気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

電撃文庫

豚のレバーは加熱しろ

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しかしもちろん、ここでジェスを死なせるわけにはいかない。

〈さあジェス、最後の一勝負だ。死ぬ気で生きるぞ〉

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、331日まで! ギリギリ滑り込んで読んだ。

まず遠坂あさぎ先生のイラストが可愛くていいですね。豚もいい感じにデフォルメされてて微笑ましく見える。中身がアレだけど。

 

主人公は豚レバーを生で食った後、腹痛を覚え視界が真っ暗になり……気が付いたら、異世界で豚になっていた。

そんな彼を保護してくれたのは、イェスマと呼ばれる心を読む力を持った種族の、心優しい少女だった。

名前をジェス。彼女は、名家の使用人として勤めていたが、種族の定めである旅に出る準備をしていて。

 

主人公は、縁もあってジェスの旅に同行する事に。

ジェスの目的地に、豚になってしまった彼を人間に戻す術があるかもしれない、と言う理由もありましたけど。

旅の途中で、イェスマと呼ばれる種族の扱いや、イェスマ狩りとかいう悪党の存在を知って。

 

危険が多い旅の中で、少しずつ知識や人の助けを得て、目的地に近づいていく様子は中々良かったですね。

イェスマ周りのこの世界の風習については、過去に起きた事件の影響があるとはいえ、今の子らにまで呪いを背負わせるようなものでいい気分はしませんでしたが。

王様の立場からすれば、そういう判断もありなんだろうなぁ、とは思いました。外野から見ている分にはどうにも歪に思えるので、いつか破綻しそうにも感じましたけど。

 

豚は豚であるがため、戦闘能力とかはほとんどないですけど。

頭を回して罠を察知したり、ジェスの為に身を張る覚悟を持って居たり、中々に格好いい豚でした。

……事件が起きていないパートだと、じっと足を見たりしてて、性癖に正直な部分もありましたが。割と好きなキャラでしたね。

エピローグで出された情報とかも、結構気になる感じだったので、機会を見つけてシリーズ追いたくなりました。


ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒

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「聞かせて」エチカは、ハロルドの手を握り返した。「わたしは、何をすればいい?」

 

27回電撃小説大賞金賞受賞作品。

脳の中に「ユア・フォルマ」と情報端末を埋め込んだ世界を描くSFモノ。

ユア・フォルマは全てを記憶するので、事件が起きた時にその情報に触れて手掛かりを探す「電索官」という仕事が出来て。

 

主人公のエチカは、その電索官の中でも飛び抜けた……飛び抜け過ぎた実力があったためサポートに付くパートナーを潰してしまうこともあった。

そんな彼女に新しく付くことになったのは、アミクスと呼ばれるロボットで。

高性能なAIを積んだアミクスは、あくまで機械だとする一派とその性質から友人と見做す一派があったりするようですが。

 

ハロルドは特に性能が高くて、人の状態を観察してその理由を的確に推察するわ、エチカをからかったりするわ、で随分と人間らしい感じはありましたね。

友人派が出来て、色々と法律を施行しようとするのも頷けはする。

 

エチカが威嚇しまくってる猫のように見えて、無遠慮に近づいてくる彼の事、個人的には好きになれなかったかなぁ。

結果として、立ち止まっていた彼女が歩き出すきっかけにはなりましたけど。強引だったのも間違いないし。

 

傷付いた子に優しくない世界だ。……まぁエチカはエチカで人を傍に寄せ付けようとしなくて、危険な状態の電索を行ったりと敵を作る真似ばかりしてたから、彼女の方が嫌いと言う人も居そう。

SFあまり読みませんがうまく取り込んでいて、新人賞作品と言うことも踏まえれば十分に良質な作品ではありました。

86―エイティシックス―Ep.9 ヴァルキリィ・ハズ・ランデッド

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「あたしたちは、――あたしたちをもうこれ以上殺させない。止めてやる。こんなバカみたいな戦闘も、あたしたちを縛ってるこの戦争も!」

