気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

MF文庫J

14歳とイラストレーター8

ico_grade6_3h

「成長していると思えないのなら、それも含めて成長よ」

「……そう……でしょうか?」

「何度も言っているように、楽しみなさい。描くことを楽しみなさい。見る事を楽しみなさい。試すことを楽しみなさい。見せる事を楽しみなさい」

 

水織に告白されたが「好きになってはいないと思う」と、ユウトが断って。

鈍感な部分はあれど優良物件だとは思いますが、競争倍率も高いぞーとは言っておこうかなぁ。

仕事に熱を上げ過ぎて倒れた時なんかも、真っ先に駆け付けたの女性ばかりでしたし。人気者は辛いね(棒)。

 

ちゃんと錦も様子を見に来てくれましたけど、距離の問題ばかりはいかんともしがたい。

……いやまぁ途中で怪獣大決戦が勃発してると聞いて、「電車が混んでるからちょっと遅れるかなー」とか言ってる辺り、意図的な部分もありますが。

車じゃないんだから混んでようが、そこまで遅れないでしょ……乗車密度によっては何本か見送る羽目になるかもしれませんが。

 

さて、今回の主題はイラストを描きはじめた乃ノ香の悩み。

自分の成長を実感できずに焦り、ユウトともすれ違い、他の人との交流も最低限になってしまった。

それでも絵を描いていたあたり、向いてはいると思いますけど。ただ、楽しむことは出来ていなかった。

 

スランプはこれまでもありましたけど、プロのイラストレーターとして各々が超えて来てましたからね。初心者の迷いと言う意味では新鮮でした。しっかりそれを乗り越えましたし、一安心。

距離が縮まったように見えて、ナス先生はちょっと衝撃を受けてましたが。さて、どうなるやら。ナス先生応援したいんだけどなー。

14歳とイラストレーター8 (MF文庫J)
むらさき ゆきや
KADOKAWA
2020-03-25

わたしの知らない、先輩の100コのこと2

ico_grade6_4
「……最高でした。ありがとうございます」

「そりゃあ、よかった。こちらこそ、ありがとう」

 

いやー相変わらず後輩ちゃんが強い。

先輩の母親とLINE交換して、来訪の許可を取り付けて先輩を驚かせるとか、順調に外堀を埋めている感じ。

なんでここまで後輩ちゃんが攻めておいて、先輩の方もそれを受け入れておいて付き合ってないんでしょうね……

 

面白いくらい後輩ちゃんがグイグイ来るので、こうTwitterとかで「グイグイ来る後輩はホラー」とか言う意見が出てくるのも頷けてしまう。

でも、質問スタートしてから日記をつけてしっかり回数カウントしてたり、日記付けてるシャーペンをハートのシールでデコってたり、好きだからアクセル全開なんだなぁ、と言うのが伝わってきていいですね。

 

自転車に乗る練習をしたり、休日も頻繁に出かけている二人。

本当、早く付き合ってしまえばいいのに。

「一日一問正直に答える」以外に、お願いを聞いてもらえる権利なんかをかけたカラオケ勝負なんかもしたりしてましたしね。それで願う事が、誕生日を祝ってほしいとかなんだからもう……

ただ、校則を変えて欲しいという願いが出たり、後輩ちゃんがラブレターをもらったりと、じりじりと変わっては居るんですよね。

正直もう答えは出ているようなものだと思いますけど、このもどかしさが癖になる感じ。

男が告白するべきって風潮嫌いだ、とは言っていましたが。わざわざ猶予をもらってるんだから、こういうべきですかね。頑張れ男の子。


なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?8 久遠の魂

ico_grade6_3h

「俺はリンネを信じるさ。その為にも、ここに囚われてる種族を片っ端から解放する!」

 

封印された、全ての種族を解放するべく準備を進めるカイ達。

アスラソラカの離反、イフとミスカルシェロが見いだした2人のシドの敗北があり、多少動きが鈍ったようにも思えますが。

大始祖側が打つ一手一手が容赦無くて、ハラハラするんですよねぇ。

浮いた勢力に軽度の洗脳を施して争いの種まくし。それを乗り越えて踏み込んだら、当然ですが眷属を筆頭に襲撃してきますし。

 

