気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

香月美夜

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部 神殿の巫女見習いⅡ

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「マイン、話せ。全てを正確に、嘘偽りなく、神に誓って述べろ」

「かしこまりました。カルステッド様。神に誓って嘘は申しません」

 

神殿に入ったことで、貴族からは逃れられなくなった。

その時に教養を身に着けているのといないのとでは大きな違いが出る、という事で。

側仕えを増員して、神官長から色々と教わったりしています。

ロジーナが久しぶりの楽器に感動して演奏し続け、周囲から不満が出たり、側仕えの仕事が出来ていないと齟齬があったりしましたが。

しっかりと言葉を交わし、ロジーナが意識を切り替えてくれて良かった。

 

少しはマインも成長しているのかなぁ、と思いきや。絵本を作ろうと、色々と動き始めて。

本に関わると暴走するのは、マインだからもうしょうがないんだろうなぁ。

まぁ、暴走するばっかりじゃなくて、ちゃんと周囲に利益も提供できているから、ついてきてくれる子も多いですけど。

孤児院の子供たちも、マインが料理の知識を提供したことで、彼女に対して好印象を持っているようですしねぇ。

 

神の恵みという神殿の習慣があるとはいえ、利益を出して、孤児院を救済したのは確かですし。……マイン自身は、「実のところマイン工房はかなり低賃金で子供まで労働をさせているブラック工房なのである」とか考えてましたが。

理不尽に虐げられていた彼らに救いの手を差し伸べたのはマインだけなんだから、そこはもうちょっと誇っても良いような……たとえ罪悪感にかられたくない、という始まりだとしても。

 

順調に進んでいるかと思いきや、神殿長はマインを敵視したままだし……

神殿に来た、騎士団からの協力依頼にマインが神官長と赴けば、平民の青色巫女見習いが気に食わない騎士から嫌がらせを受けてましたし。

貴族社会怖いな……青色としての扱いで、本当に良かった。ベンノに足向けて寝れないのでは。……今さらか。

 

エピローグでは、マインの魔力量に驚愕した神官長が、本来犯罪者に用いる記憶を覗く魔術具を使う場面が描かれていましたが。

現時点で、領主を上回る量の魔力とか。身食いとしてはありえない量とはこれまでも描かれてましたが、具体的に比較対象が出てきて。これは確かに貴族からは逃げられないだろうなぁ、という感じ。

 

マインの記憶に振り回された神官長が、頭痛の種を増やしながらもマインの価値を認めてくれて色々考え出したのでほっとしました。

少なくとも切り捨てられないだろうと、ここで描かれたのは大きい。貴族の横暴で振り回された後ですからね……

同調後のイラストで、神官長が固まっている感じがまたいい味出してました。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部 神殿の巫女見習いⅠ

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「君は……予想以上の馬鹿者だ」

「よく言われます」

 

青色巫女見習いとして神殿に入ることになったマイン。

元々この世界の常識に疎い所があったのに、下町とはまた違う、貴族の常識が混じった神殿の世界で過ごすことになって、穏やかに済むはずもなく。

いやまぁ、そもそも神殿長がアレの時点でなぁ……神官長も煩わしくは思っているようですが、コネとかの問題もあってトップの座に居るとかで。

 

とりあえず、魔力を扱う青色巫女見習いであること、そして神殿の常識に疎い事から、マインに側仕えがつくことに。

神殿長からの監視役、神官長からの補佐役、そして特別扱いではないと示すために問題児を1人ずつつけられて、3人体制。

まぁ、監視役は仕事する気ないし、問題児は文句ばっかり言うしで側仕えらしい所が最初はないですけどねぇ。

 

マインの方が主として相応しい態度を取れていないなかったという問題もありましたけど。

それでも上手く状況を活かしてフランやギルとの距離を縮めていくのは流石というか。

なんだかんだ上手く生き延びているよなぁ、という感じがします。

警戒心皆無なので、周囲の胃痛はマッハですけどね! 神官長は本当にお疲れ様です……隠し部屋で密談している時の頭の痛そうな感じが、うん……

 

職人の子だったルッツが商人見習いになる事には色々と課題が多くて。

親の理解が得られにくい、というのも中々の難題で。こじれかけていた家族間の問題を、マインが横やりを入れて、神官長がとりなしたことで何とか丸く収まってほっとしました。

いや、本当マインは何を言い出すか、やり始めるか予想できん。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 兵士の娘Ⅲ

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「マイン、今度は何だ?」

「コリンナさんは髪飾りの権利が欲しいそうです。ベンノさん、いくらで買っていただけます?」

 

髪に艶を出す液――こちらの世界での商品名、リンシャンになってましたが。

それの権利をベンノに売り払った事で、マインはひとまず延命できるだけのお金を手にしていました。

しかしまぁ、ギルド長め。金額を低く伝えておいて、「用意できないならこっちで引き取ろう」と考えていたとか、あくどい。

けど、ルッツとかから切り離したらマイン即座に死にそうですけどねぇ。ギルド長の管理下にあったら多分すぐ死ぬ。

 

とはいえ、身食いについて問題が解決していない以上、貴族に買われる未来を選ばなければ、あと一年くらいしか保たないだろうという予想もあって。

覚悟を決めて、判断を下さなくてはならない、と選択を突きつけられていました。

 

