルーザ中佐の覚悟の決まり方が見事でした。

 

眠らずに動き続けてきたジャンと、正しく怠けることを是としたイクタの在り方の違いが戦争の決着に現れたように見えました。

佞臣トリスナイとの決着も描かれていましたが、先のサフィーダみたいに、事情を持っていたようですけど……だからと言って、アイツの行いが許されていいわけではない。

けれど、これは決して珍しいことじゃないんだろうなぁ、というあたり帝国の腐敗は極まっていた感があります。

 

そして、シリーズ当初より言われていた、「上手く負ける結末」へ向かおうとしたときに、想定外の事が起きて。

イクタなら、きっとシャミーユが見たのとは違う結末に導いてくれると思っていましたが……確かに、違う方向には行きましたね。

 

だけど、イクタ。お前のキャラじゃないだろう、そういうのは。無茶しやがって……と呼んでいる間ずっと思ってましたが。

自分を正しく計っていたからこそ、止まれなかったのが悲しいし……彼を止めようと大kの人が動いてくれていたのが、嬉しかった。

それだけの事をして来たんだ、と。もっと認められていいはずだ、と。

 

戦後、共和国の宰相がしれっと夫婦生活に突入しようとしていたのは、釈然としないものがありましたけど。

ジャンやエルルファイ達に良い変化が訪れてくれたには安堵しているので、こう、言葉にしづらい感情が渦巻いてる。

好きな部分、苦手な部分と有りましたが……総じていうなら、読んで良かった。忘れられないシリーズになりそうです。



魔法科高校の劣等生26 インベージョン編

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「それでも私は、今のお前を認めてやれない」

 

リーナ、何もしてねぇな。

スターズから離反者を出して、バックアップもない状況で、他国の戦略級魔術師がほいほい出歩けるはずもないって言うのは判りますけど……

このままだと、戦略級魔術師という立場でありながら、逃げ出した上に解決に寄与できず、良い所なしでパラサイト騒動終結後の居場所がないのでは……?

 

達也がベゾブラゾフを撃退した影響で、戦略級魔術師の圧力が弱まったと戦争吹っ掛けた国もありましたが……

この後反撃を受けるのかと思うと、何というか、ご愁傷様。

光宣と水波の問題、新たなパラサイト問題とそちらの対策に紙幅が割かれていて、ちょっと前までディオーネー計画で騒いでたのは何だったんだみたいな感じが。

 

新たなパラサイト達は、同類とみなした光宣と接触。

そこから悪影響を受けて、光宣も変質してしまったようですけど。

案の定闇堕ちか……前回まではまだ人間らしさ残ってましたけど、次達也と対峙したら止まらないんじゃないかなぁ、彼。




はたらく魔王さま! SP2

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「心を鍛えるには、身体も強くないといけないと思ったんです」

 

アニメ特典小説を書籍化したSPシリーズの2巻。

書き下ろしも加わっているそうですよ。

特典時は「2.8」だったそうで。そのナンバリングの通り、2巻と3巻の間。アラス・ラムスが現れる前のエピソードです。

 

化粧をしたことがなかったという鈴乃がその辺りを教え込まれてたり。

魔王の散髪を芦屋がしたり。いや、本当に多芸な芦屋……

でもそうした生活様式、文化を通じてエンテイスラとの差に触れられる辺り、油断ならない。

最初は化粧やこちらの世界について知らなかった鈴乃が、終盤は出かけるにあたって化粧をしたり、漆原を言い負かすときの例えにゲームを持ち出したりと成長していて、なんか感慨深かった。何目線だ。

 

Gが苦手なちーちゃんとそれを知った佐々木母のやり取りなんかもちょっとわらっちゃいました。

まぁ、嫌いな人は本当に嫌いですよねぇ。

私も対処は出来ますけど、決して得意ではないし、あまり見たくもない。

あと漆原は本当に漆原というか、安定のポンコツだなぁ……こいつも能力がないではないだろうに、なぜこうもポンコツなのか……


GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンXI(上)

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「道はつきました。――ならば皆さんと、共に行きましょう

 その道の向こう。今の正純様ならば、多くの夢を見られるでしょう」

 

帯に最終話開幕! 末世解決を巡る本編はいよいよクライマックスへ!

とあるんですが……いやまぁ、確かにこれまでの壁であった羽柴勢との講和・合流が決まり、知識・戦力も拡充されて、かなり良い環境になったとは思うんですが……

武蔵側、割と勢いで障害乗り越えてきてるから、末世対策って結局どうなるのみたいな感じががが。

 

自分達で、

『……何故、この勢力に三征西班牙が負けたのか、非常に疑問に思います』

『馬鹿だけど戦争に持ち込むと強いからじゃないかな』

と評価しているあたり冷静ですけど、違うそうじゃない、って言いたい。

 

未来で生まれた武蔵勢の子供だ、と明らかになった十本槍の面々。

抱えていた物を下ろせたからか、かなり雰囲気柔らかくなったというか、リラックスしたように見えますね。

後半、歴史再現で水泳対決をしている時、横でちょっといじけて母を想っている糟屋とか可愛かった。

彼女たちの親が、しっかりと彼女たちの名前を当てる事が出来た、というのも大きいでしょうけど。

そんな彼女らがこれから、武蔵勢の無茶に振り回されるのかと思うと……頑張れ、それが君らの父母だ。

 

歴史再現を無血で終え、これからに向けた動きは進んでいますが。

他国も黙ってみてまいないでしょうし、ヴェストファーレン会議はどう転がっていきますかねぇ。



GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 緑と花

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「安心しましたとも。だってこれから、――貴女のやろうとする歴史再現の足を引っ張ってぼろぼろにしてなかった事にして一緒に咎めを食らういやがらせを全力で開始するのに、貴女は庇護してくれると言うのだから、最高です」

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「貴様らあ――!!」

 

読み損ねていたガールズトークを消化。

メアリが合流してからIZUMOに入るまで……つまり、2巻と3巻の間あたりのエピソード。

何やら、IZUMOに入る前にも色々と横やりが入っていたようで。

 

唐突にやって来た前教皇相手の正純の交渉が、凄かった。

いやぁ、相変わらず酷いな武蔵勢。

チャット内で『……うちを庇護下に入れるって、うちを知ってたら絶対言わないよね』と自分達で言ってしまってる辺り、流石すぎる。いいぞ、もっとやれ。

臆病者故即座に判断できません、だったら指示あるまで動くな! と返されて、武蔵を停止させるとか。どういう思考回路してるんだ。

 

二重襲名者。元教皇ウルバヌス八世並びに以心崇伝。

武家諸法度を制定した、という経歴を持つ襲名者。ここで、正純に接触しに来た目的があって、それは最終的に果たされていたようですけど。

道中が散々だなぁ……武家諸法度を制定するときの、神罰の話の部分とかもまたひどかったですけど。

この世界、わりと悪ノリと勢いだけでできているんじゃないのか……?



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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