気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

電撃文庫

悪魔の孤独と水銀糖の少女

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「やりたいことをやることが、生きるということではない?」

 

黒い海の先にある、呪われた島。

ネクロマンサーの孫娘、シュガーリアはある目的を持ってそこを訪れた。

その島には、「孤独を力に変える」能力を持つ悪魔を背負った青年が居て。

 

その二人の交流が、とても愛おしい。

あらすじには「愛など知らない男と、愛しか知らない少女が出会った時、末路を迎えたはずの物語が動き始める」と書かれていましたが。

上手いこと纏めるなぁと思いましたね。

 

「勇者が魔王を倒して、みんな平和に暮らしました」なんてハッピーエンドはない。

ひたすらに終わりに向かう話で、あるは既に終わってしまった話といってもいいかもしれない。

ネクロマンサーたちは滅びを選んだ。悪魔のいる島には孤独があった。

未来に希望はなく……それでも生きることは出来る。罪と言われようと、生き続けることは出来る。その中で、生まれるものだって、あるんだ、と。

彼女たちはそう、やりたいことをやって、愛して生き抜いた。それが宝石のように輝いて見える、良質な話でありました。



ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンXIV

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「……ありがとよ」

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「お前らに出会えたおかげで――俺も、ちったぁましな大人になれた」

 

ついに完結となった今シリーズ。

一体どういう決着となるのかと思いきや。

割合真っ当に戦争していたなぁ、という感じ。キャラが増えて、規模も最大級の戦闘なので、物足りない部分も出てくるんではないかと思ってたんですが。

 

流石に一つ一つのシーンは短めでしたが、キャラごとの動きがしっかりと描かれていて。

共和国側のジャンの思考、イクタの策、そうしたものがうまくハマったなぁという感じで。

戦争ですから、一から十まで理想通りとはいかず。

サザルーフの決断と、副官のメルーザ中佐の覚悟の決まり方が見事でした。

 

眠らずに動き続けてきたジャンと、正しく怠けることを是としたイクタの在り方の違いが戦争の決着に現れたように見えました。

佞臣トリスナイとの決着も描かれていましたが、先のサフィーダみたいに、事情を持っていたようですけど……だからと言って、アイツの行いが許されていいわけではない。

けれど、これは決して珍しいことじゃないんだろうなぁ、というあたり帝国の腐敗は極まっていた感があります。

 

そして、シリーズ当初より言われていた、「上手く負ける結末」へ向かおうとしたときに、想定外の事が起きて。

イクタなら、きっとシャミーユが見たのとは違う結末に導いてくれると思っていましたが……確かに、違う方向には行きましたね。

 

だけど、イクタ。お前のキャラじゃないだろう、そういうのは。無茶しやがって……と呼んでいる間ずっと思ってましたが。

自分を正しく計っていたからこそ、止まれなかったのが悲しいし……彼を止めようと大kの人が動いてくれていたのが、嬉しかった。

それだけの事をして来たんだ、と。もっと認められていいはずだ、と。

 

戦後、共和国の宰相がしれっと夫婦生活に突入しようとしていたのは、釈然としないものがありましたけど。

ジャンやエルルファイ達に良い変化が訪れてくれたには安堵しているので、こう、言葉にしづらい感情が渦巻いてる。

好きな部分、苦手な部分と有りましたが……総じていうなら、読んで良かった。忘れられないシリーズになりそうです。



魔法科高校の劣等生26 インベージョン編

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「それでも私は、今のお前を認めてやれない」

 

リーナ、何もしてねぇな。

スターズから離反者を出して、バックアップもない状況で、他国の戦略級魔術師がほいほい出歩けるはずもないって言うのは判りますけど……

このままだと、戦略級魔術師という立場でありながら、逃げ出した上に解決に寄与できず、良い所なしでパラサイト騒動終結後の居場所がないのでは……?

 

達也がベゾブラゾフを撃退した影響で、戦略級魔術師の圧力が弱まったと戦争吹っ掛けた国もありましたが……

この後反撃を受けるのかと思うと、何というか、ご愁傷様。

光宣と水波の問題、新たなパラサイト問題とそちらの対策に紙幅が割かれていて、ちょっと前までディオーネー計画で騒いでたのは何だったんだみたいな感じが。

 

新たなパラサイト達は、同類とみなした光宣と接触。

そこから悪影響を受けて、光宣も変質してしまったようですけど。

案の定闇堕ちか……前回まではまだ人間らしさ残ってましたけど、次達也と対峙したら止まらないんじゃないかなぁ、彼。




はたらく魔王さま! SP2

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「心を鍛えるには、身体も強くないといけないと思ったんです」

 

アニメ特典小説を書籍化したSPシリーズの2巻。

書き下ろしも加わっているそうですよ。

特典時は「2.8」だったそうで。そのナンバリングの通り、2巻と3巻の間。アラス・ラムスが現れる前のエピソードです。

 

