気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

黒星紅白

答えが運ばれてくるまでに~A Book without Answers~

 ico_grade6_3h

人はそこにあると信じているものを見つける。

 

再読。

絵本シリーズ3弾。今回は20編収録。

幸せにしてくれるあるどうぐの話。

置かれ状況で感じ方がかわる「みえるものとみたいもの」の話などが収録されています。

 

「ふたつのこと」が好きな人に望む事としてはシンプルに美しいと思います。

皮肉成分満載の「じぶんにはないもの」は、笑い事じゃないけど笑ってしまう。

さて、結局返事はどうしたんでしょうねぇ。

「ともだち」のドラゴンの話はちょっと寂しい。

「じたばた」は、水難救助の話というと嘘になりますが。夏場海とか行く事が多いので、そうだよね…って思う部分があった。オチも綺麗で好き。


夜が運ばれてくるまでに~A Book in A Bed~

ico_grade6_3h

貴方は貴方の作品を書けばいい。

 

再読。

絵本シリーズ第二弾。今回は25編を収録。

たとえば、小さな村にすむ少年少女が、隣に住むおばあさんの家に遊びに行く話。

たとえば、人生を乗り物の運転に例えた話。

短くも素敵な話が今回もたくさん記されています。

 

「えごとえこ」みたいに皮肉交じりのエピソードも健在です。

「さくひん」・「てきとみかた」・「まんぞく」辺りが背中を推してくれる感じがして好き。

「つらいこと」で描かれた大人が、格好いいと思います。戯れに聞かれた質問に、何かを思い出し涙する事ができる。そして、それでも怒らず質問に答えてくれる。積み上げて来た時間が、幸いだったのだと感じられて良いですよね……

あとは「だいびんぐ」の最後の一行が、そりゃそうだ、って感じであっけらかんとしてて笑った。


お茶が運ばれてくるまでに~A Book At Cafe~

ico_grade6_3h
そう思ったことを、今からやりましょう。

 

再読。

『キノの旅』のタッグでおくる、18の掌編を収録した絵本。

元々キノでも風刺とかも上手く描かれていましたし、あのテイストが好きなら読んで損はない一冊。

 

「らぶれたー」の少しずつ長くなっていく文章が、最後短くなるのとか。

文章のレイアウトも工夫されていて、本当に絵本的というか。視覚情報が増えていて楽しい。

皮肉が効いてるのでいえば「はな」とか「あなたのいるばしょ」の登山家の部分とかか。

 

一番好きなのは「やりたいこと」ですかね。勇気をくれる。

「さくせす」とか「けいけん」なんかも、今見ても刺さるというか痛いので、頑張りたいですね……

あとは「りゆう」も短いながら、胸に来るので気に入ってます。

 


学園キノ6

ico_grade6_3h
「私、主役にはなれなかったけど……」

「けど」

「格好いい脇役にはなれたかな?」

 

8年ぶりの新刊。正直前の巻の記憶薄れて来てるんですが、問題なく楽しめましたね。

頭空っぽにして楽しむ系パロディ。

というか、キャラ紹介のところで「忘れている人は読み直してください。読み直さない人のために記しておくと~」とか書かれてて笑いました。

 

学園キノ世界でも写真を撮っている、フォト……じゃなくて帆戸が『謎の美少女ガン・ファイターライダー・キノ』の返信場面をたまたま写真に収めて。

スクープを求めて、木乃を追い求める帆戸。盗撮用の器具を買い求め、実際に盗撮しまくってるのがヤバい。

 

キノの名前は本名から取ったんだな、と気付いた時「とても難しい謎が解けた」と零し、地の文で「あら凄い。賢いわね貴方」って書かれている下りが最高でしたね。

難しくもなんともないよ……読んでいると知能指数が下がる音が聞こえる……

帆戸の隣にも喋るキーホルダーのソウがいて。変身能力を授けてましたが……温度差が凄かった。挿絵のインパクトもあって、腹筋痛かったです。

後半にあった「学園編第九話」の見開きがまた凄い。これ見よがしに紙幅を割いたのに、しれっと何事もなかったかのように会話を続けるんじゃないよ……

ツッコミが追い付かない。

学園キノ(6) (電撃文庫)
時雨沢 恵一
KADOKAWA
2019-10-10

キノの旅XXII

ico_grade6_3h
「ここからが本番よ!」

 

22巻ですって。

初めて読んだライトノベルなので、思い入れありますが。

もう20年書いてるとか。え、ちょっとなにをいってるのかわからない……

 

