気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

MF文庫J

聖剣学院の魔剣使い2

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「――我が〈王国〉に手を出した罪、贖って貰うぞ」

 

1000年の時を超え転生した魔王レオニス。

今の時代で得た配下を指導しつつ、自分でも情報収集を始めて。

権限がない書庫に入ろうとして止められて、レギーナの助力を得たりしてましたが。

彼女も色々背負ってるんだなぁ、と言う感じ。

 

それを言ったら咲那の隠し玉も不穏な気配しかしませんし、ヴォイドなんてものと戦い続けて来た人々の重さを感じた。

先の騒動の慰問を兼ねて、第四王女が来訪する事になりましたが。

王女を狙った勢力によるテロ行為まで発生。裏でテロを煽った輩までいて、面倒事の種が尽きませんな。

 

いろんな思惑の中戦っているのを、レオニスが「俺の王国に手を出すな!」と一蹴してくれるのは分かりやすく爽快でいいですね。

もう事情があるのは結構ばれて来てるし、早々に事情を明かして味方増やしてもいいのでは。彼が魔王になった経緯と言うのも、なんか厄ネタの臭いしますしね……情報共有大事よ。

さて、レオニスの影の中にいるというもう一人が出てくるのが先か、事情を打ち明けるのが先か。コミカライズも決定したそうですし、順調に刊行続けて欲しいですねー。


何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが?

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「――ない。恥ずかしいなんて、俺は思わないよ」

 

タイトル通りの作品ですね。

ライトノベル好きを拗らせて一人読み耽っているぼっちの安藤君。

クラスメイトで、学校一の美少女と評判の隠れラノベ好き朝倉さん。

 

接点がなかった二人が、ラノベという共通項から接近していくんですが……

朝倉さん、安藤君が絡むとポンコツ度を増すため、噛み合わず。

安藤君がぼっち極めすぎて、予防線を引いているって言うのもありますが。

後半に行くにつれて糖度高め。
一緒に出掛けた時とか他のお客さんから爆発すればいいのにとか思われてます。
実際、爆ぜればいいと思いますよ、えぇ。

 

地の文なし、会話オンリーという形式。

とはいえ、心の声で、それぞれのキャラの目線から補足が入るので混乱はなく読み進められます。

自分の好きなものを、卑下することなく語れる安藤くんは、いい子ですね。

総じて読みやすいラノベでした。

 



わたしの知らない、先輩の100コのこと1

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「――よろしくお願いしますね、せんぱい!」

 

あっはっは。楽しかった。

こういうのでいいんだよ、こういうので。

タイトル・あらすじから想像していた「青春ラブコメ」を十分堪能させてくれました。
イラスト担当のふーみさんのTwitterで拝見して購入したんですが、満足。

 

先輩男子と後輩女子の交流の話。

通学の経路としては、別の路線の方が主流で、もう一つの路線を使っている人はほとんどいない。

だから、同じ学校の生徒というだけで、印象には残っていた。

とはいえ、最寄駅が同じなだけ。毎朝同じ時間の電車に乗っているのは知っていたが、とくに話をすることもなかった。これまでは。

 

落とし物をした先輩、井口慶太。

それを拾い、「お話がしたいんですよ」と近づいて来た後輩女子、米山真春。

名前も知らなかったので「後輩ちゃん」と「せんぱい」って呼ぶ所からスタート。

そして「11問だけ、どんな質問でも正直に答える」というルールを設けて、少しずつ少しずつ相手の事を知っていく。


先輩視点と後輩視点とで描写が切り替わって、それぞれの心中が描写されるので、わかりやすくていいですねー。 
後輩ちゃんがかなりグイグイ来るのが楽しい。

最初こそ先輩の方も、電車の時間をずらしたりしようとしてましたけど。

後半は、かなり彼女の影響を受けているというか。彼女を受け入れ始めてて、もう早く付き合ってしまえばいいのに、って感じでした。

メロンブックスで買ったのでブックカバーもゲット。裏面のSSが良かった。店員さん、あなたとは仲良くできそうだ……。



今日も俺は暗黒幼馴染に立ち向かいます。 魔法使いたちの望みと願い

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「というかですね、もう面倒くさいのでぶっちゃけてしまいますけど」

「うん」

「シガノさんは昔からずっと兄さんのこと好きなんだと思いますよ」

 