洗脳抜きにしても人間側からも、本当に全ての種族を解放するのか、という意見だって出てきますしね。

それでも、大戦の最中カイ達が育んできた絆は間違いではなく、この状況で希望となってくれて。心配の種は尽きませんが、覚悟を決めて、取り返すべく戦うカイの姿は格好良かったです。

 

墓所に踏み込んだ後、分断されて。カイとアルフレイヤが同じエリアに居るのは幸い、なのかなぁ。

危険視されて立て続けに襲撃されてますしね……二人だったから撃退出来たのは確かにそうです。しっかり戦果を挙げているし、目的も一部達成しているし、目下トップクラスに活躍してますが。170Pで解放されたキャラの反応が可愛らしくてとても良い。

ただ、他の場所の戦力バランスが気になるところ。容易く折れる人々でもないですけどね。

 

ラスタライザの正体とか、アスラソラカの事情とか少しずつ描写されてましたが。

望みがないのに、あんなことを仕出かしたことの方が怖くて仕方がない。何か不吉なものを招いたようですしね……

どうか勝ち抜いて、よりよい未来に辿り着いてほしいものですが。


探偵はもう、死んでいる。2

ico_grade6_3
『大丈夫。一応策は施してあるから、万に一つ助かるよ』

「万に一つしか助からないのか、俺は」

『ジョークだってば』

 

全てを見通す探偵が残した、過去からのメッセージ。

1巻ではカットされた三年間の一部。探偵と助手が一緒に行動していた時の思い出。

シェスタ、ヒロイン力高いですね……これは強い。まぁ、それ以上に主人公力の方が強くて、だからこそ誰よりも早く駆け抜けて去っていってしまったんでしょうけど。

 

助手だった君彦が忘れてしまっていた事。

かつての事件で紡がれた、未来の話。SPESは本当に手を変え品を変え事件を起こしていたんだな、と言いますか。

思った以上に厄ネタの宝庫だった感じが凄い。よくもまぁ、これと頻繁に遭遇して生き延びてたな。シェスタに振り回されながらも、彼自身も強かに育って、いいコンビだったんだなと言うのが伝わってくる過去編でありました。

このメッセージを受けて4人がこの後どう動くのか。3巻で描かれるだろう決断が、少し楽しみ。


失格世界の没落英雄

ico_grade6_3

「許さない。俺はお前達を絶対に許さない」

 

『精霊幻想記』の作者さんの新作。

MF文庫Jの系譜でいうなら、『魅了スキルでいきなり世界最強』の方をあげるべきですかね。ただ、テイストで言うなら『精霊幻想記』の方が近いですね。

大国の王子様が、拉致されて身分を無くして冒険者になろうって言うスタートですし。剣を学ぶ魔法使いと言う意味でも、ちょっと連想はしてしまう。

 

婚約者が居て、彼女の隣に相応しくあろうとした。政略結婚ではあったものの、しっかりと恋人になろうと思っていた。

けれど、彼女は失踪した。どうにか探しに行きたいが、王子という身分から叶わず。

元婚約者の妹と、新たな婚約を結ぶことになって……

だから、王城にあって、閉じ込められていた少年が、自由の空に羽ばたく話とも言えるのか。

 

シオンはモニカにであって世界が広がったように感じていて、だからでしょうけど、モニカに依存しすぎている感じがありますね…それが弱点にならないといいんですが。

拉致された先で、婚約者とよく似た容姿の少女を保護して、彼女と旅に出る展開になりそうですが……

王城から王子を騒動も起こさず連れ去って、代わりの存在を宛がっている辺り、敵組織の強大さが伺えますが……全てはこれから、って感じですかね。



今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。 せんぱい、ひとつお願いがあります

ico_grade6_4

「……せんぱい。笑えません」

 

安心安定の、涼暮皐先生のラブコメ。

つまり、心が痛いってわけですよ!! どうしてこういうことするの……

しっかり面白かったですけど、所々に人の心があるようなないような……揺さぶられる感じ。すくなくとも容赦はない。

 

