気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

電撃文庫

ワールドエンドの探索指南2

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『そういうことを考えてる時点でもう進めてないんだよ。頭を空っぽにして、ひたすら動く、以上』

 

学園から旅立ったタイキとヤヒロ。

しかし当然ながら二人では持てる物資にも限りがあり、協力しつつミサキを撃退し進んでいっても、中々思うようには行かず。

食糧に弾薬等を調達したい……そんな話をしていた所、タイキがかつて学園が建設したという前線基地「工場」が近くにあるかも、と気が付いて。

 

実際に足を運んでみたら、そこには学園とは別勢力である「教会」の遠征隊メンバー、ツクシが立てこもっていて。

様子を窺っている中で、他の戦力もいないことに気づいて、彼女を確保。情報交換をしつつ交流をしていますが……ヤヒロはツクシに対して不信感を隠そうとせず。

 

なんとか交流を続け、物資を探し工場探索なんかもしていましたが……

その中で、この前線基地がなぜ放棄されたのかという秘密も明らかになって。

限られた情報の中から、真相を推察できるタイキが凄いですね。

しかし、真実が明かされた所でタイキの恐ろしさも増したというか。ヤヒロが不審に思ったのも無理はないじゃないか……よく交渉しようと思ったな。

他勢力の存在が明らかになって、残されていたデータから更に情報も獲得できてましたが……謎が増えましたね。


学園キノ6

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「私、主役にはなれなかったけど……」

「けど」

「格好いい脇役にはなれたかな?」

 

8年ぶりの新刊。正直前の巻の記憶薄れて来てるんですが、問題なく楽しめましたね。

頭空っぽにして楽しむ系パロディ。

というか、キャラ紹介のところで「忘れている人は読み直してください。読み直さない人のために記しておくと~」とか書かれてて笑いました。

 

学園キノ世界でも写真を撮っている、フォト……じゃなくて帆戸が『謎の美少女ガン・ファイターライダー・キノ』の返信場面をたまたま写真に収めて。

スクープを求めて、木乃を追い求める帆戸。盗撮用の器具を買い求め、実際に盗撮しまくってるのがヤバい。

 

キノの名前は本名から取ったんだな、と気付いた時「とても難しい謎が解けた」と零し、地の文で「あら凄い。賢いわね貴方」って書かれている下りが最高でしたね。

難しくもなんともないよ……読んでいると知能指数が下がる音が聞こえる……

帆戸の隣にも喋るキーホルダーのソウがいて。変身能力を授けてましたが……温度差が凄かった。挿絵のインパクトもあって、腹筋痛かったです。

後半にあった「学園編第九話」の見開きがまた凄い。これ見よがしに紙幅を割いたのに、しれっと何事もなかったかのように会話を続けるんじゃないよ……

ツッコミが追い付かない。

学園キノ(6) (電撃文庫)
時雨沢 恵一
KADOKAWA
2019-10-10

七つの魔剣が支配するⅣ

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「……一気に成長していますわね、三人とも」

 

オリバー達が2年生に進学。

相変わらずキンバリーは、恐ろしい学び舎であるようです。

入学に際した挨拶で、「去年死んだ生徒の数」をトップが告げてくるあたり怖いわぁ。

そして、震える新入生たちを歓迎する先輩サイドに、オリバー達がいるんですよね。

 

彼らの成長が分かって嬉しかったです。まぁ、読み進めると先輩方に比べてまだまだ甘くて青い部分も見えてくるんですが。

各々が未熟さを自覚し、現状を良しとせず、前に進もうとしていくのには好感が持てます。

実際、成果も出てきてますしね。ただ、魔道を極めんとするということは、魔の深みへと踏み込んでいく事でもあって、その辺りのバランスが難しい所。

 

一つ間違えれば、魔に呑まれる。カティなんかは、ナナオの抱えていた想いを聴いた時に、ありうるかもしれない可能性を見てましたし。

ナナオが、魔術師として初心者だったなんてことは関係なく、深淵はどこにでもあるのだと見せつけられたようで、あのシーンは震えましたね。

 

魔法都市ガラテアで、休日を過ごす6人。

料理を食べ、魔法生物店を訪れ。魔法使い専用の射撃場でゲームに勤しむ。

シェラとオリバーが、最高難易度に挑戦して、疲弊してる場面が笑えました。店員も慣れたもので「キンバリーモード」用意してる辺り流石。

 

他校生徒との諍いなんかもありましたが。キンバリーの恐ろしさばかりが目に入ってましたが、そうだよな、当然魔法技術が発展している以上、ほかにも学校あるよな……とちょっと目から鱗。

大分温度差がありましたけどねぇ。それもまた新鮮でした。概ね、2年に進学した彼らのキンバリーにしては平穏な日常回でしたね。

 

――もちろん、この作品が平穏ばかりを描くはずもなく。

シェラの父親の抱えている魔導士としての闇だったり、ナナオが対峙した人斬りだったり。

オリバーの配下、隠密役のテレサ=カルステの入学と、彼らが狙う新たな標的。

残り6人で、キンバリーが7年生ってことは、これ一年に一人ずつ慎重に削っていく形?