キノとエルメス、師匠と弟子、シズ達にフォト。

それぞれの旅や生活模様が、相変わらず楽しく、時に悲しく描かれていて、愛おしさすら感じる。

今回収録のエピソードだと六話の「来年の予定」が好きですねー。

 

三日間開催する音楽のイベントの撮影スタッフとして参加したフォトと、彼女につけられた補佐役のイザベラの話。

体格は良いが気が小さいイザベラが、失敗を続け落ち込んで……それでも、最終日に奮起して写真家として生き生きしているフォトの熱気に応える姿は眩しかった。

それに、彼女の武器も見つかったようですしね。頑張って行ってほしい。

 

しかしまぁ、フォトのいる国は平和でいいですねぇ。和む。

キノは猛獣バトルしたりしてましたしね。それで生き延びるあたり、流石としか言えない。

師匠たちの影響が残る「仮面の国」とか。二人が訪れた「取り替える国」のエピソードも中々でしたけど。

入国に際し武器を預けなくてはならなくて、荒事の時に弟子を武器にしたところは、思わず笑った。



ソードアート・オンラインオルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅢ セカンド・スクワッド・ジャム〈下〉

ico_grade6_3
「よしっ! 行くよっ! ピーちゃん!」

 

いやぁ、中々に厚い。

500ページ超えのラノベはそこそこ珍しいのでは。いやまぁ、同じ電撃には1000ページ超えてくる化け物も居るのでアレですけど。

展開も熱いので、大満足。

 

ピトフーイ達が活躍している裏で、レンも当然ながら動いていて。

最短距離を通るために、ドームに踏み込んだら、内部はジャングルになっていて。

視界が最悪の状況で内部にいる三チームが結託しているという状況。

対ピトフーイ用の札を切る羽目になったとはいえ、2人で3チームを壊滅状態にするあたり凄まじい。

 

SHINCの方も、エムの盾対策を用意して、仲間を盾にすると言うゲームならではのトンデモ戦法を披露してましたが。

いやぁ、あれには驚かされました。第三回があるとしたらなんらかの対策が取られるのでは?

色々な助けもあってピトフーイに迫るものの、彼女は彼女で傑物で。気圧されてましたが、最終的に吹っ切れて勝利に突っ走る様は見ものでした。



ソードアート・オンラインオルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅡ セカンド・スクワッド・ジャム〈上〉

ico_grade6_3

「頑張りますから期待していてください。“約束”――、忘れないでくださいね」

 

第二回、スクワッド・ジャムの開催が告知されて。

スポンサーが変わり、今回の出資者が大盤振る舞いをした結果、割とにぎわって開催されることとなったようですが。

第一回優勝者のレンは、特に出場するつもりもなかったものの……

「第二回スクワッド・ジャムの夜に人が死ぬ」という訴えを聞かされて。

ピトフーイを打倒する事でしか、それは止められないという事でしぶしぶ出場する事に。

 

それとは別にリアル割れして、第一回で戦った女軍人アバターの少女たちと仲良くなってたのには少しほっこりした。

いやあぁ、前回の動画をみて「どうやって殺した」のか考察する部分もあって、言葉だけ拾うと物騒極まりない会話もありましたが。

上手くなって次は勝つっていうのは、ゲーマーとしては正しいのでは。

 

今回エムはピトフーイ側の為、友人にコンバートしてきてもらって、なんとか2人チームで参加。

まだ不慣れなタッグなため、トラップ二引っかかったりもしてましたが、その後敵を殲滅するんだから恐ろしや。

まぁ、合同チームの襲撃を軽く蹴散らしてるピトフーイ陣営も怖くて仕方ないですけどね。レンあれを倒さんとならないのか……



キノの旅XXI

ico_grade6_3

「入国する前に離したじゃないか。〝ボクにとって、国に求める一番重要なことは何?“って」

(略)

「それは“のんびりできること”、だよ」

 

アニメ新作が放送されていたキノの旅。

放送局映らなかったので、ネット配信でちまちま見ました。

仕事の忙しさに追われていくつか見逃しましたが……

師匠と弟子が生き生きしてたエピソードが好きだったなぁ。

 

第一話「有名になれる国」は、国民全員がラジオを持っていて、受信だけではなく、自分が発信できることもできる、という多機能なもので。

ただまぁ、視聴回数を増やすために危険な行動をするものもいて……

第五話「満員電車が走っている国」は、ある事情から定期的に敢えて「満員電車」を走らせていて……

とこの辺りは、皮肉が聞いてていい感じでしたね。有名になれる国はSNSから着想を得たんですかね。

 

笑ったのは読書が盛んな「読書が許されない国」の話。

そう上手く運んだら苦労しない気もしますが……禁止されているからこそしてしまう、って言う人は一定数居るんでしょうねぇ。

細かい注意書きをするAIにも笑いましたが。責任逃れを計るAI……かなり優秀なのでは?

