気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ITANコミックス

フラウ・ファウスト5

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「賭けごとは得意じゃない でも」

「人生一度きりなら賭けてもいいかと思った」


ついにシリーズ完結。

ヨハンナの長い旅路、その終着点。

囚われた状態から身を削ってでも逃げ出すあたりヨハンナはタフだよなぁ、ホント。

復活したメフィストの話しぶりからみるに、不死になる前からの性格っぽいですけどねぇ。

 

教会側の事情、契約外の行動をとる悪魔など災厄でしかないから、ばらばらにして封印しているのだとか。

大鐘楼にメフィストフェレスのパーツを安置してあって、悪魔の気配を広めることで、縄張り争いを好まない悪魔を散らしているとか。

まぁ、苦手なだけで無理ってわけじゃないから、入り込んでくる物好きな悪魔も居るようですけど。

 

途中にあった、ヴァーグナーの「ド派手に打ちあげましょう」の場面はひとしきり笑いました。

警備の人々の「……は?」という言葉が、本当に、もう……。

それぞれの思惑が交差して、かなり駆け足で進んでいきましたが。

望むように生きて、自分の思う道程を歩き切ったヨハンナは、格好良かった。



フラウ・ファウスト4

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「なにをしようと全部自分がやりたいからやるんだ」

「その結果だれかを助ける形になったとしても自分がやりたいからやったんだってな」

「――そう思わないと 報われなかった時に他人を恨むようになる」

 

ニコの身体を直すために立ち寄った街で、悪魔に襲撃されるヨハンナ。

メフィストフェレス復活を阻もうとする教会の手のようですが……悪魔の復活を阻止するために、別の悪魔の協力を得る、って本当になりふり構わないって感じですな。

 

ヨハンナがなんで、メフィストフェレスのゲームに乗っているのか、なんて話もぽつぽつ描かれました。

「――馬鹿な悪魔を殴りつけにいってやる理由には十分だ」。

自分の中に折れることのない芯がある、彼女の強さが見ていて心地よいですね。

……傷つくこと前提で行動したりするから、周囲の人々はかなり大変そうですけど。

 

オルガ大主教が本当、手段を選ばない人ですねぇ。

ヨハンナが「他人にやらせて一人おきれいな場所で偉そうな口をきくな」とばっさり切り捨ててくれたのはちょっとスカッとした。

 

メフィストフェレスは封印されねばならない、とオルガは主張して。聖都には元々首が封じてあったようですが、パーツが残り2個…首と片腕になった時点で腕も回収して聖都に封じたとか。

コレ、聖都に連行されたヨハンナが脱走できれば、一気にパーツ2個揃えて大逆転なのでは……下手に纏めずばらけさせておけよ……

いやまぁ、バラしておいたところ、個別に回収されて現状に至ってるわけで、残りを一か所にまとめて防衛戦力整えるのは間違ってはいないのか。

過去のエピソードが描かれたりしていましたが……次回5巻で完結とのこと。果たしてメフィストフェレスは何をしたのやら。今から楽しみです。


フラウ・ファウスト(4) (KCx)
ヤマザキ コレ
講談社
2017-06-07


フラウ・ファウスト3

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「いきものは死ぬんだよ!!」

「どんな奴でも! どんな獣でもだ!!」

「だからしがみついて精一杯あがいて 生きられるんだろうが…!」

「終わりが見えない道なんて つらいだけじゃないか…」

 

主教が悪魔に誑かされて。未熟ながら悪魔と化した少女レア。

異端審問官が、「――きみは」「もう 休まなければいけない」と斬りかかるシーンが悲しいなぁ。

病んだ妻は拾われた子を自らの子と思いこんだ。

けれど、心を病んだままだった彼女はバランスを崩し……子を殺した。

 

