気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

FateApocrypha

Fate/Apocrypha material

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タイトル通り、アポクリファの資料集です。

近衛さんの美麗なイラストから始まり、サーバントたちのステータス一覧、そして用語集に至るまで。

読んでると楽しいですねぇ、やっぱり。こういう資料とかは大好物です。

Fateシリーズというかタイプムーン世界は広大なので、全く追いきれてないんですけど、手を広げてみたくなります。

全然時間足りないんですけどね!

 

ジャンヌのイラストで令呪デザインのあるページの流れとかは笑う。

表情見本の流れを変えるだけで良かったんじゃないだろうか…。

そして主人公格を除いたトップバッターがまさかのゴルド+セクシー画像ありでさらに笑う。

そして東出さんと近衛さんのコメントついてますが、ダーニックが純粋に魔術師としても高ランクで「雇われた赤のマスターが総出で掛かって倒せるか割と五分」ってあたりには驚いた。

 

用語辞典もあちこち楽しく読んだんですが。

赤のバーサーカー。暴れるだけ暴れて消えていった彼と相性がいい赤髪の彼についての記述はちょっとニヤッとしました。

無駄にイラストまでついてましたし。所々で触れられている「コンプリートマテリアル」にも手を出したくなりますなぁ。あることは知っていたんですが、沼だと知っていたので手を出さずにいたんですが。うーん、悩む。




Fate/Apocrypha5 邪竜と聖女

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「生きたい、そう願うことが悪だというのですか?」
「生きたい、そう願うことで人は悪を為してきた。そして、これからもそうでしょう」


途中でリタイアした、黒のランサーなんかは、聖杯戦争によくある英霊だというのに悲惨な最期、という展開でしたが。
最終局面まで残った彼ら彼女らは、負けても、その心までは折られず、少し得るものがあったような感じがします。
大体においてランサーの座は不遇ですけど。
今回最終決戦に臨んだ彼らは最後まで英雄、英霊としてふさわしい態度で臨んでいたと思います。
赤のアーチャーが一人、自分の理想のためにちょっと暴走していましたけど。
叶うはずもない甘く貴い理想を抱いた彼女を、笑うことはさすがにできない。
……暴走したといっても、黒のランサーとかよりは大分ましな結末でしたし。

それぞれが最終局面に至り、宝具を出し惜しみすることもなく。
黒のアーチャーは破れながらも一矢を報いたし、彼のマスターは生き残った。
赤のライダーは、思うように戦い、師を打倒し、道を誤った仲間を止めた。
赤のランサーは気にかけていた本来のマスターを託し、黒のセイバーとの約束を果たした。
弱いと謳われている黒のライダーですら、前に進み続け、格上たちと戦いを生き残って大聖杯の前まで至ってましたし。

天草四郎は、60年かけてつかんだ己が願いを聖杯に認めさせて、慢心していたかなぁ。
赤のアサシンとシロウ。この二人がもうちょっと「余分」を捨てられていたら、あるいは別の結末があったかもしれない。
赤のキャスター、シェイクスピアは、ちょっとルーラーにちょっかい出してましたが、最後まで傍観者で、けど最期まで楽しそうでしたね。彼は彼で幸せなんじゃないだろうか。

孤軍奮闘していた赤のセイバーたちのコンビもいいチームワークを見せてくれました。
獅子劫さん結構好きでしたよ。
「解放された、解放されたんだようやく。魔術師って奴はまったく、呪いと契約だけの人生だ。こうして綺麗におさらばできる奴は然う然ういねえもんさ」

そうやって笑えたのなら、彼も少しは救われたんじゃないでしょうか。
二次創作ではありますが、十分に楽しめる良作でした。いやぁ、満喫した。
キャラが多いのに、それぞれに見せ場があったのがよかったです。



Fate/Apocrypha4 熾天の杯

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「じゃ、出会うのは無駄か?」
「全く無駄だ。完璧な存在であれば、本来は誰かと出会う必要などない。出会い、語るのは己に何かが欠けていて、それを埋めようとするからだ。だが悲しいことに、全く持って完璧とは程遠い。だから他人と出会って寂しがる感情を埋めなきゃやってられない。つまり――出会いは贅沢なものだ。そう思えば、どんな不快な人間と出会っても我慢できるぜ」
「なんて捻くれた理論だ」


やっぱり四巻で終わるはずがなかったんや…ということで。
後書きにもこんな叫びが乗っていました。

「きのこ。全四巻で終わるといったな。あれは嘘だ」
「だから言ったじゃんか、これ四巻で終わらないって!」


まぁ、無理にまとめようとするよりは派手に書いて冊数増えたほうが読者としてはうれしいです。
下手なたたみ方されると一気に萎えますし。
巻頭のカラーイラストは、赤の陣営のサーバントたちの能力。
まだ明かしていない手札もあるようで、さてこれがどうやって展開されていくのかが楽しみでなりません。