 

頼もしい仲間出会ったセオは、腕を失い戦えなくなった。

他のエイティシックス達にも被害は出ていて、海上戦闘だったこともあり遺体の回収が出来なかった者もいる。

そうした喪失や停滞といった心の傷についても、しっかり描いてくれるのが信頼感ありますね。どうしたって重くなってしまいますけど。

 

絶望の中でも前に進もうとする人は居るのだと描いてくれるのは、尊くて眩しい。

人死にも多い、暗くなりがちな作風なのに要所で笑えるネタ仕込んでるのはいいですよね。息抜き出来る。

42Pの種類によっては原生海獣を食べるというトーク中にあった地の文「レーザー撃ってきたが」が個人的にはツボ。

 

あと大きいのは、口絵でも描かれていましたが。ついにレーナがシンに告白。

セオの負傷などを受けて、シンもショックを受けていたようですけど。そんな彼に「頼ってください」と言えて、お互いにそれを許せる関係は素敵です。

その後の戦場におあっても、気安いやりとりしてましたしね。いちゃつきやがって。もっとやって。
クレナの思いについてもしっかりと結末を描いてくれたので満足しております。

 

そして、電磁砲艦型が逃げたと思しきノイリャナルセ聖教国から、救援要請が入ったこともありシン達が派遣されることに。

「狂国」と呼ばれているとかで、色々と注意もされた上で赴いていましたが……終盤明らかになった事情を思うに、正しい警戒だったな……。

 

今回もまた厄介な戦争ではありましたけど。

血を流した分の、大きな成果を勝ち取ることが出来たのは良かった。

多くの戦場を超えて、シンの覚悟も定まってきてるようですし。反撃が、上手くいってくれることを今から願わずにはいられない。

つるぎのかなた4

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「ざまあみろこの馬鹿ども。……ちゃんと、宣言通りやってやったぞ!」

 

シリーズ最終巻。

悠と快晴は、それぞれ主将として部を引っ張ろうとしていた。

剣道から一度離れた悠の方が、実績を上げた事も合わさって、新入部員に恵まれて良好な関係を築いていたのが良かったですねぇ。成長を感じる。

 

一方で、「常勝」と謳われた快晴たちの方が腐っているのは意外ではありました。

顧問が変わったりと体制が切り替わった時に、波を乗り越えられずにしばらく足踏みをする羽目になっていたようで。

かつては挑まれる側だった彼らが、今度は悠達に挑むという構図は中々に熱かったです。

黒瀬と城崎が男同士でバチバチやりあってたのとかも良かった。

 

そして、悠を取り合う吹雪と史織の女のバトル。

お互い火花を散らしながら、近づいてくる他の女子をけん制したりしてたそうで。女の子怖い。ちっひがそれに関して憤りながら涙したのも、彼女らしくて良かったかな。

なあなあで済ませることなく、答えをしっかりと出したのはプラスですが。個人的にはもう一人のヒロインの方が好きだったので、そこは残念ではある。

未だ折れてないみたいだし、頑張ってほしいような気はするが、さて。

まぁ、全体を通して熱い剣道ものと言う軸はしっかり通っていて、主題が明確なので読みやすくはありましたね。
剣道、やったこと無いので結局最後まで試合パートの動きは良くわかりませんでしたが……まぁ、そんな感性の人でも楽しめたということで一つ。

賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求 擦~愛弟子サヨナはぷにぷに天国DX仕様~

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「この巻から読んだ人は先生が何を言っているのか分からなそう……」

「一巻から追っていたとしても何言ってんだコイツ以外の感想が出ねえわ!」

 

実は、これが新年初読書です。積読の山に一番いたばっかりに……。

毎回ネタにこまっているというか、奮闘されているような姿をTwitterやあとがきなどがら伺うことができますが。

いやぁ、今回もひどかった……。シコルスキにおいては褒め言葉ですからねコレ。帯に「変態度、ナンセンス度、クズ登場人物度 ライトノベル業界1位(※自称)」とか書いてありましたし。