化粧をしたことがなかったという鈴乃がその辺りを教え込まれてたり。

魔王の散髪を芦屋がしたり。いや、本当に多芸な芦屋……

でもそうした生活様式、文化を通じてエンテイスラとの差に触れられる辺り、油断ならない。

最初は化粧やこちらの世界について知らなかった鈴乃が、終盤は出かけるにあたって化粧をしたり、漆原を言い負かすときの例えにゲームを持ち出したりと成長していて、なんか感慨深かった。何目線だ。

 

Gが苦手なちーちゃんとそれを知った佐々木母のやり取りなんかもちょっとわらっちゃいました。

まぁ、嫌いな人は本当に嫌いですよねぇ。

私も対処は出来ますけど、決して得意ではないし、あまり見たくもない。

あと漆原は本当に漆原というか、安定のポンコツだなぁ……こいつも能力がないではないだろうに、なぜこうもポンコツなのか……


GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンXI(上)

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「道はつきました。――ならば皆さんと、共に行きましょう

 その道の向こう。今の正純様ならば、多くの夢を見られるでしょう」

 

帯に最終話開幕! 末世解決を巡る本編はいよいよクライマックスへ!

とあるんですが……いやまぁ、確かにこれまでの壁であった羽柴勢との講和・合流が決まり、知識・戦力も拡充されて、かなり良い環境になったとは思うんですが……

武蔵側、割と勢いで障害乗り越えてきてるから、末世対策って結局どうなるのみたいな感じががが。

 

自分達で、

『……何故、この勢力に三征西班牙が負けたのか、非常に疑問に思います』

『馬鹿だけど戦争に持ち込むと強いからじゃないかな』

と評価しているあたり冷静ですけど、違うそうじゃない、って言いたい。

 

未来で生まれた武蔵勢の子供だ、と明らかになった十本槍の面々。

抱えていた物を下ろせたからか、かなり雰囲気柔らかくなったというか、リラックスしたように見えますね。

後半、歴史再現で水泳対決をしている時、横でちょっといじけて母を想っている糟屋とか可愛かった。

彼女たちの親が、しっかりと彼女たちの名前を当てる事が出来た、というのも大きいでしょうけど。

そんな彼女らがこれから、武蔵勢の無茶に振り回されるのかと思うと……頑張れ、それが君らの父母だ。

 

歴史再現を無血で終え、これからに向けた動きは進んでいますが。

他国も黙ってみてまいないでしょうし、ヴェストファーレン会議はどう転がっていきますかねぇ。



GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 緑と花

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「安心しましたとも。だってこれから、――貴女のやろうとする歴史再現の足を引っ張ってぼろぼろにしてなかった事にして一緒に咎めを食らういやがらせを全力で開始するのに、貴女は庇護してくれると言うのだから、最高です」

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「貴様らあ――!!」

 

読み損ねていたガールズトークを消化。

メアリが合流してからIZUMOに入るまで……つまり、2巻と3巻の間あたりのエピソード。

何やら、IZUMOに入る前にも色々と横やりが入っていたようで。

 

唐突にやって来た前教皇相手の正純の交渉が、凄かった。

いやぁ、相変わらず酷いな武蔵勢。

チャット内で『……うちを庇護下に入れるって、うちを知ってたら絶対言わないよね』と自分達で言ってしまってる辺り、流石すぎる。いいぞ、もっとやれ。

臆病者故即座に判断できません、だったら指示あるまで動くな! と返されて、武蔵を停止させるとか。どういう思考回路してるんだ。

 

二重襲名者。元教皇ウルバヌス八世並びに以心崇伝。

武家諸法度を制定した、という経歴を持つ襲名者。ここで、正純に接触しに来た目的があって、それは最終的に果たされていたようですけど。

道中が散々だなぁ……武家諸法度を制定するときの、神罰の話の部分とかもまたひどかったですけど。

この世界、わりと悪ノリと勢いだけでできているんじゃないのか……?



GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅩ(下)

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「感謝しますわ。貴女と、貴女を送った未来の私に……!」

己は告げた。

「私が貴方を送り、貴女が私の目の前に来てくれたことで、幸いは失われずに済みましたもの!」

 
まとめて読みたくて、下巻が出るまで溜めていたんですが、溜めている間に積読の山に埋まり、そして11巻まで出てしまって慌てて発掘したという裏事情があったり。

閑話休題。

トーリを復活させるために黄泉に向かった浅間とミトツダイラ。

武蔵を失っても、武蔵勢力が衰えたわけではなく。総長連合とかは健在ですからね。

他国がそれを封じ込めに来るというのもおかしくはない。

復活までのタイムリミットがあり、追い詰められた状況であっても動き出すんだから、相変わらずとしか言いようがない。 

 

今回個人的な見どころは、佐々と前田のOda対決。

「俺達を、半端者ではなかったと、そう証明するのに付き合え、――前田・利家」。

意地を通しきった彼の姿は、本当に格好良かった。

ホライゾンの「武蔵もう一丁」では割と真面目な場面のはずなのに笑っちゃいました。

あとは、武蔵の魔女二人が落ちた先の村で聞いた、彼女たちの両親の話とかも良かったなぁ……

 

