気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

風の聖痕

風の聖痕 Ignition6 ヒミツのカンケイ

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「だから、過ぎたことは忘れちゃえって言うの!?」

「覚えていてやれよ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、期間は1130日まで。

 

作者逝去後に出された、シリーズ最終巻となる巻。

執筆途中の『風の聖痕7』の冒頭部分も巻末に収録されています。まだ文章を練っている途中で、句点じゃなくて読点で終わってるのがリアルで、無情さを感じた。

絶筆だと知っていたのに、「あとがきにかえて」以降のページ読んだ時、泣きそうになりましたからね……

 

表題作「ヒミツのカンケイ」は、学園一の美少女とされる綾乃の周囲に居る男に目を着けて取材しようとするパパラッチの話。

学園の新聞部ではあるんですが……随分と個性的と言うか、本当に変わったキャラばっかち集まってますな、あの学校。

 

和麻の自宅を訪問しようとする「綾乃さんのお宅訪問」も、簡単なお使いだろうとそうやすやすと終わらないよな、というか。

見事に彼女が足を踏み入れたタイミングで騒動に遭遇するんだから、もう……

 

しかし今回のメインは「風の聖痕NOIR 炎の喚び声」と題された作品でしょう。

わざわざ「NOIR」と付けているのはなんでなんでしょうね。ドラマCDとかからの逆輸入とかでもなさそうですし、ちょっと分からなかったですが。

人体発火現象が多発してるため、捜査依頼を出された綾乃と和麻が犯人を追う話……というと語弊があるな。

 

いつもの通り、和麻の方は話を聞いた時から大体の事情に察しがついてるようでしたし。

取り越し苦労で会ってほしいという彼の願いは叶わず……わずかな救いだけが残る、ビターな結末となっていましたが。

コミカルな短編が多い中で、シリアス寄りの展開になってて、これはこれで面白かった。

 

魅力的なシリーズをありがとうございました。

ご冥福をお祈り申し上げます。


風の聖痕 Ignition5 幸せなイチニチ

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「まあ、それなら簡単にできるけど」

できるのかよ!

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、期間は1130日まで。

 

表題作「幸せなイチニチ」は、いつもの和麻と綾乃の仕事風景。

しかし、「お化け屋敷に出た悪霊を、施設に被害を出さずに解決せよ」というもので……

炎術士でパワーファイターな綾乃には不向きな依頼ではありました。

和麻に抱き付いたり出来てたので、なんか普通にデート風味ではありましたね。めっちゃ綾乃が怯える羽目になっただけで。

 

「サトリ」は心を読む妖怪の一人称による短編でしたが……

後書きでも触れられていた通り、和麻のひどさが輝く話でしたね。正直彼らしくて笑いましたけど。

第三者メインの話だと「特別な男」という、特別幸運だと思っている特別不運な男のエピソードもありましたが……引きが強いにもほどがある。合掌。

 

巻末の「学園の風景」も、和麻と綾乃の仕事でしたが。

今回は日中、綾乃の通う学校での話で……中退した和麻を知ってる先生まで出てきたりしてました。

メインキャラ以外を主軸にしたエピソードが収録されてたり、今回は色々と挑戦してる短編が多く盛り込まれてた印象。

人に優しい白和麻とかは、笑えてよかったですね。……いざ対面したときに、当の本人が見せた反応も他人事なら楽しい。

風の聖痕 Ignition4 すべては愛のために

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「綾乃ちゃん、なんでそこで疑問文なのっ!?」

「いや、ちょっと交友関係を考え直してみようかな、と」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、期間は1130日まで。

 

1巻で綾乃に喧嘩を売ったアメリカの炎術士。

彼女は未だ日本にいて、勝利の為に修行をしていましたが。その過程で和麻と遭遇。

事情を聞いてはいおしまい、とはならず。軽く戦闘というか決闘紛いのことすることになってたのは笑った。まぁ、和麻の圧勝でしたが。

 

フリーの風術士と言うのを聞いて、教えを乞うために彼を雇うあたりキャサリンも油断できない。……和麻が流れを作ったともいえますけど。

悪辣にならない範囲で手段を選ばないの好き。和麻も「姑息だな。好きだぜ、そういうの」とか言ってましたし。

和麻も思惑こそあれど、キャサリンの指導に手は抜かずに、勝率の高い策を提示しているし。この二人のやりとりも好きだなー。

 

表題作の「すべては愛のために」は、前後編とその後の3部からなる中編。

綾乃がお見合いをすることになる話。それを知った和麻の第一声が「相手も気の毒にな」な当たり、君は本当にもう……って感じではある。

綾乃の友人で油断ならない方こと由香里も色々と手を回していて、中々カオスなお見合いになってました。


風の聖痕 Ignition3 煉くんの受難

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「師兄――生憎ですが、俺はそれを笑って受け流せるほど人間ができてはいませんので」