 

1話からやたら濃い変態(いつもの事ですが……)が登場したり。新キャラの名称がナカニダスだったり。さらには、パロディと言う名のトンデモ商品を生み出してオークに売りつけようとしたり。

よくもまぁここまで粘着的な変態どもを生み出せるな……と感嘆してしまう。

しかし、ちょっと下ネタが増えてきているのは……これも前からと言えばそうなんですけどね。一気に読むとくどくて胃もたれしそうになりますね。

 

シリアスを許さない会の会長とか、なんというか特殊技能持ちが多いですよねこの世界。

純粋な暴力で魔族をボコボコにしてたユージンも中々ですけど。

ゴマ塩の二人が、魔族の障害となっていた勇者と賢者が云々言ってた気がしますが。現状でも何とかなりそうな戦力が多い気がする。

 

そして最終話に爆弾を放り込んでくるのがいつものスタイルですが。

……なんでKADOKAWA刊行のラノベに、小学館の編集者が出てくるんですか???

ちゃんと取材した上で、バッチリ登場させてきてるのは草。仕事選んでいいんですよ?
後書きによればマジに今度こそ終わりだそうですが。まかりまちがって4巻出てしまった時、タイトルどうするんだろう。フォーを現せる単独の漢字……? 

竜は神代の導標となるか2

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「なにを教えて、なにを残してやるのか。……これはどんな戦よりも難しいぞ、ヒューゴ」

 

綺晶機関の秘めた力と、それが新たな災害をもたらす可能性に気が付いたカイ。

問題は騎士竜とその機関の扱いに関してだけではなく。

領主であるシギル家の戦力が落ちた事によって、ヴェーチェル領そのものを狙う外部勢力の存在まで考えられることに。

 

このタイミングで、エレナの義兄であるリチャードが帰還して、戦略的なアドバイスをくれるようになったのは助かりますね。

カイとエレナの婚約に関して思う所があるようで、ちょっと面倒な兄としてちょっかい出してくる場面もありましたけど。

どちらかと言うと、現場で活躍したり機関の研究をしている現場の人間であるカイ。彼を補佐できる立場の人間が増えるのに越したことは無いでしょう。

 

……しかし、厄介なのはクーデターを実行したウェイン一派がそれを把握してることですよ。

エレナには王の器があること。カイは将の器ではない凡人だが……エレナと共にあるのならば、英雄になる可能性すら考えている。

力だけではなく、策謀も備えた敵と言うことで。カイとエレナ達に立ちはだかる敵は強大で、けれどカイ達はまだ青い。さて、乗り越えるまでの時間が足りるかどうか。

 

今回は、そんなカイが成長するエピソードでもありましたね。

エレナを渡すわけにはいかず、それ故に戦いは続けますが、彼自身の核が定まらずぶれていて。「誇り」を掲げて交戦する騎士相手に、迷う場面なんかもありました。

けれど、父親から当主の位を譲られ。領主として立つことを決めて。「騎士」の姿に感じていたもどかしさも超えて、彼なりの軸を確立したように思える。

ただ、それだけに。敵にこちらの手札を一つ奪われたのは痛いなぁ。猶予の時間が削られていく。

竜は神代の導標となるか

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「もう少しだけ我慢して、これから始まる戦いを見ていてくれ。みんなが頑張ってくれた成果を俺たちが示す。エレナを浚いにきた反乱軍を叩き潰してな!」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

地方群主の子息であるカイは、武芸こそ駄目なものの口は達者で。

祖父と一緒に研究に打ち込んだり、幼馴染の婚約者・エレナと良好な関係を築いたり。

穏やかな時間を過ごしていた二人は、何事もなければそのまま平凡で幸せな人生を送るはずだった。

 