世界観、キャラ紹介が終わった序盤40ページ台のところにあるこの会話が全てなのでは。

魔法がある世界で、学生ながら第五階梯の認定を受け天才と称される近衛ミキヤ。

ドイツに留学し、修行に打ち込んで実績を挙げ、評価されていたものの、ある課題を出れたために日本に帰国。

神智魔法学園という、ある意味で有名な学校へ転校してきました。

 

そこで、彼は幼馴染と再会。同じく第五階梯まで上がった実力者である少女、柊シガノ。

ミキヤは彼女が絡むとツッコミまくり、声荒げまくりで振り回されまくってます。

実際からかってくるし、S気質なのは間違いない。正座して足がしびれてたら嬉々としてつついてくるタイプだろ、シガノ……

 

でもタイトルに在るほど暗黒って感じはしませんでしたねー。

帯に在るように「クールで過激な愛情表現」をしてるだけなのでは。

そして、過去のトラウマから穿って見てしまうミキヤが自分から罠にはまりに行ってる感じ。

何だかんだで良いカップルになると思うから、ミキヤは早く諦めて付き合ってしまえ。



なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?7 禍の使徒

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「皮肉だな。真意を問うつもりが、試されているのは私であったか……そうかレーレーン。其方がそんな事を…………」

 

大始祖の手によって、四種族が封印された。

人々は長い戦いの終焉、ひと時の勝利を噛み締めていましたが……

機鋼種と遭遇し、この終わり方を認められないカイが行動を開始。

五番目の墓所の存在。人類も、いずれ封印されるのではないか、という主張。

それは間違ってはいないものの、証拠もなく。ジャンヌ達は様子を見たいというスタンス。

 

もどかしさを感じるやり取りでしたが、石化していた為に難を逃れたアルフレイヤをバルムンクが発見して。

回収にジャンヌ達を足を運んでみたら、神の御使いを名乗る極楽鳥の襲撃を受けることとなって。

ことここに至って存在を隠さなくなってきましたねぇ。人類が居ようが、容赦なくアルフレイヤ倒そうと攻撃してきましたし。

                                                                                                                        

まぁ、極楽鳥が現れてくれたおかげで、危機が思ったよりも近くに迫っているという事がわかって。ジャンヌやバルムンク達の協力を得られるようになったのは大きい。

そこだけは感謝してもいいよ、極楽鳥。大始祖の、神の使いという点で信用はさっぱりないけど。

大始祖たちに出し抜かれ、四種族は封じられた。けれど、カイがこれまでに積み重ねて来たものが無駄にはならず、アルフレイヤと協力体制を取れる切っ掛けとなったのも嬉しかったですね。

カイの思い描く未来へ繋がる第一歩となりそうでしたし。

 

……問題は、追い込まれた人類が足掻いている間に、当然ながら大始祖も、当代のシドたちも動いているってことですよ。

特に、アスラソラカ! 何する気だ一体……!!

8巻が冬予定ということで、待ち遠しいです。


全肯定奴隷少女1回10分1000リン

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「……だって、君ことを一番見ているのは、君自身だもの」

 

すごく面白かったの!!!

と、つまりはこういう作品です。読もう。

読み終えてから知ったんですが、なろう連載作品らしいので、時間見付けて読んでみようかなぁ。この文章を、積読の山から目を逸らしながら書いてます。時間、あるかな……

 

真面目に語ろう。

1000リン払うと10分、愚痴を聴き、悩める人を全肯定してくれる少女。

「仕事が大変で辛い」「頑張ってるあなたはえらいの!!!」みたいな。

人の感情が集う事でダンジョンが出来、教会や冒険者といった組織がそれの対策を打っている世界。

 

軍が担当しないのは、感情の坩堝であるダンジョンに、国の手足として軍隊が踏み込み災禍が起きた例まであるからだそうで。

そんな世界にある街で、田舎から出て来て冒険者になった少年レンが、奮起したり、失敗したり、泣いて立ち上がったりするお話です。

 

良いパーティーに加入して、順調に育っているようですしね。

情報収集してるし、新人を気に懸けてくれてる。支援も手厚いようですし。

本人は、肯定してくれた奴隷少女ちゃんに夢中のようですが、言葉の選び方と態度によって女魔術師ちゃんを惑わしてて。うーん罪な男。

挿絵が奴隷少女ちゃんも、女魔術師ちゃんも可愛くて和みました。特に奴隷少女ちゃんの過去が重そうで、今後がどうなるか気になるところ。とりあえず2巻が出たら買います。

 