「ああ、なるほど。言葉が過ぎたようだね。今回は僕が詫びよう」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、期間は1130日まで。

 

表題作「煉くんの受難」からスタート。

友人二人に連れられて、廃墟となった洋館に肝試しにくる羽目になった煉。

しかし、そこには本当に「何か」がいて……煉達が来たタイミングで、和麻と綾乃も仕事をしに来ていて。

あっさり撃退してましたが……神凪の直系が来れるような場所で悪だくみしてる方が悪い。

 

後日、煉はその屋敷の前で、道士見習いだという大陸からきた同世代くらいの少年と出会って。

さらに朧は、煉のクラスに転校までしてきて、接点が増えて行くわけですが。

彼が和麻に似ているとか、せっかくだから紹介しようと、仕事をしている場所に連れて行こうとしてすれ違ったりとか。

煉くんも色々「持ってる」なぁと思えるイベントの数々でちょっと笑ってしまった。

 

和麻も、なにやら嫌な予感を感じで回避し続けてましたが。いつまでも逃れることは出来ずに、朧と対面。

なにか含みがありそうだなぁとは思っていたものの、予想以上に食えないキャラで、朧くん面白いなぁと思いながら見てました。

 

「受難」とか言われて、実際友人たちに振り回されたりもして、巻末の「たったひとつの――」ではため息ついたりもしてましたが。

気にかけてくれる友人がいるのは財産ですよ。えぇ。ちょっと度が過ぎるとは思いますけど……

風の聖痕 Ignition2 僕だけのマドンナ

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「そうだ。煉、あんた止めてきなさい」

「無理ですよ!」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、期間は1130日まで。

 

今回収録の話だと「父と子と」が好きですねー。

素直になれない厳馬と和麻が、屋敷で鉢合わせして喧嘩を始める話。

綾乃と煉も駆けつけたものの、手出しできるはずもなく。

間に二人が大事にしている煉が割って入れば止まるんじゃないか、と提案する綾乃も大分和麻の流儀に染まってるのでは感。

「もし、止まらなかったら?」という煉からの問への回答も完璧でしたね!

 

表題作「僕だけのマドンナ」は、容姿端麗故に学校では人気者だという綾乃に告白した柊君の話。

春になると新入生が入って来たりして環境が変わるので、彼女に告白しに来る人が増えるとか。バッサリ断って敗退者が積み重なっていくと、次第に落ち着きはするみたいですけど。

柊君は、一度断られこそしたけれど諦めずアピールを続けて。

 

綾乃も目障りだからと排除するまではいってなかったので、まぁ良いですけど……。熱意の向く方向に寄ってはヤバいよなぁ……とか思いましたね。

猪突猛進過ぎて、由香里に良いようにいじられてましたが。彼女は彼女で、もう少しブレーキ踏みなさい。

その後の「誰かがみつめてる」と言い、この学校なかなか濃い人材揃ってますよね……。

風の聖痕 Ignition1 綾乃ちゃんの災難

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「……お前に常識を説かれるとは、イヤな世の中になったもんだな」

(略)

「……あんたに常識を説かれるなんて、イヤな世の中になったものよね」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、期間は1130日まで。

本編『風の聖痕』は読んでたんですが、短編集なコチラは手を出していなかったので。この機会に手を出してみました。

作者逝去による絶筆ではありますが、面白さは褪せてないなぁという感じ。想い出補正も乗って更に楽しい。惜しく切なくもありますけど。

 

理事長から依頼を受けて、自分の学校で噂されている幽霊退治に乗り出した綾乃。

仕事のパートナーとして和麻がいるのはいいとして、なぜか友人二人まで一緒に来ていて。

ツッコミを入れてはいましたけど、最終的には連れて行くことになってドタバタする事になる「綾乃ちゃんの災難」をはじめとして6話ほど収録。

 

綾乃の友人、彼女が神凪の能力者であることを知っても付き合ってくれてるから良いですよねー。三人のやりとりが凄い「日常」って感じがする。

宗主の仕込みで綾乃と和麻を接近させようとする「遊園地に行こう!」で、二人が『常識』を説きあってる場面が笑えてすき。

……実際には犯罪者への対応について、過激なこと言ってるので、全く持って常識的な会話じゃないところも含めて。

 

精霊術士以外にも多くの術者がいて、日本以外にも当然派閥はあるんだよなぁ……という事が分かる「綾乃ちゃんの更なる災難」も良いですよね。

このエピソード、綾乃が終始可愛いのもポイント高い。和麻とのデート(頑なに本人が否定してますが)を前にして浮かれているところとか、横やりが入って台無しにされて不貞腐れてるところとか。読めて良かった。

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