それともどこかで勝負に出るのだろうか。気になりますねぇ。

あと、表紙が女子3人って言うのが良いですねぇ。これ5巻が男子三人で対になっているデザインだったら私は万歳して喜びますよ!





ソードアート・オンライン22 キス・アンド・フライ

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「え、いや、その、ただの思いつきで」

「だから、嬉しいの。キリトくんが、そこまで考えて、一生懸命お家を探してくれたんだもん」

 

21巻飛ばして、読んでしまった。

ユナイタル・リングが続き物なのに対して、今作が短編集だったもので。

これも最近見受けられるようになってきた、アニメ円盤特典として書かれたSSをまとめたものだそうです。

 

SAOの、キリトとアスナが《結婚》する直前。

あのコテージを購入する前にあった、クエスト絡みの騒動についてを描く『ザ・デイ・ビフォア』。

ALOにログインしたアスナが悩まされる、怪奇現象について描かれる『ザ・デイ・アフター』。

ALOでのクエストに挑むキリト達の冒険譚『虹の橋』。

そして、SAO事件の裏側で起きていた、ユウキの物語『Sister’s Prayer』。

 

どの作品も楽しかったですけど、『ザ・デイ・ビフォア』が一番好きですかね。

キリトが迷いながらもアスナに近づいていく部分と、ドタバタクエストに巻き込まれてる部分とで二度おいしかった。

『虹の橋』での無茶苦茶な潜入っぷりも笑えましたけどね。

ユウキの新しいエピソードが見られたのも嬉しかったし、良質な短編集でした。



ソードアート・オンライン20 ムーン・クレイドル

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「思い出はここにある。ユージオと出会い、共に過ごしたみんなの中に、あいつの記憶が残ってる。思い出のユージオが語りかけてくるなら……それは、それだけは本物のユージオなんだ」

 

事件解決編。

思ったよりもあっけなく解決したなぁ、という印象。

ロニエとティーゼの行動によって、敵の住み家を見つけたわけですし、中々いい活躍だったのでは。

しかしまぁ、皇帝家の闇が深すぎるというか。

過去の悪行が凄まじかったですね。なんて嫌な歴史を積み重ねて来てるんだ……

 

塔に新しい人員を迎え入れることも発表されて。

そこにはロニエ達や、キリトの知り合いの名前も混ざっていた。

まだまだ問題は山積みのようですが、キリト達の味方も順調に増えていますし、この後もこんな感じでドタバタしつつも乗り越えていったんでしょう。

そんなふうに思えるのは、良かったですね。


ソードアート・オンライン19 ムーン・クレイドル

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「答えは一つだけだ。亜人族には、暗黒界の辺境に追いやられてやむなく拓いた領土じゃなく、彼らが誇れる国が必要なんだ。《亜人》なんて呼ばれる必要のない、本物の国が」

 

加速したアンダー・ワールド内であったエピソード。

最高司祭を倒し、ベクタを打倒し、人界とダーク・テリトリーは少しずつ交流を開始した。

観光や交易なども行っていましたが、全てが順調だったわけでもないようで。

今でこそキリトが代表になっているようですが、上位貴族の抵抗なんかもあったようですし……

ダークテリトリーの民に、宿の従業員が殺された、と言う事件まで起きて。

 

もっとも、状況がおかしいという事もあってキリトが処分を止めたりしてましたが。

無辜の民の天命全損は禁則事項で、右目の封印を破った者でないと犯せない筈。

その背景を探る為に調査をすることに。

 

しかしまぁ、まだロニエ達が健在な初期の段階という事もあってか、キリトの行動力が凄い。最終的にあの王のようになる前だと思うと、味わい深い。

まともにやり取りしていたら時間が掛かると、自分でダークテリトリーの城まで直行してましたからね……

ダークテリトリーでもトラブルが起きて、多少混乱もしましたが何とか解決。

謎も残っている状態で、20巻へ。サイドストーリーをわざわざ分冊したのかーとは思いました。



ソードアート・オンライン18 アリシゼーション・ラスティング

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「ああ、終わりにしよう」

 

長らく続いたアンダーワールドでの戦いの終結。

9巻から続いたアリシゼーション編も、未来への希望と問題を孕んだ状態とはいえ、一先ずの幕引き。

アリシゼーション編は相変わらず、イラストの見せ方が上手いと言いますか。最後の演出には驚きました。

 

長らく心神喪失状態にあったキリトがついに目覚め、活躍してくれました。

ここに至るまでに積み上げて来たもの。ユージオを筆頭にアンダーワールドでの縁が彼を助けてくれた部分もありますが……

敵集団を壊滅させて、Pohを封じて、ガブリエルまで撃破するとは。

「オイシイとこ持っていきすぎなんだよ」とクラインの言葉取り。いやまぁ、これは、復活してくれた彼への冗談みたいなものでしたけど。

回復を泣きながら喜んでくれる、危地に駆け付けてくれた友。結構いいキャラしてるので、クラインの事好きですねぇ。

 

