気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

飛鳥井千砂

タイニー・タイニー・ハッピー2

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「・・・正しいだけで 世界は回ってないのよ 残念だけどね」


校外の大型ショッピングセンター「タイニー・タイニー・ハッピー」でのお話。
そこで働く誰かと、付き合っている相手あるいは気になっている人のエピソード。

1巻で登場していたジュンジュンの話とかもありました。
私が彼を好きなほど、彼は私を好きじゃない。
そういう悩みを抱える少女視点の話。

或は、想いを振り切れないメガネ男子の話。
いやはや、年齢関係なく、青春しているなぁ、という感じ。
しっかりと恋をして、真剣に生きていると言ったほうが正しいかもしれませんが。
加奈子ちゃんは格好いいし、笑ちゃんは可愛かった。

川野と小山の話が好みでした。
微妙な距離感の二人の話。本当はどう思っているのか分からない状態での交流。
小山さんが不器用で、でも、一本筋通っている感じがいいですねー。
イラストが好みだって言うのはありますが、割とこういう群像劇好きなんですよねぇ。
原作未読なんですが、その内読んでみようかなぁ、と思う程度には楽しみました。


タイニー・タイニー・ハッピー 1

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忙しいを言い訳に どれだけの言葉を零したんだろう
「そんなことで怒るなんて・・・」
全然 そんなこと じゃない


大型ショッピングセンター「タイニー・タイニー・ハッピー」を舞台とした男女の物語。
略称はタニハピ。
飛鳥井千砂さんの原作のコミカライズらしいです。
あいにくと原作は未読なんですが。
手を出してみたいな、と思う程度には魅力的に感じました。
絵柄も個人的には結構好みな部類。

大人になると色々と柵とかあって大変ですよね。
仕事と私どっちが大事なの、っていう問いかけに対する回答のような感じが。
忙しかったり、遠距離恋愛になっていたりでずれ始めている夫婦・恋人たちの話。
今回メインになるのは、同棲して5年、結婚して2年の夫婦、実咲と徹の話。
そして遠距離恋愛になっているカズとゆうの話。

ジュンジュンってあだ名を持っている青年がどちらのエピソードにもでてきたり。
タニハピっていう場所が中心に有るので、こうやってキャラ通しのつながりがあるのはいいですねー。
大人だろうと迷うし、失敗するし、心だって揺れるんだ、と。
そんな感じで進んでいきますが。
一番大切なものを間違えずに、ちゃんと壊れかけた時に修復できるのは、素晴らしいことだと思いますよ。


この部屋で君と

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「誰かに傷つけられた怒りや恨みを、その相手に似た誰かにぶつけるのって、簡単で楽な方法なんだよね。感情の処理の仕方として」
(中略)
「だから、そういう方法を取る人が、早く違う方法を見つけるといいなって願うばかりだけど。高畑君もさ、そういう人たちを見て絶望するんじゃなくて、自分に希望を感じさせてくれるものに目を向けて、それを大事にしたり、誇りに思ってみたらどうかなぁ」


一つ屋根の下で暮らす人々のアンソロジー。
読書メーターで他の方の感想を見ると、なんかスピンオフな短編を乗せている人もいるとかなんとか。
正直三上さん目当てで買ったからなぁ。
その内手を広げていきたい、と思わないではないですけど。
正直現時点で部屋に積読の山があるので、あれを消化しないことには、手を広げたら死ぬ。財布的にも、積読の消化率的にも。

流石にプロの作品。
同じテーマで手を変え品を変え魅せてくるというか。
それぞれの作家さんごとに個性が出てて、面白いは面白い。

掲載作の中できにいったのは、徳永圭『鳥かごの中身』、三上延『月の砂漠を』。
その次に飛鳥井千砂『隣の空も青い』ってところでしょうか。

『隣の空も青い』は、まとめると仕事と私どっちが大事なの、みたいな話といいますか。
すれ違いを感じ始めていたところに、出張の話が急にはいってきて、同僚と同室で過ごしながら、色々と考えていく話。冒頭に引用したセリフはこの作品からですねー。
ストーリーより、キャラの会話っていう要素がいい感じではないかと。

『鳥かごの中身』は、アパートの別の部屋で暮らしている少女。
母子家庭で母が帰ってこない。途方に暮れている彼女を青年は保護した。
少女を助けたつもりだったけレ度、交流を通して助けられていたのは彼の方だった。
まぁ、いい話だと思いますが。これ、一歩間違えると「少女を部屋に連れ込む事案発生」と警察直行コースだよな、ってツッコミ入れるのは野暮なんだろうなぁ。

『月の砂漠を』。
地震で妹を亡くしたのちに結婚した姉。
相手は妹の婚約者であった。亡くなったことを割り切れず悩んだり、とモヤモヤする部分はありますが。
色々と規約があって面倒な、住宅。どうしてそこを選んだのか。
ちゃんとキャラが立っていた感じがして好みではありました。

個人的には、作品ごとの色が違うので、評価上下して、平均するとなんかパッとしなかったかなぁ、みたいな結論になってしまうのがアレですけど。
まぁ、どれか1作くらいは気に入る作品あるのでは。
好きな作品と、そこまででもない作品が入り混じっていることがあるから、アンソロジーって難しいです。いや、気になって手に取っている以上、文句家立場じゃないと思いますがね。

この部屋で君と (新潮文庫)
朝井 リョウ
新潮社
2014-08-28

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ちゃか

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