「――またいつか、共に同じ夢を見よう。今度は、現実に出来る夢を」
キャンプ場に到着して合宿編スタート。
明かせる範囲で事情を明かして線引きをしたり、トレーニングに勤しんだり。
純粋に楽しんでる感じがしてよいですねー。
90年代が舞台でありつつ、バランサーによって構成された環境と言うのがやっぱりシチュエーションとして強い。
当時は~ですが、○○年に新発見がありますとか普通に面白いですし。
神話関係なんかもあまり詳しくはないので、解説回が純粋に楽しい。情報量が多いので、飲み込むのに時間かかりますが。
知識神が二人いて、それぞれスタンスが異なって違った味わいになってるのも凄い。
思兼先輩が、神委から来たデメテルとアテナに対して、嘘を吐かずに騙して右往左往させているのは笑えました。
いやまぁ、知らない地域の電車とか迷いかねないのは分かる。下調べ大事。調べてなお迷う人はいますけどね。えぇ、そういう友人が学生時代にいまして……
閑話休題。
木戸先輩を交えてのテラフォーミング。水を創る方法論で、住良木が提案した方法が見事に穴をついているというか、ドッキリみたいな方法で笑った。
雷同達のイメージトレーニングにも付いていけてましたし、知識神の解説に対しても良い反応示す事があるので、住良木、わりと頭良いというか。発想力がある。
まぁ、その発想力を活かして、巨乳信仰をソッコで始めるので、えぇ。バランサーの猿呼ばわりも順当かな……みたいに思えてくるんですが。テンションの上下が激しい。
木戸先輩の真名と、住良木に対しての微妙な距離感についても事情が明らかになっていましたが。
距離を取ろうとする彼女の気持ちも分かるけど、それを良しとしなかった人類の行動はナイスでした。
他シリーズでもあった、連続した挿絵も良い感じでしたし。持っていた武装も痺れた。
テュポーンの持つ雷とか、えぇ。AHEADシリーズで見た事ある気がしますね……