けれど、王都において参謀ウェインによるクーデターが発生。

王位継承者の多くが殺され……エレナもまた、継承権を持つために標的とされた。

この世界には鉄騎竜と呼ばれる巨大兵器が存在するが、カイ達のような地方群主にいきわたるほどではなく。

「鉄騎竜」の所持を厳しく制限する事で、上位層への特権化したり、戦力の集中と言う意味でも間違ってはないと思いますが。

 

そうやって造り上げた安寧を嫌って、反乱する輩まで出てくると話は別と言うか。

王位継承者を皆殺しにするという苛烈さ。その手口を好まない人は居るでしょうが、圧倒的な力の前では無力で。

エレナの命も危うかったですが。カイが祖父と培ってきた研究成果、「騎士竜」の力によって敵の尖兵を撃退。

 

長く厳しい戦いの始まり。

カイの父親たちが、流れされるままに戦うのではなく。

標的であるエレナを引き渡したところで未来はないと理解して、彼らなりの野心を抱えた上で戦う覚悟を決める描写を入れてくれたのは良かったですね。

騎士竜と鉄騎竜のバトルで、カイの見せ場を作りつつ。戦争では、それ以外の見通しとか根回しも必要だという視点があって作品世界が広がった感じがする。結構楽しかった。


青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない

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「そんなことのために、僕は麻衣さんと付き合ってるんじゃない」

「じゃあ、何のために付き合ってるの?」

「ふたりで幸せになるため」

 

霧島透子と名乗った、咲太にしか見えない未ニスカサンタの女性。

彼女はサンタとしてプレゼント――「思春期症候群」を配り歩いた、と告げて。

大学内にも該当者は多く、その中には中学時代の知り合い、赤城郁実も含まれていた。

プレゼントを贈ったのは嘘か真か、1000万人。

さすがにそれら全員を救うなんて真似ができるはずもなく。……けれど、かつての縁もあって赤城のことだけは気になっていた。

 

まぁ、赤城のことばかり考えていられるわけでも無く。

バイトで教え子と交流したり、道が分かれた高校時代の友人たちと遊んだり。

麻衣さんの許可が得られてしまったために、合コンの穴埋めに行く羽目になったりと。

咲太が、わりと普通の大学生やっているのは感慨深くありますねぇ。

……否応なく思春期症候群と言う厄ネタが付きまとうので、普通とは少しずれてますが。それでも、青春を満喫しているのが伝わって来て楽しいんですよね。

 

美東が毎度会話あったり、上里も同じ大学に進学していたりと、意外な縁がつながり続けてるなーと言うか。

その内どっちかが思春期症候群に巻き込まれたりするんだろうか、と思えて気が気じゃないな。特に、一線を引いてる美東は気になる。

 

赤城が気になり、彼女と交流する中で思春期症候群が発現しているのが確定。

そして彼女から「勝負をしないか」と持ち掛けられて……受けるのが咲太なんだよなぁ。

中学時代に起きた出来事は、どうしようもなく影を落としていて、あちこちに影響を与えているのが改めて示されるエピソードでもありました。

しかし、赤城の思春期症候群からすると、「#夢見る」って「あるから使った」だけな感じがするというか、これまだ根深く残り続けそうな気配がする。

最後、意味深な警告が飛んできていましたし、続きが楽しみです。

グリモアレファレンス 図書委員は書庫迷宮に挑む

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「面白いコト、見せてくれるのよね?」

(略)

「もちろん。期待していい」

 

国内有数の蔵書数を誇る宇伊豆学園の図書館。

開架書庫が地上4階、地下2階の規模を誇り、限定的に学外へ開放もされており、研究者なども利用するほど。

しかし、それはあくまで表の顔。

 

より深い場所ある「閉架書庫」は、奇書・稀覯本が収められていて、図書委員の中でも一部の人員は、その閉架書庫の探索も兼任していた。

広大なだけならまだしも、障害となる魔獣まで闊歩していて。迷宮と呼ばれていた。

探索チームも魔書というアイテムで、バフをかけたり魔法じみた力を発揮したりしてますが、時には犠牲者も出るとか。

 

