気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ACMA:GAME

ACMA:GAME12

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「ただし…オレは今現在貴方の実力は認めていますが 信用は一切していません」
「裏切りたければ まずはオレの信用を勝ち取ることだ」

初に格付けは済んだと言われて、心が折れかけた照朝。
けれど、彼には仲間がいて。
一対一では勝てなくとも、信頼を武器に立ち向かう。
全体的に押されていましたが、辛くも勝ちを拾った感じですねぇ。

伊達への裏切り交渉とその狙い。
一騎打ちに持ち込んでから、初陣営が短時間でいろいろ手を打ってきて、流れるように動いていたのは中々見ごたえありました。
かなり歪な精神してる伊達さんが終始楽しそうだったのも印象的ですが。
ある意味であの人の独り勝ちなんじゃないだろうか、このトーナメント。

組織のNo.2が出てきたことで、照朝が、ゲーム終了後イノルに喧嘩吹っ掛けますが。
元々、トップに辿り着くためにトーナメント参加していたり、1回戦の裏側で人質救出したりと敵対路線は隠してませんけど。
それにしたって血気に逸りすぎたんじゃないかなぁ。
手痛い一撃をもらった後、初が紫を止めた場面は中々良かったと思います。
ついさっき照朝の心を折ろうとした人の台詞とは思えない。
というかその後現れた岡本さんがなんか人類とは思えないオーラ放って君臨しているんですが。

連載100話記念ということで、100話目は潜夜たちのゲームをすっ飛ばした記念企画。
トーナメント参加者8名他が照朝宅に集まって、ゲームをするという、よくわからない状況です。
オマケの罰ゲーム集が笑えた。マルコはまた闇が深い罰ゲームを引いたなぁ、とか。
というかあの諸々の罰ゲーム考えたの誰だ……
潜夜と伊達を組ませたらダメだというのがよくわかりました。波長があってる感じがして厄介ですなぁ。
グングニル、意外と考えてトーナメントの配置汲んでるんですね……


ACMA:GAME11

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「格付けは済んだ」
「お前はもう俺には勝てない」
「終わりだ 照朝」


幕を開けた、アクマゲームトーナメント第二回戦。
今回は、実質2対2のチーム戦。
出来るだけ簡易にまとめられてはいますが、要素が増えて紫みたいに最初はちょっと混乱しました。
グングニルの見物の奴等とか初とかが、積極的に解説とかツッコミ入れてくれて、判りやすいのはいいんですけど。
公開された手玉の情報を所々で乗せてくれてるのはそういう意味ではありがたかった。

初回を様子見にあてた照朝と違い、どんどん切り込んでいく初。
それにしても、初がかなり圧倒的というか、迫力がありますねぇ。
潜夜と対決している時でも、照朝はここまで追い込まれていなかったように思います。
あれはお互いに、相手のことを認められなくて、でもゲームの相手としては評価して対等だと思っていたからこその成立していたんですよね。

初はどこまでも見下しにかかって、言葉を尽くして押しつぶそうとしてくる。
紫が意外といい働きをして、照朝をサポートしてくれてましたが、アレがなくて、初戦で照朝と初が負けていたら下手すると照朝負けていたんじゃないだろうか。
絶対服従付で参加している伊達もかなりの厄介者といいますか。
服従からの逃げ道をしっかりと探ってあって、それを使って状況を引っ掻き回してくれます。
それを利用して照朝が点や情報を得てるのでありがたくはありますが。

例によって裏側で岡本さんたちハウンドドッグが動いていますが。
というか、なんですか岡本さん「屍量産兵」なんて物騒な渾名持っているんですか。
どんな経歴持っていれば、そんな名前で呼ばれるようになるんだ……
ゲーム自体は面白かったんですけど、惜しいのはこの巻でゲームが終わらなかったことですよね……
人数増えて複雑になった分仕方ないか。今から次の巻が楽しみです。


ACMA:GAME10

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地雷は 踏んでも爆発しない
放すと爆発するのである
踏み抜いた地雷を安全に除去するのは困難を極める


他の場所で行われていたゲームも決着。
まぁ、勝つだろうと思っていた方が勝つ順当な展開。
しかし、なんかやたらとフロア破壊されているんですが、島津と毛利はいったいどんなゲームやってたんだろう。
フィールドに影響するってことは、前に照朝がやってた影踏みみたいな、積極的に動くゲームなんだろうか。