変態王子と笑わない猫。13

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「そうよ。自分が楽しいから書くの。自分を楽しませるために書くの。ほかのことなんか一切合切どうだっていい。ただ自分のための、自分による、自分だけの創作。始まりも自分、終わりも自分の自己完結。二次創作……いえ、すべての創作って、本来そういうものでしょ?」

 

別の個所で掲載していた短編の再録と、描き下ろしによるエピローグ。

半分くらいは書き下ろしで構成されていて、楽しそうで退廃的な日常を送ってる感じがありましたが。

 

「ネット戦争」での小豆梓の創作論が好きですねー。

他人に影響されないエネルギーが感じられるのが、面白そうだ、と。

読んでいて、こういうのが好きなんだよなと熱と圧とか感じられると、楽しいですよね実際。

 

「それから」の混沌具合が凄かったですね。

最後にこれを描くあたり流石というか。エミが大変そうだなぁ、と笑ってしまった。

日々が楽しそうで何よりです。えぇ。



変態王子と笑わない猫。12

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「そうやって、みんなで、幸せになりましょう?」

 

全てはリセットされて、それでも残ったものがあるのだと。

月子の記した横寺君ノートに従って、大切なものを取り戻しにいくってことですが。

あらすじの時点で著&脚色って書かれてるじゃねーか!

 

とはいえ、いくつか変化があったとはいえ、横寺君は相変わらずの変態王子というか。

行動力には溢れていますよね……

少しずつ、かつてとは違う形であろうとも、歩み寄っていく展開は、とても暖かい気持ちになるものでした。

横寺はマジに通報されないように気を付けて、と同時に思いましたが。

 

そうして距離を近づけて。

マイマイからツカサさんの残した言葉を聞いて。

月子に「新しいものをみつけた」という横寺が、格好よくて。

良いエンディングだと思います。……まぁ、エピローグ的な13巻も出てるんですけどね。

 



変態王子と笑わない猫。11

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「大丈夫だ。だいたい、満足しているから」

ツカサさんに、未来から来たという事を告げて。

「未来とやらは、どうなっているんだろうな」と呟く彼女の理解が切ない。

横寺が、言葉を紡げなかったのも無理はないですね。

大人の相談相手が出来たとはいえ、すぐさま状況が改善していくわけでも無くて。

 

それどころか、ツカサさんが緊急入院する状況にまでなって。

二人は子どもだけでこの時代の猫神に会いに行くことに。

変態王子の本領発揮回みたいになってましたけど……なんというか、ここまで来ると流石としか言いようがない。補導されないようにだけ気を付けて下さい。

 

そして猫神からいくつかの事実を聞いて。

終盤、ツカサさんが流した涙が、どうしようもなく痛い。

それでも「もういい」と「健やかに生きろ」と言ってくれる彼女の強さが、印象的なエピソードでした。

「これは願いの話だ。大切なだれかのために祈った人の話だ」。

地の文で描写された、この一文が全てではないでしょうか。

 

変態王子と笑わない猫。 (11) (MF文庫J)
さがら総
KADOKAWA/メディアファクトリー
2016-04-25


変態王子と笑わない猫。10

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「そんな顔すんなって。それはこっちの仕事だ。前にも言ったろ。子どものためになにかすることは、大人の喜びのひとつなんだ」

 

猫神の力で再度過去にやって来た二人。

しかし、今度は以前とは違い子どもの身体に意識だけ飛んできたような形で。

横寺は初期から意識をはっきりさせていましたが、月子は子ども時代と変わらない対応で困惑。

最初のうちは、高校生の意識を持って行動しようとしていますが……

次第に身体の方に引っ張られて、別方向に進んでいって。

 

一人だったら、あのまま意識引っ張られて終わりだったかもなぁ。

二人で行動を起こしたことが結果として上手く作用していた。

どうにかしようとして動いてはいますけど……小学生からすれば高校生は大人かもしれませんが。それでも、まだ彼らは子どもなんですよね。

手段は甘く、打てる策も少なく。

だから手札を伏せたまま願いを叶える事は難しくて。最後、彼らは大人に相談をすることに。ツカサさん、いいキャラしてますよ本当。

変態王子と笑わない猫。10 (MF文庫J)
さがら総
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-05-25


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ちゃか

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