 



キノの旅 the beautiful world 1

ico_grade6_3h

「だからといって旅を止めようとは思わない 旅をするのは楽しいしね」

(略)

「それに……」

「止めるのはいつだってできる」

 

アニメ化も決定した人気シリーズのコミカライズ。

その一作品です。いまあちこちでキノのコミック連載してますよね-。

一番最初に単行本が出たのがコレだと思いますが、だからか大体原作1巻のエピソードじゃないですかね。

 

「人の痛みが分かる国」と「レールの上の三人の男」、「大人の国」。

プロローグ・エピローグまで乗っていて「森の中でb」と「森の中でa」が掲載されています。

巻頭のカラーページに『「大人の国」よりねつ造 文/時雨沢恵一』って見開きのエピソードがあって。

あぁ、こういう未来があったとしたら。それはそれで幸せだったんだろうなぁ、と。

中々良いIFを見ました。面白かったんですが、ねつ造って。原作者なにしてるんですが……原作者だからこそできた芸当って話でもあるんですが。

 

閑話休題。

結構丁寧に描かれているコミカライズだと思います。

私が一番最初に自分で買って読んだラノベが『キノの旅』だったと思います。

なもので、終始懐かしくてならなかったですねぇ。

 

「人の痛みが分かる国」の人々は、計画的に近隣の国に分散して住むとかすれば良かったのでは……?

ただ薬の効果が、万が一にも子に遺伝したら大騒ぎだしなぁ。緩やかに衰退していくしかないのか。

「レールの上の三人の男」は、別々の仕事をしている三人の男の話。それをただひたすらに何十年も続けている、と。何処かで疑問に思わなかったんだろうか。

ずっと仕事を続けてきてたら、風邪くらい引いたでしょうし、そうしたらどこかのタイミングで別の男に出くわしたりしそうなものですが。

 

とまぁいろいろ言っていますが。

疑問のすべてが明かされるわけではないですけど、キノの旅路の中で、独特な文化や思考とかが描かれているのは、読んでいて楽しいんですよねぇ。

よくもまぁ、これだけ様々な国のアイデアが出てくるなと尊敬します。



キノの旅20

ico_grade6_3

『我が国には海がある。海とは“心”である。

穏やかなときもあれば、荒れることもある。

包み込んでくれることもあれば、拒絶することもある。

一部しか触れられないのに、どこまでも果てしなく広がっている

いつも同じようでいて、常に違っている』

 

ついにキノの旅が20巻の大台に突入。

ここまでくると、ネタを考えるのも大変だと思うんですが。

手を替え品を替え様々な世界が見られるのは中々に楽しいです。

あとがきのネタの方が考えるの大変なのでは、と思うことしきりですが。

今回はパズル形式というか、編集者が大変だったんでは、とちょっと思いました。

 

冒頭の「海のない国」が割と好みです。

海が無いからこそ、その本質を知りたいと願う。

エルメスの発言であってもそれを受け入れることを躊躇わないあたりは良いと思います。

「仲の悪い国」は、もうどうしようもないなぁ、と。

この三国が手を取りあう事があれば、国力を伸ばせるだろうに。

……というか、嫌いだからこそもうちょっと情報収集をするべきなのではないだろうか。

 

師匠の「宝探しの話」は、相変わらずの師匠節といいますか。

結果として皆殺し……いや、救いようがない阿呆ばっかりだったから、仕方ない結末ではあるんですが。

事情ある相手へのフォローも入ってましたしね。

 

フォトの経験した「夫婦の話」も嫌いじゃないです。

彼女は彼女で、なんというかいろんな事態に遭遇してますよねぇ。

今回は撮影を依頼された夫婦に、実は隠された事情があって……と言う話ですが、どんな確率だとそんな事態になるんだ……

 
プロフィール

ちゃか

 新刊・既刊問わず、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。コメント歓迎。ただし、悪質と判断したものは削除する場合があります。当サイトはリンクフリーです。ご連絡等はコメントかメッセージよりお願いします。

メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