そして、グングニルの独裁に、国連が動いてましたが……
えーっと、あっさりNo.2のイノルにアクマゲーム吹っ掛けられてましたね。
多分順当に負けてるでしょう。残念だな、国連……
「君の要求は呑まないが…… 私の要求はきいてもらうよ」とか、すごい楽しそうに悪役やってるなぁコイツラ。

第一回戦が終わって、紫が照朝チームとの顔合わせをしていました。
式部の妹、小百合に目をつけられたマルコが電話とメール攻撃に憔悴していたのには、他人事なので笑えた。
マルコ、割とネタキャラになりつつありますよね。
巻末に、読み切りが乗っていて、バックボーンが語られていましたが。
父を助けるために、会社を乗っ取っていた時期のエピソード。
格好良くなっていくための前段階。これがあって、敦賀とのゲームがあったのだと思うと感慨深い。

今巻の内容は、ほとんど次のトーナメントまでの日常回。
97話「地雷」は、作者が楽しんでコメントつけてんだろうなぁ、という雰囲気があって愉快です。
渦中の人々はたまったもんじゃないだろうけど。
照朝達だけではなく、伊達とか初とかの動向も描かれていましたが。
……伊達は特に、良い空気吸ってそうだなぁ。グングニルに属そうとしても驚かんぞ。

第二回戦の一部も乗ってます。
組み合わせは照朝対初、潜夜対毛利。
となると、両方勝ち進めば、照朝と潜夜が再対決する流れになっておいしいですが、どうなるか。


ACMA:GAME9

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「まったく無茶苦茶しやがるなお前ら! 自由か!」

もう、コアラの叫んでいたこれが全てを表現しているんじゃないだろうか。
ギャンブラーな潜夜と、解析家の真鍋。
監視役のグングニルの言じゃないですけど、潜夜が圧勝するかなーと思ってました。
それはそれで面白いだろうけど、物足りなくもあるよなぁ、と思っていたので、真鍋が健闘して序盤優位に立てていたのはいい感じだったんじゃないでしょうか。

ゲームは善悪射撃。
金庫の金を手に入れるために、善か悪を選び、相手の結果を予想して、銃を撃つ。
金が欲しければ悪、いらなければ善。
相手が悪だと思ったら、撃て。
悪にして生き残れれば金を手に入れられる。
一方で誤って善を討つと罰金が科される、と。

照朝とマルコのゲームで少し気になっていたのは、再びホルダーになっても能力は同じというところ。
まぁ、負けて再起するたびに能力変わられても、見てる側混乱するんでありがたいんですけど。
彼らの考察によれば、「そうしないといい能力が出るまで引き直しができるから」。
悪魔の鍵貴重だから、その引き直しするためだけに鍵をどうこうするっていうのは現実的ではないかも。
……勝者の間を渡り続けるんだったら、簡単なのか。
鍵の保持者以外を連れてきて、わざと負ける。で、所有権が移った後、本気を出して取り替えす。
これを繰り返せばいいわけですから。連れてきた要因が叛乱しないように、絶対服従させる鍵がもう1本いるかもしれませんが。
あと、上杉や照朝たちアクマゲームの練習していたらしんですが、どうやってたんだろう。
鍵亡くさないようにハウンドドッグあたりを代理人たててゲームを実際に起こしていたんですかね。

閑話休題。
真鍋と潜夜で思考パターンが真逆ですから、中々見ごたえあるゲームだったと思います。
「相手の思考を分析する」真鍋と「相手の思考を操る」ことを考える潜夜。
お互い知っている相手だからこそ、足を掬われたり、読みすぎたりするっていうのは良かったですねー。


ACMA:GAME8

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「ボクのパパは・・・間に合わなかったからね・・・」
「・・・そんなの もう見たくないじゃないか」

照朝がゲームに参加している裏側で行動していたマルコ。
グングニルに大切な相手を奪われた痛みを知る彼は、強くなってましたね。
喪失を知り、友を得たことがいい方向に作用したみたいで。
敵のアジトを探しだしたり、その場において見事に敵のペテンを見抜いたり。
本当に、これがあの一巻で小物臭丸出しだったマルコと同一人物なのかと。

マルコが、紫の母を救出に赴いた先にいた責任者、グングニルの敦賀。
彼らがかつてグングニルを離脱するときに、鍵を盗む手伝いをした男。
割と、演技派ではあったようですけど。涙を流す場面とか、それっぽかったですし。
見破られてからは、すごくそれこそ一巻のマルコ以上の小物っぽかったのがまた。
いや悪役っぽかったですけどね。自爆したからな、最後……