さて、課題山積ながらとりあえずは落着。

この後、最大最後の戦いが待っているそうですが、キリトの心神喪失状態や戦争が長くてじれったかったので、次はスカッと解決してほしい所ですが。さてはて。



読者と主人公と二人のこれから

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「――傷ついたり、傷つけたりする覚悟はできた?」

「……ああ」

 

『三角の距離は限りないゼロ』と同じ学校が舞台なんですねー。

『三角』の2巻で登場した、柊時子と細尾晃がメイン。

細尾と幼馴染という事で広尾と須藤も登場してます。

これ読んでから2巻読んでたら、更に楽しかっただろうなぁ。

他の作品とリンクする描写とか、結構好きなんですよ。

 

『十四歳』という小説に惚れ込んで、読みこんでいた細尾。

高校に入学して、最初のホームルーム。早く帰りたいな、と思いながらクラスメイトの自己紹介を眺めていた。

そんな彼の、出席番号が一つ前の少女。彼女は『十四歳』に登場するヒロイン、トキコにそっくりで。

 

少し接点が出来て聞いたところによれば、彼女の姉が本の作者で、ヒロインのトキコは彼女をモデルにしているとか。

それがきっかけで交流が始まって……少しずつ距離は近づいていく。

けれど、「トキコ」と「時子」は似ているけれど、どうしても違う所がある。

人一人を一冊の本で描き切るのは困難ですし、そもそも人は年を重ね、変化してくわけで。

ズレが重なり、違和感を覚えるようになって……一度は、距離を取ったりもした。

それでも側に居てくれる友人がいる、というのは宝だと思いますねぇ。良い青春モノでした。


魔法科高校の劣等生30 奪還編

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「これまで、およそ五年間。お世話になりました」

 

今回は、達也への妨害が少なくてストレスフリー。

新キャラが登場してバックアップしてくれたり、四葉からの支援などもあって、無事に水波を奪還できましたし、おおむね好調な感じかなぁ。

達也の恒星炉プロジェクトを評価してくれる人……つまり、現状の魔術師の扱いに異を唱えてくれる人が増えているのはいい感じですねー。

 

戦略級魔法が抑止力としてではなく、実際に兵器的運用されてる辺りに危機感を覚えている人も多いようですし。

佐伯少将がなーんか根回ししてるのも、不穏というか。大筋では正しいけれど、達也を駒扱いしてるのがあからさまというか。

海外では魔法の発動長考を察知して無力化する首輪、なんて代物まで開発が進められているそうです。奴隷扱い待ったなし。

 

佐伯が達也を畏れすぎている感じがしますがね……普通の人と同じで、彼にとっての地雷踏まなければ、とくに爆発しないんですが。

傍から見てると判断基準判りにくいしなぁ。一般人が魔法士を畏れるのも、同じような感じでしょうか。

水波は奪還したものの、光宣との決着はつかず。パラサイト側の騒動があって、姿を消したようですが、どこにいったやら。



86―エイティシックス― Ep.7ミスト

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「もう充分、助けられた。……俺たちもいい加減、解放してやるべきだよな」

 

……え、ライトだった、だと……?

表紙が綺麗で、作者様もTwitterでライト回と仰ってましたが。

いや、騙されんぞと思って読んだら、本当に『86』なのかと思うくらい穏やかな時間が流れていて驚かされました。

 

立て続けに過酷な戦線を超えた、独立機動打撃軍に休暇が与えられることとなって。

ヴァルト盟約同盟にて羽を伸ばすことに。連邦のお偉いさんたちが、悪の大幹部ごっこしてたのには笑ってしまった。言葉に出さなかった副官は偉い。

お互いを意識しているシンとレーナが、見ていてもどかしいから、そろそろくっ付けと周囲が有形無形の援助をしているのも良かったですね。

 

エイティシックス達が驚いたように、シンにも変化があって。人間味が増したというか、柔らかくなりましたよね、態度が。

レーナの方がハッキリと自覚せず足踏みしていたのは、ちょっと意外というか……休暇中に割り込んできやがった、共和国の人材を思うと、納得できる部分もありますが。

 

いやまぁ、本当に未だに価値感変わらないんだな。地獄を見ただろうに。いや、地獄を見たからこそ、責任を押し付けたいのか。

共和国から更に西にある国家の生存も確認されて、狂国とか呼ばれていたのが恐ろしい。え、この大陸あの邪悪よりも評判悪いとこあるの……?

 

同時に、第三国の協力のもと前回確保した「無慈悲な女王」の尋問も行われていたようです。

最初は情報部が行っていたものの、成果が上がらずシンやヴィーカが駆り出される状況にもなってましたが。

難航しながらも得た情報が、値千金かつ爆弾みたいなもので、恐ろしい。


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