「何処にもない教導院」の過去なんかも明らかになりましたが……ミリアムが思った以上に重要キャラだったというか、そこから絡んでいたのか、みたいな。

東が出会った幽霊少女についてもネタが明かされましたが、1巻からここまでネタ仕込んであるんだから流石。

 

親子対決、衝撃の事実に押されて一度は追い込まれましたが。

この短期間でちゃんと向き合って、対策して、成長まで超えてみせるというのは親の貫録と言っていいのかなぁ。



GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅩ(中)

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副会長:『うーん、やっぱり向井こういう場面で凄いなあ。勝率百パーだろう』

黒竹:『コラぁ――! ちょっと武蔵副会長! 何て卑怯な人選を!』

 

そして明かされる十本槍の秘密。

武蔵の特務級と似た戦闘スタイルのキャラが多かったから、まぁ、ミラーマッチがあるんだろうなぁ、とは思っていましたが。

まさかそこまで踏み込んでくるとは、という様な感じ。

未来からの否定、というあまりにも強い札に、それでも抗っていく辺りは武蔵らしい、と言いますか。

 

……帯に、めっちゃ『撃沈』って書いてあって、ある程度のオチは見えてるんですけどね!

想った以上にちゃんと撃沈したなって。解釈で誤魔化し入るかと思いましたけど、そういう事もなく。え、武蔵という移動能力なくして、この後どーすんのみたいな感じが。

 

鈴がやはり強いなぁ……

役職なしで交渉に駆り出されて、成果を上げている辺りもそうですけど。

的確に状況を呼んでるし、頼りになる相手です。トーリは大好きだけど、大奥へは踏み込まない、という判断を下してました。

鈴が好きだから、彼女の恋が報われるといいなぁ、とも思っていたので少しそこは残念。ただ、その辺りは流されるちゃんとキャラが判断してる、という感じがするので納得は出来る。作り込みがすごいなぁ、ホント。

 

追い込まれた状況で、トーリの契約、哀しむと死ぬというソレがついに成立する事となり。

……ただまぁ、黙って死なせるほど素直な連中じゃないですよね。

方法はちょっと予想の斜め上行ってましたけど。おいおい大丈夫なのか。



GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅩ(上)

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「いえ、無理ではありません!」

立花・誾が応じた。こちらに届く声で、

「並ぶものなし! 無双の名において、無理などという限界は存在しないのです!」

『よくぞ言った!』

 

信長が本能寺の変を断行。

それでもトーリたちは、創世計画を止めて、末世を救うという目標を崩さず。

武蔵勢と羽柴勢との戦いは避け得ない状況となり。

歴史再現『伊賀越え』によって、明智勢と評されている武蔵を松平に戻そうとしてましたが。

 

歴史を動かす最終局面だって言うのに、その内実が中々ひどい(褒めてる)。

流石武蔵というか。ネシンバラの不良在庫とかをゴミとして、敵の前にばら撒くとか。

魔女たちの同人誌ばら撒くとか、確かに時間稼ぎにはなっているけど、なぜその手を選んだ、というのを普通にやってくるからな……

『ごみを捨てる大義名分を作った文書を送れ』と無茶ぶりされる大久保と、その怪文書を読まされた安土達の反応が愉快。

 

あと通神で言質を取られらくないからと役職ではなく「武蔵の八百屋」と「安土の肉屋」を名乗り交渉してる辺りはおかしすぎた。

何をしているんだお前等は……!

いい感じに温まっている武蔵勢に振り回されている竹中の言動も怪しくなってくるあたり、武蔵勢の感染力すごいよな……

あと「武蔵副会長のパターンとしては、宣戦布告が来る可能性がかなり高い」とか見込まれている正純のウォーモンガ―っぷりよ。否定できないけど。


1パーセントの教室

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「アナタが私を巻き込みたくないのは伝わりました。ですが、もう手遅れですよ。私とアナタは無関係でいられません」

 

積読消化―。積んでるうちに続刊が出てるヤツ。

クラウスメイトの少女、日々野明日香。

彼女は、親しい人間を悉く破滅させる死神という異名があって。

本人曰く正確には『これから不幸になる人間を好きになる』という事ですが。

そんな事情を聴いた後に、彼女から「好きになった」と告白されたらそりゃあ逃げたくもなるでしょう。

 

とはいえ、クラスメイトを避け続けるのは難しく……

破滅を避ける為に恨まれないようにするという協力体制を組むことに。

そして、主人公の周囲で起こる問題に対処していくことに。

妹に格好つけて嘘をついていたので、それを取り繕うために彼氏役をする、とか。

ストーカー騒ぎの謎を解こうとしたりだとか。

 

問題のネタに事欠かない学校だなぁ……

というかあの教室がそうした問題をはらんでいる可能性が示されていますが。

まぁ、確かにどこか粘着質というか、絡みつくような感じはあるかなぁ。もうちょっと関心が薄いクラスメイトとかいても、不思議じゃないと思うけど。

変な方向に団結してる感じはします。その辺りの謎が描かれるまで続けばいいんですけどねぇ、とりあえず早めに2巻読もうかな……




プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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