互いに悪魔の能力を知った状態でのゲーム。
手の内がすべて割れている上で心理戦を繰り広げるんだから、大したものだと思います。
今回のゲームは、巨大な瓶の中に、水を入れる。それだけのゲーム。
ゲーム後の要求に関しては、敦賀の言動を見るに記憶消去まではされてなかったようですけど。
記憶消去については、全員に徹底しているわけではないんだろうか。
使者になった連中は負ける前提だったから、そういう処理をしていた、とかそういうアレだろうか。
あと本筋関係ないんですけど、悪魔の鍵の保持者のマーク。みんな、かなりバラバラな位置に出てますけど、これどういった基準で場所が決まってるんだろうか…地味に気になる。

そして、マルコが無事に勝利を修めて。
次回に向けての引き。潜夜戦となるようです。
グングニルの連中は「全力を出させる」ために手を抜きませんね、しかし。
その努力をもうちょっと別の方向に生かせないのかと。


ACMA:GAME7

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「目の前の人を助けるために出来ることをやらないのは 死ぬより辛い」
「もう一度言うぞ 助ける 約束だ 式部紫・・・!」

隠蔽看破。
一人がコインを隠し、もう一人がその隠し場所を暴くゲーム。
部屋の状況を活かし、互いの武器も生かせるいいゲームですねー。
演技力VS思考力。
互いの武器を披露する展開で、観覧者としてはいい順番だ、と前回グングニルの監視役が言っていましたが。
まさしく、化かし合いの様相の中でそれぞれが攻めていく展開は中々見ごたえありました。

照朝が少し難しく考えて、能力を想像してしまったところは悪手だったと思いますけど。
紫の演技力の方を褒めるべきなんでしょうかね。
…君の底がしれたという場面とか、照朝がなかなか悪役っぽかったですけど。
勝ち目薄くなっても諦めないあたりとか、紫も結構いいキャラなんですけどねー。

最終セット。一度失敗したこともあって「能力の警戒をしていなかった」照朝。
「警戒しすぎて疲弊しての自滅はゴメン」と、どうしてその思想に看破役の時に至れなかったかなぁ。
グングニルの監視役に悪魔の策略と言われる、誘導の仕方は見事でしたけど。
今回は本当に照朝の方が悪役に見えて仕方なかった。
監視役の台詞を借りて言うなら、「と・・・とんでもねぇな・・・! 悪魔かよ・・・!」と。
最後マルコが裏側で動いていたようですけれど、最初のチンピラっぷりから、大分格好良くなってましたねー。


ACMA:GAME6

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「照朝君も覚悟しておくべきだ 守りたいものがあるのなら……」
「決意が揺るがぬ覚悟を」


グングニルの使者相手に勝利し、悪魔の鍵を手にした照朝。
同時にグングニルが主催する、トーナメントに参加することになったわけですが。
長久手さんの態度から明らかになった、先導者の打っていた手が下劣でまぁ。
いや、敗北した手駒の記憶を奪うっていうのはなるほど有効な手ではありますよね。
情報漏えいの恐れが全くなくなるわけですし。
今回みたいにアクマゲームで情報の提供を強制されようと、知らないから伝えられない、なんて状況にできるわけで。

本当にグングニルが「悪の組織」として王道突っ走っていて見ている分にはわくわくしますね。
次どんな手を打ってくるのだろうか、と。
そして、それと対峙した照朝達がどのように対抗してくれるのか、と。
主人公たちが輝くためにはやっぱり分かりやすい悪役って必要ですよね。
そのキャラや組織が悪役なりの魅力っていうモノを持っていればなお良し。

アクマゲームトーナメントに向けて照朝達も行動を起こす……というよりは着々と準備を進めていっている、という感じですが。
潜夜やマルコたちと、抵抗するための作戦会議を行ったりしています。
その際照朝が「策がある」と言っていましたが、さて何を考えているのやら。
照朝が招待された以上、その照朝に一度勝利している潜夜も招待されますよね。
他にもちょっと予想外のキャラが参加したりとかもありましたが。


ACMA:GAME5

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「生きることは責任を果たすこと それは勝ち続けることではない」
「たとえ負けてもくじけないこと 再び立ち上がることだ」
「下がった男は また上げればいい」
「先の敗北も――お前に勝って乗り越えるとしようか」

