気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

風来山

ジェノサイド・リアリティー2 異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く

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「自分が悪いと自覚できたんならそれでいいんだよ。人なんか関係ない。お前も俺も七海も、みんな個人だ。人間はな、自分の責任で自分なりにやりたいことを頑張ればいいんだ。それが、生きてるってことだろ」

 

ウッサーを引き連れて、街へと帰還したワタル。

ゴロツキとかした学生に絡まれたりもしましたが、ウッサーが一蹴。イケメン男子こと七海がどうにかまとめようと奮闘してはいるようですけど、外でハッスルしてる生徒がいたり、彼の眼の届かないところで彼の幼馴染がいじめられていたり、なんというかどんどん転がり落ちていってる感はあります。

……いやまぁ突然異世界に放り込まれて、ここまでの段階でも既に大勢死者が出ているって状況だと思えば、まだ踏みとどまって居る方か。

 

速攻で順応してソロ攻略を満喫してるワタルの方が特殊なんだよなぁ……。

まぁ七海グループもかなりギクシャクしてますし、どっちがマシかって言われたらワタル達の方になりますが。

街に居てワタル寄りのスタンスになっている面々も、久美子はワタルを追いかけてソロ攻略できるようになってるし、瀬木は「ゲームに似た世界だというけど、本当にそうだろうか」と疑問を持って出来る範囲で調べ事をしてるし、前向きなんですよね。

 

七海グループは、怪しい参謀がいたり彼に気に入られたい女子の勢力争いがあったり、内輪で揉めてるからな……。

ワタルも有用な効果を持つアクセサリーだからって指輪を配り歩いてたり、周囲の女性陣がバチバチやってるから、あんまりとやかく言えない部分はある。

 

竜胆和葉が困窮してるのを見て、自分が彼女の足を治してしまったのも一因だろうと手助けするあたり、なんというかお人好しではありますよね。敵には容赦しないので、猫を拾う不良理論というか、ギャップが光ってるとも言いますが。

そうやって甘い顔するから依存されるんやで……。キャラデザ的には和葉好きですよ。ただ、爆弾みたいな気質を感じるので遠くから眺めてたいなぁ、と思う次第。実際、彼女の書いた手紙がトドメになって騒動もおきますし。

 

ゲーム時代ではあり得なかった異質な『侵攻』が起きて、それの対処でダンジョンに挑める戦力がさらに削られてしまったりと、道のりは険しいですがさてどれだけ生き残れるものでしょうか。

刊行止まってるので、打ち切りかなぁ……みたいな気になってしまいますが、そもそもこの2巻も1巻から3年後くらいに出てるので、期待しすぎない程度に待ちたい。WEB読み返しても良いな。
ちなみに私は積読消化したんですが、今だと来年3月末くらいまでBOOK☆WALKER読み放題の対象にもなってるので気になってる方はそちらを入り口にするのもアリですよー。

窓際の天才軍師 左遷先で楽しようとしたら救国の英雄に祭り上げられました

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「戦争はするしかないでしょう。そのうえで、まともに戦わずに済む方法を考えますよ」

(略)

「まったく戦わないのは無理ですが、双方の犠牲が最小限に住んで、戦争を終わらせる方法を取ります」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで331日まで。

異世界転生の際に「卓越した知性」という特殊技能を授けられた主人公ハルト。

初期はそれをまとめた本を出したりしていたようですけど、識字率の問題もあって広まらず。

閑職である地方の書記官に潜り込んで、ダラダラと自堕落な生活をしていたものの……上司が無能で、敵の挑発に乗ってしまい戦闘状態に入ってしまったのが誤算で。

 

街の防衛隊長に残った少女に、せめて人々の命だけでも助けたいと懇願されて、逃避行の為に動き始めて。

魔術はあるけれどそこまで利便性が高くない世界で、銃火器を作り出して対抗するって言うのは厄介だなぁ。

ただ主人公が知識チートで秀でているのはいいですけど、敵キャラに格があるのが少ないというか。周囲に想定が甘いキャラが多いので、そこはちょっと残念に思いましたね。

 

救国の英雄と祭り上げられたからには、軍に入って協力してくれるだろうと甘い計算をする宰相とか。

難攻不落の城砦を打ち破れば戦争が終わると信じ切っていた考えが甘い姫様とか。

夢のような話に乗って戦争に踏み切る王子と、彼を焚き付けた調子が良い書記官とか。どうにも、ねぇ。最悪のパターンを考えるくらいの事はしてほしい。

そういう意味では、帝国皇太子が主人公の才覚を認めて招き入れようとしたあたりとか、わざと内側の反乱分子を決起させて叩き潰してる辺りとかは良かったですけどねー。

ジェノサイド・リアリティー 異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く

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「ああ。お前だから正直に言うが、俺はこの世界から出たいとは思っていない」

 

ちょっと前3年ぶりくらいに2巻が出たシリーズ。

なろうからの書籍化で、時間あけて続き出るのは珍しいなーと思って購入。

WEBも読んだことはありますが、大分前なので記憶薄れている上に、話数増えてるから読み直さないとなぁ。

 

クラス単位……というか、学年単位での異世界転移系です。

地震に巻き込まれたと思ったら、気づいたらダンジョンの中に居た。

それは、一部マニアに公表を博したゲーム「ジェノサイド・リアリティー」と同じ環境で。

モンスターや罠によってバンバン人が死んでいって、先生とかも居たけれどゲーム内イベントに巻き込まれて死亡するなど、容赦ない展開が続きます。

 

主人公のワタルはこのゲームをやり込んでいて、さらには攻略サイトまで作ったことがあるため情報には詳しかった。

とは言え、成績でクラス分けされる学校で一番下のクラス。おまけに普段は不真面目に暮らしてる不良扱いで。本人の性格もあって、情報を提供してみんなで生き残ろう、と言う方向には行かず。

 

親しい相手にまず打ち明けて、そこから情報を流そうとはしていますが……

陣頭指揮を執っている男子の傍に、邪な思想持ってる奴がいるので、どこまで効果があるのやら。

おまけにワタル本人は、自分が強くなるために単身ダンジョンの下層へと踏み込んでいってますからね。

 

大人数で転移して、追放されるとかでもなく進んで単独行動するキャラは初めて読んだ当時新鮮に映ったような。

我が道を往くタイプのキャラなので、彼を好きになれないと辛そうですが。まぁ、スタンスが明確なので、読みやすくはある感じ。

しかし、表紙のキャラはゲーム内で登場するイベントキャラなわけですが、登場後半なのによく表紙に抜擢されたな……とか思ってしまった。
なんだかんじゃ嫌いじゃないシリーズ。

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ちゃか

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