それはそれとして、ギルド長の家で数日療養する事になったマインが、多少マシになったからとギルド長の家で料理人と一緒にお菓子作りしたりしているのには、笑ったというか……

ベンノでなくても頭が痛くなると思いますけどね。緊張感が長続きしないよな、マイン……

 

貴族に飼い殺しにされるか、家族と朽ちるか。

その家族会議の場面は、マイン達の絆が伺えて、涙が浮かびましたね……

マインの体力の問題から、ベンノの店の見習いになるのも難があるのでは、とマインが生活する環境について色々話し合いをしていましたが……

洗礼式で神殿に入ったマインが、本を見つけてしまい、暴走。まさかの、神殿入りコースに。マイン、もうちょっと冷静に動こうぜ……

神殿にかなりの魔力がある身食いとバレて、取り込まれそうになりましたが、ベンノからの助言と……マインの暴走、神官長のフォローなどが噛み合って、交渉が進んだのは、幸いでした。


本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 兵士の娘Ⅱ

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「……だから、オレのマインはお前でいいよ」

 

マインの母と姉は、ルッツを連れて行った面接に落ちてくると思ったようですが。

見事条件付き採用を勝ち取ってきて驚かされることに。

そしてマインは意気揚々と植物紙づくりを始めるわけですが。

 

まぁ、一緒に作業をしている中で「知らない筈の事を知っている」という事を隠し通せるはずもなく。

ただでさえ怪しいのに、「やったことがある」とかマインが口を滑らせまくってるのもなぁ……

植物紙を作り上げた所で、ルッツから「お前は誰だ」と問われることに。ルッツとマインがそれぞれ胸の内をぶつけ合って……ルッツが、変わってしまったマインを、認めてくれたのが、良かったなぁと思います。

ここでルッツという理解者を得られなかったら、マイン死んでたでしょうしね……

 

しっかり紙を作り上げた事で、ベンノに認めてもらえた二人。

紙の完成報告ついでにマインが姉のトゥーリに作った髪飾りをベンノに見せた事で、さらにマインの行動範囲が広がることに。

トゥーリの洗礼式で髪飾りを見た商業ギルド長が、探し求めていたとかで、新しく髪飾りを作る事になったりしてました。

 

ギルド長のところの娘との縁も出来て、そこからマインの病気が身食いであることが確定して。

体内で魔力が増加し、その魔力に食われて死ぬ症状。魔力を扱うための道具があれば、増加した魔力を放出できるが……それ自体が高価なために、魔力を扱えるのはほぼ貴族のみ。

金があれば、延命は出来るが……症状が出るたびに、ポンと出せるような額ではなくて。

最後、マインが身食いの熱の暴走によって倒れていましたが……ベンノの前で、迅速に対応できる状況で、何よりでした。




本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 兵士の娘Ⅰ

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「自分でできないなら、できるヤツを雇えばいいだろ? 悩みってそれだけ?」

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「……すごく名案だと思うんですけど、先立つ物がないんですよ」

「まあ、その時で持ってるはずがない。そうだな。俺なら、できるヤツを誘導して、自主的にやるように仕向ける。簡単なことじゃないが、相手が自分からやればこっちの懐は痛まない」

 

小説家になろうの書籍化作品。

異世界転生モノで、本が好きで好きでたまらない女子が、死後、本が全くない世界で病弱な少女マインとして生まれ変わって。

識字率も低いし、生活環境も劣悪だし。自分の身体も、非力で病弱で、中々にポンコツ。

けど、それでも諦めずに本を読むために何か出来ないかと模索し続ける根性がすごい。

 

私もそこそこ本が好きではありますが……あくまで読むのが好きなのであって、本を作る過程の知識なんて全くないからなぁ……

本が欲しいけど、紙がない。性格には羊皮紙になら存在しているけれど、稀少で高く、彼女が生まれ変わった家で買えるようなものでもない。

パピルス作ろうとしたり、粘土板作ろうとしたり、工夫していきますがどれもこれも失敗。

 

変な行動をとって失敗し続けている娘を見放さない家族で良かったなぁ、と言いますか。

まぁ、変な行動しかしないのではなく、姉の為に髪飾り作ったり、冬の手仕事で籠編み手伝ったりと出来る範囲での助力はしてますけど。

貧しい過程で、ここまで病弱で手がかかる子が居たら、場合によっては口減らしの為に捨てられてもおかしくはないと思うんですよね。

それを想えば、マインは本当に恵まれている。

 

商人になりたがっているルッツという少年と一緒に、商人見習いになるための試験を受けるところまでこぎつけたんだから、運も頭の働きも悪くはないんですよね。

……本が好きすぎて、周囲が見えなくなって突撃してしまうのが問題なだけで。

キャラそれぞれに設定があって、世界が作り込まれているので、読んでいて引き込まれるんですよねぇ。

 

WEB本編は完結してますが、本編後のエピソードが不定期連載されていたり、本編の書籍化が順調に進んでいて。描き下ろしのSSとかが入ることもあって、その度に世界が広がる感じがして、好きなシリーズです。

読んではいたんですが、電子版で買っていた関係もあって、感想書きそびれていたんですよねぇ。





プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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