マリオンが言っている通り、彼女は可哀想ではある。けど、やっちゃいけないこと。やらせてはいけないことはある。

ファウストが、長く生きているからこそ、それを否定できるのがいいなぁ。

異端審問官の長が出てきましたがメフィストの身体を「絶対に元に戻してはいけないもの」と口にしていたり、気になるキャラですな。

しかもかなり過激というか苛烈というか。立ちはだかるとしたらかなりの難敵になりそう。

 

教会側にもかなり深い闇がありそうですし。

ニコが誕生するまでの過去が明らかになったりして、異端審問官と異端の魔術師・錬金術師の追っかけっこはいつの時代でも繰り広げられてたんですなぁとしみじみ。

そして、ファウストに接触してくる新たな悪魔。嫌な予感しかしませんが、どうなるやら。

 

 

フラウ・ファウスト2

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「知識にいいも悪いもあるか」

「知識はただの知識だ そこに経験や主観が混ざるだけだ」

「使い方で毒にも薬にもなる ただそれだけ」

 

ヨハンナの過去。

悪魔と契約する前の一回の村娘だった少女の話。

もっとも当時から知識欲は凄まじく、村人たちからは奇異の目で見られていたようですけど。

悪魔に唆されて尚、自分で実感として得るから意味があるとばっさり切り捨てたのは痛快でしたが。

 

彼女が目覚めて時間は現在に戻りますが……彼女の容姿は大分変貌していて。

傷は癒えたけれど、サイズが縮んでいた。彼女が死なない秘密。悪魔の呪い。

決して不死身という訳ではなく、怪我をすると残っている部分で身体を整えるためにサイズが縮むみたいですが。

それを知っていて行動しているとすれば、彼女は結構無謀な気も。実際今回だって、一見して分かるほどにサイズ縮んでしまったわけですし。

事態が進行したため、ヨハンナは旅の道連れとしていた少年の記憶を薬で封じ、一人で手がかりを求めて旅立つ。

 

異端審問官やその上層部でもヨハンナとメフィストの行動には目を光らせているようです。

……ただ現場と上層部とでは、認識に差があるようで何かしら隠された事柄がありそうですけど。

足を求めて踏み入れた街には、審問官の姿があり。そして、お偉いさんが悪魔に関わっている匂いがする、とヨハンナは彼に接触する。

 

今回は接触時にちゃんと対策していたようでちょっとほっとしましたが、別方向から問題が転がり込んできて思わず頭抱えましたが。

別の悪魔の関与があって、冥府魔道に堕ちた主教。家族の為というその志を否定することこそできませんが。

大切だからこそ、手段を選ぶべきだったんじゃないかなぁ……

フラウ・ファウスト(2) (KCx)
ヤマザキ コレ
講談社
2015-11-06
 

フラウ・ファウスト

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「私のすべては私が決めたこと」
(略)
「後悔も反省も私のもの」
「――だれのせいでもない 決めたのは私」
「私は私が選び取った私だけのものよ」

魔法使いの嫁の作者がおくる新シリーズ。
あっちでは妖精とかがいろいろ出てましたが。
こちらでは、悪魔とか異端審問官とかそういうのが登場します。

最初に語られるのは、よくあるお伽噺。
悪魔と契約したファウストという男の話。
頭はいいけど強欲で、契約した悪魔と一緒に悪事を働いた、とそういう話。

主人公は、ある理由から封じられた悪魔を探す少女ヨハンナ。
立ち寄った街で出会った少年マリオンを助け、数日の教師役として恩を売りながら探し物にふける。
P38で語っていた目的がいいですね。
それをきいてぽかんとしているマリオン達の反応もナイス。

悪魔を求めるヨハンナを止めようとする人々もいるようで。
異端審問官は大分容赦ないですけど、それだけの理由があるのかなぁ。
今のところ視点がヨハンナ立ち寄りだから、その辺の事情が分かりませんね。
なにやら怪しんで調べているのもいましたから、その内明らかにはなるでしょうけど。
ヨハンナの娘ニコの覚悟が潔くて結構好きです。

フラウ・ファウスト(1) (KCx)
ヤマザキ コレ
講談社
2015-04-07

プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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