……最も、迷宮内で負った損害は、外に出ると治るという不可思議な環境で、頭部さえ確保できていれば死者も蘇るほど。

故に、探索チームも危険と隣り合わせながら、報酬ももらえるということでバイト気分で臨む人も多いそうで。

いやぁ、いいなぁ。正直楽しそうだなぁって思いました。学校生活の中で、リアルにファンタジー体験出来て報酬ももらえるとか羨ましい。

 

主人公の守砂は、序盤はそのことを知らない一般生徒でしたが。

手違いから迷宮に迷い込んでしまい、魔書に適合した為探索チームに勧誘されて。

いくつかの条件を付けた上で、守砂も了承し。チームを結成して探索していくわけです。

素人ゆえに、最初は失敗をしたりしていましたけど。

目標は明確なうえに、守砂が適合した魔書の能力がオートマッピングや敵探知。さらには、未踏地では周囲の能力が強化されるバフ能力まであって。
ゲーム的だけど、他の魔書の能力が身体能力強化とか攻撃・防御手段が多そうなのに、探知・支援型の能力はかなり反則的なのでは……。

 

報酬を求めて競い合う環境であるため、助け合いの精神が薄い探索委員。

迷宮の特性もあって、取り残された班員に救助を出せない事も多いとかで。

「じゃあ、僕の隊がやります」と。報酬よりも、探検に主体を置いているから、なんて利己的な判断もありましたけど。

 

魔本の能力的にも適役ですよね……。地図を作って情報共有したりもして、その結果ちょっとした騒動が起きたりもしてましたけど。

相手に利益を与えつつ、自分の目的も果たしていたのでお見事。裏でこそこそするんじゃなく、自分も命かけていたので、不快でもなかったですし、むしろ痛快だった。

勇骨を読んでいたので、期待してましたが楽しい新作でした。続いてくれるとうれしいなぁ。

あと、挿絵も好みの雰囲気で良かったですねー。
別チームの人だけど思兼先輩が特に好き。表紙のエスキュナーちゃんも中々。
歳上幼馴染な天寺先輩は……守砂関連だと箍外れちゃうとこ含めて面白い人だと思いました。
守砂、本命は早めに決めた方がいいぞ……。天寺先輩以外を選んだ場合が怖そうだけど。

キノの旅XXIII

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「無理に死ぬ必要ないのに」

“今日は、傘は必要ないのに”と言うような、軽い口調で言った。

「いいや、私は死ななければならないよ」

 

帯文の『「みんながそう言っている」の“みんな”はあなたが選んだ人達だ。』が好き。

いやぁ、しかしキノの旅23巻ですって。ここまで出るラノベも減りましたよねぇ……と言おうかと思いましたが、最近完結したシリーズとかでもっと出てるのもありましたね。

まぁ、それはさておき。今回も、相変わらずな旅人たち(キノとエルメス、シズ一行、師匠たち、フォト)の日常が描かれてます。

 

一番気に入ったのだと第四話「愚か者は死んでもいい国」。

クーデターを起こした総統によって支配されている独裁国家。しかし、外面は良くしたいので旅人からは良い評価を下されている。

実際、監視網を確かなものとするために技術が発展し、キノとエルメスも満喫してましたしね。

 

そして、滞在中に総統が新しい政策についてのアンケートを取り始めて……

結末があっけないというか、予想外のオチがつきましたが、全部上手くいくわけじゃないもんなー。こういう、無情なところ好き。

 

他には、フォトのエピソードである第二話「ピンクの島」。

絵はがきでみた「全てがピンク一色に塗られた島」の写真を撮りに行ったフォト達が島で予想外の光景を見る話。

短いんですが、見え方とか文化の違いが感じられるの好きなんですよね。

虹の色って国によって6色とか7色だったり、太陽の色を日本では赤にするけど海外では白や黄色にするとか。

そう言う系統の表現見るの楽しいです。……まぁ、あの島の住人たちの現状とソウが評したRGBを見ると、皮肉も聞いてて別種の楽しみもあるんですが。


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ちゃか

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