「……珍しくおまえのいうことが正しいのかもしれん」
長く続いたシリーズの完結巻。
まぁ、4年ほど詰んでたんですけど。発売日に買っておいて、そんなに詰むなよ……
最近昔の積読の山にようやく手を出せるようになったんですけど、奥付の日付を見るたびにそんなことを思います。なにやってんだ。
ディミタールは、叔母から聞かされたディヤウスとノイエスについての知識を王に伝えて。
彼が覚醒しない保証はない、という事で険悪になりかけましたが。
これ以上厄介な敵を増やしてる場合じゃない、という事と。ディーがリヒテルナッハ家で得たある知識のお蔭で命をつなぐことに。
カリンとダンテ。ディミタールとルキウス。オルヴィエトとバベル。
因縁対決をこれでもか、というぐらい見せつけてくれて満足のいく最終巻でした。
最後ついに挿絵になってたベッチーナや、カリンの意外な勝負所とか、エピローグもいい感じでしたねー。