気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

鶴城東

クラスメイトが使い魔になりまして2

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「やっと俺をみたな!? 俺が大嫌い、そりゃあ結構なことだよ! ありがたいね! やっと藤原千影さんが芦屋草太くんを認識しましたよ!? 最の高! 俺もお前なんて大ッ嫌いだね!」

 

ソフィアは消えたものの、千景と草太の主従関係は維持されたままで。

オマケに公衆の面前で魔力補給のためとはいえキスをしたことで、藤原家に呼び出されることに。

権力に貪欲な東の一大派閥。そこのトップである千影の両親は、派閥のトップと言う感じで手段を選ばない横柄な態度を見せて。

おっかないわ。そりゃ草太でなくてもお近づきにはなりたくないタイプだ。

当初は馬の骨を排除しようとしたが、『新魔術』と言う価値を見せたので、藤原家に取り込んでも良いとか言い出すあたりはもう……人の人生駒にしてゲームでもしてるのかよ……

 

とりあえず暫定婚約者プラスお目付役の派遣で、少しばかり時間を稼ぐことには成功していましたが。

学生である以上、藤原家問題にだけ注力するわけにもいかず。

課題を受領してみれば、「新魔術」を狙う協会に所属しない外部組織から襲撃を受ける羽目に。辛くも撃退はしてましたが、一つ間違っていたら敵の手に落ちてましたよね。

どこもかしこも厄介事しかないな本当。

 

いやまぁ、課題の時は旭やお目付け役の少女の水着を堪能したり、多少はラッキーな場面もありましたが。

それ以上のトラブルが押し寄せてきてますからね……

早急に強くなる必要を感じで師匠に修行を付けてもらって。千影との信頼関係を築くためにアレコレ課題を出されて。少しずつ相手を理解して。

 

そして、二人は本音を打ち明けることに。追い込まれたから、というのもありますが。

二人の間にある溝について、しっかり描写してくれたのは良かったですね。

草太が抱えている呪いもあって、全てを話せないとしても。お互いをしっかり見てないのは大減点でしょう。そりゃ師匠も呆れるわ。

ある程度の信頼関係を築き、眼前の問題を解決する事には成功したようで何より。また新しい火種抱えた気もしますけどね! 強く生きて欲しい。



クラスメイトが使い魔になりまして

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「そうか。覚悟が決まってるならいい。ただ、失敗して死んでも恨むなよ」

「恨まない。その時はあなたも死ぬんだから」

 

初となるガガガ賞と審査員特別賞のW受賞を果たした作品。

魔術が存在する世界で、それを学ぶ学院もあって。

進級試験の際にトラブルが発生し、クラスメイトを使い魔としてしまった主人公。

 

名家の学年主席の少女と、落ちこぼれ魔術師というデコボココンビ。

同い年の異性を使い魔として、同棲までする事になって。周囲からの好奇の目を数多く向けられることに。

少女が名門出身というのもあって、かなり主人公側の負担がデカい感じ。

うん、美少女侍らせてもさっぱり羨ましくない。下手に注目集めすぎて命の危機までありますからね……強く生きろ想太。

 

まぁ、彼自身かなりメンタルタフというか。

死にそうになった局面で、立て板に水の反論が出来るあたりは凄い。

いや逃げて助けを呼ぼうとして補足されて、「うるせぇばぁぁあか!!」と叫ぶ辺り自棄になってるとも言いますが。元々卑屈で、口が悪いからその辺りは仕方ないかな……

 

落ちこぼれというのも間違いではなくて、魔力量とか色々と欠陥を抱えているみたいですけど。

周囲の反応からすると、まず間違いないだろう過去についても想像できますが。

千影の態度はえーっと……放っておけなかったのは分かるけど、言い方がね、うん。彼女もスペック高いのに微妙に自分を御しきれてないですよね……

ただ、目的ははっきりしていて、そこに至る努力を惜しむ気はない、という所は好印象ですね。道行きは遠そうですが、頑張ってほしいものです。

イラストも可愛くていい感じですねー。
女子力ゼロで明け透けな物言いをする近衛も、引っ込み思案ながら友達を大事にしてくれる旭もいいキャラしてるので、どんどん巻き込んでいこうぜ……



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ちゃか

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