矢面に立つのは総理だから、さらに悪の組織っぽい。
リーダーの正体に、照朝は大分困惑しているようですけど。
それに思想を向ける時間をグングニルは許さない。
行きつく間もなく手を打ってくる行動力は敵ながらあっぱれ。

グングニルの思惑が明かされましたが。
このままでは腐敗し崩壊する人類を救済するために。
世界を革命する。何とも壮大で理想でしかないような夢物語ですけど。
少なくとも日本はその足掛かりにされているというか、独裁政治の舞台にされてしまっているわけで。
一笑に付せないだけの、実績があるというのがまた何とも言えない。

今回のアクマゲームは百金争奪。
照朝の相手は、グングニルの使者長久手洋一。
少しギミックが増えましたが、まぁ、相変わらず単純明快なゲームですね。
だからこそ思考力とか相手を動かす話術とかそういう策略が光るわけですが。
HDが岡本さん以外脳筋すぎないだろうか。アクマゲームの雰囲気にのまれていた窯桐さんにフォローされてどうするんだお前……
オマケページが相変わらず遊んでて好きです。
照朝と潜夜のドッキリ合戦とか、仲良いなおい……


ACMA:GAME4

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「人は・・・何が正しいかで生きてはいけません」
「自分のやりたいことに理由をつけて生きていくのです」
「貴方も そろそろ自由に生きても良いのではないでしょうか」


照朝と潜夜戦決着。
ま、ここで負けておくのは必要だったんじゃないのかなぁ。
イベント的な意味で。
あれだけの過去がありながら、自由に生きていられる潜夜の事意外と嫌いじゃないです。
ギャンブラーではあるけれど、恩を忘れずに、命令の解除とかをやってくれるヤツでもあるわけですし。

あとハウンドドッグの岡本さんが毎回格好良くてまいる。
ゲーム中に直江を脅しつけた時の迫力とか。
下手したら岡本さんの方が悪役に見える絵面でした。
照朝が織田グループの会長として、家族を大事にしてきたからこその場面とかもありましたし、そこそこ満足。
でもハウンドドッグの仁科とニゲルがどっちも肉体派っていうのは色々大変なんじゃないだろうか。
照朝のサポートするならもうちょっと頭脳派の人材いないの……

暗躍ばかりしていたグングニルが大きな行動を起こして、存在を世に出してきましたが。
何とも堂々としたものというか、政治家に仕掛けて国を脅かすとかおっかないにもほどがある。
警察にも食い込んでいるようですし、手回しは完璧ですね。
それに対抗するには、さすがに戦力が少ない感じはしますが、そこをどうにかするのが主人公ってところでしょうか。
アクマゲームという手がこっちにもある以上、噛みつくぐらいはできるかなぁ、と思いますけど。


ACMA:GAME3

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「オレはどんなに困難な状況にも目を背けない」
「理由は一つだ・・・」
「男が下がる」


新たに表れた、悪魔の鍵の持ち主。
天才ギャンブラー上杉潜夜。
照朝と同年代でありながら、あっちこっちのカジノやバーで金持ち相手に賭けを仕掛けて勝ちまくっているとか。
今を楽しむ潜夜と、巨大グループの会長として責任を背負い込んでいる照朝とでは大分価値観が違って。
お互いこの相手には負けたくない、と思いながらのゲーム。

毎度のことながら、アクマゲームのルールは結構シンプルなんですよね。
今回も5種類3枚ずつ、合計15枚のカードの中から、手札が配られ、それを入れ替えたりしながら伏せられた札マークを当てるだけなわけですし。
理論派と感覚派とゲームに対するスタイルも違いながら、手を変え品を変え相手を誘導したりする様は、ゲームの単純さとは裏腹に、迫力すら感じる。

潜夜がいい感じにウザい。
まぁ、ギャンブラーとして、「今を楽しむ」という自分のポリシーに素直なキャラではあるんですが。
運の要素があるゲームを情報戦に落し込み、相手がどんな手を打っても文句を言わず、その状況でできることをやっていく。
まぁ、潜夜の方も、暗い過去があって、それを超えて今を楽しんでいるっていうエピソードが出てきてましたが。
自分一人で楽しんでくれ、と思わないではない。
あれだけの経験をしておいて、楽しく過ごし、笑っていられるっていうのは感服しますが。
そして過去エピソード挟まったおかげでゲーム終わりませんでしたし。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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