舞台となる街には『星の涙』という都市伝説が存在した。

七年前に降り注いだ、七つの流れ星。

不思議な力を有したその石を使えば、無くしてしまった一番大事なものを取り戻せる。

ただし――2番目に大事なものと引き換えに。

それにあやかったアクセサリー作って売っているところもあって、結構広まっている話みたいですねー。

 

『氷点下男』の異名を持ち、学内で浮いている2年生の冬月伊織。

彼は不定期に、郊外にある公園に足を運んでいた。そこは一番星が綺麗に見える場所。

最も伊織は星を見に行っているわけでもなく……ある夜に、幼馴染の妹と再会した。

彼女の姉とは友人だったが、妹はそうでもなく。年を重ねて疎遠になっていて、同じ高校に進学していたことすら知らなかった。

 

不意の再会の翌日から、幼馴染の妹――双原灯火は、伊織に付きまとい始めた。

昼食を一緒に取ろうとしたり、デートに誘って来たり。彼女が別に自分を好きでもなく、思惑があることを承知の上で、伊織は交流を続けていますが。

致命的なまでに不器用なだけで、割と付き合いいいですよね伊織。でも、自分の過ちを知っているのもあって、ある一線からは譲らない頑固さも見えて、正道の主人公ではないけど、割と好き。

 

序盤はまだラブコメの皮をかぶっていましたけど、途中から隠す気もなくなった感。

余談ですが、今作を試し読みで2章まで読んだ時の感想は「絶対に地獄に引きずりこんでやるという気概を感じる」でした。

文章の合間から「不穏」が漂っているんですよね……三章なんかは、章のタイトルからしてアレでしたし。

 

伊織が過去にしでかしたこと。灯火が願おうとしていたこと。

さらには、Twitterでのキャラ紹介でノーコメントを通されていた伊織の友人であった「陽星」のこと。

手を変え品を変え、よくもまぁここまで厄をお出しできるなと正直震えましたよ私は。

今回起きた異変はなんとか無事に収まってましたが……陽星の問題とか、大きな爆弾にしか思えず今から先が怖い。

 

読了後にタイトルと帯文を見るに、人の心はないのでは……疑惑が募りますが。

作品としては、冒頭でも述べたようにしっかり面白かったです。

カクヨムで2巻プロローグを公開するという、面白い試みもやっていて、とりあえず続きが出る雰囲気なので楽しみではあります。

プロローグも読んだうえでの一言で、今回の感想記事を締めたいと思います。

 

「どうしてこういうことするの?」


学戦都市アスタリスク15 剣雲炎華

ico_grade6_3

「誰もあの人にはなれない。俺も、キミも」

()

「同じように、アーネストさんもキミにはなれない」

 

いやぁ、凄い久しぶり。

14巻が184月刊行なので、一年半以上新刊出てなかったんですね……

トーナメントの途中で長期間空くのは正直ちょっと勘弁してほしいところです。今回、準決勝第一試合まで終わってますし、金枝篇同盟の方でも動きが加速しているようですから、続きはもうちょっと早く出てくれると……嬉しいなぁ。

まぁ、外伝のクインヴェールの翼は刊行されてましたけど。

 

閑話休題。

持ち回りで綺凛が表紙なものの、今回はトーナメントの進行がメインで出番なし。

次の巻では活躍有るそうなので期待して待ちたいところです。

そして綾斗は、武器を使いこなせるようになって、大分安定した感じがありますね。翻弄される場面もあれど、順当に勝った感じ。

一方の紗夜の戦いは、正直笑いました。あの秘密兵器はアリなのかよ……彼女らしい戦い方でした。お見事。

 

彩斗の姉に課された『枷』。それ用の対策を、遥もちょっと考えてはいたようですけど。

思わぬところから救いの手がやって来たと言いますか。ディルクや金枝篇同盟みたいな闇の側面が強く印象に残ってますけど、エリオット達みたいに救いになる出会いもあるんですよね。

……金枝篇同盟のマディアス・メサにも、朱莉という光との出会いがあって、その関係が喪われた後にヴァルダ達と遭遇したのか……この手の話、枚挙にいとまがないんだろうなぁ。闇。パーシヴァルの過去の描写も挟まってましたし、終幕が近い雰囲気がする。