今回退場したのは黒のアサシンだけで、あまり大きく動きはなかった感じですかね。
いや、フィオレが自分の道に対して決断を下したり、赤のアーチャーと聖女の間に因縁が発生したりと、順調にイベントはこなしていっているわけですが。
黒の陣営が準備を整えて、攻撃を開始したところで幕。
さて、誰が勝ち抜きますかね。
黒のアーチャーと赤のライダーの戦いなんかも気になりますし、キャラが多いのに、魅力が減衰していないのはいいですねー。

シロウの陣営、黒の陣営、黒のアサシン。
前回築かれていた三つ巴な状態は、アサシンの退場で無事に元の二極となりましたが・・・
まぁ、あれを無事と言ったら色々と問題はありますか。
空中庭園で逃げるシロウたちに、いかにして戦いを望むのか。
フィオレ、思い切ると怖いね……。

気になっているのは、赤のセイバーの同行。
個人的には獅子劫の過去とかにはなかなか壮絶なものがあって流石は魔術師という感じですが。
獅子劫はこのシリーズでも特に気に入っているキャラです。
でも、なんか彼らに勝ってほしいという気分にはならないんだよなぁ。
セイバーたちの目的とかよりも、ルーラーが二人いる大戦というシチュエーションに目が行ってしまうので。
なんかあまり一騎に入れ込むっていう読み方をしていない気がする。

個人的な話はさておき。
空中庭園に攻め込んだ以上、もう撤退するという選択肢は飛び越えた場所に場面はうつりました。
シロウの願いは実現するのか、英雄たちの因縁の対決はどんな決着を迎えるのか。
次が待ち遠しいところです。


Fate/Apocrypha 3 聖人の凱旋

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――聖杯を欲するのは、子孫繁栄のためなどではなく。
――聖杯を欲するのは、ただ獅子劫の名を遺したいが為でなく。
――ただ、忘れてはならないものを。無意味にしてはならないものを、意味有るものにしたいだけ。

それは誓いの声。己の誇りと、命を懸けてでも守らなければならぬ矜持だった。


Fateの外典、第3巻。
巻頭のイラストは、黒の側のサーヴァントのデータ。
一部隠されている部分とかもありますが、本編中で明らかになったりもしてますし。
3巻開始時点でまだ使われていない、黒のキャスターの宝具のデータ隠されているのは分かりますが、黒のライダーのヒポグリフとか、普通に使っているやつに隠しデータがあると何かなーって思いますね。
本編中で明かされると良いんですけど。
逆に黒のアサシンのデータは開示されているんですが、これ結構怖いというか、強いんじゃなかろうか。

赤の側の裏側で暗躍していたシロウの正体と思惑が前回のラストで明らかになりましたが。
あっさり寝返るサーヴァントが居たり、もともと7対7の「聖杯大戦」っていう大風呂敷何で、状況が混沌としてきましたね。
あと、黒のライダーとジーク、ルーラーの3人が、なんか、戦争そっちのけでいちゃいちゃしてるんですけど、どういうことなのか。
 
シロウが把握し損ねた、赤のセイバーの乱入によって、ルーラーと黒のアーチャーは空中庭園を離脱。
寝返ったサーヴァントの宝具によって、黒の陣営に攻撃を仕掛ける。
その上で、空中庭園を使って距離を取る、と。
黒の陣営もまぁ、サーヴァント一騎の宝具に倒されてくれるほどやさしくはないですね。
苦戦はしていましたけど。どーせなら、一騎ぐらい道連れにできなかったのかなーとか思ったりして。

さて、シロウの存在によって赤対黒という構図は崩れて、シロウ軍団と、黒陣営+赤のセイバーの同盟、黒のアサシンっていう三つ巴な感じに戦力がばらけましたね。
殺人鬼なのに賢いっていうのは、反則じゃないか。まぁ、それを言い出したらサーヴァントって存在とか、その宝具とか反則じゃないものなんてないんですけどね。
一介の魔術師が勝てないって言うのも当然の、考えるまでもない戦力差。

途中で英雄たちの夢を挟むのは良いんですけど、人数多いから、というよりは、背景説明がどうしたって長くなるから、ちょっと混乱しそうですよね。
ルーラー、赤のセイバー、黒のアーチャー、黒のライダーから、黒のセイバー。
なんか、勢いで畳みに来ている、っていうような感じで。もう少しばらしてくれてもよかったのよ、というか。

個人的には、黒のアーチャーが好きですね。
教育者でもあったっていう賢者のサーヴァントなんで、あちこちで迷っている相手に助言を与えたりと、まともな性格のサーヴァントだし。

ロード・エルメロイⅡ世こと、ウェイバーの描写とかもあって、個人的には嬉しかったかなー。
あの英雄の触媒が見つからないって書いてあったから、どうなっているのかと思っていましたが。その辺も補完されていたのは安心。

さて、結構残っていますが、そろそろ終盤でしょうか。
綺麗に終わってくれるといいんですけどねー。


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