探偵はもう、死んでいる。

 ico_grade6_3

「――そんな正しさなら、いらないな」

 

街を歩けばトラブルに出くわす、高校三年生の君塚君彦。

住んでる街で起こる犯罪の、7割で第一発見者になっているとかで、そりゃあ自作自演も疑われるわ……って感じですが。

かれはかつて、名探偵の助手であった。4年前、ハイジャックされた飛行機の中で出会い、助手に選ばれ3年の間一緒に行動した。

しかし名探偵は死に、あくまで助手であった彼は後を継ぐことも無く枯れていた。

 

そんな彼ですが、遭遇したトラブルのいくつかを解決した功績で、表彰されたり新聞に載ったりすることもあったようで。

その情報を頼りにやって来た、同年代の少女が「会ったこともない、誰かもわからない人に会いたい」という依頼を持ってきて。

そこからズルズルと、かつてのように活動する事態になって。トラブル体質は健在というか。

 

ただ、探偵とは言ってますが、異能を持った秘密組織とバトルしていたり、ミステリじゃなくてファンタジーより。ラノベらしいラノべって感じですね。

初回版は、カバー裏にイラストとSSが乗ってたり、刊行前からSNSで発信を積極的にしたり。コメントをあちこちからもらったりと、精力的に販促している印象。

表紙イラストが特に印象的でしたが、それにもしっかりと意味があったと示される本編は、中々楽しかったです。


聖剣学院の魔剣使い2

ico_grade6_3
「――我が〈王国〉に手を出した罪、贖って貰うぞ」

 

1000年の時を超え転生した魔王レオニス。

今の時代で得た配下を指導しつつ、自分でも情報収集を始めて。

権限がない書庫に入ろうとして止められて、レギーナの助力を得たりしてましたが。

彼女も色々背負ってるんだなぁ、と言う感じ。

 

それを言ったら咲那の隠し玉も不穏な気配しかしませんし、ヴォイドなんてものと戦い続けて来た人々の重さを感じた。

先の騒動の慰問を兼ねて、第四王女が来訪する事になりましたが。

王女を狙った勢力によるテロ行為まで発生。裏でテロを煽った輩までいて、面倒事の種が尽きませんな。

 

いろんな思惑の中戦っているのを、レオニスが「俺の王国に手を出すな!」と一蹴してくれるのは分かりやすく爽快でいいですね。

もう事情があるのは結構ばれて来てるし、早々に事情を明かして味方増やしてもいいのでは。彼が魔王になった経緯と言うのも、なんか厄ネタの臭いしますしね……情報共有大事よ。

さて、レオニスの影の中にいるというもう一人が出てくるのが先か、事情を打ち明けるのが先か。コミカライズも決定したそうですし、順調に刊行続けて欲しいですねー。


何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが?

ico_grade6_3
「――ない。恥ずかしいなんて、俺は思わないよ」

 

タイトル通りの作品ですね。

ライトノベル好きを拗らせて一人読み耽っているぼっちの安藤君。

クラスメイトで、学校一の美少女と評判の隠れラノベ好き朝倉さん。

 

接点がなかった二人が、ラノベという共通項から接近していくんですが……

朝倉さん、安藤君が絡むとポンコツ度を増すため、噛み合わず。

安藤君がぼっち極めすぎて、予防線を引いているって言うのもありますが。

後半に行くにつれて糖度高め。
一緒に出掛けた時とか他のお客さんから爆発すればいいのにとか思われてます。
実際、爆ぜればいいと思いますよ、えぇ。

 

地の文なし、会話オンリーという形式。

とはいえ、心の声で、それぞれのキャラの目線から補足が入るので混乱はなく読み進められます。

自分の好きなものを、卑下することなく語れる安藤くんは、いい子ですね。

総じて読みやすいラノベでした。

 



プロフィール

ちゃか

 新刊・既刊問わず、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。コメント歓迎。ただし、悪質と判断したものは削除する場合があります。当サイトはリンクフリーです。ご連絡等はコメントかメッセージよりお願いします。

メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